現実世界のとある決闘者が転生したのは4つの次元から成る世界だった。穴だらけの記憶と前世で使っていたデッキを携え、決闘者は今日も人生を謳歌する。




―――柊柚子として




これは、原作キャラへの転生ものです。花鳥風月を使わない柚子シリーズが登場しますので、ご注意ください。

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とりあえず、浮かんだネタをダイジェストで書きました。



劇場予告風

『デュエルの業はデュエルで償うがよい』

「……は?」

 

 

 

 

 

これは、現実世界で命を落としたデュエリストが4つの世界に転生する物語

 

 

 

 

 

私の名前は柊柚子。前世の記憶を持つだけの、いたって普通の女の子!前世で何をやってたかなんて全然覚えてないけど、それでも僅かに残った記憶を辿ってみたら、なんとビックリ!私、遊戯王の世界に来ちゃってたみたいなの!

 

「なぁ、遊矢よ。何やら柚子があっちの方でブツブツと独り言を言っているみたいなんだが」

「あー、いいよ。放っておいて。いつものことだ―――へぶぅッ!」

「遊矢ぁぁぁぁぁッ!」

 

そんな私は遊矢や権現坂と一緒に、お父さんの運営する遊勝塾に通ってる。

 

「痛ててて……何すんだよ、柚子。いきなりハリセンで叩くなんて」

「いいのよ。そもそも、今日はペンデュラム召喚を手に入れて調子に乗ってる遊矢の鼻をへし折りにきたんだから」

「へし折ッ!?いかんぞ柚子!病院沙汰はいかん!」

「比喩に決まってるでしょ!権現坂!」

 

まったく!二人揃って私を何だと思ってるんだか。

 

「ち、調子になんか乗ってないけど……でも、今なら柚子にだって勝てるかもな」

「それを調子に乗ってるって言ってるのよ。第一、そういう台詞は一度でも私に勝ってから言ってみなさい」

「望むところだ!今日こそコテンパンにして、柚子にもエンタメデュエルの凄さを教えてやる!」

「御託はいいから掛かってきなさい!」

 

私がいつの間にか持ってた、生前使ってたマイフェイバリットデッキの一つで返り討ちにしてあげる!

 

「……このやり取り、一体何度目になるのやら」

 

「「決闘(デュエル)!」」

 

 

 

 

 

―――――――――――――――

――――――――――

―――――

 

 

 

 

 

「揺れろ魂のペンデュラム!天空に描け光のアーク!ペンデュラム召喚!

 現れろ!雄々しくも美しく輝く二色の(まなこ)!"オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン"!」

「あ、その特殊召喚にチェーンして、罠カード"黒魔族復活の棺"を発動。今出て来たオッドアイズと私のフィールドの魔法使い族"熟練の黒魔導士"を墓地に送って、デッキ・墓地から闇属性・魔法使い族1体を特殊召喚する」

「……へ?」

「出でよ!我が最強の黒魔導師"ブラック・マジシャン"!」

 

ブラック・マジシャン Lv7 AP2500

 

「さらに永続魔法"黒の魔法陣"の効果発動。自分の場にブラック・マジシャンが召喚・特殊召喚されたとき、相手の場のカード1枚を除外する。私はペンデュラムゾーンの"星読みの魔術師"を除外!」

「お、俺の星読みの魔術師が……くっ、ターンエンド」

「私のターン。魔法カード"黒・魔・導"を発動。自分の場にブラック・マジシャンがいるとき、相手の魔法・罠をすべて破壊する」

「あっ!"EMコール"が!」

「これで止めよ!ブラック・マジシャンでダイレクトアタック!『ブラック・マジック』!」

「うわぁぁぁッ!」

 

榊遊矢 LP2100→0

 

ガッチャ!いいデュエルだったわ!って、これは別の人のセリフだった。

 

「そんな……今度こそ柚子に勝てると思ってたのに」

「当たり前でしょ?いくらペンデュラムモンスターは破壊されても再利用しやすいからって、除去手段はいくらでもあるんだから」

 

それこそ『墓地へ送る』効果だったり除外だったり。第一、ペンデュラム召喚は同時召喚扱いだから、召喚無効系のカード1枚で全部除去できちゃうのよね。

 

「やはり柚子は強いな。ペンデュラム召喚という未知の召喚方法を前にしても、デュエル中に芯がぶれることがなかった」

「え?あっ、ま、まーね。あはは……」

「?」

 

そういえば、P召喚は前世では普通に普及してたけど、こっちの世界だと遊矢が最近使ったのが始まりだからみんな知らないんだっけ。うっかりしてた。

 

「そんなことよりも!P召喚以前に遊矢のプレイングが御座なりなのがいけないのよ!今日もお勉強タイムね。みっちり教えてあげる」

「(P召喚?)ま、まて柚子!今日は権現坂との約束が!なあ、権現坂?」

「そ、そうだぞ柚子。それに、勉強ばかりでは身体が鈍って―――」

「ふーん?権現坂も一緒に授業(・・)を受けたいのね?」

「―――偶には頭を使うのも大事かもしれんな」

「権現坂!?」

 

ふふふ。遊矢、逃げようったってそうはいかないんだから!

 

「それじゃあ行くわよ。今日は『場合』『時』と『タイミングを逃す』について頭に叩き込んであげる」

「や、やめろぁ!こんなのデュエルじゃない!俺の知ってるデュエルは、みんなを幸せに」

 

私は遊矢の戯言を無視して、遊勝塾備え付けの勉強机に座らせる。

でも、ぶつくさ文句を言いながらも遊矢はなんだかんだ真面目に聞いてくれる。口では嫌々言いながらも、遊矢のお父さんの様になるために頑張っている。そんな遊矢の姿を見ているからこそ、私も遊矢に力を貸そうと思ったのかもしれない。

 

「違う!これはチェーン2以降で発動したんだから、タイミングを逃して発動できないの!」

「え?でもさっきは―――」

「さっきのは『~した場合』の任意効果。これは『~した時』って書いてあるでしょ?まずチェーン処理を行ってから次の処理に移らないといけないから、前者の効果じゃないと発動できない。分かった?」

 

だから、私も全力で遊矢の気持ちに応えないと!

 

「じゃあ、次の問題!」

「か、勘弁してくれ~」

「……遊矢、南無三」

 

遊矢がいて、権現坂がいて、塾の皆がいて。こんな日々がいつまでも続けばいい、そう思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、遊戯王の世界だから無理だろうけどね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《LDSとの決闘》

「私は手札から魔法カード"ティマイオスの眼"を発動!そして、私のフィールドにいる"ブラック・マジシャン"と"ティマイオスの眼"を融合!」

「なッ!?」

「現れなさい!"呪符竜(アミュレットドラゴン)"!」

 

呪符竜 Lv8 AP2900

 

「魔法カードと融合ですって!?そんなの、LDSで習ったことない!」

(アカデミアでだって聞いたことないよ。柊柚子、彼女は一体……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《謎の不審者&遊矢と瓜二つの少年》

「瑠璃!なぜ瑠璃がここに……逃げたのか?自力で脱出を?瑠璃!」

「い、いやぁ!」スパーンッ!

「このツッコミ……やはり瑠璃!」

「ツッコミが判断材料ってどういうこと!?」

「瑠璃!―――ぐはぁッ!」

「彼女は瑠璃ではない(無言の腹パン)」

「そして遊矢似の人も出てきたー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《舞網チャンピオンシップ》

「Lv7となった"ガガガマジシャン"と"ガガガシスター"でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚!現れなさい、"幻想の黒魔道師"!」

 

幻想の黒魔道師 Rank7 AP2500

 

「融合だけじゃなくエクシーズまで!」

「幻想の黒魔道師の効果発動!オーバーレイユニットを1つ取り除き、デッキから魔法使い族通常モンスターを特殊召喚する。来なさい!"ブラック・マジシャン"!」

 

ブラック・マジシャン Lv7 AP2500

 

「バトル!ブラック・マジシャンで"ジェムナイトマスター・ダイヤ"に攻撃」

「正気!?ダイヤの攻撃力は2900よ!?」

「この瞬間、幻想の黒魔道師の第2の効果発動!魔法使い族の通常モンスターの攻撃宣言時、相手の場のカード1枚をゲームから除去できる。私はジェムナイトマスター・ダイヤを除外!」

「くっ!」

「攻撃対象が消えたことにより戦闘を巻き戻す!行け!ブラック・マジシャン!『ブラック・マジック』!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《柚子とセレナの出会い》

「私は手札から魔法カード"O-オーバーソウル"を発動。自分の墓地のE・HEROと名のついた通常モンスター1体を特殊召喚する。来い!"E・HERO ネオス"!」

 

E・HERO ネオス Lv7 AP2500

 

「私は場のネオスと"N・アクア・ドルフィン"でコンタクト融合!現れろ!"E・HERO アクア・ネオス"!」

 

E・HERO アクア・ネオス Lv7 AP2500

 

「何のカードも使わずに融合を!?」

(ネオス?嘘!なんであの子が、前世で使ってたマイフェイバリットデッキの一つを持ってるの!?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《シンクロ次元―フレンドシップカップ》

「Lv6"ブラック・マジシャン・ガール"にLv1"エフェクト・ヴェーラー"をチューニング!シンクロ召喚!"アーカナイト・マジシャン"!」

 

アーカナイト・マジシャン Lv7 DP1800

 

『おぉーっと!柚子選手!エクシーズ召喚に続いてシンクロ召喚を披露しました!』

「アーカナイト・マジシャンはシンクロ召喚に成功自、自身に魔力カウンターを2つ乗せる。

 そして、アーカナイト・マジシャンの効果発動!魔力カウンターを1つ取り除く事で、相手フィールド上のカード1枚を破壊する!私は今乗った2つのカウンターを取り除き、相手の伏せカード2枚を破壊!」

「なッ!?」

「さらに手札から魔法カード"ミラクルシンクロフュージョン"を発動!自分の場のシンクロモンスター"アーカナイト・マジシャン"と墓地の"ブラック・マジシャン"を除外し、融合召喚!現れなさい!"覇魔導士アーカナイト・マジシャン"」

 

覇魔導士アーカナイト・マジシャン Lv10 AP1400

 

『こ、今度はシンクロモンスターとの融合だぁー!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ユーリVS瑠璃&リン》

「私はLv4の"レッドガジェット"と"ゴールドガジェット"でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚!現れよ!"No.39 希望皇ホープ"!」

 

No.39 希望皇ホープ Rank4 AP2500

 

「くっくっく。今更そんなモンスターを出したって、僕の"スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン"には勝てないよ」

「それはどうかしら?私は手札から"RUM-ヌメロン・フォース"を発動!自分のモンスターエクシーズをランクアップさせ、CNoを特殊召喚する!」

「……ランクアップ?」

「私はRank4の希望皇ホープでオーバーレイネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジ!来て!CNo.39!希望に輝く魂よ!森羅万象を網羅し、未来を導く力となれ!"希望皇ホープレイ・ヴィクトリー"!」

 

CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー Rank5 AP2800

 

「へぇ。そんな隠し玉持ってたんだ」

「バトル!ホープレイ・ヴィクトリーでスターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンを攻撃!ホープ剣・ダブル・ヴィクトリー・スラッシュ!」

 

 

 

 

―――――――――――――――

――――――――――

―――――

 

 

 

 

 

「(バイクに乗ってなくたって、いくらでもやりようはある!)Lv4の"ジャンクサーヴァント"とLv1の"レベル・スティーラー"にLv3"ジャンクシンクロン"をチューニング!集いし願いが新たに輝く星となる。光さす道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ、"スターダスト・ドラゴン"!」

 

スターダスト・ドラゴン Lv8 AP2500

 

「ふぅん。君もそんなカード持ってたんだね。でも、スターヴ・ヴェノムの攻撃力は2800。どうやって倒すつもりだい?」

「こうやるのよ!リバースカードオープン!"バスターモード"!この効果により、スターダストはその姿を変える。現れなさい!"スターダスト・ドラゴン/バスター"」

 

スターダスト・ドラゴン/バスター Lv10 AP3000

 

「ふふっ。すごいすごい」

「そのすまし顔もここまでよ!スターダスト・ドラゴン/バスターでスターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンを攻撃!アサルト・ソニック・バーン!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《そして明かされる柚子の真実》

思い出した。そうだ、私が前世で使っていたデッキは、4つじゃなかったんだ

 

「柚子!しっかりしろ、柚子!」

「もう終わりですか?」

「……そんなわけないでしょ。エンドフェイズ時、自身の効果でリリースされたスターダスト・ドラゴンはフィールドに舞い戻る!」

 

スターダスト・ドラゴン Lv8 AP2500

 

「そして罠発動!"エクシーズリボーン"!墓地からエクシーズモンスターを特殊召喚し、このカードをオーバーレイユニットにする!甦れ!"No.39 希望皇ホープ"!」

 

No.39 希望皇ホープ Rank4 AP2500

 

「おやおや、勢ぞろいですね。私のターンは終了です」

 

そう。このデッキには瑠璃、リン、セレナ(わたしたち)から託されたカードがある。そしてこれが第五のカード。今まで手元にないのは当たり前だった。なぜなら、この世界こそが5つ目(・・・)の世界なのだから。

 

「私のターン!私はスケール1の"竜脈の魔術師"とスケール8の"竜穴の魔術師"でペンデュラムスケールをセッティング!」

「ゆ、柚子がペンデュラム!?」

 

ペンデュラムゾーンに2体の魔術師をセットし、デュエルディスクに『PENDULUM』が表示される。そして、私の横に空へと伸びる青い光の柱が出現し、それぞれ1と8の数字が浮かびあがる。

 

「揺れろ魂のペンデュラム!天空に描け光のアーク!ペンデュラム召喚!現れろ!我が最強のしもべ!"ブラック・マジシャン"!」

 

ブラック・マジシャン Lv7 AP2500

 

「宇宙から来た正義の使者"E・HERO ネオス"!」

 

E・HERO ネオス Lv7 AP2500

 

「そして、雄々しくも美しく輝く二色の(まなこ)!"オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン"!」

 

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン Lv7 AP2500

 

「オッドアイズ!?なんで柚子がオッドアイズを!?」

「素晴らしい!やはり、最後のカギとなるのは瑠璃でもリンでもセレナでもなく、君だったということか!柚子!」

 

そんなの関係ない!私は遊矢と一緒に帰るんだから!邪魔をするなぁ!

 

「くははははは!」

「バトルよ!5体のモンスターで攻撃!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――これですべての条件が整った。ご苦労様、柚子」

 

 

 

Coming Soon...

 

 




というわけで、柚子転生ものでした。といっても、デッキとかは全く面影がないんですけどね。
あとは、瑠璃が闇落ちしかけたりセレナが覇王化したりリンがダークシグナ―になったりとか考えたんですが、本編に入りきりませんでした。

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