それは置いておいて、今回は艦娘達が大量に死傷していきます。
ですので、
或いは、お気に入りやケッコン艦がヤられていない事を祈りながら読んでください。
それでは(酷い)本編をどうぞ
――― 木星沖 ―――
「何で私達の砲撃がきかないのよ!!?」
「来る、ガミラスが来る!!!」
「助けて、誰か助けてぇぇー!!!」
「味方は何所にいるのよ!!?」
「……何なのよ、此れ?」
通信機越しに聞こえてくるのは艦娘達の悲鳴か絶叫のみ、此の事からズイカクが愕然としている通り、空母艦隊の面々はキリシマ達打撃艦隊が悪夢を通り越した絶望下の戦況にいる事を察して顔面蒼白になっていた。
「助けにいく、皆を助けに行こう!!!」
ヒリュウが打撃艦隊救出を叫びながら提案したが、空母艦隊の全員が黙ってズイカクから視線を逸らした。
「無理ですよ、ヒリュウさん。
今の私達は殆どが傷ついて艦載機や弾薬が尽きかけているのよ」
ショウカクの言う通り、それ故に戦線から離脱中なのだから、今の空母艦隊には打撃艦隊救出の力は一切残っていなかった。
「…くっ!!!」
その事を嫌々ながら納得したズイカクは自分達の無力さを歯軋りしながら悔しがっていたが、ショウカクもまた弓を握り潰しかねない程に強く握っていた。
「フィリピン艦隊が壊滅!!!」
「タイ艦隊旗艦、空母チャクリ・ナルエベト撃沈!!!
タイ艦隊が総崩れを起こしてます!!!」
「遼寧、大破……って、何所に行くんだ!!!」
「ガミラス水雷戦隊、更に2個が此方に向かって来ています!!!」
「来遠、超勇、揚威、名誉の戦死!!!」
「勝手に突撃した韓国艦隊が敵の十字砲火を受けているぞ!!!
アイツ等、何やってんだ!!?」
打撃艦隊の中央にいた中国艦隊は、東アジア各国の艦隊が次々に壊滅や玉砕をしていく中で、中国艦隊の旗艦を務める戦艦定遠が従属艦達を怒鳴り散らしながら現状に抗っていた。
「定遠、もう駄目だ!!
此処はもう退こう!」
「退く?
我等、中国艦隊に退却の文字は存在せぬわ!!!」
だが中国艦隊の艦娘達が次々に、しかも尋常じゃない早さで倒れていく状況で、巡洋艦広甲が戦意を失った事もあって定遠に退却を打診した為、定遠に胸ぐらを掴み上げられていた。
だがそんな2人の近くで、姉妹艦達と共に主砲を連射している丹陽からしてみたら、戦死した妹の鎮遠を背負っている定遠も自分を見失っている様に見えた。
「よく見ろ、定遠!!!
もう半分以上の同志達が殺られたんだぞ!」
「半分!?
20分も経っていないのに、半分も殺られたって言うのか!?」
定遠は地獄の戦況下にいた事から何十時間も戦っていた気をしていたが、広甲の怒鳴りながらの報告に周りを見渡して慌てて時計を確認したら、そんなに時間が経過していないのに艦隊が半壊しかけている現状に唖然とした。
尤も報告した広甲自身も、現実を否定しようとして定遠共々硬直してしまったが、その直後に戦艦ル級と重巡リ級2種の大勢での一斉射が飛来して、一斉に悲鳴を上げた中国艦娘達を一瞬の内に飲み込んだ。
「…っ!
定遠さん、定遠さぁぁーん!!!」
丹陽がガミラスの一斉射から思わず身を屈めた後、目を開けて周囲を見渡すと、姉妹艦全員が殺られているだけでなく、仰向けに倒れていた定遠の傍に駆け寄ったが、彼女は目を開けたままの絶望した表情で死亡していた。
更に広甲に至っては右腕のみを残して消滅していて、他の中国艦娘達は丹陽1人の残して全滅していた。
「……っ!」
中国艦隊壊滅の現状に、丹陽は絶望や悲しみ等より怒りが勢いよく涌き出ているのを自覚すると、姉妹艦達を確認で数度叩いた後に、自分の壊れた主砲を脇へ投げ捨てて姉妹艦達から取り替え、更に姉妹艦達が持っていた空間魚雷を自分の魚雷発射管に装填して身構えると、近くを過ぎようとしていたガミラス駆逐戦隊に目を付けると、それ等目掛けて主砲と空間魚雷を一斉に放った。
「「
「魚雷発射クマァァァー!!!」
所変わって、日本艦隊では自分達目掛けて突撃してくるガミラス水雷戦隊を迎撃する為に巡洋艦ユラ率いるアサシオ級駆逐艦達が、巡洋艦クマ率いるシラツユ級駆逐艦達や、巡洋艦アガノ率いるカゲロウ級駆逐艦達と共に一斉雷撃をして……直撃はしなかったが、取り敢えずは追い散らす事に成功していた。
「また突っ込んできます!」
「え、何所から!?」
だが駆逐艦シラヌイが示した通り、直ぐに別のガミラス水雷戦隊が突撃してきて、アガノがパニクりかけていたが、直ぐにユラとクマが動いた。
「次発装填急いで!!!」
「迎え討てぇぇぇー!!!」
指令を出し続けているユラと、救援にきたアシガラ率いる巡洋艦隊もそうだったが、砲撃が効かないガミラスに駆逐艦娘達が明らかな動きの乱れがあった。
此の為にユラは他共々迎撃か牽制の砲火を放ちながらの空間魚雷の装填を急がせていたが、反対にガミラスは無力な艦娘達の砲火を気にする事なく突進していて、シラヌイが見付けた水雷戦隊とは別方向から突撃してきた駆逐ハ級が主砲の掃射で駆逐艦のシラツユとヤマカゼを吹き飛ばした。
「シラツユ、ヤマカゼ、!!?」
更にシラツユとヤマカゼの事に気がいった隙を突いて、先のシラヌイが見付けたガミラス水雷戦隊の一斉射撃で巡洋艦ツクバが頭を吹き飛ばされた。
「ヒビキ!!!」
「何やってる早く急ぐぞ!!!」
更に彼女達の後方で、駆逐艦のアカツキとヒビキが2人が係りで負傷した駆逐艦ミネグモを護送しようとしていた処に、重巡リ級群の砲火が翔んできて、アカツキ達3人を吹き飛ばした。
「アカツキ、よくも!!!
クマを怒らせたクマァァー、っ!!?」
「「クマさぁぁーん!!?」」
アサシオ達3人が殺られた事にクマが怒りを顕にした直後に、翔んできた1条の光線に額のど真ん中を貫かれて即死し、少し間を置いて後ろに倒れたクマにサミダレとウミカゼが悲鳴を上げながら駆け寄った。
「ヤマカゼさん、しっかりしてください!!!」
同僚達の制止を無視してシラツユとヤマカゼの救助に向かった巡洋艦ハグロは、なんとか捕まえられたヤマカゼを抱きながら声を掛けていた。
「……お……お母さん……お母さん…」
だが、戦闘服の腹部を赤一色に染めるだけでなくそこから血が溢れ出ているヤマカゼは、虚ろに母を呼ぼうとしているだけで、ハグロの呼び掛けに全く反応しなかった。
間もなく死ぬだろうヤマカゼの現状を受け入れようとしていなかったが、そんなハグロの近くを他国の駆逐艦娘達の遺体が各々に欠損した状態で漂ってきたのが目に入った。
「…何で……何で、こんな事をするのですかぁぁぁー!!!」
ハグロがコト切れたヤマカゼを強く抱き締めた直後、彼女に気付いた雷巡チ級群の空間魚雷が殺到して、絶叫したハグロをヤマカゼの遺体諸共消滅させた。
「「ハグロォォォー!!!」」
率いていた巡洋艦タツタが護送された為に機能不全になっていたユウグモ級駆逐艦の内のマキグモとアサシモの2人と共に、モガミとマヤの2人がハグロの処に急いで向かおうとしたが、そのハグロが消滅した光景に絶叫した。
「…くそったれぇぇぇー!!!」
マヤは八つ当たりに近い形で、ハグロを仕留めた雷巡チ級群目掛けて主砲を乱射したが、当の雷巡チ級群はマヤを無視して別の処に向かおうとし、それでも尚も雷巡チ級を追いかけようとしたマヤを止めようとしたモガミの右脇腹が後から貫かれて軽く吹き飛ばされ、偶々その先にいた駆逐艦キシナミの頭に衝突した。
「メディィィーック、メディィィーク!!!
っ、チトセさん此方でぇぇぇーす!!!」
「モガミ、しっかりしろ!!?」
「キシナミ、キシナミィィィー!!?」
マキグモが悲鳴に近い形で救援を通信で求めている中でチトセを見付けて呼ぼうとし、右横倒しで踞って負傷箇所を押さえながら吐血しての呻き声を出しているモガミにマヤが駆け寄って、タオルでマヤの負傷箇所を押さえた。
そのマヤの近くで変な形で顔が折れているキシナミの所にアサシモが駆け寄ったが、残念ながらキシナミは死んでいた。
「あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ー!!!」
「コラ!!!
静かにしなさい!!!」
ショウカク達空母艦隊とは別の宙域にいる工作艦アサヒ率いる救助艦隊はと言うと、そのアサヒが左足を吹き飛ばされた駆逐艦娘を怒鳴りながら止血処置をしている事から見て取れる通り、次々に担ぎ込まれる負傷した艦娘達を、服を血で染めながら各々に処置をしていた。
「アサヒさん、また負傷者多数です!」
「…ウチの主力は何やってんのよ!!?」
新たな負傷者2人が引き摺られて運ばれてきた為、前線に出向いているジュンヨウの代わりとしてなし崩し的に入っている、彼女の姉妹艦の空母ヒヨウが怒鳴ってしまった。
まぁヒヨウから見て取れる通り、彼女達は戦場と同等以上の過酷な処にいたのだが、そんなヒヨウに注意としてアサヒはタオルを投げつけた。
「不味い、リ級が複数来まぁぁぁーす!!!」
「ぎょ、魚雷接近!!!」
だが、ガミラスが救助艦隊に気付いた為、重巡リ級群が駆逐艦群と共に襲来しようとしていた。
その先制打として空間魚雷群が殺到し……殆どが外れたものの、動けない負傷者達の何人かを消滅させた。
「ひっ!!!」
「何をしてる!!?」
ガミラス艦隊の接近に、随伴艦の駆逐艦娘の1人が逃げようとしたのを、ヒヨウが飛び付いて止めようとした直後、他共々の重巡リ級群の一斉射撃が翔んでき、更に戦艦ル級群の支援砲火までが翔んできて、救助艦隊を負傷者達諸共一瞬の内に殲滅させた。
「ロシア艦隊が、っ!!?」
アガノが最後方から最先端に移ってガミラス打撃艦隊と交戦していたロシア艦隊が壊滅しようとしているのに気付いた直後に駆逐イ級に左肩をイ抜かれてしまった。
「アガノさ、!!?」
被弾したアガノに駆逐艦カゲロウが振り向いた直後に彼女もイ抜かれ、更に続けてタカナミ、オオナミ、ハマナミも順に被弾し、最後に急ぎ通信をしようとしたアキグモが左肩を撃ち抜かれた。
「チクショウ、ガミ公!!!」
「メディック!!!」
「しっかりしなさい!!!」
アガノ達の一瞬の惨状に、アシガラが主砲の一斉射の準備をして、負傷者達を気遣っているミョウコウとノワキ、更に巡洋艦トネとアラシと共に砲撃を放ち……なんとか駆逐ニ級を1隻だけ沈めると、ガミラス艦隊からお返しとしての砲火がきて、アシガラとトネが吹き飛ばされた。
「「アシガラァァァー!!?」」
「トネさん、しっかりしてください!!?」
「………がぁ…」
吹き飛ばされた直後に、アシガラはノワキとアラシが、トネにミョウコウが各々に飛び付いて、なんとか取り押さえたが、アシガラは虫の息だが生きてはいたが、トネは被弾箇所が不味かった為に鼻からも出る程の大量の吐血をして死んだの。
「…負傷者……負傷者はいないの?
ねぇ、返事をしてよ。
イカヅチ様が来て上げたのよ!!!、あ!!?」
「あ、ああぁぁぁー!!!」
そんなミョウコウの視線の先に、駆逐艦イカヅチが戦死者達の中を茫然自失の状態でさ迷っていて、立ち止まって泣きながら叫んだ直後に背中から心臓を撃ち抜かれて前のめりに倒れた事に、ミョウコウが悲鳴を上げながらイカヅチの所に駆け寄ろうとしたが、その途中で戦艦ル級の砲撃に被弾して爆惨した。
ガミラスが反撃してこなかった事もあって、姉妹艦達を人垣にして空間魚雷と主砲を撃ち続けていた丹陽だったが、空間魚雷が欠乏するだけでなく主砲の全てのライフリングが駄目になってしまい砲雷撃が出来なくなった。
「魚雷をくだサァァァーイ!!!
誰か補給を、っ!!?」
「ぁぁああー!!!」
丹陽は此の為に後方要員を呼んで補給しようとしたが、後方要員処か補給物資を持ってそうな艦娘が誰もいないだけでなく、前方から艦娘の誰かが吹き飛んで丹陽の脇を通りすぎた。
「「…っ!!?」」
更にその艦娘は、補給物資を運んでいたジュンヨウとタニカゼの所にも飛んできたが、ほぼ無意識の内にタニカゼがその艦娘を受け止め、更にジュンヨウが補給を求めている丹陽に気付いた。
「…そいつを頼む!!!」
「がってん、タニカゼに任せな!!!」
ジュンヨウは艦娘を医療装備と共にタニカゼに託すと、補給物資を持って丹陽の所に向かった。
翔んでくる光線群を交わして、ジュンヨウは丹陽への補給に成功していたが、此れは数少ない成功例であり…
「っ!? あ、ああぁぁぁー!!?」
…現に別の所にいた駆逐艦サギリは、自分が運んでいた補給物資に光線が1発当たった為に火が点いてしまい、慌てて消そうとしていたが、爆発して吹き飛ばされた。
不味い事に此の爆発でサギリの空間魚雷が誤って発射されてしまい…
「っ、え!?」
…よりにもよって、その先にタツタの代わりに旗艦を務める巡洋艦チクマが率いる水雷戦隊に入っていた雷巡オオイがいて、不意に背後を振り向いた彼女の魚雷発射管の1つに被雷した。
そしてオオイの魚雷全てが一斉に誘爆してオオイ自身を消滅させるだけでなく、チクマ達も弾幕を張る為に密集していた事が仇になって誘爆に巻き込まれた。
「オオイさぁぁぁーん!!?」
「ユラ、止せ!!!」
オオイ達の惨劇に悲鳴を上げたユラが、自分が率いる水雷戦隊を放り捨てて彼女達の所に駆け寄ろうし、そんな彼女をマヤが叫びながら追い掛けて止めようとした直後に、ユラが吹き飛ばされたチクマと激突し、更にマヤ達も突撃してきた駆逐ハ級3隻の砲雷撃を次々に被弾した。
「~……ちっ、くしょう!!!」
自分達と一緒にいた駆逐艦娘達が死ぬか失神している中で、マヤは右脇腹を撃ち抜かれて派手に出血した箇所を押さえながらしゃがんだが、痛みをまぎらわす狙いもっあって、我慢しながら過ぎ去っていく駆逐ハ級の内の1隻目掛けて主砲を撃ち続けていた。
「……う"…」
「……チクマ、さん…」
痛みで起き上がれないユラの視界の中で、チクマが目を覚まして激痛を伴って至る所から出血する上半身を起こした直後に派手な吐血と鼻血を同時にすると……もう自分が助からない事を自覚したのか、それとも戦局や虐殺に近い形で次々に殺られていく艦娘達に絶望したからなのか、少し間を置いた後にコスモガンを取り出し…
「…チクマさん、駄目」
「……ふ"ん"!」
…ユラがチクマがしようとする事を察して掠れ声でなんとか止めようとしたが、チクマは右の側頭部にコスモガンの銃口を当てると、そのまま自分の頭を撃ち抜いた。
「……あ"、あ"ぁ"ぁ"ぁ"~…」
「っ、馬鹿!!!」
ユラは目の前でのチクマの自殺したのを見て、泣き叫ぶと同時に自分もチクマに続こうとコスモガンを取り出して下顎に銃口を付けたが、マヤがその事に気付いて飛び込んでユラのコスモガンを撥ね飛ばした。
此の行動で傷が悪化したらしく、マヤはそのまま踞って傷を押さえながら硬直したが、ユラは顔を両手で押さえながら泣き続けていた。
榛名
「作者に代わって、感想か御意見のどちらかを御待ちしています。
…此れは幾らなんでも大丈夫じゃないです」
霧島
「前にも書いたらしいけど、此れでも
戦争とは大体こんなモノですよ」
榛名
「宇宙戦艦ヤマトは3原作揃って地球艦隊が壊滅する処から物語は始まりますけど…」
霧島
「なお先行情報として、第13話の回想に出た
榛名
「ただ、作者は本を売ってしまった上に内容を少し忘れたらしいので、言っている会話が少し違うかもしれないそうです」
榛名
「あのぉ~…作者はどうしたのですか?」
霧島
「ああ、今回の酷いのを書いた作者ならね、艦娘達を供養する為の
暫く護摩行しているから、もしかしたら次回も出れないかもしれないわよ」
(何処かを遠方を見つめながら、日本茶を啜っている)
榛名
「自業自得と言えば、そうかもしれませんね…」
本作でのヤマトの最後はどうしてほしい?
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実写版通りに、特攻
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なんとしてでも、地球に帰還