SPACEBATTLEGIRLヤマト   作:サイレント・レイ

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第76話 水底のヤマト

――― ????? ―――

 

 

「……?」

 

 ヤマトが我に返った直後に周囲を見渡して、今自分がいるのは暗黒の水の中………と言うより何所かの海底で立っている事は判断出来たのだが、頭がボンヤリしている事もあって、何故自分が此所にいるのかが分からないだけでなく、その前に何が起こったのかを思い出せないでいた。

 

「……貴女モ来ルノネ、私達ノ仲間ニナリニ…」

 

「っ、潜宙棲鬼? いえ、潜水棲姫」

 

 ヤマトはその為に自分が今まで何をやっていたのかを思い出そうと足掻いていたが、背後から声がしたのでそちらに振り向いたら、その方角から先日自分が撃破した潜宙棲鬼の祖(と思われる)である潜水棲姫がゆっくりと泳いで近づいてきていた。

 此の為にヤマトは潜水棲姫は自分を攻撃しに来たんだと判断して身構えたが、当の潜水棲姫はそんなヤマトを無視して直ぐ脇を過ぎていった。

 

「…っ!? 私!!?」

 

 ヤマトは潜水棲姫の目的が分からなかった事もあって、彼女の行く先を注意深く見詰めていると、その先に大破した艤装を纏ったまま俯せで倒れている自分自身たる戦艦大和が存在していた。

 しかも倒れている自分の艤装は宇宙戦艦化した今の姿ではなく、深海棲艦戦時の時の形状……厳密に言えば、副砲を半減して12.7cm連装高角砲を倍増(但し追加分は坊盾(シールド)無し)して25mm機銃を三連装と単装砲を大量増設し、更に後日同機銃を全て三連装として大量限界まで搭載して坊ノ岬沖海戦で沈んだ最終形態であった。

 此れ等の事から、潜水棲姫は沈んだ自分(戦艦大和)を回収して自分達の同類にしようとしているのが目に見えていたので、ヤマトは直ぐにでも潜水棲姫を止めようとしたのだが、何故か自分の体を動かす処か声を発する事すら出来なかった。

 

「…嘘つき」

 

「…っ!?」

 

 更にヤマトの背後から自分への静かな罵声が聞こえ、何故か今回のみは体が無意識の内に動かせて、背後に振り向いたら……直ぐ後ろに前方の倒れている自分とは別で、対空火力強化をする前の副砲4基を搭載していた深海棲艦戦時前半時の艤装を纏った自分自身……とは何故か思えない戦艦大和がいた。

 そしてヤマトはあどけなさがある此の大和に妙な在視感があった。

 

「…何で、日本を……地球を……XXX達の世界を守ってくれなかったの?」

 

 後に現れた大和は顔を伏せて上の過半分を見せていなくても泣いている事だけは分かったが、その事も上乗せであったが、大和の存在にヤマトに恐怖に近い罪悪感を強烈に感じさせていた。

 

「約束したよね?

貴女の手で、全ての海を取り返すって…」

 

 大和の言葉は直接的には“強さ”や“悪辣さ”は感じ取れなかったが、1つ1つがヤマトの心に深々と突き刺さる力があった。

 此の為だろうか、ヤマトは大和に対して逃げたり目線を逸らす等の行為だけでなく、「自分はやれるだけの事は全力でやった」とか「自分を戦線に投入しなかった(旧)海軍上層部が悪い」とか等の言い訳が頭に浮かんではいたが、それ等全てを口から出して言う事が出来なかった。

 それでもヤマトは喋るなり体を動かすなり、なんとかして体の硬直を解こうとしていたが、突然何かが脳裏に映り込み……豪雨の夜の海上で戦闘服の胴体部分の白地に血の染みを広げながら倒れている大和の上半身を抱き上げながら何かを叫んでいる光景が点滅するかのように何度も(ヨギ)った。

 ヤマトは此の事に驚きながら思わず自分の両掌を覗いたが、今度は両掌がその大和の血と思われるモノで赤く染まった光景が先程のと同じように点滅するかのように現れては消えていた。

 これ等の事から、ヤマトは先程から自分の体が硬直してしまった原因は、2つの幻影が各々1つ場面として現実の過去に起きていて、そして自分は大和に対して罪を起こしてしまった為だと否応なく察した。

 だが、ヤマトは大和に何をしてしまったのかをどうしても思い出す事が出来ずにいて、大和はお構い無しに何度も「何で?」と言い続けて、ヤマトを益々困惑させていた。

 

「…ソレハネェ~…貴女ガ偽ノ艦娘ダカラヨ」

 

「っ、偽!?」

 

 そんなヤマトの背後に先程遠くに行っていた潜水棲姫がいつの間にかに戻ってきていて、ヤマトがギョッとしながら振り向いたら彼女は過去の自分を抱えながらニンマリと笑っていた。

 過去の自分の事もそうであったが、ヤマトはそれよりも潜水棲姫が自分を偽者呼ばわりした事へ気がいっていた。

 だがヤマトは潜水棲姫に否定出来ず、更に大和も「やっぱり…」と言って更に気が沈んでいた。

 

「…貴女が守ってくれなかったのは、“どうでも良い”と思っていたからなの?

上の人達が言っていた通り、貴女は『大和』の艤装を、貴女の世界の物にする為に持ち帰ろうとして、だから守ろうとしなかったの?」

 

「……ち、違、っ!?」

 

『私はXXXXX人だ!!!

日本や地球なんてどうなっても良い!!!』

 

 ヤマトは大和の質問を渾身の力で否定しようとしたが、再び脳裏に走った幻影の中で自分が血の気の無い顔でベットで寝ている大和へ、彼女の質問を叫んで肯定していた。

 ヤマトはそれを否定しようとしたが、記憶や確証が無くも“事実”の単語が何度も浮かんでいた為に出来ず、必死に両手で左右を押さえた頭を激しく振っていた。

 

「…なのに、また地球の為に戦おうとするの?」

 

「……わ…」

 

 ヤマトは「私だって好きで選ばれたんじゃない!!!」と叫ぼうとしたが、大和の背後にレイテ沖海戦で戦没して自分が犬死にしてしまった29人の艦娘達の顔が薄く浮かんで、直接的に目線を向けてはいなかったが、自分を睨んでいた気がして顔を青くしながら硬直してしまった。

 

「貴女ニ地球ノ救世主ニハナレナイシ、地球ニ居場所ハ無イノヨ」

 

 ヤマトは潜水棲姫の呟きに、嫌々であるも思わず彼女の方に振り向いたら、潜水棲姫が抱える自分の髪が先端から白に変色し出し………髪が全て白髪化したら直ぐに額から鬼を思わせる角が生え始めた。

 ヤマトは自分の身に起きているのが深海棲艦と化している現象だと直ぐ分かり、拒否反応として思わず額を触るとそこに無い筈の角が指に触れ、更に毛先を見ると白くなっていて、ヤマト自身も連動して深海棲艦となろうとしているのが否応なく察した。

 ヤマトは脳内では嫌がっていても現象は進んでおり、肌までが白くなり始めて、戦闘服までが変わろうとしていた。

 そんなヤマトへのトドメとして、潜水棲姫の背後に“炎上するガミラス基地を見つめる武蔵”と“壊滅したガミラス艦隊を見つめる長門”………何故か先程いなかった2人の背が映る光景が浮かんで、少し間を置いてから武蔵と長門は揃って振り向いて“お前では地球は救えない”と冷たい目線で主張しながら主砲全てをヤマトに向けた。

 

「サァ、深淵ニイラッシャァァ~…イ」

 

 ヤマトは断末魔に近い絶叫を声に出来ない形で上げながら、自分が深海棲艦と化すのを察し、同時にそれが完全になったら武蔵と長門に討たれると予想した…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…惑わすな!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…だが突然、武蔵と長門が多数の砲弾に射たれて同時に雲散霧消し、続けて大和も………大小混ざった21発の砲弾に射ぬかれて、2人と同じ様に消滅した。

 

「誰ダァァァー!!?」

 

 深海棲艦化が止まったヤマトも同じ意見だったが、潜水棲姫が自分(達)の行為を妨害した者に叫びながら辺りを激しく見渡した。

 

「…っ、上カ!!!」

 

 そして潜水棲姫(とヤマト)は儚い程に薄い光が頭上から注したので揃ってそちらに振り向いたら、黒衣を纏って西洋風の幽霊を思わせる人型が足から急降下していた。

 潜水棲姫は何をしようとしたが、人型はその前に潜水棲姫の背に勢いを殺さずに着地、更に悲鳴を上げた潜水棲姫の一瞬の隙を突いて過去の自分を脇から抱き上げる形で奪い………そのまま直ぐに大和級戦艦のによく似た艤装の主砲と副砲の全てでの零距離射撃で潜水棲姫を撃沈した。

 ほぼ一瞬の内に武蔵、長門、大和の3人(の幻)を祓い、更に潜水棲姫を沈めた謎の艦娘を茫然と見詰めながら、ヤマトは彼女から大和と似た様な懐かしさを感じつつ、黒衣の開放部の奥にあるだろう謎の艦娘の見えない顔から、自分のとは若干違う罪悪感が含まれた悲しい表情が見えた様な気がした。

 

「……御免なさい…」

 

 謎の艦娘はヤマトの心情を察してたのか、抱える自分に謝りながら泣いているように感じられたが、当のヤマトは色々な意味で戸惑うしかなかった。

 

「…貴女を深海から助けるには、過酷な分岐路に向かわせるしかなかったんです」

 

 謎の艦娘は抱えている過去の自分の顔を脱ぐって元の姿に戻すと、そのまま後ろに振り向いて深淵の奥に向かおうとしたが、過去の自分に連動して元に戻っていたヤマトは自分でもよく分からないまま謎の艦娘を追い掛けてしまった。

 そして謎の艦娘の右の上腕を掴んで直ぐに、ヤマトに強烈な頭痛と共に………“海底に向かって赤い海中を頭から沈んでいる自分を追い掛けてきた誰かが右手を掴み”、直ぐに場面が変わってボンヤリとして“闇夜の赤い海上で誰かしゃがんで自分を抱えながら必死に呼び掛けて続け”、また場面が変わって“先のと同じ様に誰かが自分を抱えながらしゃがんでいるも、階段の最上段の所にいる長い金髪が目にいく女性に何かを訴えている”、3つの幻影が立て続けて見えた。

 

「……ヤマト、戦い、進みなさい…」

 

 ヤマトが幻影群に伴った頭痛で両手で頭を押さえながら真上を向いて絶叫していたら、頭痛が弱まるのとほぼ同時に正面から光が注し、謎の艦娘と過去の自分と共にいなくなっていた代わりに、最後の幻影の中にいたのと同一人物と思われる質素で黒いワンピースドレスを纏って変わった形の冠を被った長い金髪女性がいた。

 後光に近い形での逆光でボンヤリとしか見えなかったが、ヤマトにはその金髪女性が自分に微笑んでいる事が確証が無くも分かった。

 そしてヤマトは金髪女性に“長年ぶりに再開した母親”の様な強烈な懐かしさから、訳も分からずに涙を流していた。

 

「……X、XXさん!!!」

 

 ヤマトは脳の中では金髪女性が誰なのかが分からなかった筈なのだが、金髪女性を中心に放たれた強烈な白光に飲み込まれながら、ヤマトは金髪女性に向けて走りながら右手を伸ばしながら、知らない筈の金髪女性の名を本能に近いのに任せ、よく分からないまま叫んだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――― 冥王星 ―――

 

 

 ヤマトが呆ける事なく目を覚ました時、最初に目に入ったのは、火に照らされた事で1ヶ所だけ丸い影が出来ているも赤く凸凹(デコボコ)で軽い曲線を描いた岩の天井であった。

 ヤマトは続けて黒いマントを掛け布団代り掛けられた状態で仰向けで寝かされていたのを自覚しながら、自分はガミラスの光線砲(反射衛星砲)で良いように被弾して冥王星の氷海に沈んだ事を思い出して“ガミラスに捕縛された”と思うも、足先の奥に自分の艤装が………何処か飛行船を連想させる艤装に複数のケーブル越し直ぐに繋がった状態で、未だに存続しているKKK団のとほぼ同形の黒衣を纏った妖精さん達が数が少ないも自前の妖精さん達と共に応急修理を受けているのが見て取れた事で否定した。

 沈没後の自分の身に何が起きたかは分からないでも、ヤマトは兎に角まだ自分が(過酷な)現世にいる事は確実に分かっていた。

 

「よく眠ってましたよ。

宇宙環境への適用化をしつつの航海、更に潜宙棲鬼と戦った事で、疲れがかなり溜まっていた様ですね」

 

 ヤマトは自分を此所に連れきただろう女性の声を聞いて、本能的に素早くそちらに顔を向けたら、光源となっているキャンプ道具のとほぼ同じの携帯式の小型ガス焜炉(コンロ)が銀のポットの水を沸かしているその先の壁に持たれて座る金髪の女性………ヤマトは知らなかったが、ハルナ達を天王星軌道で助けて装甲空母姫が随伴艦隊の全力をもって捜索していた(夢の中のとは別の)謎の艦娘が胡座(アグラ)に近い形で右のみ上げた膝に右腕を置いた状態でいた。

  彼女が此所にいると言う事は、装甲空母姫以下の太陽系制圧艦隊の行為は完全に無駄骨だと言う事であった。

 

「…ぁ」

 

「疲れがまだ有るんだから起きない。

どのみち艤装の応急修理には時間が掛かるしね」

 

 ヤマトは彼女を夢の最後に見た金髪女性に何処と無く似ていた事に驚いていたが、当の本人は飛び起きそうだったヤマトを諌めた。

 ヤマトは取り敢えず横になると謎の艦娘をなんとなく見つめ、大方は腹部の骸骨の紋章が原因だと思うが、服装等から何処と無く“海賊”を連想していたら、謎の艦娘は背後から取り出した銀の取っ手付きコップ2つ各々に黒い粉を入れた。

 謎の艦娘は心地よい音を出しながら沸騰しているポットを持ち上げると、コップに極めて薄い湯気を上げる湯を順に注いでスプーンで軽く混ぜてから、コップの1つをヤマトに差し出した。

 

「…あ!」

 

 ヤマトは上半身のみを起こしてコップを両手で受け取って中を覗くと中身が珈琲(コーヒー)であるのが分かり、呪いとかに近い形で珈琲を入れるの極めて下手であった個人事情に加えて、横暴に近い形で蔓延っていた英国譲りの紅茶好きの金剛の影響下の旧海軍時代は紅茶ばかり飲んでいた為、珈琲の匂いに懐かしさを感じていた。

 

「……ぅ!」

 

…只、久しぶり故に、ヤマトは少し冷まそうと数回息を吹いてから一口飲んだら、まだ少し熱かった上に、混ざり物皆無のブラックの苦味に顔をしかめてしまった。

 

「御免なさい、ちょっと濃かったみたいね」

 

 謎の艦娘は少し笑った後に自分の珈琲を飲んだが、ヤマトは自分をお子様扱いされた気がしてムッとした。

 此の為、ヤマトは首回りのスカーフを少し緩めると、意地を張って珈琲を直ぐ飲み干したが、逆に此の行為で謎の艦娘に更に笑われていた。

 

「無理はしないモノよ。

珈琲も、戦闘航海もよ…」

 

「貴女に分かりますか?

誰にも信用されず、無理難題に等しい事をやらされ、責任だけを取らされる事を…」

 

 此の時のヤマトは若干感情が脳を支配していた事から苛ついていて、謎の艦娘の注意が堪に触った。

 

「…“何で選ばれたのは(ヤマト)なんだ?”って、周りから感じる。

“他の娘ならもっと上手く出来るんじゃ?”はと否応なく思って、いっつも悩み続けてるんです!」

 

「人は“運命”と言うレール(線路)から逃れる事は出来ない。

只、分岐する道を選び、その意味を理解するか否か関係無く進むしかない」

 

「その選べる選択肢は私には無かった!!!

只単に、責任と汚名を押し付けられただけ!」

 

 ヤマトは見ず知らずだが恩人かもしれない人に怒鳴ってしまったが、内心は“まずい”と思いながら、腹の底に溜まっていたのを吐き出せる感情を出せている事に驚いていた。

 そんなヤマトの事を察したか否かは分からないが、謎の艦娘は黙って聞き、少し間を置いてから一口珈琲を飲んだ。

 

「いえ、貴女は選んでますよ。

只、選択したのが無意識だったのか、意識したのを忘れているだけ」

 

「……む」

 

「少なくとも、貴女は此の旅は自分の意志で加わった。

それに貴女を信頼している者はいるとの証が、そのスカーフじゃないの?」

 

 謎の艦娘の指摘に、ヤマトは古代兄弟の顔を思い浮かべてスカーフを握った。

 

「人間ってのはおかしな者でしてね。

自分への悪い事は直ぐ聞いたり目に入ったりするのに、良い事はなかなか感じ取れない上、他人がそれを見せようとしないのよ…」

 

 先程からそうであったが、ヤマトは謎の艦娘の言葉に、勘に障る事は若干有ったが、その多くは抵抗なく聞き入れて心に受け止める事が出来て内心戸惑っていた。

 謎の艦娘が夢で見た金髪女性に似ていた事もそうかもしれなかったが、何故か彼女が母親………とまでいかなくても、(ヤマトにはいない筈の)姉からの注意に近いと感じていたからだと思っていた。

 そんなヤマトの心情を知ってか知らずか、謎の艦娘はヤマトに微笑むと自分のコップを脇に置いて右掌を差し出し、ヤマトは珈琲のお代わりの是非だと察してコップを差し出した。

 謎の艦娘がヤマトのコップを受け取った時に何かが地面を引っ掻く音がして、ヤマトがその先に視線を落向けたら、今まで気付かなかければ気にもしてなかったが、珈琲を入れ始めた彼女の左脇にサーベルの様な物(柄の形はどちらかと言うと、カットラスに近い)と、骸骨の紋章を銃把の下半分に広げ、物によっては更に負い紐輪がある台尻の一部分にシリアルナンバーと思われる“2”が刻まれた回転式(リボルバー)の光線銃が各々のホルダーに入った状態でぶら下がっていた。

 サーベルもそうであったが、ヤマトは銃の方が妙に気になった。

 

「良さそうな銃を持っているんですね」

 

 実際問題、地球の光線銃は自動式(オートマチック)の形だったので回転式のは珍しかったのだが、ヤマトはホルダーで大半が見えないも銃の形状から妙な懐かしさを感じていた。

 謎の艦娘はヤマトの銃に対する質問に関しては、何も答えずに笑っているだけだった。




 感想またはご意見、或いは両方を御願いします。

 大和には悪かったかもしれないが、今回の前半パートの執筆は実に楽しかった!
 久々にニヤニヤしながら書けた!

大和
「第65話で“翠星の女王”の正体が分かった人がいると思いますが、今回の後半でのやり取りは、艦娘として書かれていますが、極めて珍しいツーショットになってますね。
こんなのは松本零士作品でも有りませんから、下手したら地球でただ1つかもしれませんよ」

…正直、後半でのヤマトと“翠星の女王”とのやり取りで、自分の技量の無さを痛感しました。
 もっと上手いのが書いてくれたら、もっと面白い事になるかなぁ~…と思ってます。

 因みに、艤装の形状で分かってくれると思いますが、前半パートに出た謎の艦娘は“翠星の女王”でなく“謎の艦娘・その2”こと“住みよい国”はです。
 “住みよい国”の初登場となった場面は、彼女の作品で事実上の最終回となった話のを元にしています。

 尚、“翠星の女王”の正体が分かった人は、おそらく彼女のオリジナルを務めた歴代声優の誰かを当てていると思いますが、“住みよい国”の声は異論無しに決めています。
 個人的に“住みよい国”の艦娘の声は釘宮理恵としています。

大和
「…あの人に大和級のを務めさせたら、危険な存在になるのでは?
あの人がやったアルペジオ版武蔵がエラい事になったんですから…」

 実は“住みよい国”の声は冗談半分で池田昌子にしてました。

大和
「貴方、竹達彩奈さんを胃潰瘍にする気ですか!!?」

 ですが、池田昌子女史はまさかのデスラーママで起用となったので、此の影響で本作でのデスラーの声が池田昌子としているかもしれません……てか、今の女性声優で女デスラーを演じられる人っていますかね?

大和
「……ん?」

 だから代わりとなる“住みよい国”の声を考えていた時に見た“鋼の錬金術師 シャンバラを往く者”での釘宮理恵女史が演じたアルフォンス・エルリックが兄との別れる時に叫んだシーンで“これだ!!!”となって(勝手に)起用とし、此の影響で“住みよい国”の内面等がトントン拍子に決める事が出来ました。
 細かく言うと、“住みよい国”の口調は“ドキドキ・プリキュア”のキュアエースにアルフォンス・エルリックを足したのに近いかなぁ~…と思ってます。

本作でのヤマトの最後はどうしてほしい?

  • 実写版通りに、特攻
  • なんとしてでも、地球に帰還
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