俺の一族がレアモンスターなんだが。   作:鰹ふりかけ

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call of roma

前回までのダイジェスト。

特異点到着マシュに捕獲されて虜囚状態。

そして、離散した筋肉達。

 

 

 

 

この時代のガリアはローマの支配下であり多くの植民都市が築かれおり。食料や資材などが大量に産出する上に今回においては世界を侵食するような敵意もなく、史実ど通りのルートでいくならばそこまで助力はいらないと考えており。

 

そのため竜牙兵達には、今一度の大補給を行うために各地へと派遣し現地の安全確保と資源収集を命じていた。

 

今思えばかなりやってしまった感が有るのだが・・・自分がマシュに捕まり、統制が全くできない事になるとは考えていなかった。

 

所でマシュさん、何でさっきから自分の足首をじっと見てるんでしょうか?

 

イヤアアアアアアアアアアアア

 

その頃、ガリアちほー。

 

「ロオオオオマの都市だ入れろ!」

「門を開けろ!」

「この腕を見てくれ・・・すごくローマだろ?」

 

「「「「らちが開かないぞ!ぶちやぶれえええええれ!!!」」」」」

 

前回はジークフリードという抑止力がいたため、あまり暴れていなかったが。

 

今回は保護者不在である。

 

はっちゃけて植民都市へ入場しようとするが・・・守備兵から見れば全裸巨漢筋肉の軍団が奇声をあげながら突っ込んで来るのだ。

 

当然の如く矢による迎撃が来るが竜牙兵の前ではそんなものは効かない・・・はずである。

だが、彼等は撤退した。

 

なぜか?

 

この時、竜牙兵の中では重大な矛盾が発生していた。

 

(自分たちは神祖のもとで戦うローマ兵士である。なにゆえに我々はローマからの攻撃を受けているのか?)

 

小休止

 

「「「「「見てくれ同胞よ、いい筋肉だろ?」」」」

竜牙兵による初めての交渉が行われた。

 

 

→ → → 竜

→ → 牙(アーーーー!)

→ → → 兵

 

相談タイム

 

「俺ら全裸じゃん・・・」

「「「「それだああああああああア!!!」」」」」

 

ローマを語るには、文化も優れていなくてはいけない。

なんという失態。

急いでローマにふさわしい服を見つけなくては。

しかし辺りを見れば森だらけこのような所では服など夢のまた夢。

 

しかし、ここで竜牙兵に天啓がはしる。

 

ローマ兵士の中にはライオンの毛皮を被った者達がいる、その多くは輝かしい戦働きをした隊長格や軍の象徴たる軍旗を掲げる旗手達である。

 

(その場に運悪く居合わせてしまったキマイラ)

アアアアアアアアアアア

 

「ローマ兵だよ!」

 

「「「「「「化け物だああああああああああああ」」」」」

「「「逃げろ❗死にたくなあい」」」」

 

キマイラから剥ぎ取った皮をかぶり堂々と都市に向かうと、なんと門が空いているではないか。

我々を理解してくれたのか同胞達よ!抱きしめてやるぜええええと意気揚々と入場するが、そこには誰もいなかった。

市民も兵士も奴隷ですらもいなかった、皆迫り来る脅威から都市を捨てて逃げたのだ。

 

しょんぼりとする竜牙兵達。

だが、すぐに遺跡ではない本物のローマ都市にこれたのだと喜んで周囲を動き周る。

建物を観賞したり、兵士が残した武器を磨いたりして楽しみ始める。

 

没頭し気がつくと夜があけており。

 

そして、あれよあれよといううちに救援要請を受けた周囲のローマ軍に包囲されていた。

 

ここでまた、竜牙兵達に矛盾が生じる。

 

包囲しているローマ軍から「蛮族よ投降しろ」という声まで聞こえて来るのだ。

 

ローマ軍から蛮族扱いされている

 

だが、我々は神祖のもとで戦うローマ(人類)軍であり。

これの否定は、神祖への冒涜である。

 

そして、

「「「「お前らローマじゃねえな?」」」」」」

「「「「本物のローマを見せてやるぜ」」」」」

 

「「「「「「ヒャッハーーーーー」」」」」」

 

 

 

 

 

 

ガリア駐屯軍団

 

壊滅

こうなった。

 

 

 

 

その少し前

 

ガリア南西に広がる森林にて、英霊として顕現したカエサルとそれに付き従う者達は危機に陥っていた。

 

皆一様に視線を下に向けて無言で震えながら行軍する。

上を見てはいけないと念じながらひたすら歩く。

 

「ふざけるなああ!ふざけるな!あああああああああ」

極度の緊張状態の中でパニックになった者が、剣をがむしゃらに振り回し走り出す。

 

そして

隊列から離れた瞬間、周囲の地面や木々から腕のようなものが飛び出し。

あわれな犠牲者を森の闇へと引きずりこんでいく。

 

見られているのだ。

 

周囲の地面からも森の木や岩などからも視線を感じる。

 

さらに、我々の後ろを木々が追いかけて来ている。

 

木や石から太い重厚な腕と足がはえドスンドスンと追いかけて来ている。

 

怖い、怖い、怖い。

 

できる限り戦友との間を詰めてお互いを守るように歩き続ける。

 

しばらく歩き続けると前方に灯りが見えた。

軍団の全員が希望し待ち望んだ光だ文明の光が見える。

 

進む速度が上がり皆走り出す。

 

 

だが、そこで待っていたのは新たなる脅威であった。

 

(傭兵一週間一シゲル、シックルでもいいよ)

そう書かれた看板を持った全裸達がいた。

 

彼等はにっこりと笑い。

体に力を入れた。

 

バキバキと隆起する上腕二頭筋、谷のような腹筋、柱のようなヒラメ筋。

 

「「「「ローマ!」」」」」

 

SANチェック失敗。

 

我々は敗走した、けして少なくはない数の兵士が森へ消え統制が取れた頃には軍団はその数を減らしていた。

だが、カエサル様がいてくださったおかげで軍団としての動きを取れていた。

 

散って行った戦友を惜しみながら前へと進む。

最悪な事にまだ森からの視線を感じる。

 

行軍していると今度は沢山の松明の光が見えた。

ローマ軍だ!他の軍団がいる!もしかしたらはぐれた戦友達かもしれないと皆目に生気が戻る。

 

 

 

 

 

 

 

俺たちは馬鹿だった。

 

 

 

 

(傭兵団一週間一シゲル、シックルでもいいよ♡)

 

数が増えていた。

 

<SANチェック失敗>

 

パニックになる軍団。隊列から離れてしまった戦友が森へ引きずりこまれていく。

カエサル様が剣を構えて自分たちを守ろうと筋肉達へと走り出す。わずかに正気を保った者達がそれに続く。

 

私も行かなくては!剣を片手に飛び出そうとした時、筋肉達がピタリと動きを止め上を見はじめた。

 

竜だ!

 

誰かがそういった。

 

見れば夜の闇こちらに竜が飛来して来ていた。

竜はこちらを無視するかのように筋肉に向かっていき、そして襲い始めた。

 

頑張ってくれ!

 

その場の誰もが竜を応援する。

筋肉が吹き飛ぶごとに歓声が上がり、竜が傷つけば悲鳴が上がる。

 

やがて、竜の首が折られた。

筋肉が竜の首に絡み付き首の骨をゴキリと砕いたのだ。

沸き上がる血しぶきを受けた筋肉がこっちを向く。

 

「ローマ!」

微笑んでいた。

 

SANチェック失敗

 

 

キャラロスト

 

 

 

 

本シナリオ解説

 

要するにただの見物客。

 

ガリア南西に派遣された竜牙兵達がカエサルとその軍団を発見し見物にやってきた。

 

森からの視線

「戦場では高さこそが正義」

木々にしがみついたり登ったりしている竜牙兵達。

注意して見れば森の木の上ををはい回る彼等の姿が観察できるだろう。

 

ついて来る木々達。

「戦場とはかくれんぼだぜ、新兵」

戦場の極意を理解した竜牙兵達。

全身に蜂蜜を塗りたくり葉っぱを付け、丸太を正面に構えてカモフラージュしている。

よく見れば月光が反射して光って見える。

 

地面からの視線

「相手から見える面積を減らせばいいのだろう?」

カエサルをより近くで見物しようとした竜牙兵達。

首の下からが地面に埋まっている。

主に大胸筋を動かして地中を進む、目をこらせば闇の中からこちらを見つめる首達が見えるだろう。

移動するときに木々の根っこがちぎれる音がするので比較的気がつきやすい。

 

兵士を引きずりこんでいく手のようなもの。

手である。

こんな幻想種がうろつく森ではぐれたら危険でしょ?保護しないと。

 

謎の傭兵

見物だけでは我慢できず抜け駆けした竜牙兵。

 

増えた謎傭兵

抜け駆けよくないよね?まぜろ。

 

自分の縄張りに意味もわからない存在が跋扈しているのに気付き排除しに来た森の主。

被害者

 

語り部

「見てくれ俺の筋肉を、ローマ!」

 

 

 

 

こんな事がガリア中で起こっていた。

 

 

 

 

ガリアが筋肉とプロテイン(捕らえたローマ兵が練兵と称した虐待の時に飲まされる飲料原料は主に竜種)に飲み込まれている中でも。

 

マシュとグダオの旅は進む。

 

 

しかし、ここで重大なアクシデントにみまわれてしまう。

想定が甘かったとしか言えない。

 

 

レオニダス強すぎ問題である。

 

 

スパルタの王であるレオニダスとそれに従うスパルタ兵達が襲いかかって来る。

 

はい、ここで問題。

あれっと思う事はないだろうか?

 

 

 

 

スパルタ兵(なぜ顕現してるんだお前ら)

 

 

これによってヤバい事が起きた、レオニダスが倒せないのだ。

謎の聖杯効果か何かで顕現しているスパルタ兵士が強すぎて草はえない。

 

以前ローマ軍は最強と言ったが、あれは本当だ(異論は認める)。

 

ローマ軍は数の暴力で殴るのが基本であり

相手が一万ならそれ以上をさらに負けたら同数か増強された軍団が押し寄せて来て叩き潰す。

装備を統一して、訓練をして平均的な個をまとめあげそして大量に運用する。

 

そのための道路、そのためのローマ街道である。

 

では兵士の質は?

 

訓練してから1、・2年の兵士と生まれた時から戦士として鍛えてる戦闘民族が、同数かある程度の差で戦ったらどうなるかわかるだろうか。

 

つまり

 

「にげるんだよおおおおおおおお」

 

「あんな化け物に勝てる分けがないだろうが!逃げるぞ!・・・あっ」

足元からからガチャリという音が聞こえきて転ぶ。

 

「先輩!」

 

「ぐだ男!」

 

「はい!令呪をもって命ずる!」

 

「先輩!先輩!せんぱああああああああああああい」

 

 

 

 

「ゆるして」

レオニダス「ダメ」

 

 

撤退終了後

ネロ陣営

先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩

「マシュ落ち着いて!」

「私のせいで!先輩が先輩がうああああああああああああああああああああああ」

「けど、今から向かっても遅いし何より勝てない」

「でも、でも・・・」

狼狽するマシュを落ち着かせながら、これからの対策をぐだ男は考える。

 

「清姫」

「お側に」

「いけるか?」

「難しいですわ、わたくしバーサーカーですもの」

「だよなーー」

 

「あっ!」

そこでマシュが何かに気がついたかのか、あわてて天幕に戻りそして飛び出して来る。

 

「これがあれば!大丈夫です!いけます!」

「マシュなにそれ?」

「先輩の道具です」

「ヒィイ!」

「落ちつくんだマシュ!」

「早まるんじゃない!」

短い悲鳴をあげるぐだ男、通信機から静止するドクターとダビィンチちゃん。

 

マシュが手にもっていたのは角笛のような形をした物体、静止を聞かずマシュはそれを口に含み吹く。

 

シューという空気が漏れる音だけが聞こえて来る。

 

「何で?何でですか先輩!」

ならない角笛に悲鳴をあげるマシュと不発に終わったそれを見てほっと一息つく周囲。

 

「・・・マシュそれなんなんだい?」

だが、一人だけダビィンチちゃんだけが警戒するような声で問う。

「お守りです・・・吹けば必ず助けが来る笛だって」

「・・・何がくるんだい?」

「えっと・・・同胞・家族って先輩は言ってました」

 

「すぐに専門家をよびたまえ!」

それを聞いたダビィンチちゃんが血相を変えて叫ぶ。

 

「ダビィンチちゃん?」

「ヤバい、ヤバい❗」

「どうしたの?」

「君たちには聞こえなかったのか?羽の音だ!」

「え?」

「空気に混じって羽が動く音が聞こえたんだ!私の完璧な体は聞き逃さない」

「まさか!」

「発動してるよ・・・多分」

 

呼び出されたクーフーリンがやって来る。

かるったそうな顔でモニターに映る、どうせ馬鹿が何かやらかしたんだろ?というかのように。

 

クーフーリンの目が見開かれた。

 

「逃げろ坊主!」

「え?」

「いいから逃げろ❗死にたくないだろ、走れええええええええええええええ」

 

 

ビイイイイイイイイイイイ

ビイイイイイイイイイイイイ

「強大な魔力反応を確認!対象こちらに向かって来ます!」

「空気成分に異常検出!なんだこれ?何で空気から重金属が検出されてんだ!」

「対象・・・これは地面を走っているのか?姿を捕らえられません!」

 

 

 

 

 

 

 

「死だ、死がやって来やがる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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