やはり俺がドキドキ!させられるのはまちがっている   作:トマト嫌い8マン

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最近眠っても寝足りないことが多い

このジコチューで世界中が同時に眠りについたらどうなるだろうか
超カオスしか予想できない、ワロえない


羊が1匹おりました

 

とりあえず、アイちゃんを連れた俺たち5人は近くの公園へ散歩に来た。また何も聞き出せなかった上に、まさか赤ん坊の世話まですることになるとは。ちなみに驚くことにこの赤ん坊、相田たちにすぐに懐いたのはもちろん、どういうわけか俺のことも気に入ったらしい。俺の目を見てもこんな純粋な目で見つめ返してくれるとか、浄化されるんじゃね?

 

と、突然アイちゃんがぐずり出してしまった。ミルクでもおむつを変えて欲しい訳でもないようで、遂には泣き出してしまった。さすがに赤ん坊の世話なんてしたことがない俺たちは慌ててしまった。母親の仕事の関係で詳しい菱川でもよくわからないようだ。

 

「そうだ。子守唄を聞かせてあげればいいんだよ。そうしたらきっとよく眠れるよ」

 

そっとアイちゃんを抱き上げながらの相田の提案になるほどと思った。確かに眠れないことが原因かもしれないしな。ところで、菱川とありすが少し離れて耳をふさいだのは何か理由があるのだろうか、いやむしろあるとしか思えないのだが。声が大きいのだろうかと剣崎と顔を見合わせる。

 

「すぅー。ねぇ〜むれぇ〜、ねぇ〜むれぇ〜!」

 

突然響いたその音俺たち2人と妖精は飛び上がった、かと思うと手で耳を抑えてかがみ込んだ。ひどい。これはマジでひどい。もう下手とか音痴とかそういう話ではない。なんというか、あれだ。とにかくひどい。

 

「マナってなんでもできるのに、歌だけは全然ダメなのよ」

「本人は自覚がないのですけど」

 

指摘してあげてくんない、そこの幼馴染コンビ?自覚がないとか一番ダメなパターンじゃねぇかよ。

 

その後、アイちゃんが驚きから立ち直り、さらに大きな声で泣きだすまで、地獄のリサイタルは続いた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

相田が歌をやめ、再び全員でなんとか笑ってもらおうとしたが、一向に泣き止む気配がない。これにはさすがに弱った。どうしたものか、と悩み始めたその時、

 

「ジコチュー!」

 

羊の姿をしたジコチューが現れた。その姿に怯え、泣き止んでしまうアイちゃん。いや、流石にこんな泣き止ませ方は良くないよな。

 

「大丈夫だよ。あたしたちが絶対に守るから。八幡君、一緒に隠れてて」

 

そう言ってアイちゃんを渡された。取り敢えずまた泣きだす気配はなく、一安心・・・ってジコチューの前だと安心も何もないな。アイちゃんをしっかり抱き抱え、少し離れた茂み近くに身を隠した。

 

プリキュアに変身した間たちはジコチューと戦おうとしたが、突然その姿が分裂したかと思うと、地面から何やら柵のようなものが生えて来た。

 

「何これ?」

 

ハートたちがあっけにとられていると、分裂した羊ジコチューは整列し、

 

「ヒツジガイッピキー、ヒツジガニヒキー」

 

と、次々に柵を飛び越え始めた、ってこれ。睡眠誘導のアレじゃん!どんな攻撃!?というか見た目がシュールというかファンシーという、か、

 

「あれ、なんだ?急にスッゲェ眠く・・・って寝てる場合じゃ!あ?」

 

必死に眠気を払おうとして顔を上げると、ハートたち4人がぐっすりと眠っているのが見えた。何やってんのあいつら!?というかハートだけ大口開けて寝るとか勇ましいですね。あぁ、けど俺も人のこと言え、ねぇ、かも・・・

 

 

「きゅぴらっぱー!」

 

 

突然目が覚めた。辺りを見渡すと空に浮かんだアイちゃんから眩しい光が溢れていた。その光の影響か、ハートたちも意識を取り戻し来てたようだった。しかしそれもつかの間。疲れたのか、高度が落ち始めるアイちゃんに向かってジコチューたちが迫っていた。慌てて立ち上がりなんとかアイちゃんをキャッチする。しかしそこでまた凄まじい眠気が襲い、そこから動けなかった。腕の中のアイちゃんがまた泣きそうなのを感じ、抱え込むように抱きしめ、ジコチューが視界に入らないようにする。

 

「大丈夫、大丈夫だ。お前のママたちは、強いからな。心配しなくても、すぐに、終わらせて、来て・・・」

 

なんだかハートとソードが大きな声で何か言っているような気がしたが、眠気に抗えず、俺の意識は遠のいた。

 




短いですけど続きを載せていきまーす
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