やはり俺がドキドキ!させられるのはまちがっている   作:トマト嫌い8マン

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何だか八幡以外だとすぐにソード視点を描きたくなる不思議


名前と思い

SIDEソード

 

眠っちゃ、眠っちゃダメ!

 

気づいたら、私はキュアハートの頬を叩いていた。驚く彼女に対して、自分でもびっくりするくらいにすらすらと言葉が出てくる。

 

「ママのマナなんでしょ?守るって約束したんでしょ?だったら、なにがあっても守り抜きなさい!」

 

しばしポカンとした後、ハートは私の肩を掴んでゆすり始めた。

 

「ソードだって、本当はアイちゃんのこと、可愛いと思ってるんでしょ?だったら変な意地はらないでいいじゃない!」

 

「わかってるわよ。私たちがやらないで、誰があの子を守るの?」

 

「絶対に守り抜くよ!」

 

気合いを入れるハートを見て、私も意識がはっきりして来た。ジコチューたちの方を見ると、彼がアイちゃんを守るようにして倒れているのが見えた。彼も、一緒に戦ってるんだと、改めて感じる。

 

「ハート!」

「うん!うちの子を泣かせるなんて、許さないんだから!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

SIDE八幡

 

…さい…なさ…

 

「起きなさぁい!」

 

パァン

 

「痛って!」

 

突然頬を襲う衝撃に意識が覚醒する。しばらく頬を抑えてうずくまった後、何事かと顔を上げると、キュアソードとキュアハートが覗きこんでいた。

 

「起きたかしら?」

「あ、あぁ」

「八幡君アイちゃんを、しっかり守ってて。大丈夫。すぐに終わらせるから」

「おう」

 

いつの間に復活したのだろうか、ダイヤモンドとロゼッタも、吹き飛ばされたのか、遠くにいるジコチューと俺たちの間に立った。

 

「ヒツジガイッピキー、ヒツジガニヒキー」

 

再び睡眠誘導攻撃を仕掛けてくるジコチュー。ところが、

 

「ヒツジガ「328万5925匹!」メェ?」

 

 

突然放り込まれた数字に混乱したのか、統制が取れなくなっていた。なにその攻略法、さすがダイヤモンドさん、なのか?

 

「閃け!ホーリーソード!」

「あなたに届け、マイスィートハート!」

 

ジコチューがわちゃわちゃしている間に、ソードが柵を破壊し、続けて放たれたハートの技によってジコチューは完全に浄化された。

 

 

 

 

先ほどの戦いの中で、相田と剣崎はなにやら話し合うことができたらしい。内容までは分からなかったが、あの時聞こえたのは幻聴ではなかったということか。そのおかげで2人の距離も無事に縮まったようだ。

 

ふと相田の腕の中のアイちゃんがおとなしいと思ったら、ウトウトし始めていた。

 

「眠たそうだな」

「きっと、いろいろあって疲れてしまったのでしょう」

「泣いてたのも、眠れなかったからとか」

「だったら今度こそあたしの子守唄で」

「「え?」」

 

思わず菱川と2人で、なに言ってるんだこいつは、みたいな声を上げてしまった。心なしかなんとか笑顔をキープしたありすの表情も固まってるような。

 

災が、ゲフンゲフン、相田の歌に備えようとしたその時、その腕の中から、剣崎がアイちゃんをそっと受け取った。

 

「私に任せて」

 

起こしてしまわないように気をつけながら優しく揺らしながら、そっと剣崎は歌い始めた。最近小町からCDとか借りて聞くようになったが、それらの曲での明るい歌い方とは違う、とても安らぐ、心地のいい歌だった。アイちゃんの目が少しずつ閉じていき、

 

「寝たみたいだな」

「さっすがまこぴー」

「マナ、あなたは歌のレッスンが必要よ」

「そうかな?って、今あたしのことマナって呼んだよね?」

「そうだったかしら?」

「絶対呼んだ。ね、もう一回呼んで、ね!」

「「「しーっ」」起きちまうだろ」

「あっ」

 

その後、起こさないように細心の注意を払いながら、4人はアイちゃんを見守っていた。こんなにも頼もしいママが4人もいるんだ。何があっても、大丈夫だろう。それが分かっているのかは知らないが、アイちゃんは安心しきった顔で眠っていた。

 

 

 

余談だが、アイちゃんが学校に来た時に様々な怪奇現象が起きてその後大貝七不思議として語られるようになったとか、アイちゃんの不思議パワーでプリキュアたちが一時的にパワーアップしたのだが、それはまた機会あれば詳しく話そう。




次はソード転入回です

しかし、この子動かしやすいな、なんか
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