八重の初めての大型連休…連休は小町の説教から始まった
① 甘酸っぱい思い出って美味しいの?
テニス対決のあとずっと眠保健室り続けていて最終下校時間近になんとか目を覚ましたアタシは立つこともままならないので平塚先生に送ってもらい帰宅
そしたら珍しく早く帰ってた両親に事情を話してくれたの所までは良いんだけど寿司だお赤飯だと騒ぐは挙げ句の果てに戸塚に嫉妬した親父が騒いで母ちゃんに説教されてるはで…
巻き込まれた平塚先生に申し訳ないと思ってたのは最初の内だけで…
すっかり意気投合して三人で飲んでるからアタシから言うべき事は何もない…
と、ゆーよりこの寿司サビヌキじゃないじゃん?よくわからないけどアタシのお祝いの料理のはずなのになんでアタシの食べられないモノ注文するわけ?マジ信じられんぞ、親父
あ、寿司にワサビ入ってるのに気付いた母ちゃんにど突かれてるよ、親父ざまぁっ!
ピッチを見るとかなりの数のメッセージ主に由比ヶ浜が来ていてお礼のメッセージを送ったけど材木っ、テメエにメアドを教えた覚えはねぇからアタシのメアドは消せっ!
そう言いたかったけどアイツはああ見えて戸塚の友達らしいから言っても無駄っぽいからやめた
戸塚の友達悪く言いたくないからな
うん、そうだアイツはあくまで戸塚の友達でそれ以上でもなきゃそれ以外の何者てもないが下僕とか奴隷みたいなそれ以下の扱いなら可だな
今日からゴールデンウィークで今日は連休前半初日
「最近のお姉ちゃんは全く落ち着きがありませんでしたからこんなときくらいは大人しくゆっくりと寝てなさいっ!」
と、叱られてしまい時々小町の宿題に関する質問に答えながらのんびりと過ごすことにしたけど自分の身体の変化について準夜勤で家にいる母ちゃんに説明される事にになり聞くことした
これが話に聞いていた月よりの使者なんだって事は理解はできたけどこの痛みが毎月あるのか…
しかも熱っぽいせいか頭がボーッとするしやたら眠くなる
と、そう思ったらうんざりだと思ったし…あと、月に代わってお仕置きされてるのはアタシじゃん?
と、自分でも理解できないことで悩んでるアタシはアホに違いないが本音を言ったら見知らぬ領域に踏み出した恐怖と言葉にできない不安に怯えるアタシの手を握って優しく微笑む小町に向かって
『小町お姉ちゃん…』
無意識の内にそう呟いたアタシは間違ってない
連休二日目
昨日一日勉強してないから図書館に行ったら戸塚と雪乃に結衣がいて四人で勉強したと言うよりは雪乃先生にアタシ等三人の勉強を見てもらってたって感じなんだけど…
こうしてゴールデンウィークは静かに始まりました