「 そうか、わかった… 事はデリケートかつ緊急を要するから雪ノ下を送り比企谷か家に… 」
「 いいえ、私も同行します… ご両親との話し合いはともかく妹さんを交え私達は私達で話し合うべきですしやはり状況が状況だけに姉に頼ろうと思います… 」
そう答えるのを聞いて神妙な面持ちで答える雪ノ下に
「 わかった、協力を頼んでくれ…
( アイツにしてみればこんな面白そうな話だろうから下手に隠していることがバレたときに敵にでも回られたら厄介だ
雪ノ下もそう判断しての事だろう… 何しろ雪ノ下が自分から進んであの姉を頼るくらいなんだからな )
私は車の支度をするから帰る支度をして待ちなさい 」
そう言って平塚先生を待つことになったアタシは
「 済まないな… 雪ノ下に養護の…『 鵜飼 』 鵜飼先生… こんな事に巻き込んじゃって… 」
そう言って二人に詫びるアタシに二人は
「 それは違うよ、比企谷さん…?
あまり良い話とは言えないどTS患者病自体は増えつつある傾向にあらるらしい… と、言う研究報告がありますからいずれ貴女以外の子が今の貴女のように相談にくる日がないとは言い切れません
それにね、比企谷さん… 私達は普通こんな風に一対一では生徒さんと関わる機会何て早々ないんですよ?
そんな私を頼ってもらえて嬉しいんですから平塚先生とは異なりますけど頼ってください 」
「 私は巻き込まれたのではなく自らの意思で飛び込むのだから変な遠慮はしないでくださらない?
その… 貴女とならお友達になれそうな気がしたし… なりたいとそう思たからあくまでも私の都合なのだから気にしないでほしいわ 」
アタシは現状の八がアタシ中で深い眠りについていていつ目覚めるのか検討もつかない状態であることを告げ…
「もしも許されるなら…… 比企谷八重として学校に行きたいし普通の暮らしを経験したい
小町がイヤじゃなきゃ一緒にショッピングとかしたい… アタシが望んでも… 良い… のかな? 」
感情のコントロールが効かなくなった私は涙を流してそう訴えると
「 小町言ったよね? 八重お姉ちゃんと買い物行ったりカフェでまったりお茶したいって
お兄ちゃんを否定する訳じゃなくてお姉ちゃんもほしかったって願いが叶うんだよ? 」
そう泣きながら言う小町に
「 小町は覚えちゃい無いだろうけど幼い頃の小町にお姉ちゃんが欲しいと言われて妹じゃダメって聞いたら妹じゃなくてお姉ちゃんっ!
そう言われてなら大人になった八幡にお嫁さんが来たらその人に義お姉ちゃんになってもらいなさいって誤魔化したんだけど…
あれが小町が 『 お兄ちゃんのお嫁さんお義姉ちゃん候補 』 って事を言い出す切っ掛けだったんだよね 」
と、今明かされた衝撃の事実を前に唖然としていると
「 覚悟はできたんだね? 」
ただ一言聞いてきた母ちゃんに
「 勿論、不安が全く無いわけじゃないけど雪ノ下… 平塚先生に養護の先生がいるから一人じゃない、頑張れる 」
そう母さんに答え親父を見ると悲しそうな顔で
「 俺とは出掛けてくれんのか? 」
だってさ、だからそれを聞いた小町は親父を白い目で睨み母ちゃんには呆れられて平塚先生と雪ノ下には苦笑いされてるから
「 お父さんとデートしたいなっ♪ 」
そう可愛く言ったら
「 お父さんに任せなさい 」
そう胸を張って答える親父に心底呆れる母ちゃんと小町だった
その後当面保健室登校を勧められたことを話自分もそれで様子を見ようと思うことを話すとお金を渡され週末に小町とららぽに出掛け小町のプロデュースで服を買うことにしたんだ
どうだ八、小町とお出掛け羨ましいかっ…あぁ、お前は面倒臭がるヤツだったな…まぁ良いんだけどな
前振りが終わり次からが本番です