ボッチの八幡とそれを見てきて人を信じきれない八重には慣れないみんな一緒にと言う状況に八重は…
(いつもの天使の笑顔なのに戸塚彩加、恐るべし…)
そう思ってたら
「 なんだ、アンタ以外にちゃんと言えるじゃん? 」
優美子にそう言われて
「 そうね、貴方なら子供みたいな屁理屈捏ねる我が儘な八重さんを安心して任せられそうね 」
雪乃にまでそう言われたアタシは
( 優美子に雪乃、アンタ等アタシの母ちゃんか?何だよ材木と隼人の羨ましそうな顔は?
ハンバーグステーキ食いたかったら自分も頼べばばよかったんだろうがよ? )
そう思ってたらみんなに溜め息吐かれた…
( ナゼだ? 解せぬ )
そう言いたいアタシだった
「 八重さん、諸々の手続きと大学病院の…主治医の葉山先生の口添えもあって明日から又元のクラスに復帰できますからそのつもりで登校しなさい 」
そういきなり言われたアタシが言葉を失ってると
「 もっと僕を頼ってよ? 頼りないかもしれないけど僕だって八重ちゃんの力になりたいんだからさ… 」
そう言ってアタシの手を取る彩加に
「 教室に居る時はあーしに頼れし、あーしのお気に入りの八重にちょっかいだすヤツは許しちゃおかないんだから安心しろしっ! 」
「 八重ちゃん、八重ちゃん、アタシも頼ってよ? 席も隣で同じ奉仕部の仲間じゃん? 」
「 あたしにも頼って欲しいな、八重さんとは色々話が合いそうだしね? 愚腐腐腐腐腐腐 」
( え、海老名さん… 気のせいじゃないと思うんですけど笑い声が怖いんですけど? )
「 もちろん、貴女を守るのは平塚先生からの依頼であり貴女のお友だち一号の特権よ 」
そう女子四人も言ってくれ
「 君が、体質の事を公表する決意をしたと言うのは母さんと父さんからも話を聞いてるし俺も君の力になりたいから遠慮無く頼ってくれよ? 」
( うん、知ってたよ…なんとなくだけどお前が葉山先生方の息子さんなんだろうってことくらいね
まぁ、そんな事なんかアタシには関係ない話だからだからなんなのさ?って話何だけどね )
そんなことをボンヤリと考えながら隼人の横顔を見ているアタシだった
二ーF比企谷八重
三連休に体を休め鋭気を養えたと思うから火曜日から学校に行くんだけどどう考えてみても不安しかないんですけど…
はぁ~っ、正直気が重いです
金曜のお礼に焼いたクッキーを持って保健室に寄りその後生徒指導室に行き平塚先生と校長室に挨拶に
大学病院からの協力要請と言う大人の事情もありアタシは晴れて女子生徒として通えるようになったらしい
でもそんなの建前だ…実際に…え?あれ?由比ヶ浜と三浦、海老名はまだしも
何で男子四人が?
あ、戸塚が笑いかけてくれた… アタシは幸せだ
こうして穏やかなゴールデンウィーク前半の三連休が終わりました…