うん、隼人も苦笑いを浮かべてるし雪乃なんかぐったりして疲れきった表情してるよ
うん、時折聞こえてきた結衣とのやり取り…たまに通りかかる店員のお姉さんや他の客が引き笑いしてたし…
アタシ等の制服見て結衣を信じられないものを見るような目を一瞬向けたが優美子に睨まれ退散してたからな…
その後小町も塾だから適当に食べて来るってメールが来てたからアタシもここで食べてくことにしてアタシはミートソースボロネーゼ
雪乃はフレッシュトマトのスパゲッティを頼む事にした
アタシと雪乃はリア充みたく料理を分け合う習慣はないんだからな
え?昨日やってたろって?バッカ、昨日は甘いハニトー食べたい気分だったからハニトー以外は食べてないぞ?
だから今日はミートソースボロネーゼの気分なんだよ
それにアタシは誰が何の料理を頼むかわからないのもやなんだからな?
そしたら案の定戸部のおたんちんが頼んだのはチョリソーに大岡は辛味チキンでアタシには無理だからね?
隼人はグリーンサラダに大和はグリルポテトを二つで優美子はプチフォカッチャを二つに姫菜は熟成ミラノサラミ
で、親切で勧めてくれるのはありがたいんだけど仕方無いから
「アタシ、基本的にはあまり好き嫌いはあまり言わない方なんだけど辛いのに弱くで妹にも
『お姉ちゃんは見た目同様にお子様舌なのですよね』
そう言って笑われてるんだよね」
そう言ったら
「あはは、こーゆーのもギャップ萌なのかな?辛口毒舌の八重ちゃんが辛いの苦手ってさ」
そんな事結衣に言われて
「うっせっ、余計なお世話だ…」
そう結衣に一応は言い返したけどいつものテンポと歯切れの良さは見る影もなかったしあまり言いたくなかった弱点をさらしてしまったアタシはかなりいじけていた
そのせいで重要な事を見落としてしまったのが後々悔やむことになるけど今のアタシには知るはずの無いことだ
それでも呆れられはしたけど優美子がもう少しで良いからな大きくなれるよう食事をもっと食べる用にしろしっ!
そう言われてフォカッチャを食べれように言われ食べ過ぎた夜になっちやったんだよね
まぁ、自業自得なんだけどな…確かに母ちゃんや小町にもしょっちゅう言われてても改善してこなかった事だけに耳の痛い話なんだよな
そんな事を考えながら食べてたらただでさえ悲惨なアタシの食事のひどさはオカン三浦がいなければどんな事になっていたことやら…
しかもだよ、アタシがたのんだのはよりによってのミートソースだからなぁ~っ制服…染みにならなきゃいいんだけどな…
制服の時はメニュー決めは慎重にしないとな…
こんな感じで八重の学校生活始まりました