お湯は熱すぎてはいけないとか迄言われてしまってるしさ
で、今度は拭き方…
髪は優しく丁寧に挟んで水気を取りなさいと実演してくれたアタシの髪は今の状態になって以後スゴい勢いで伸びて既に腰の長さに達してる
髪質も変わったのか色が徐々に抜け落ちていき今ではライトブラウンに変わってしまってる上にお風呂に入ったりドライヤーで熱が上がると真紅に変わるんだよね
「一度髪の状態を見てもらった方がいいから予定を開けなさい」
そんな事を言われて正直面倒臭いの一言なアタシは問題な先送りにすべく
「じゃあ県大会予選が終わるまで待って下さい」
そう答えたら
「何をそんな悠長な事を…」
そう言って呆れてるから
「どうせ未だしばらくは落ち着かないから落ち着いてからでも良いじゃん?」
そう言って唇尖らすと
「そんな状態を見たいのよ研究者ならなおのことね…
仕方無いから取り敢えず一房切って良い?」
そう聞いてきたから妥協して
「良いよ」
そう答えて頷いたらバッグから携帯の裁縫セットを取り出してその中のハサミを使って一房切って丁重にしまうとついでに雪ノ下家専属のデザイナー作によるイナヅマジャパンの10番のジャージ………うん、なんかスゴいよ
特にファンって訳じゃなかったけど今夜劇場版のDVDを借りに行こう
と、言う訳で対アタシのフットサル用コーデになりました
その後シャワーで汗を流したアタシ達は昨日と同様に同じ場所でブランチになり
「悪いけどヒエン、クーラーボックス持ってきて」
そう言って運んでくれたそれの蓋を開けて
「はい、彩加のお弁当…んで、これがヒエンでこっちがミドリのな基本中身の違いはご飯の量だけで当然男子である彩加とヒエンのはご飯のちわ量が多い」
そう言ってチラッと見た材木の顔はマジにヨダレを垂らしそうでソコに都筑さんにアタシの髪の毛を預け件の美容院に届ける様駐車場に行ってた陽乃さんが戻ってきたから
「はい、これが陽乃さんのお弁当です」
そう言って最後のひとつを取り出して
「材木、サンドイッチは?」
ん
そう聞いたら情け無さそうに
「ここに…」
そう答えて材木がアタシに見せたのはミックスサンドとフルーツサンドで
「材木、これと交換しろこの特製ご飯メガ盛りとな」
そう言って渡したのはいわゆるところのドカベンってヤツだよ
それ手渡してサンドイッチ受け取るとマッカンを開封して食べ始めたけど
「あーっ、それと出し忘れたけどこれソーセージ、照り焼きチキンに粉ふきいも、おかず足りなきゃ食ってくれな?こっちは他の皆も食って良いからさ」
そう言い終えて食べるのを再開した
次話にやっと葉山グループ登場します