俺はベル・クラネルを全力で応援する   作:ぽけてぃ

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1日に2話投稿文!
金輪際しないであろう事をしてみました


#2 安全階層に来てます

 

はい、ということで何がどうなってかダンまちの世界に来ちゃったらしいです。というか詳しくはさっぱり分かりません

 

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているのだろうか?────通称ダンまち

 

主人公のベル・クラネルがミノタウロスに襲われてる所をヒロインのアイズ・ヴァレンシュタインに救われる所から始まる冒険譚

ベル・クラネルが英雄になる成長物語だと俺は認識してるけど、実際の所はどうなんだろう?

アニメ知識だし、原作も終わってないらしいからな、アニメ以降が全く予想出来ない始末。つまりは途中から行き当たりばったりの無理ゲーと、そういう事ですね

 

 

 

 

 

 

 

ということで現在は50階層、アイズさんに連れられてダンジョンで数少ない安全階層(セーフティーポイント)に来ていました。勿論ファミリア総動員で

 

開始早々ダンジョンに潜ってる事実。これって最早恐怖だよね?しかも後戻り出来ないレベルの深さ

 

 

ダンまちの世界に来て素直に喜びたい所だけど、どうやらそう簡単にはいかないっぽい。

 

詰まる所、俺も冒険者なわけだし、ここから多分モンスターと戦わないといけないんだろうな。体は何とか動かせるけどまだ少し慣れない感じが酷いし、やっぱり違う体に転生したって事?

 

転生っていうか、何て言うのかな、俺はこういう事(アニメ世界に転生)(別に期待してたわけじゃない)になったら絶対に原作と関わらない選択肢を選ぶつもりだったんだけど。無理矢理原作に新キャラ加えて、後戻り出来ない所でそいつに乗り移ったって言えば適切か、

 

 

 

「アイズさんそろそろ離れてくれませんか?」

 

「…………アイズ」

 

「……はい?」

 

「今までアイズ、だった。どうして“さん”つけるの?」

 

「いや、それは何と言いますか、唐突に皆をさん付けで呼ぶブームが到来したといいますか、」

 

「アイズ、って…呼んで」

 

「………………あ、アイズ…」

 

「うん、お兄ちゃん」

 

なんで選りにも選ってアイズ(ヒロイン)師匠ポジ(兄さんポジ)になっているんだろう

 

あれ?記憶ないよね?俺ってばダンまち世界に産まれてからここまで生きた記憶がこれっぽっちも無いんですけど!?

今までこの体にいた人どこにいったの!?戻ってきて!俺には無理!モンスターと戦うとか死ぬ!ってかヒロインキャラ呼び捨てとかハードル高過ぎ!!

 

「それじゃあア…アイズ。そろそろ腕に抱き着くのをやめてくれるかな?」

 

痛いんですよ。何とは言いませんがその胸に付いている“何か”を包み込む鉄の鎧が!

 

出来れば鎧なしで抱き着いて欲しかったが、それはそれで俺の尊厳が保てないような気がする

 

 

 

 

「うん、分かった」

 

少しは難航するかと思われたアイズ引き剥がし作戦は、アイズの素直さのお陰で、予定より早く事が済んだ

 

「ありがとう。アイズ」

 

そう言ってアイズを見ると、こちらを見ていたのか目が合う。アイズと目を合わせるのは2回目だが、なんだろう。作画通り、いや、作画以上に人形みたいな可愛さだな。改めてダンまちの世界に来たんだと実感するわ

 

 

 

 

 

 

 

 

「いつまでアイズ見てるつもりよ、ニコ」

 

「そうだ、そうだ。アイズ恥ずかしがってんじゃん!」

 

アイズの頬か少し赤らむように変化するのを見てると、後ろから2つの違う声がかかる

 

振り向くと案の定、褐色の肌をしたアマゾネスの姉妹がいた

 

そのままの意味で小さい方がティオナ・ヒリュテ、大きい方がティオネ・ヒリュテ

 

原作通りなだけあって二人とも物凄く美人なのだが…………うん、実物見ると妹には頑張れとしか言えないな

 

「そうだな。アイズ、ずっと見つめたりして悪い」

 

「「………………」」

 

「なんだよ」

 

鳩が豆鉄砲喰らったような顔しやがって、何もしてないじゃねーか

 

「いやいや、おかしいでしょ!どうしたの今日のニコ?頭でも打った?」

 

「え、えぇ。いつもなら“兄の俺がどれだけ妹を見ようと俺達兄弟の勝手だろ!口を挟むな凹凸(おうとつ)姉妹”って突っ掛かってくる筈なのに」

 

ちょっと待て

 

え?この体の持ち主さんってそんなシスコン侍らかすような人なの!?

 

あれ?この世界で保とうと思ってた俺のクールなお兄さん設定が(ことごと)く崩れていく

 

「………………そ、そうに決まってんだろ!今回は少し趣向を変えてみただけだ、見事に騙されたな。お……凹凸姉妹!」

 

「なーんだ。そんなことか、いきなり変なこと言うからびっくりしちゃった。」

 

「私も、てっきりニコに別の人格が乗り移ったのかと思っちゃったわよ」

 

な、何言っていてんのティオネさん。心臓止まるかと思ったわ

 

「………私も」

 

ちゃっかりアイズも同意している点で、俺はニコとかいう奴の人格をもっとしっかり把握する事を余儀なくされた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それより凹凸って何の事かな?」

 

「あ、……そ、それはですねティオナさん」

 

「問答無用ぉぉ!」

 

この後、男の悲鳴が安全階層全体に響いて、少しばかりいたモンスターが縮こまっていなくなったのは、言うまでもなく俺のお陰だ

 

 

 




分かる人は何となく分かったと思いますけど、ソードオラトリア1巻の所です
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