俺はベル・クラネルを全力で応援する   作:ぽけてぃ

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長くしてみました。
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#3 モンスターは灰にならないみたい

 

 

「総員撤退!」

 

50階層にて、突如出現した芋虫型のモンスター。の進化形

他の人の反応を見る限り新種だろうか?全長50メートルは存在するし、何かよく分からん羽まで生やしてキモイの一言に尽きるモンスターが佇んでいる

 

出来れば戦いたく無かったので撤退という団長の言葉に一安心する俺だったが、

 

「えぇ!倒そうよ団長!まだウルガの仇もとってないのに!」

 

「ちょっとティオナ!団長の指示に文句つける気!」

 

「俺も納得いかねぇな、あの芋虫野郎を殺るまで気が収まらねぇ」

 

「ちょ!ベートまで!」

 

「僕も大いに不本意だ。でもあのモンスターを始末して、かつ被害を最小限に抑えるにはこれしかない。月並みの言葉で悪いけどね」

 

「アイズ、ニコ、あのモンスターを討て、2人でだ」

 

「……………はい?」

 

「分かった」

 

えーっと、大変な事態になった…のか…な………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───数時間前───

 

 

 

未到達領域59階層に行く筈だった【ロキ・ファミリア】だったが、フィンさんのディアンケヒト・ファミリアの依頼をこなすという指示により51階層のカドモスの泉が存在する【ルーム】と呼ばれる場所に向かう事となった。

 

詳しくは聞いてなかった(意味が分からなかった)けど、カドモスの泉は2ヶ所存在してまとまって行くには時間が掛かるので、2班に分かれ出来るだけ人数を減らし少数先鋭で行くことになったのだ。あとはセーフティーポイントにて待機だと、俺も待機が良かったなぁ

 

 

 

 

まぁ、それ事態には殆ど不満はないのたが、

 

 

「アイズさん!依頼一緒に頑張りましょう!」

 

「うん、レフィーヤも頑張って」

 

「何で団長と一緒じゃないのよ………、何で…………」

 

「ティオネまだ言ってるの?ニコがいるからいいじゃん!」

 

「あんたには解んないでしょね、ティオナ。誰が好んでニコ何かと…………」

 

団長さん、完璧に人選ミスっすわ

 

1班 俺、アイズ、レフィーヤ、ティオナ、ティオネ

 

2班 フィン、ガレス、ベート、ラウル

 

少数先鋭とか行ってたけど、自分が絶対にティオネと一緒に行きたく無いのが犇犇(ひしひし)と伝わってくる

 

だからって俺をこっちに放り込むのは余りにも酷じゃないですか?

 

前を歩く女性四人を見て思わず溜め息が溢れる

 

まぁ血に飢えた小さい方のアマゾネスと、うちの妹ことアイズ(戦闘狂)がパーティにいるお陰で、俺が殆どモンスターと戦う機械が無いのは好ましく思うけど

 

まぁ一応警戒はしとくかな

 

腰にさしてある剣を抜き取る。蒼くきらびやかな剣先が輝きを放つ剣

俺の武器。瞬時にそう理解させる程、手にずっしりとよく馴染んだ。

 

その剣を、縦に横に何度が振り切ってみる。

多少重たさを感じるが、それが剣に威力を加えてるのを握っているだけで解る。切れ味も申し分ない。

 

メチャクチャいい剣じゃないっすか

 

 

「体の違和感には大体馴れたし、鎧も軽く感じる。これがステータスによる補整なのか…………、何となくだけど動きを体が覚えてる感じがあるな」

 

剣を手にかけたときに手が剣に馴染むのを感じたように、モンスター相手の動き方や足さばき剣の振り方も体があらかじめ解ってるみたいだ。

 

「ん?何一人で剣を振ってんのよニコ?」

 

「い、いえ!何でも!!」

 

「?………そう」

 

不意に後ろを向いたティオネに不思議がられるも、深くは追求してこず胸を撫で下ろす。剣を腰に仕舞い歩みを進めることにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「つっぃぃぃいたあああ!」

 

警戒を怠る事を忘れず、しかしながらルームに着いたティオナが思わず肝胆の声を挙げ───叫んだ

 

「うお!広いなぁ」

 

俺もルームの広さに目を見張る

いや、ほんとにデカイ。東京ドーム何個分だこれ?

 

計算してみようかと試みるも、そもそも東京ドームの大きさを知らなかった。ってか、田舎育ちで実物見たことないし

 

 

「あんたらはしゃぎ過ぎよ。早くカドモスの泉水をとって団長に会いに行きましょう」

 

ティオネさんは相変わらずぶれないね。フィンさんに会いたいオーラが体から滲み出てるよ

 

 

 

 

 

「…………その事なんですけど、」

 

ティオネの言葉に申し訳程度に手を挙げてアピールするレフィーヤ。皆が注目したのを見渡し、そして言葉を続ける

 

カドモス(強竜)………いませんよ」

 

「「「へっ?」」」

 

俺とアマゾネス姉妹が途端に変な声を出す。

 

辺りを見渡すが、レフィーヤの言葉通り確かにモンスターらしきものは見られない

 

平然としている所を見ると、どうやらアイズは直ぐに気付いてたようだ。

兄なのに気付けてない自分が情けない

 

 

 

 

「あれ!見て!」

 

皆で周りを見渡す最中、ティオナが何か気付きそちらの方向を指差す。そこには

 

「!!カドモスの…死骸!?」

 

無惨にも死んでいるカドモスが倒れていた。

あれ?アニメでは倒したモンスターってすぐに灰になるけど原作では違うの?

ティオネの言葉に、困惑している俺以外が正論だと息を飲む

 

「私たち以外の冒険者が倒したんでしょうか?」

 

「こんな深層にこれるパーティーは限られている。特定のファミリアが私達と遠征を被せてくるなんて聞いてないわ。それに良く見て!ドロップアイテムが回収されてない!」

 

「うっわー!『カドモスの皮膜』!?すっごい高額アイテムじゃん!!」

 

「こんな超レアアイテム捨てていく冒険者なんているわけないわ!何かが居たのよ、ここにカドモスさえ殺しのける冒険者じゃない何かが………!」

 

ティオネの推測に、ティオナとアイズは顔が険しくなり、レフィーヤは怯え身震いをする

 

「嫌な予感がする。すぐに泉水を回収!出来るだけここから離れましょう」

 

その言葉に全員が同意して、泉水を回収。カドモスの皮膜もちゃっかり回収してその場を後にした

 

 

 

 




多分次からもっと長くなります。
────します!
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