思ったように進まない
あと、ソードオラトリアと書いてありますが、殆どオリジナル展開です。にわか知識なので
「それにしても、さっきの何だったんだろうね?」
51階層から50階層までの帰り道、ティオナさんが────この際、全員さん付けは止めるか
ティオナが先程のカドモスの泉での事を問いかける
「さっきも言ったけど、私は冒険者でもない“何か”によるカドモス襲撃かしらね」
「わ、私もそう思います」
ティオネは先程の自分の推測を述べ、レフィーヤはそれに私もと頷く
俺には全く分かんないので、聞き耳程度にと話を聞いている。
「ん?」
すると、右側を歩いていたアイズに服の袖を引っ張られた
美少女による物凄い萌え展開なのだが、何故だろう?あまり萌えない。末期か?
「どうしたアイズ」
「お兄ちゃんは、カドモスの事…どう思う?」
どう思うって言われても、ほんの数時間前にダンまちの世界に来た俺にとって殆どが未知なんですけど。先ずカドモスの姿すら知らないし、俺
ってか何時の間に『ダンまち』は冒険ファンタジー小説から推量小説になったのだろうか?BGMに名探偵コナンの『推理』を流しても違和感ない程に様になっている
推量要素なんてアニメの時には無かったし、そもそもアニメではロキ・ファミリアあんまり出てこないし、この後どうなるかすら分かんない。既に詰みゲーっぽい状況
でも一応兄なので、アイズの前では恥をかく訳にはいかない。それっぽい事を言おうと思う
「落ち着けアイズ。真実はいつも1つだ、いつか必ず答えは見えてくる」
ヤバイさっきのコナンネタに引き摺られた
かっこいいこと言ってるけど、何も分からないだけのただの凡人アピールですわ
「そう…だよね…」
納得しちゃったよ、どーすんのこれ?体の元の持ち主さん、ちゃんとアイズに物事を疑う事を教えた?なってないよ全然
アイズが少し抜けてるのはアニメ見てて分かってたけど、実際に体験するとお兄さんポジション(代理)の俺としては虚しくなってくる
「ニコの言う通り、いくら推測を立ててもそれはあくまで推測。事実だけを持ち帰って、いち早く団長に伝えましょう」
冷静にティオネが場を納める。
それに頷き、皆が歩くペースを一段階速くした
目に団長に会いたいって書かれてなければ、滅茶苦茶かっこいい事言ってるのにな
「うわああああああああッ!」
少ししてだろうか、ダンジョンに男の悲鳴が響き渡る
「ん?誰だ?」
全員が声に反応して1度立ち止まる。
ロキ・ファミリアの誰かだとは思うんだけど聞いた事ない声だな
「今のは!」
「ラウルの声!?」
そう呟く姉妹に、俺はそうかそうかと納得した
ラウルといえばアニメでは一回しか登場してないキャラ。しかも声だけという残念な初回。俺が声を忘れてて、知らないのにも合点がいく
「向こうで何かあったんじゃね?」
そう考えるのが妥当だろう
と、俺の声が耳に入った瞬間ティオネが血相を変えて駆け出した
うん、何考えてるか大体予想つくな
「団長!!」
ティオネらしいと思い。だが何が起きたのか気になるのも事実
「アイズ、ティオネ、レフィーヤ!俺らも急ぐぞ!」
「うん」
「は、はい!」
「分かった」
三者三様に答えて俺達も駆け出した。途中モンスターも出てくるが、アイズとティオナが瞬殺で倒していく。
俺?俺はモンスターを華麗に避けて進んでるよ。ってか前の二人が速すぎてレフィーヤが遅れそうだからそっちの護衛してるんだけどね
「チェストォォ!」
また一匹アイズ達が取りこぼしたモンスターを
レフィーヤも俺の後に付いてくるが、苦渋の表情を浮かべていた
概ねアイズに追い付けない悔しさと、守られてるという惨めさ故といったところか
そんな事を考えていると又もモンスターが迫ってきたので、足を切り動けなくさせる。
前を向くと既にアイズ達との差が20メートルは開いていた
本当どんだけ敏捷値上げてんの、レフィーヤとか既に息が上がってるけど……
「大丈夫かレフィーヤ?」
「は、はい。ニコさんは…私に…かま…わないで先に…行って下さい」
いや、ダメだろ。レフィーヤ一人を置いて行くのはあまりにも危険過ぎる。そう言ってる間にも俺達とアイズ達との差が開いてきてるし……………こうなりゃ
心で謝りつつ俺はレフィーヤの背中と膝を抱き抱え、持ち上げた
「え、えぇ!?ちょっ、何してるんですかニコさん!?」
「何って、…お姫様抱っこ?」
「お、降ろして下さい!私の事は大丈夫なんで!!」
俺に抱き抱えられるのそんなに嫌だったかなぁ?
あ、そういえばエルフって親しくない人に触れられるのを極端に嫌うんだっけか?
「レフィーヤ1人じゃここのモンスター倒せないだろ。それにアイズ達との差も開いてきてる、これが最善策なんだよ」
「うぅ~………」
「少しの間だけ我慢してくれ」
「………………分かりました」
「ありがとさん」
そう笑顔で返事すると、レフィーヤは顔を真っ赤にしてそっぽ向いてしまう。そこまで嫌われるって何したの元の持ち主
「追い付いたぁ!」
本気出して走り、モンスターも置き去りにするスピードで洞窟を駆け抜けた俺は、やっとのことアイズ達に辿り着く。
「遅いわよニコ……って!何でレフィーヤをお姫様抱っこしてるわけ!?」
なんでか一番に駆け出したティオネがいた。そのティオネの言葉に目を見開くティオナ、何故か頬を膨らまして睨むアイズ。うん、アイズの目が痛い
「そりゃ、お前達に追い付くためだろ。ちゃんとレフィーヤのステータス考えろよ」
抱っこされてる本人が「やめてください、やめてください。恥ずかしい…恥ずかしい……恥ずかしい………」と顔を手で覆い隠してるが、それを気にしたら敗けだ
「お兄ちゃん……後で、お仕置き…だから、……」
「何で!?」
不貞腐れた表情をするアイズの理不尽に俺は些か疑問が残る。
だが、口を開こうとした瞬間
「団長!!」
ティオネの言葉に遮られる。
視線をアイズから目の前に向けると、そこには2班のメンバーがいる。のだが、
「…………げっ、」
そいつらが黄緑色の芋虫型のモンスターを何匹も連れてやってきた
「何?あのモンスター!?」
「新種の……」
ぼそりと呟くアイズの言葉が耳に入る
新種──つまりは未知のモンスターなわけだ。
───ん?ってことはカドモス倒したの、この芋虫じゃね?
「ニコ達!逃げろ!!」
考えてるといつの間にかフィン達が近くを通り過ぎる
何故倒さないなどと野暮なことは聞かない。折角戦わずに逃げれるなら、逃げよう!うん、芋虫とか気持ち悪いわ
「団長の指示よ、逃げましょう!」
「逃げるなんて嫌だ!私が倒す!」
「ティオナ!!」
何で、こうもロキ・ファミリアの人間は自我が強いのだろうか、地面を蹴りだし、止めるに止めれない距離にいるティオナはどうやら芋虫君1号(勝手に名付けた)を倒そうと考えてるらしい
いや、延いてはオラリオ最大級のファミリアの団長が考えなしに逃げてる訳ないじゃん。
逃げる準備を始めながら何も考えてないティオナを憐れむ
「止せ、ティオナ!!」
────ベチャァ
「うおっ!?と、溶けた!?」
ほらやっぱり
懐に潜り込み、勢い良くウルガを降り下ろすティオナだったが剣先が芋虫君1号に触れた次の瞬間に、溶けた自分の武器を見るはめになってしまう
「なっ!!」
「体液に触れるな!」
んな事だと思ったよ
少し呆然としているティオナをもう一度哀れみ、逃げ出した。
これからの団長の考えを聞こうと、フィンの横へと並び走る
「芋虫君ってカドモスを倒した奴?」
「あぁ多分だが、このモンスターを
「んじゃ、倒すってか?でも芋虫君には武器効かないだろ」
そう問い横を向くと、少しの希望のある目するフィンがいた
「いや、攻撃はちゃんと効いている。ただ一回の攻撃に1つの武器を犠牲にすれば……だけど。しかも、あの量」
「部が悪いな」
「だね。だから【ルーム】に向かおうと思う」
「おいおい、団長さん。いくら広いところに出たって結局は囲まれるだけだぞ?」
「攻撃は剣によるもとだけじゃないってことさ………」
「ん?」
その返答に真意を見出だせずフィンを見つめ返すと、フィンが見てるのは俺の腹部分
俺もそこには目を移すと、
「ふぇ?」
「あっ!そういうことか」
未だ抱えているレフィーヤの顔が目に入った
書いてると自分の文章の拙さが良く分かって、萎えてきます。もっと頑張らないと
参考までにコナンのBGMはYouTube等で『名探偵コナン』『BGM』『推理』の単語で検索すると出てくる筈です。