ハイスクールD×D ゴースト×デビルマン HAMELN大戦番外地 作:赤土
「セージが珠閒瑠市の勉強のために見ていた動画」
(参照:https://syosetu.org/novel/185653/49.html)です。
本編並かそれ以上に長くなりましたが、どうぞ。
「
テレビに映し出されたのは、珠閒瑠TVが制作した、地元紹介番組。
スタジオには、茶髪にサングラスという、アラサーにしては前衛的な格好をした男性と
エキゾチックな服装に身を包んだ浅黒い肌の中性的な女性――と思われる。
ヴェールで顔が見えないため判別がつきにくい――の
司会者が並んで立っており、番組のオープニングらしく拍手で盛り上がっている。
「さあ、今週もやってまいりました! 珠閒瑠ジャーニーのお時間!
司会は俺様
「昴星の輝きの別面を、今日もまたご覧に入れて見せよう……珠閒瑠ジニーじゃ」
十年前にデビューし、今は一時ほどの勢いこそ失ったがベテランとして
地に足をつけた活躍を繰り広げているお笑いタレントと
彼女の人選の鶴の一声は他ならぬブラウンである。
その理由は、ただの駄洒落的な語呂合わせに過ぎないが。
「さて、ブラウン殿よ。今日はまた、新たな絆が生まれる……妾の占いでは、そう出ておるぞ」
「おっ、さすがジニーちゃん! そう、今日はスペシャルなゲストが来てたりするんだよね!
ご紹介しましょう、あの……りせちーこと、
ブラウンの紹介でスタジオに入ってきた少女こそ、今をときめく準トップアイドル
久慈川りせであった。彼女が入るなり、一気に色めきだつ辺りが彼女の人気を物語っている。
「こんにちはー! 久慈川りせ、りせちーでーす!
ブラウンさん、ジニーさん、今日はよろしくお願いします!」
「いいねぇ~、やっぱりせちーはこの新鮮な感じがいいよ。
俺様、これだけで張り切れちゃうかな、でひゃひゃひゃ!」
「……はてブラウン殿よ。妾の占いでは、女難の相もでておるようじゃがの。
それに、りせ殿は未成年。このままでは新鮮どころか、臭い飯を食う羽目になるじゃろうな」
この珠閒瑠ジャーニーという番組。
メイン司会者のブラウンが、女性ゲストの場合口説き落とそうとするが
その都度珠閒瑠ジニーに窘められる、というのが定番の展開となっている。
今回は相手が未成年という事もあって、ジニーのツッコミも辛辣だ。
この辺りは、かつてブラウンが大女優
「SumasumaSUMARU」という番組に近いものがある。
「さて……ブラウン殿が本当に臭い飯を食べる羽目にならぬうちに、今週も珠閒瑠市にある
独特な店を紹介するとしようかの。なに、妾も港南区で占い師を営んでおる身。
そう言った情報ならば、占わずとも……ごほんっ! 妾の占いで最適なものを導けようぞ。
時にりせ殿。そなた、珠閒瑠市についてはどれほど知っておるのじゃ?」
「う~ん……私、
「ふむ、ならばりせ殿にも馴染み深いものがいいであろう。何がいいかの?」
「あ、私! 辛いのが大好きなんです!」
りせちーは実は辛党である、と言うのはファンの間では通説となっている。
ただ、かなり極めた辛党であるというのは、それこそコアなファンでなければ
知り得ない情報でもあるようだが。特に、彼女お手製のオムライスは
それこそ溶岩と言う比喩が正しいレベルだ。ファンイベントを一度地獄絵図にして以来
料理番組には出禁になったとか、なっていないとか。
「……ふむ。では占ってしんぜようぞ。
……これは……ふむ……
……
ジニーの示した「しらいし」と言うラーメン屋。
確かにラーメン屋という事で、辛口のラーメンも扱っているのだが
ここはそれ以上に、ゲテモノラーメンが多い事でも有名である。
「平坂区に大学が出来たから、学生さん向けに昼はラーメン屋、夜は赤提灯にしたみたいだぜ?
実は俺様も、仕事であそこのバナナチャーシュー、挑んでみたんだけどさ……
思わず『嘘だろぉ!?』って膝から崩れ落ちちまったよ。
だから俺様はヤダっつったんだよぉ!」
「ブラウン殿よ。過ぎたことを嘆いても未来はかわりはせぬぞ。
ならば年長者として、りせ殿の手本になるのも大事ではないかの?」
何かを思い出したかのように泣き崩れるブラウンを宥めるジニー。
その一方バナナチャーシュー、と言う単語を聞いたりせの頭に?マークが浮かぶ。
息をするように冗談を交える店長が昔から作っている、ゲテモノラーメンの一種だ。
他にもアンコタンメンなどの癖の強すぎるメニューがある。
「で、でもちょっと気になります! と言うわけで行って来てみました!」
「りせちゃん嘘だろぉ!? で、でもVあるんだよね。
じゃ、じゃあ見てみようぜ……VTR、ヨロシクぅ!」
――――
珠閒瑠市・平坂区
カメヤ横丁。
昔ながらの商店街、と言った趣の通りだが、かつてに比べるとややシャッターが下り始めている。
その風景に、りせは実家のある稲羽市を思い出していたようだ。
流石に、そこまで田舎ではないが。
「と、言うわけで来ちゃいました! 『しらいし』!
今日は伝説にもなっているという『バナナチャーシュー』を紹介したいと思います!
……だ、大丈夫かな」
ADが「りせちゃんスマイル!」と書いたカンペを見せているのかどうかはわからないが
あまりにも前衛的なメニューを前に、りせも及び腰になっているようだ。
「あいよ~、それにしても取材も久しぶりだねぇ~。
前はトラックに店が潰されちゃって、赤提灯として出直す少し前だったけれど。
そういやあの時も、アイドルがレポーターとして来たっけねぇ~」
以前――と言っても10年前だが。当時のアイドルグループ「MUSES」の2人が
当時ラーメン屋だったしらいしを取材したのだ。
因みにその当時から、あんこ餃子だのバナナチャーシューだのは置いてある。
「あの時は茶髪の子がおいしそうにあんこ餃子食べてくれたっけねぇ~。
でも最近、この位じゃみんな満足しないのよ~。
ヤサイニンニクアブラマシマシ、だっけ~? ああいうのが流行りだそうじゃな~い」
りせは辛党だが、健啖家ではない。
そんなヤサイニンニクアブラマシマシなんてラーメンは、守備範囲外だ。
しかもこのしらいし、それをモチーフに何か新しいメニューを考えたというのだ。
「そこでアタシも考えたわよ~。
中部地方にあるって噂の霊峰からもインスピレーションを得た
その名も『抹茶あんこタンメンバナナマシマシ』よ~」
「えぇ……は、ハイカラですね……」
一応笑顔を崩さない辺り、りせも準トップアイドルである。
だが、流石に語彙はかなり絞られてしまっているが。
「わ、我こそはって方! ぜひこの平坂区はカメヤ横丁にある
『しらいし』に尋ねてみてください! そ、それじゃスタジオに返しまーす!」
「おや、食べないのか~い? 仕方ないわねぇ~……
他にも色々なアバンギャルドでハイカラなメニューを揃えているから
また来てちょうだいねぇ~」
カンペかどうかは定かではないが、強引にVTRは終わりスタジオへと戻ったのだった。
――――
「……は、はい。平坂区の『しらいし』でした。
ここ、前に他の番組で取り上げたんだけど、相変わらずだね……」
「ちなみにあの『抹茶あんこタンメンバナナマシマシ』は
あの後スタッフがおいしくいただきました」
「うむ……妾もこれは予想外……い、いや! う、占いの通りであったな……」
微妙な空気になってしまうスタジオ。りせもアレが衝撃的だったのか
うわごとのように「スタッフがおいしくいただきました」と繰り返すばかりであった。
「……き、気を取り直して次のお店行ってみよう! ジニーちゃん、ヨロシクぅ!」
「うむ。では次なるお店を占ってしんぜようぞ……
見える……見えるぞ……これは……
……
半ば強引に、ジニーが次の店を紹介する。
蓮華台にある、回らない寿司屋である。
この店、余談ではあるが度々移転をしており平坂区→蓮華台→平坂区と来て
またも蓮華台に戻ってきた経歴がある。と言うのも――
「えー、こちらインタビューにお伺いしたんですけれども、板さんが腱鞘炎に罹ってしまっていて
今はお弟子さんとヘルプのコックさんがお店を切り盛りしているそうです。
でも、お寿司のネタとそれを引き立てるシャリは今まで通りなので
是非来てください、とのことでした!」
「それと、全くの余談ではあるが。このがってん寿司の板前殿の長男。
彼の者はビジュアル系アーティスト『ミッシェル』として
音楽界でちょっとした話題になっておるそうじゃ。知る人ぞ知る、といった程度ではあるがの」
「その彼の高校時代の映像を収録した番組『SUMAsumaSUMARU』は
珠閒瑠TVの動画配信サイト、珠閒瑠TUBEで好評配信中だから
そっちもシクヨロ!」
がってん寿司の板さんこと
今は弟子であるショーゴと、蓮華台に住む元コックの帰化外国人
スティーブン・シルバーマンの協力でがってん寿司の営業を行っているようである。
蓮華台に引っ越したことが、功を奏したようである。
しかし代償として金髪碧眼のダンディが握る寿司屋と言うあらぬ個性がついてしまったのは
寛吉としては痛し痒しと言ったところか。
「それじゃ続いては……『珠閒瑠の街からレッツらゴー!』のコーナーだぜぇ!
今日は鳴海区にあるフランス料理店『クレール・ド・リュンヌ』の名物ギャルソンでもある
「沢芽市……妾の占いでは、世界樹のような大きな塔を象徴とする
珠閒瑠市と同じくらいの大きさの都市である……と出ておるな」
「私も行ったこと無いんですよ、どんなお店なのか興味があります!」
がってん寿司でもインタビューがなされなかったという事で
微妙なスタジオの空気を入れ替えられなかったが
コーナーの移動という事で、スタジオの雰囲気はがらりと変わったのだった。
若き日を思い出しながら、ブラウンが勢いで仕切っていくのだった。
「それじゃあ、今回もリポーターはキスメット出版の編集長、
ご機嫌なインタビュー、やっちゃってぇ!」
――――
沢芽市・シャルモン。
「――と言うわけで、今日もお送りするのはキスメット出版の編集長、天野舞耶でーす!
チャーオ☆」
長髪でスタイルのいい、しかし着ている服は両胸のハートマークを始めとして
あまりにも前衛的なファッションの女性がカメラに向かって受け答えする。
十年前からサイズこそマイナーチェンジすれども、基本的なデザインは変わっていない。
本人曰く「親友が選んでくれたから」らしいが
選んだ本人は「いい加減他のデザインのも着てくれ」と思っているとか。
「今日はクレール・ド・リュンヌのギャルソン副島さんからのリクエストで
沢芽市のパティスリー『シャルモン』を紹介しちゃうわよ!
それじゃあ、沢芽市のおいしいもののご紹介……チョメチョメタ~イム!」
沢芽市のみならず、他の街にも名の知れた洋菓子店「シャルモン」。
偉丈夫なパティシエとその二人の弟子が作り上げる洋菓子は
値段こそ張れども、間違いなく一級品である。
「――と、言うわけで、今日はオーナーパティシエの『
シャルモンおすすめのメニューを紹介してもらいたいと思います!
凰蓮さん、よろしくお願いします!」
「
今日は珠閒瑠市の
懐かしいわ、
「わーお! 従軍経験のあるパティシエさんなんて、オドロキの経歴ですね!
副島さんも凄腕らしいですが、凰蓮さんもただ者じゃない雰囲気を出していますね!」
意外ともいえる繋がりに、舞耶も収録とは言え驚きを見せる。
凰蓮も副島も、現地での修行の一環としてフランス外人部隊に在籍し
フランス国籍を有することになった凰蓮。副島は給仕としては優秀だが、シェフではない。
そう言う意味では凰蓮とは少し方向性が違う。実力は凰蓮に勝るとも劣らないが。
「そうだったんですか! 私も副島さんとは長い付き合いで……」
「あーら、そうだったの。そういえば、昔
当時ワテクシはフランスで修業中だったけれど、彼は一足先に日本に帰国していたのよ。
そこでお店――『クレール・ド・リュンヌ』だったかしら。試作メニューとして
『クサヤスパゲティー』なるものを用意したらしいわね。販売はされなかったそうだけど」
クサヤスパゲティー。その名前を聞いたときに舞耶の顔が曇った。
何故なら、彼女はクサヤが苦手にもかかわらずその試食をしたのだ。
その件が、いまだトラウマになってしまっている。
「そこで、ワテクシも考えてみましたの。果物の王をふんだんに用いた
まさしくその名の通り『完璧』なスイーツ――
『ドリアン・パルフェ』を今日のために用意させて頂いたわ!」
エレキギターの音が響き渡るようなインパクトと共に舞耶の前に出されたのは
見た目はちょっと豪勢なパフェだが、用いられているクリームや果物は
ドリアンだったり、ドリアンを混ぜ込まれていたりと
まさしくドリアン尽くしの一品であった。
だが、ドリアンは一説にはくさや以上の異臭を放つ食べ物である。
出された際には舞耶はあからさまに顔を顰めていた。
「あーら。この程度の匂いで顔を顰めるなんて、まだまだね。プロ根性が足りなくてよ。
そんな様子ではまともな食レポは期待できそうに無いわね。仕方ないわ……
ボウヤ達! アータ達、これの食レポなさい!」
「「え、ええっ!?」」
厨房にいた初瀬と城乃内に声がかけられる。
このドリアン・パルフェ、彼らも今その存在を知ったのだ。
カメラに映らないように厨房にいた彼らの元にも、臭いは漂っていた。
「これも修行よ、やって見せなさい!」
あからさまに無理難題ではあるが、カメラが回っているという事と
凰蓮に彼らが逆らえるという道理はないため、渋々食べることとなった。
――
結論から言おう。
完食こそしたが、味を言う前に二人そろってダウンしてしまった。
ほとんど放送事故である。
「……ちょ、チョメチョメ完了~!
それじゃ、次回またお会いしましょう~! チャ~オ☆」
強引に舞耶が締めたため、どう見ても放送事故のような終わり方になってしまった。
ディレクターは戦々恐々としたが、シャルモンは元々沢芽市では超がつくほどの人気店であり
そもそも凰蓮が変人の領域に足を突っ込んでいるためさほど問題にはならず
しらいしに関しても、ここで変なメニューが出るのは珠閒瑠市では有名で
他所からもそれ目当て出来ている客層も少なからずあること。
がってん寿司もシルバーマン氏の寿司は人気となり、結果としてよい宣伝にはなったため
お咎めなしと言う結果になったのだ。
――――
「い、以上、シャルモンからでした」
「今日は随分と騒々しいロケが多いのう……占い通りとは言え、これは大丈夫なのか?」
(ジニーさん、占いって絶対ウソでしょ)
結局、微妙な空気になってしまったスタジオ。
しかし、この日の放送の残り時間も僅か。締めなければならない。
「……さ、さてブラウン殿、りせ殿。そろそろ時間が迫ってきたようじゃ」
「え? もうそんな時間!? いやあ、毎度の事だけど時間が経つのは早いねぇ。
俺様、そんなに年取ったつもりは無いんだけど」
「そんなこと無いですよー。私にとってもあっという間でしたもん」
まるでカンペでもあるかのように(実際生ではなく収録なのだが)
和気藹々としたムードに戻るスタジオ。
この辺りは、みな揃ってプロであることを伺わせる。
「じゃ、りせちゃん。また珠閒瑠に来てくれるかな?」
「いいともー!」
「……ブラウン殿よ。そのネタはマズいと毎回言うておろう……」
締めのコールにジニーが突っ込むのも、この番組の定番である。
色々な(各地から突っ込まれそうな)ヤバいネタも交えた締めのコールだが
不思議と人気を博しており、ジニーのツッコミまで合わせて名物と化している。
「それじゃ、今日の珠閒瑠ジャーニー。司会は俺様ブラウンと」
「進むべき道知りたくば、またここを訪れるがよい。珠閒瑠ジニーじゃ。そして……」
「みんなのりせちー! 久慈川りせでお送りしました!」
珠閒瑠ジャーニー。
新たな時代に放映されている、珠閒瑠市と、全国に向けて放映されている情報番組。
……これが珠閒瑠観光の一助となるかどうかは、また別の話でもあるが。
今回のコンセプトは
「罰特典ディスクの番組(特にSUMAsumaSUMARU)の追体験」でした。
一応某所に動画上がってますけどね……
あれから拙作では10年。当時のままの番組編成ではあるまいという事で
イケスマは見送り(今のコンプライアンスだと個人情報の観点から無理でしょ)。
番組タイトルは地の文で触れてる通り駄洒落。
番組内のネタについて
>ブラウン
多分(?)ペルソナ芸能人枠の元祖。りせちーやP4A以降のゆかりっちとか
彼女等の先達として申し分ない働きしてると思います。
似たような個性のマークに比べてキャラ立ってると思うし。
>珠閒瑠ジニー
洒落のためだけにMCになった人。
多分凰蓮軍曹にシンパシー感じてる。SUMAsumaSUMARUにおける純子枠。
元々彼女(?)の占いはフリで噂が高じて……なので時々妙なことを。
>りせちー
芸能人・いじめられた経験あり・自分の役割に疑問を持っているなど
かなりブラウンとの接点あるんじゃね? な子。
何気に番長の決め台詞(?)言ってたりしますが、これが意味するところは……
今回描写はしてませんが拙作では特に悩んでないですし
楽屋でブラウンが相談に乗ったりはしてそうな感じ。
>しらいし
昼間ラーメン屋、夜は赤提灯。でも夜もラーメンとか変なのとか普通に出ます。
因みに中部の霊峰は実在するあのお店。最近行って無いけど。
>がってん寿司
ギンコパパがセ〇ールで、ガチの日本びいきなので……ってことで。
コックと板前は違う気もするけれど。
お互い息子や娘の話をしているかどうかは、さて。
ショーゴは影人間にされたりしたミッシェル子分その3。
〇ガールさんが来てなかったら、彼が握っていたかも。
>シャルモン
なんでいるんだよ枠。いや、副島さんとの絡みとか
クサヤスパゲティ―に対抗してドリアン料理出したかったとか色々あるけれど。
ただ副島さんはギャルソンであってシェフではない(っぽい)ので
副島さんはフランス外人部隊従軍経験ありって接点位。
……なんか番外編に出てた安玖巡査の兄さんと言い外人部隊従軍経験者多くない?
その他拙作における珠閒瑠市の現状についてはこちらに
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=247514&uid=87099