皆さんこんにちは、アメリです。
突然ですけど、あのアデラ様転生の日から早二年がたち、今日はなのはがユーノと出会う日です。
何故いきなり二年も跳ぶかというと、アデラ様が「こんな黒歴史を公開なんて出来るか!」と我がままを言ったからです。
私としては別に黒歴史とは思わないんですが、アデラ様は恥ずかしがり屋なところがあるので我慢できなかったみたいです。
でもご心配なく。後でちゃんと公開しますので。
さて、今私はなのはやその親友のアリサとすずかが通っている、私立聖祥大付属小学校にいます。
何故こんなところに居るかというと、転校生としてなのは達に接触するためです。
そのため今は子供モードで制服姿です。なんか新鮮な感じです。
今日までの二年間の調査結果をもとにアデラ様と話し合った結果、なのは達に接触するのは今日、つまりなのはがユーノと出会う日、そして正体や力のこと(適当に誤魔化すけど)は、なのはがフェイトと初めて出会ったお茶会の日にばらすことにしました。
そして皆さん気になってると思いますが、何故アデラ様ではなく私がなのは達と接触することになったかというと、アデラ様以外の転生者のせいです。
調査の結果、この世界にはアデラ様以外に三人の転生者が居ることが分かりました。
そして驚いたことにその三人はそれぞれ、なのはside、フェイトside、はやてsideときれいに分かれていたのです。
しかも、お互い相手のことを把握していない。つまり三人とも転生者は自分一人だけだと思っているのです。
本当に驚きです。たぶん、なのは好き、フェイト好き、はやて好きをそれぞれ一人ずつ集めたんだと思いますが、この手の輩は、普段「○○一筋だ!」と言っていても、いざ神様転生を経験すると「みんな俺の嫁!」とハーレムを作ろうとするのが普通なんですけどね。
でも、気になって詳しく調べてみたらすぐに疑問は解けました。
まずなのはsideの転生者は、ハーレムを作る気満々でした。
どうやら原作に沿って行動する気だったみたいで、まだフェイトやはやてに接触する気がないだけでした。
フェイトsideの転生者は、どうやら本当にフェイト一筋だったみたいです。
ですがフェイト一筋なこと以外は、なのはsideの転生者と一緒でした。
つまりはロリコンです。踏みまくってなのはsideの転生者と一緒に牢屋行き決定ですね。
最後にはやてsideの転生者ですが、他の二人とは大きく違っていました。
まず、女性でした。しかもアデラ様と違って前世でも女性だったみたいです。
そして驚くことに、人間ではなくヴォルケンリッターの居ない筈の五人目という存在でした。
いくらはやてと仲良くなりたいからって、人間をやめることはないでしょうとツッコミをいれていたら、さらに驚きの事実が!
なんと彼女、原作知識を一切持っていなかったのです!しかもどうやらオタクでもないみたいです。
これはアレですか?「気が付いたら私、異世界に居て、姿も変わっていました。どうしましょう?」って感じですか?
どこのファンタジー小説ですか!?
オタクならまだしも、普通の一般人にはきつ過ぎませんか!?
とアデラ様と一緒にツッコミを入れつつ助けることにしたんですが、またもや驚きの事実が!
なんと私とアデラ様の力には制限があることが判明!
どうやら最高神様の意向にそぐわないことは出来ないみたいです。
そのため闇の書起動前は干渉することが出来ず、起動後も人間に変える事は出来ないようでした。
仕方がないのでこの転生者については保留することにしました。後回しにしても私とアデラ様は時間跳躍が出来るので、時間が無くて手遅れ、とかにはなりませんからね。
それにしても、何でも出来ると言っておきながらこっそり制限をかけるとは、なんとも最高神様らしいですね。
ちなみにアデラ様は「あのじじぃ!絶対必ず原子の一片も残さず消してやる!」と怒っていました。
とまぁ、こういう調査結果が出まして、とりあえずなのはsideとフェイトsideの転生者をなんとかする事になりました。
そして効率を考え二手に分かれることにし、どちらに向かうか決めようとした時にアデラ様が「俺、フェイトsideに行くから」となんか笑顔なのに目が笑ってない顔で、普段より少し低めな声でそう言いました。
かなり怖かったです。普段、最高神様に文句を言っている時みたいな感じではなく、かなり本気でキレているみたいでした。
そのため、気になって後で思い切って聞いてみたら、どうやらアデラ様はリリカルなのはのキャラの中ではフェイトが一番好きらしく、転生者ごときに汚されるのが我慢できなかったみたいでした。
そのため私がなのはsideに行くことになりました。私はどちらでもよかったですからね。素直に譲ることにしました。
はぁ、やっと最初に戻りますが、そんな訳で私がこの場に居るわけです。
まぁ接触と言っても、ただ仲良くなって敵意が無い事を示したいだけですけどね。
元々アデラ様は、アリシアを生き返らせることと、リインフォースを助けることしか目的がありません。ハーレム目的が無いかぎり、リリカルなのはの世界でパッと思いつく目的なんてそれぐらいでしょう。
そしてその目的を果たすには、あらかじめなのは達とは仲良くなっておかなければなりません。
面識が無くいきなり助けたりしたら、何か裏があるんじゃないかと警戒されますからね。
そんなことになったら私とアデラ様はお尋ね者なってしまいますし、折角助けたアリシアやリインフォースが実験動物にされてしまいますからね。
あらかじめなのは達と仲良くなっておけば、少なくとも騒がれる前に抑え込むことが出来ますし、アリシアやリインフォースが実験動物にされるのを防ぐことが出来ますからね。
本当は力を使えばどうとでもなるんですが、あんまり力に頼るのはよくないですからね。アデラ様も怠け者になってしまうと言っていましたし。
あとはまぁ、「折角リリカルなのはの世界に来たんだから原作キャラと仲良くならないとねぇ?」的なノリです。
「それではアメリさん。入って来て下さい。」
あっ、呼ばれましたね。
実は教室の前の廊下で待機してる状態だったんですよね。
思考を加速すれば、呼ばれるまでの僅かな時間でも状況説明が出来ますからね。
さ~て、今から教室に入って自己紹介なわけですが、どうしましょうかねぇ。
普通に入っても面白くないですし、折角の小学生生活一日目ですからね、何かインパクトがある自己紹介はないですかねぇ……。
あっ!そうだアレにしますか。これならインパクト大ですし、転生者を刺激することも出来ますしね。
それでは、いざ!
私はそう心の中で叫びながら教室のドアを開け中に入った。
一方教室では、いつもなら静かに行われる朝礼が今日は騒がしかった。理由は担任が転校生が来ると伝えたからだ。
転校生が来るというのは、数ある学校のイベントの中でも卒業までに一回有るか無いかのレアなイベントだ。騒がしくなるのは当然である。
みんなどんな子が来るのかと想像しながら意見を交わしている。
かっこいい子がいいだのかわいい子いいだのと容姿だけを気にする者もいれば、優しい良い子だといいなと性格を気にする者もいて、フッ、また俺の嫁が増えるのかと頭がおめでたい者もいた。
そして担任が廊下で待機している転校生に声を掛け扉が開かれた。
「
「「「「………………」」」」
その時、確かに教室の時間は一瞬止まった。
あまりにもインパクトの強い、自己紹介と言っていいのかも疑問に感じるその言葉に、皆の思考が許容範囲を超えたのだ。
しかもなんかよくわからないポーズまでとっているのだ、思考が止まるのも当然である。
「う~ん、ネタが伝わらないというのはこんなにも辛いものだったとは……」
教室の空気に気付いたのか、アメリ・L・ラティテュードと名乗った少女はそんなことを口にした。
ネタが伝わらないのは当然である。何せこの世界には少女が言ったネタの元ネタとなる作品は存在していないのだ。元ネタが存在していないのだからネタが伝わるわけがない。
だがしかし……
「…ウソだろ……あのセリフはアレンジしてあるが、ニャル子が真尋が通う高校に転校して来た時に言ったセリフだ。
しかもネタとして把握しているということは、偶然似たようなセリフを考え付いたわけじゃない。
ってことはまさか……いや、ありえない、転生者は俺だけのはずだ。俺がオリ主のはずだろ!」
この少年だけが他の者とは違うショックを受けていた。
この少年は先ほど、「フッ、また俺の嫁が増えるのか」とおめでたい発言をしていた少年だ。
そう、この少年こそアメリの標的であるなのはsideの転生者だった。
いや~やっちゃいましたねぇ。これ、どうしたらいいんでしょうね?
インパクトが大事だと思ってこのネタを使いましたが、どうやらインパクトが強すぎたみたいですね。
みんなポカンとしてますよ。…あっ!どうやら転生者を刺激することは成功したみたいですね。
思いっきり百面相してますよ。これはこの後どう行動するか楽しみですね。
とりあえずこのなんとも言えない空気をなんとかしなければ。
「いや~すいませんね。緊張しすぎてついネタにはしってしまいました。本当にすいません。改めまして自己紹介しますね。
アメリ・L・ラティテュードといいます。
西洋系の名前ですが中身は見た目通り日本人ですので気兼ねなく話しかけて下さい。
これからよろしくお願いします。」
私はこの空気を何とかするため、姿勢を整え満面の笑顔で改めて自己紹介をした。
多分これで何とかなるだろうと思いながら。
「……はっ!、え~と、元気な自己紹介ありがとねアメリさん。それじゃあアメリさんの席は…」
担任の先生がなんとか復活したみたいですね。まだ若干混乱してますけど。
「先生!アメリさんに質問してもいいですか?」
「私もいいですか?」
「俺も!」
そして、担任の先生が復活したことで生徒たちも復活したみたいです。
いや~助かりましたね、一時はどうなる事かと…。
「はいはい、今は朝礼の時間ですから質問は休み時間にね。」
あらら、休み時間は質問攻めになりますね。今から質問の答えを考えておかなければ。
こうして私の小学校生活は幕を開けました。
ちなみに席は一番後ろの窓際という好ポジションをゲットしました。
休み時間になり、案の定私は生徒に囲まれ質問攻めに合っていました。
「中途半端な時期の転入だよね?なんで?」
「なんで日本人なのに外国人みたいな名前なの?」
「外国から来たんだよね?どこの国?」
「自己紹介の時のネタって何のネタ?」
あの~そんな一斉に聞かれても、私の口は一つしかないんですよ。
前以って質問の答えは考えてありましたが、予想外に質問が多く、想定外の質問も多かったためほとんど意味がありませんでした。
仕方ありません、ここは力を使って……
「はいはい。転入初日の転入生をそんなにみんなでわやくちゃにしないの。」
質問攻めを対処する為仕方なく力を使おうとしたら、誰かが助け舟を出してくれた。
っていうかこの声まさか……
助け舟を出してくれた子に顔を向けるとそこには、腕を組んでちょっと呆れ顔の金髪ロングの女の子が立っていた。
やっぱり、アリサでしたか。
そう、立っていたのはなのはの親友の一人アリサ・バニングスでした。
まぁそうですよね。彼女の性格上この状況は放っておけませんよね。
「それに質問は順番に。転入生が困ってるでしょ。」
いやぁ、こういう時彼女の面倒見の良さはありがたいですね。
おかげで力を使わずに済みましたよ。
「はい、じゃあ俺の質問から……」
こうして私は何とか質問攻めを乗り切る事が出来ました。
ですがその後、アリサに質問攻めにされました。しかもナチュラルになのはとすずかも加わってきましたし。まぁ、答えた内容の半分は嘘ですが。本当のことは言えませんしね。
だけどそれでアリサ達と仲良くなれたのですから結果オーライですかね。
昼休みになり、お弁当を持ってアリサ達と一緒に屋上へ。
いや~まさかこんなにも早く一緒にお弁当を食べる仲になるとは思いませんでしたよ。
でも、今のところ一番会話をしているのはアリサなんですけどね。最初に声を掛けてきたのがアリサですから仕方がありませんが。
それに、今の段階ではなのはと話せる話題はほとんどありませんからね。
なのはと深く話せるようになるのは、私達が正体をばらしてから、つまりはお茶会の後ですね。
おっと、屋上に着きましたね、どうやら奥側のベンチに座るようですね。
「このベンチで食べようか。」
そう言ってアリサがベンチに座り、続いてなのはとすずかも座った。私は位置的になのはの隣に座る事になった。
そして、ここに来るまでと同じく話しをしながら食べ始めて、話しの話題は午前中の授業で先生が言った将来なりたい職業の話しになった。
アリサは、いっぱい勉強して親の会社を継がなきゃと言い。
すずかは、機械系が好きだから工学系で専門職がいいなと言い。
なのはは、特技や取り柄がないからやりたい事が何なのかはっきりしないと言う。
あの~、あなた達は本当に小学三年生なのでしょうか?
普通、小学三年生でそこまではっきりとした将来ビジョンを持っている子は珍しいですよ。
持っていたとしても、漠然としていてその時の状況でころころと変わる様なレベルですよ。
なのはも、そこまで真剣に悩む必要は無いと思うんですけどねぇ。
そして、なのはのネガティブ発言でアリサがキレて、私に話がふられる前に喧嘩が始まりそのままお昼休みが終わった。
正直助かりました。将来なりたい職業などありませんからね。
私はすでにアデラ様の眷属で秘書兼メイドですから、すでに職業に就いているようなものなんですよね。
おはこんばんにちは、ガンダレです。
早くも一週間を超えてしまいました。
活動報告にも書きましたが、狙い澄ましたかのように急に忙しくなったんですよねぇ。
本当にすいません。
それで今回の内容ですが、前回の後書きに書いたように原作開始です。本当に最初の部分だけですが。
最初は無印第一話の終わりまで書く予定だったのですが、ちょっと長くなってしまったので二つに分けました。
それとアメリの口調が安定していませんが、これは仕様です。
アメリはその場のノリと勢いで生きていますから、作者の影響を受けやすいんです。
そのため作者のその時の気分によって口調が変わるんです。
決して作者の力不足ではありません。断じて違います。
それでは次回の後編もお楽しみに。