魔法少女リリカルなのはGoddess   作:ガンダレ

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今回は捏造設定があります。


第六話 ゴッド・メイデン 前編

ごきげんよう、私は最高神によって創られた女神、アデライード・L・ラティテュードよ。

眷族からは「アデラ様」と呼ばれているわ。

 

さて今私は、ミッドチルダ南部のアルトセイムに来ているわ。

目的はもちろん、フェイトsideの転生者からフェイト達を守る為よ。

 

えっ?お前誰かって?何言ってるのよ、アデラって名乗ったじゃない。うふふ、もしかしてあなた、ジャンクなんじゃない?

 

まぁいいわ、一端口調を変えてあげる。

 

 

 

……はい、改めまして、最高神のじじぃによって女神にされた、元一般人の転生者ことアデラです。

元の口調が出てこなくなってしまったので、敬語っぽく話すことにします。

 

え~と、結局アメリを説得するのに失敗し、口調を強制的に変えさせられてしまいました。

でも人格などは何とか死守出来ました。そうじゃないともはや俺じゃないですから。

説得に失敗した理由は……まぁあとで話します。

 

さて、さっきも言ったように俺は今、時の庭園があるアルトセイムに来ています。

そして時期は俺が転生した年の冬です。

 

本当はフェイトと接触するのはお茶会の日でよかったんですが、フェイトsideの転生者のせいで…………。

 

アデラが怒りのあまり暴れ出した。しばらくお待ち下さい。

 

数分後

 

す、すいません、取り乱しました。とにかく、フェイトsideの転生者のせいで予定が狂ったわけです。

そしてフェイトsideの転生者の目的は、リニスの後釜におさまることでした。

 

それを知った時すぐに抹殺してやろうと思いましたが、さすがに殺すのは不味いと思い、目的を阻止するだけにしました。まぁ、実際に会った時に自分を抑えられるかは分かりませんが。

 

そして実際に、フェイトsideの転生者がフェイト達のもとへと向かう日が来年の春だとわかったので、その前にフェイト達と接触し守る為にここに来たのです。

 

冬の時期に来た理由は、この年の冬にリニスが消滅するからです。

リニスの消滅を阻止してあげれば、フェイトsideの転生者の目的は頓挫します。

つまり、リニスの消滅阻止とフェイトsideの転生者の目的阻止が同時に達成出来る時期だというわけです。

まさかフェイトと接触する前にリニスを助けることになるとは。まぁもとからアリシアと一緒に助ける予定だったので別に良いですが、フェイトと出会う前の接点がない状態でどう助ければいいんでしょうか?

本当は他にもいくつか手段があったんですが、これがベストだったんです。

 

そして他にも狂ったことがあります。

それはゴッドパワーの練習や女の身体に慣れる期間、つまりは女神の身体でリリカルなのはの世界で生活するということに慣れる期間が減ったことです。

 

前にも言ったように、ゴッドパワーに頼りすぎるのは良くないと思った俺は、原作が始まるまでの二年間をゴッドパワーの練習や女の身体に慣れることなどに使うことにしたのですが、フェイトsideの転生者のせいで使える時間が一年以下になってしまったのです。

 

そのため考えた結果、一端二年間をフルに使い、そのあとタイムスリップすることにしました。

つまり、今この時間軸にはアデラという存在が2人存在するわけです。ホントにゴッドパワーはチートです。

 

さて説明はこれくらいにしましょう。口調も戻しますね。

 

 

 

とまぁ、今の状況はそんな感じよ。

あと、人格が変わったわけじゃないから、口調が変になっても文句は言わないでよね。あくまで銀様っぽいだから。

 

さて今からリニスを助けるわけだけど、どうしようかしらね?

 

接点が無いからピンポイントで助けるわけにはいかないしねぇ…。

やっぱりあの方法しかないのかしらね。でもそれだと私という存在が…。

 

あ~もう!なんでこの私がこんなに悩まないといけないのよ!!

フェイトsideの転生者覚えておきなさい!出会ったら必ずジャンクにしてあげるわ!!

 

 

 

アデラがフェイトsideの転生者に悪態を付いていた頃、時の庭園から続く雪道の中を山小屋へと向かう一つの影があった。

 

プレシア・テスタロッサの使い魔であり、フェイト・テスタロッサとアルフにとっては魔導の師であり育ての親でもある存在、リニスだ。

 

彼女は今、使い魔としての短い生涯を終えようとしていた。

フェイトが最終課題をクリアし一人前の魔導師となったことで、プレシアとの使い魔契約が終わったのだ。

そして消えゆく自分の姿をフェイトとアルフに見せないためと、今までのフェイト達との思い出を綴った日記を残すため、彼女は山小屋へと向かっているのだ。

 

しばらくして山小屋にたどり着いた彼女は日記の入った鞄を床に置き、静かに目を閉じた。そしてその直後、彼女の身体は光の粒子となって消え始めた。

 

気掛かりや心残りは山ほど残っている彼女だが、消滅の運命から逃れることは出来ない。

彼女が出来る事はもう、自分の思いを託したバルディッシュを信じることと、プレシアが穏やかな最後を迎えて、フェイトとアルフが幸せな未来を歩んでくれることを祈ることぐらいだった。

 

「ちょっと、消えるの待ってくれる?」

 

しかし運命の悪戯か、彼女の意識が遠のく寸前それは突然現れた。

 

 

 

今、私の目の前には驚いた表情で私のことを見下ろしているリニスの姿があるわ。

 

「あなたは一体…、それに何故私は未だに存在し続けているのですか!?」

 

「うふふ、気になる?」

 

私は少し小馬鹿にした口調でそう言った。

 

今の口調が定着してから、すっかり人を小馬鹿にするのが癖になってしまったわね。

 

さて、今の状況を簡単に説明すると、リニスが完全に消滅する前に使い魔契約を更新して、私が新たな主となったというところかしらね。

普通はそんなことは無理だけどゴッドパワー以下略。

 

そしてリニスにそのことを伝えると、最初の時よりも驚いていたわ。そんなに目を見開いたら目玉が落ちるわよ?

 

しばらくしてリニスは落ち着きを取り戻し、私のことを真剣な顔で見つめてきた。

 

「到底信じることが出来ない話ですが、未だ私はこの世に存在していて、あなたとの精神リンクも感じます。信じるしかないでしょう。

そしてこの状況が真実の場合、あなたには私を生かさなければならない理由があるということになります。それは何ですか?

それと、あなたは何者ですか?どう見ても人形にしか見えないのですが?」

 

「あら?結構頭がいいじゃない。さっきまで可愛らしく?マークを浮かべていたのに。」

 

「うっ…、からかわずにちゃんと質問に答えて下さい!」

 

「もしかして照れてる?ふふ、可愛いわね?」

 

ヒュン!

 

バチン!

 

「危ないわねぇ。ちょっとしたおふざけじゃない。」

 

からかい過ぎたのか、リニスは射撃魔法を飛ばしてきた。

 

「次は本気で当てますよ?ちゃんと答えて下さい。」

 

「分かったわよ。でも大した理由じゃないわよ?」

 

「構いません。話して下さい。」

 

かなり真剣な顔をしてるわね。これから話す事はこの日のためにアメリと考えた設定で、真っ赤なウソだから、ちょっと後ろめたさがあるのよね。

 

「実は私、ほんの数時間前に目覚めたばかりなのよ。」

 

「えっ?」

 

ふふ、また可愛らしく?マークを浮かべたわね。リニスはフェイトと同じく好きなキャラだから、どうも何気ない仕草がいちいち可愛く見えちゃって仕方がないわね。早く慣れないと萌え死にしそうだわ。

 

「長い間眠っていたんだけど、数時間前に起こった大きな衝撃で目が覚めたらしいのよね。」

 

「数時間前に起こった大きな衝撃……、もしかして…。」

 

「心当たりでもあるの?」

 

まぁ、あるでしょうね。数時間前といえばフェイトの最終課題の試験をやっていた時間なのだから。

 

「えぇ。たぶんその大きな衝撃というのは、私の教え子が放った最終課題の儀式魔法のことだと思います。それしか思い当たる事がありませんから。」

 

「なるほどね。つまり私が目覚めたのはその教え子のせいというわけね?」

 

「何か棘のある言い方ですが、目覚めたことで何か問題でもあるのですか?

もし私の教え子に危害を加えるつもりなら、ただでは済ましませんよ?」

 

私の言葉に何かを感じ取ったのか、リニスは鋭い視線で脅してきた。

 

「別に何もないわよ?あなたの教え子に危害を加えるつもりもないし。

だから続きを話していいかしら?」

 

「分かりました。続きをどうぞ。」

 

まだ少し疑っていますという顔をしているけど、一応信じてくれたみたいね。

 

「ありがと。そしてどれくらい寝ていたかを確かめようとしてある事に気付いたわ。」

 

「ある事?」

 

「記憶が所々抜け落ちていたのよ。そのせいでここが何処で、何で長い間眠っていたのか思い出せなくなっていたわ。」

 

「そうですか……。」

 

私が記憶の一部を失っていると聞いて、リニスは暗い表情で返事を返してきた。

さっきまで疑っていた相手に同情するとは、優しい子ね。

 

「仕方がないから、この世界の住人に聞こうと思って辺りにサーチをかけた結果、最初に見つけたのがあなただったというわけよ。」

 

「探査魔法を使われていたとは気づきませんでした。ということは、あなたは今がいつで、ここが何処なのか聞くためだけに私を延命させたということですか?」

 

「そういうことよ。ちょっと悪いとも思ったけど、他の住人を探すのも面倒だったからね。」

 

「そうですか……。」

 

リニスはさっきと同じ言葉で返事を返してきたけど、その声は驚きと呆れが混ざっていた。

 

まぁ当然よね。そんな理由で消えそうになっている使い魔を延命させる魔導師なんて普通居ないものね。私のように助けたいと思っていなけば。

 

「言ったでしょ?大した理由じゃないって。

納得したのなら答えてちょうだい。今はいつで、ここが何処なのか?」

 

「分かりました。今は新暦63年の冬で、ここはミッドチルダ南部にあるアルトセイムという場所です。」

 

「えっ?新暦?」

 

「どうかしましたか?まさか新暦以前から眠っていたとか言いませんよね?」

 

私が新暦という言葉に驚くと、リニスは怪訝そうな顔をしてそう答えた。

 

「そのまさかよ。どうやら私はかなり長い間寝ていたみたいね。」

 

「そんな……、それじゃああなたの正体はロストロギアとでも言うのですか!?」

 

「そうね。使い魔を延命させることが出来て、見た目は人形、そして新暦以前から眠っていた、ロストロギアと呼べなくはないわね。ただ、記憶の一部が無いから確証持って言うことは出来ないけど。」

 

「まさか最終課題のせいでロストロギアを目覚めさせることになるとは……。」

 

私がロストロギアかと問われて否定しなかったことで、リニスは後悔混じりの顔で落ち込んだ。

 

ホントはロストロギアとは言いたくなかったけど、リニスとアリシアを助けることが出来る力を持った存在をこの世界の住人に認めさせるには、ロストロギアと名乗るしかなかったからね。

レアスキルじゃ納得してくれるか微妙だったし。

 

まぁそのせいで完全に銀様の姿になるはめになっちゃったけど。

アメリ…、あとで覚えておきなさい…。

 

「あまり気にすることはないわよ。残っている記憶よれば、私は主に従う自動人形みたいなものだから。主が悪人じゃない限り危険を伴うことはないわよ。」

 

「ということは、使い魔やゴーレムみたいな存在ということですか?」

 

「まぁそんな感じね。ただ、なんで使い魔を延命させることが出来るかは思い出せないけど。」

 

「分かりました。一応危険はないと考えていいんですね?」

 

どうやら危険物認定は回避出来たようね。ロストロギアだと名乗って仲良くなれるか心配だったけど、なんとかなりそうね。

 

「えぇ、意思のあるゴーレムとでも思ってくれればいいわ。」

 

「分かりました。では次に、あなたの名前とこの後どう過ごすのかを教えて下さい。それと私を今後どうするのかも。」

 

「ロストロギアとしての名前は思い出せないけど、個体名としてはアデラと呼ばれていたわ。

この後は主を探すために旅に出るつもりよ。別に主が居なくても存在は維持出来るけど居た方が便利だからね。

あなたについてはどうしようかしらね?一応存在を維持するだけならしばらくの間出来るけど、わt「本当ですか!?」aし…どうしたのよ急に?」

 

リニスの質問に答えていると、「一応存在を維持するだけならしばらくの間出来る」と言った瞬間私の言葉を遮って急にリニスが大声をあげた。

 

「本当にしばらくの間、私を存在させておくことが出来るんですか!?」

 

「え、えぇ、ただ今は私がマスターだから、前のマスターから受け継いだ能力は使えないわよ?」

 

「構いません!お願いします!どうか私をしばらくの間この世に繋ぎ止めて下さい!」

 

そう言ってリニスは頭を下げた。

 

う~ん、まさかここまで作戦がうまくいくとはね。よっぽどフェイト達のことが気掛かりなのね。うふふ、いいわあなたの望み叶えてあげる。

 

「何か深い事情がありそうね?いいわ、事情を聞かせてくれる?内容次第ではあなたの望み叶えてあげる。」

 

「本当ですか!」

 

「えぇ、ただし、私がくだらないと思ったらその時点でこの話は無しよ。」

 

「わかりました。私のこの思い、くだらないとは言わせません。」

 

そう言ってリニスは、何かを決意した表情で私を見つめながら、心に秘めた思いを語り始めた。




おはこんばんにちは、ガンダレです。

今度から長くなるものは、前編と後編に分けることにしました。
理由としては、作者の文才の無さと時間的都合、あとは各話のタイトルを考えるのが早くもめんどくさくなったからです。
ほんと⑨ですいません。

さて、今回からフェイトsideです。
と言ってもフェイトがまだ出てきてませんが。w

リニスを早く助けたかったんだ!何か文句あるか!!

ではまた次回。
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