問題児たちが異世界から来るそうですよ? ~無形物を統べるもの~ 作:biwanosin
主人公’s Side
「ったく、何で俺もこんな格好・・・」
「こんな格好、って言ってるものを俺に着せようとしてたんだからな?その辺分かってるんだろうな?」
「他人に着せるから面白い。自分で着ても面白くない」
「ふざけろ」
あの後、口論の結果・・・というかコイントスの結果、一輝も同じ服装をすることになった。若干ぼろい感じのする、しかし貧乏人というほどではなさそうなレベルの塩梅の服。そして、人が通るためか踏み均された道を歩いていき、村を発見した。
「あ、村あった」
「あったな、村」
「村・・・だよな。家百個ちょいだし」
「まあ、正確な区分は知らなくてもいいだろ。こういうのに出てくるのは大概村だ」
「なるほど、そりゃそうか」
「お兄さんにお姉さん、何やってるの?」
などと、村の入り口で話しながら入ってこようとしない男女の組み合わせ。それはもう目立ち、二人と変わらないくらいの少女が近づいてきて声をかけてきた。
余談であるが、夜子が一発で女だと分かってもらえたのはさらしを外したからである。理由は単純で、『男と女が一人ずついた方がいろいろ対応できる』ということ。女を生贄にするパターンもいけるし、男が退治に行く流れを作ることもできる。色々と都合がよいのだ。
「やー、っとな。俺達ちょっと旅をしてるんだけど、そこで何かに襲われてな」
「どうにかけがもなく逃げてはこれたんだけど、どこかで一休みできないかなー、ってな」
「あー、そう言う・・・うーん、何か人を襲うようなのこの辺りにいたかなぁ・・・」
少女は少し考えるような動作を見せたが、すぐに思考を放棄して二人に向き直る。
「まあでもそういうことなら、どうぞ入ってください。食料は一切出せませんけど、井戸や川が近いので水は出せます」
「あ、いいのか?」
「はい。ほら、旅の方によくしたら神様の使いで、という伝承あるじゃないですか。なので、そのチャンスは逃さないようにしてるんです」
それ言っちゃだめなんじゃないか、と夜子は思ったのだが口には出さない。まあ、神霊をその身に宿してるって意味合いでは一輝も似たようなものだし、だったらまあ何でもいいかという考えだ。
「それで、えっと・・・」
「あ、一輝だ」
「夜子・・・
「はい、一輝さんに夜子さんですね。どうぞ、村長のところに案内します」
と、トントン拍子に話が進んでいく。そういう意味合いではいい状況ではあるのだが、しかしこれといった情報がないのには変わりがない。まだまだ気を抜ける状況ではなく・・・
「そう言えば、お二人はどのようなご関係なんですか?お付き合いしているとか、駆け落ちの最中とか?」
「「コイツはぜってーありえねえ」」
お互いを指さしながらの即答である。普通ならば、からかえそうなネタが飛び込んできたと誰でも思うところだろう。昔からの縁とか、なんだかそんな感じの。だが、少女の中にそんな感情は生まれなかった。二人とも、マジで、本気で、どこまでもいやそうな顔をしていたのだから、「あ、これマジなやつだ」と考えてしまっても仕方ないところだろう。
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家族’s Side
「・・・あの、これはどう判断したらいいんでしょう?」
「何とも言えへんなぁ・・・ただ、間違いなく重要な何かやとは思うんやけど」
と、そう話す二人。今いる場所はあの後少し歩いて見つけた村であり、何ともあっさり歓迎されてしまった。だが、混乱しているのはそんなことではなく・・・
「鬼って、人食いの代表格みたいなところ、ありますよね」
「日本では、やけどあるなぁ」
人を喰らうは鬼の化生。日本あるあるです。
「それであれ、鬼なんですよね」
「鬼らしいなぁ。さっき見せてもらった時も角とかあって、明らかに鬼やったし」
そして、そんな鬼を発見できたらしい。これはゲームクリアへと近づけた可能性が!
「でもあれ、調理されちゃってますよね」
「されちゃっとるなぁ」
そうでもなかった。
とまあ、うん。二人は鬼を見つけた。だが、鬼はすでに殺されて、その上で調理されてしまっているのだ。これではその鬼に関わることもできないし、既に死んでいるものを殺すことなどできようはずもない。それはつまり、その相手は人食い出はなかったということになるのかもしれないが・・・
「・・・なんにせよ、色々と事情を細かく聞くしかないですね。鬼が絡んでくるのは間違いないですし」
「そういう意味では、中身を知れるタイミングでこれたのはよかったんかもしれへんな」
「確かに・・・もう少しあとだったらただお肉にお祭り騒ぎしてるだけでしたし・・・下手したら食べてたかも・・・」
「出自的に僕は抵抗あらへんけど、まあ嫌やろうなぁ」
これといった理由はなく、ただ湖札は人間であって、どうしても食べられなかっただけだ。ゲテモノ系の料理を食べたくないのと同じようなものだ。
そして、蛟劉はそもそもがその妖側、それも悪性のものだ。ゲテモノ料理も元々食べる側の存在であれば、食べるだろう。
「ところで、日本って確定したわけやけども、心当たりはないんかな?鬼を調理して食べる、やなんてそうあるものでもないと思うんやけど」
「うーん、そうですね・・・そもそも、今でも伝わっている形であるのかどうかも分かりませんし。粗暴な人とかそう言うのをまとめて『鬼』としていたくらいですから」
日本における鬼とは、異形の存在だけではなく当時の人々にとって未知であるものすべてを指していた。故に、
「盗賊を懲らしめたー、とかですら鬼になってる可能性がありますし、正直なんとも、です」
「つまり、候補が結構、と?」
「ですです。そもそも、私たちがいた世界を基準にして考えちゃうとずれる可能性もありますし」
そう言いながら手に持っていた湯のみの中身を飲み干し、立ち上がる。一緒に食べないか、という誘いは反射的に断っていたが、それだけだ。手伝うなりなんなりして恩を売って、仲を深めて、情報を得る。情報命。
「すいませーん!何か手伝うこととかってありますかー?」
「おや、いいのかい?今頼みたいことといえば力仕事位なものだし、熱いから女の子にはつらいぞ?」
「大丈夫です!どれだけ熱くても重くても軽々と運んでしまいます!・・・こっちの人が!」
「って僕かい!?」
さらっと全部の仕事を押し付けられた蛟劉が反射的に叫び、それに村人全員が声を上げて笑い出す。ええいもうやけくそだ、とばかりに蛟劉も湯のみの中身を飲み干し、湖札に押し付けると未だ熱せられている金属鍋を素手でつかみ、持ち上げて見せることで村人たちを驚かせるのであった。
苦労弟子コンビ Side
「あれだな。箱庭にいるってのにこの表現を使うのも違和感だが」
「ああ、うん。あれだね。この世界はまあ、あの類だ」
「「ファンタジー系」」
口をそろえてそう言った二人は、今こうして休んでいる前まで見ていたものを思い出す。といっても、発見できた生物はたったの四。
「ジジイとババアは、まあ普通だったな。やけにのんびりってかまったりしてたが」
「タヌキとウサギは四頭身で二足歩行してましたね・・・」
「つか、ジジイとババアでタヌキとウサギ、ってことはもう、心当たりが一個しかねえんだけど、オレ」
「偶然ですねー。俺も一個しかしらないやー」
二人そろって遠い目をしている。はっきり言おう。確かに、登場人物が山とその周辺に四人だけ、それに合うことは確かに難易度が高かった。だが、会った瞬間にはその逸話が分かってしまうのもどうなのだろうか。
「「カチカチ山だ、これ・・・」」
山の周辺に、おじいさんとおばあさんが住んでいて、登場人物は他にはタヌキとウサギのみ。そんな物語の類は何なのかといわれたら・・・まあ、カチカチ山くらいのものだろう。もしかしたらこんな超限定的な状況で出来上がるような奇特な物語が他にもあるのかもしれないが、そこにさらに『人食い』の要素まで絡んでくるなどということは・・・まず、無いだろう。
「さて、となればもう何をするのかは確定だな」
「だね。確かに後の時代に伝わっている物では書きかえられてはいるけど、元々の形がどうであったのかはそれでも有名だ」
「ああ。タヌキがババア殺して婆汁作ってジジイの喰わせた、ってな。ジジイとタヌキ殺して終わりだ」
「だね。どっちをやる?」
「・・・一応、まだ皆伝はもらってねえけど俺が習ってるのは暗技だ。ジジババの家に潜んでタヌキが来たら殺す、ってんなら俺のが適役だろ」
「了解、ならお爺さんは俺がやるか。・・・正直、あんまりいい気分がするものじゃないけどな」
人食いが人を襲う前に殺す。そういえば聞こえはよく、その行いは圧倒的善のものだろう。だがしかし、今回のそれはそうとは知らずに、それも自分の妻を喰らってしまう相手の殺害だ。それを言い気分で行えるものは、よほどの精神異常者か快楽殺人鬼の類だろう。
「それはまあ、ワリィ。けど、ゲームだって割り切るしかねえな」
「だね。まあ、相手が一人だけって考えれば、だいぶマシか」
そう言いながら、二人はそれぞれの担当先へと向かう。十六夜は家のすぐそばに潜んでいたためその屋根に上り、死角を作り出してそこへと隠れる。信也はおそらくはまだ山で仕事をしているであろうお爺さんを見た場所と家とを繋ぐ道を進み、それと遭遇するまで進んでいく。
そして、ある意味予想通りに。特に記述すべき事柄もなく、二人はゲームのクリア条件を満たした。
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???’s Side
「さて、分かったことをまとめましょう」
「この辺りの瓜はうまいな。ゲーム中に必要であるのかはわからないが、いい食料になる」
「いや、ギフトカードの中にあるでしょう・・・食料くらい・・・」
だがしかし、事実二人がそれぞれ歩き回って得られた情報は「野生の瓜がある。美味い」ということだけなのだからどうしようもない。スレイブなんてよく育った瓜を2つ抱えて「これが戦果だ」とはっきり言ったほどだ。一輝がいないと本格的にただのポンコツになるな、コイツ。
「はぁ・・・ねえ、自分で言うのもあれだけど、山の方をひたすら見て回った俺が瓜を見つけたのは、まだ分かるんだよ」
「それはそうだろう。この山、少し探せばすぐに瓜が見つかる」
「でもさ、なんで近くにあった村の方にいった君がそれしか情報ないの?ほら、村で聞けば何かしら出てくるものでしょう?」
「この髪にこの目だぞ?人に会った瞬間に殺しにかかられた」
「・・・・・・あ」
そもそも、各地に伝わる鬼の伝承は異国人を指すものである、という説がある。その存在をしっかりとは把握していない一般人にしてみれば、自分たちとは顔立ちの子となる異国人は、それはもう妖怪の類に見えたことだろう。
つまり、銀髪に紫の瞳を持つスレイブは、それも
「しっかし、これは困った・・・そう考えると、俺が行くわけにもいかないし・・・」
天夜の見た目は、緑色の髪をもち、瞳は銅色だ。こちらもまた、出会えば即妖怪判定されて話を聞くどころではないだろう。
「まあ、そうだな。私としてもまた『天邪鬼が来たぞ!』とか騒ぎになられて追いかけられたくはないからな。殺さないことが難しかった」
「ちゃんと殺さないどいてくれたのね・・・って、うん?」
と、そこで天夜は一つ引っかかった。今コイツ、なにか結構手掛かりになりそうなこと言わかなかったか?と。
「・・・天邪鬼?」
「ああ、そう言われたな。それがどうかしたのか?」
「いや、その・・・鬼、じゃなくて、天邪鬼、だったんだよな?」
「そうだな。どちらも大差ないだろうが」
「大差、あるんですけど・・・」
頭を抱えた。
「・・・ねえ、他にも何かなかった?どうでもいいと思ったこととか、特に収穫もなかったからなかったことにしてるとか、そう言うのがあったら全部教えて。お願いします」
「お願いします、とか正直そのキャラでやられると気持ち悪いな・・・ふむ、そうだな」
よほど気持ち悪かったのか、スレイブは素直に思い出していく。この様子からやはり何もせずに帰ってきたわけではなく何かしらやっては来たのだな、と天夜は頭の中で情報を整理する準備をして・・・
「ふむ、そうだな。さすがにあまりにも当然のことは除く」
「うん、そうして。さすがにそれは省いて」
「一人を脅して馬車に隠れて村を回った時、やけに上質な織物があったな。織物自体は何種類か存在したが、その中でも一種類だけ飛びぬけていたものがあった」
「・・・・・・他には?」
「面白かったものでは、しゃべるカラスがいたな」
「何で言わないのさ、それ!?特にカラス!どう見ても異常だよね!?ねぇ?!」
「何を言う。カラスはしゃべるものだろう」
「オーディンのとこのカラスかな、それは!?」
魔剣ダーインスレイヴ。その関係でしゃべりそうなものといえば、かかわりはまずなさそうだが、オーディンのカラスたちだろう。まさかしゃべったのだろうか。そして、それと会話する機会があったのだろうか?
「はぁ・・・うん、この伝承分かった。どうすればクリアなのかもわかった」
「ほう?私はお前の印象をクソ男から役には立つクソ男へと変更した方がよさそうだな」
「クソ男!?」
「昨日の印象がそうなっていないとでも思っていたのか?」
「クッ、確かにテンションが少し上がっておかしな言動をした記憶はある・・・!」
自分のせいでもあったと悟り、複雑な気分になる天夜であった。
「それで、その伝承というのは?」
「『うりこひめとあまのじゃく』ってやつ・・・」
「あぁ、あれか。瓜から生まれた女が瓜子姫と名付けられ、ジジババ夫婦に育てられ、二人がいない時に訪れた天邪鬼に殺されて皮を剥がれ、それを被って瓜子姫のまねをした天邪鬼が老夫婦に瓜子姫を料理したものを喰わせるとかいう。しゃべるカラスが化けてる天邪鬼の正体を教えるというパターンもあったな」
「なんでそこまでしっかりと覚えてて、その上でなおその名前が出てこなかったの?ねえ、なんでなんで?」
「そう言えば、瓜子姫は機織りが得意だったか」
「そこも覚えてるんならなおさらだぞオイ!」
天夜君、オコである。ガ~ンバ♪
「ああもううるさい!なんかイライラするからとっとと
「伝承的には、人食いが老夫婦でそれをやらせたのが天邪鬼、と言うところか」
「そうだな!だから俺の薬で瓜子姫眠らせて老夫婦とっとと殺して、天邪鬼が来たらそれも殺す!ああクソ、これはこれで腹がた」
と、その瞬間。二人の視界が一瞬歪み、再び目を開けるとそこはゲームが始まった時にいた場所。それはつまり・・・
「なるほど、時間切れで戻った、と言うところか」
「・・・・・・・・・」
スクッと立ち上がり、歩き出す天夜。先ほど方針を決めた以上はそれを実行するのだろう、とスレイブも考えて立ち上がり、その後を追う。
後にスレイブはこう語る。「私が何をするまでもなく、手を出せるだけの場すらなく、ギフトの毒と薬と翼で全てを終わらせていた」、と。
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もののけ姫コンビ Side
「うーん、森だねぇ・・・」
「森だしねぇ・・・」
そう言いながら森を歩いていくのは、首輪と鎖を付けられた銀狼と、その背に乗って鎖をつかむ金髪の少女。どう見ても異様な組み合わせで道を進んでいく。
「しっかし、本当に森しかないねぇ・・・」
「森とか人食いあるあるだし、正直情報にならないよね・・・」
「ホントだよ・・・はぁ、ワンコなんだから臭いとか追えないの?」
「ワンコじゃない・・・狼・・・」
そう言いながらも鼻を鳴らし、何か臭いがないかを探し始める。神話クラスの狼、その辺りの能力もまた一級品なのだろう。
「うーん、これといって何かは・・・あ」
「何かあったの?」
「甘い感じのにおいがする。これは、砂糖・・・いや、焼かれてるし、お菓子かな?」
「お菓子?」
ヤシロの顔がぱあっと輝くように笑顔になった。さすがは女の子、それも見た目相応なところのあるヤシロだ。そして、その気配を明確に、野生の勘で感じ取ったフェンリルはしっかりと本格的に、自身の恐怖という形で感じ取り・・・次の瞬間にあきらめた。
「よし、レッツゴーだよワンコお兄さん!」
「あーハイハイ、逝きましょう逝きましょう」
ちょっとニュアンスがおかしかったが、しかしそれを気にしてくれる人はこの場にはいない。しかも首輪から鎖でつながれており、その相手は見方によっては
というわけで、言われたとおりに臭いがした方へと歩いていくフェンリル。若干呑気ではあるものの時間制限があるということは忘れておらず、若干走り気味でそのにおいの元へと向かう。人一人を乗せて走るというそこそこ体力を喰われることをしているフェンリルに対してその背中でどうねだってお菓子をもらおうかと考えているヤシロである。
と、さすがはフェンリルというべきか、つい少し前までは全く見えていなかった臭いの元がほんの少し経っただけで見えてくる。それを視認するのと同時に・・・
脇道へと飛びそのまま隠れた。
「うん、偶然とはいえ正解だったね。さすが私!美少女最強!」
「・・・もうツッコミも疲れたなぁ・・・」
若干遠い目をしたフェンリルだったが、すぐに状況を思い出して真面目に戻る。そして先ほどの臭いの元へと目を向けて・・・
「お菓子の家、かぁ・・・」
「これは食べられそうにないなー」
「まあ、間違いなくあのお菓子全部材料:人だろうしね」
「狼なら食べられるんじゃない?」
「食べられるとしても進んで食べようとするには人間と一緒にい過ぎたかなぁ」
「そう言うものなんだ?」
「そう言うものだよ?」
biwanoshinの勝手なイメージ以下略です。
「さて、と。お菓子の家が出てくるのってヘングレ以外にあったっけ?」
「ヘングレくらいだと思うよ。というわけで魔女を殺すのは決定」
「問題はヘングレの二人を殺すべきなのかどうか・・・」
「お菓子は食べてるし、人食い判定でいいと思うんだけど」
「だね~。うーん・・・一回様子見?」
「よし、それで」
一回はやりなおせる。であれば、ヘングレが来たところで家へと近づき、中の様子を探って調べればいいのだ。そしてその後、繰り返しの中で終わらせればいい。故に、二人は待ち続ける。待って、待って、待って、二人が来たらそれに続いて家へと近づき、その様子を見て・・・
繰り返しの中で、魔女と二人の子供を三匹の狼が殺害した。
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十六夜と真哉のカチカチ山、スレイブと天夜のうりこひめとあまのじゃく、ヤシロとフェンリルのヘンゼルとグレーテル。これらは全て、一回繰り返しができるという条件の中では簡単すぎるゲームだ。一回もやり直せないとなれば確かに難しいゲームなのだが、だからといって一回のやり直しを許可した瞬間に難易度がお遊び程度にまで落ちるような、そんなゲーム。
何故魔王がそのようなゲームを、自分に不利なゲームを設定したのか。そのことが示すのは・・・