特別S級隊員比企谷八幡   作:ケンシシ

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心なし忍田さんが情けなく見える。彼は凄いひとなんですよ。


争奪戦②

「おぉ、八幡以外に初めて見たわ。こんなトリオン量」

 

雨取千佳のトリオンを計測したがその量は凄まじく、僅かであるが八幡をも上回っていた。

 

「トリオンは比企谷と同等、集中力と忍耐力もある。スナイパー向きだから戦い方を覚えればエースになれる素質はある」

 

木崎が雨取を褒めていると

 

「そのS級の比企谷先輩の戦い方を千佳は覚えられないんですか?同じようなトリオンがあるんですし」

 

「正直無理だと思いますよ」

 

三雲の疑問に防衛任務などで忙しくしていた三浦隊の小町が答える。

 

「え?何で?」

 

小南がため息をつきながら言う。

 

「八幡はあたしよりもボーダー歴長いのよ?間違いなく最古参の1人。経験が違いすぎるわ。あいつがする、アイビスでの範囲攻撃は参考になるかも知れないけどそれくらいね」

 

「アイビス以外ではどんな戦い方なの?」

 

空閑が聞くと

 

「それは戦ってみたら分かる。ちなみに比企谷先輩は1人でA級上位部隊を複数相手して互角に渡り合うだけの力はあるぞ」

 

烏丸が言う。

 

「ヒ、ヒキオってそんなレベルなんだ」

 

いつの間にか混ざっていた三浦が八幡の強さを聞いて改めて化け物っぷりに驚いていた。

 

「それは楽しみだ……そう言えば迅さんは?」

 

「さぁ?どうせコソコソまた何かやってんでしょ、あいつの趣味、暗躍だし」

 

空閑の質問に小南が答えた。

 

「皆さん、お揃いでどちらまで?」

 

玉狛支部への道の途中で太刀川達を待ち構えていた迅が太刀川達に話しかけていた。

 

 

 

 

本部にて

 

「なぜ嵐山隊が玉狛に力を貸した!?ボーダーを裏切るつもりか!?忍田本部長!!」

 

会議室で鬼怒田が責めるように言う

 

「裏切る?論議を差し置いて強奪を強行したのはどちらだ?もう一度言う。私はブラックトリガーの強奪には反対だ!もしこれ以上刺客を向けるなら次は比企谷にも手を貸してもらおう」

 

全員を睨みつけながら忍田が言う

それに狼狽える鬼怒田と根付。それもそうだろう。迅1人でも強いのにノーマルトリガーでは他の追随を許さない八幡までだそうと言うのだから。

 

「なら仕方ない……次の刺客には天羽に行ってもらう」

 

それに本格的に根付が焦りだす。

 

「いや、比企谷くんと天羽くんが戦うとなると……さすがにボーダーのイメージが……」

 

さすがに止めようとする根付

 

「迅に加え比企谷まで加わられたら、こちらは手段を選んではおれまい」

 

「城戸さん、街を破壊する気か!?」

 

「失礼しまーす。皆さんお揃いで会議中に失礼します」

 

そこに能天気そうな上位がやってきた。

 

「迅、どのツラ下げてきた!?」

 

さっそく鬼怒田が噛み付くが

 

「落ち着いて、鬼怒田さん。血圧が上がるよ」

 

そうしてると

 

「宣戦布告でもしに来たか?」

 

城戸が聞く。

 

「違うよ、交渉しにきたんだ」

 

「何を!?裏切っておきながら!!」

 

鬼怒田がほえそうになるが

 

「いや、戦力で上回っている今がタイミング的には1番ベストでしょう。」

 

唐沢がタイミングの良さを言うと

 

「こちらの要求は1つ。空閑遊真のボーダーへの入隊を認めて頂きたい」

 

「私がそんな要求を飲むとでも?」

 

すると迅は風刃をだし

 

「もちろんタダとは言わない、こちらは風刃を差し出す」

 

しばらく熟考したのちに

 

「良いだろう、空閑遊真のボーダー入隊を正式に認めよう」

 

こうして空閑の入隊が無事決まった。

 

 

 

 

玉狛支部にて

 

「お、賑やかだな」

 

八幡が玉狛支部に来ていた。

 

「お〜、お前がハチマンか」

 

「噂に聞いてる、近界民だな」

 

2人がついに邂逅した。

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