貧乳に向かって愛を叫ぶ男子高校生がいつの間にか刀に愛をささやくことになった話 作:乳無き子
スンスンとか雛森とか砕蜂とかアパッチとか
微乳でも可
「なあ一護、俺はな、やはり貧乳が一番いいと思うわけよ。」
「おう」
「つつましやかで手の平に収まってしまうほどの小ささながらその美しさとすっきりとしたラインはより女性の肉体美を際立たせ、ただただでかいだけの巨乳とは違って肉体との一体感をもたらす貧乳は女性の全身を一つの芸術品として成り立たせてしまうわけだよ。加えて女性が小さき胸を恥じらい、必死にきにしているそのさまは神秘の楽園をのぞいているかのような快感を得ることができる。巨乳のように大っぴらに乳を見せびらかさずに、清楚に、それでいて慎ましやかにその胸を隠すことができることも大きなポイントだな。元来の和の美の思想を持ち、日本の伝統的な着物にも同調することができる貧乳はまさに日本が誇る美の体現と言ってもおかしくはない。さらには貧乳によりその体は時に春に散っていく桜のように儚げで可憐な美しさを見せることがある。そう、胸がないということにより生み出されるその儚さ、つまりは『華奢に見えてしまう』その姿は時として男の父性を刺激される!巨乳のように自己主張も激しくなく、自身の身体のうしろめたさからつい一歩引いてしまうその自信のないさまなど、もう守るどころか逆に襲っちまいそうになるほどの興奮を覚えるくらいだ!自分の身体に興味を持ってくれる人なんていないから…と消極的になってしまっている少女にこそ!普段傲慢に威張り散らしている乳のでかい女にはない魅力があるのだ!それに貧乳にはセクシーさがねぇとか言いやがるどうしようもないクソ粗チ○の男共がいるが、それは大きな間違いなんだよ!貧乳にはパッと見幼児のような体型に見えてしまうかもしれないが、その背徳感に合わせ、必死にコンプレックスである自身の胸を恥じらい、隠すことにより発生する一種の妖艶さ!その二つが合わさると、貧乳の女性は巨乳の女性以上のセクシーさを出すことができる!しかもだ!貧乳の魅力は科学的にも証明されているんだよ!医学的には、巨乳の女は胸の感度をつかさどる神経がその無駄に大きくなった脂肪の下に埋もれてしまい、夜の営みに不満を抱える女性も多いそうだ!だが!貧乳の女子にはその脂肪が薄いため、夜の営みで巨乳の女より一歩も二歩も充実した満足感を得られるというわけだ!しかも乳がんの発見率も巨乳の女よりも高い!医学的にも、貧乳は巨乳より魅力的だということが証明されているわけだ!つまり俺が言いたいのは…おい一護、お前話聞いてんのか?」
「なあチャド、今日の国語の漢字テストの範囲教えてくんねぇか?プリント教室においてきちまってさ。」
「わかった…」
「おぉい!聞けや人の話ぃ!!」
空座第一高校
空座町と呼ばれる、東京にあるとある町にあるその公立高校は不良が多いという物騒な伝説があるものの、特に問題のないごく普通の高校である。
その高校の制服に身を包み三人横並びで登校をしている生徒がいた。
中央にはオレンジ色の髪型をし、目つきも悪いまさしく不良といった感じのイケメンの男子が、左隣の褐色肌で筋骨隆々の大柄な男子に話しかけており、そのイケメンの右隣にいるボサボサの黒髪をしたごく普通のフツメンフェイスの少年が何やらそのイケメンに自身の持つ貧乳に対する並々ならぬ価値観をものすごい速さでまくしたてていた。
当の本人は彼の話を聞いていないようだが…
「うるせぇな、朝っぱらからお前の気持ちの悪い価値観の話に付き合えるかっての。つーかなげぇよ、聞く気も起きねぇわ。」
「かーっ!これだからはイケメンは困るぜ!顔がいいやつは総じてこういった話には乗り気にならないんだ!まるでそんな話に興味を持たない俺はかっこいいみたいな感じでよ!言っとくけどお前の顔、かっこいいっちゃかっこいいけど間違いなく不良系の顔立ちだからな!なぁ、チャド!」
「愛輝…一護だって気にしてるんだ。そういう風に言うのは良くない。」
「うるせぇ、ちょっと不良と間違われてケンカを売られやすいくらい、デメリットでも何でもないだろ。どうしても気になるんだったらケンカ売ってきた不良に殴られまくって物理的な顔面整形を受ければいい。むしろ今すぐ俺が殴り飛ばして顔面整形してやる。」
「愛輝、てめぇな…」
愛輝をと呼ばれた少年は、チャドと呼ばれた大男の言葉を全く意に返さず一護と呼ばれたイケメン少年をディスりまくる。
それを聞いた一護はこめかみをぴくつかせながら愛輝の方へと顔を向ける。
が
「みたかチャド。あのいかにも『次何か言ったら殴り飛ばす!』みたいな表情を。これだから不良は困るんだよな。すーぐに暴力で口を封じようとしやがる。チャドもあんな器の小さい男にはなるなよ。まあ、お前はもとからあのいがぐり頭と違って器はでけぇから大丈夫だろうけど」
「気にしねぇ、俺はぜってぇ気にしねぇぞ…」
「一護、深呼吸だ…心が落ち着いて楽になる。」
やれやれと肩をすくめながらあきれた様にため息を吐く愛輝を見て、こめかみや口元を引くつかせながらも怒ってなるものか
と必死に心を落ち着かせようとする一護とその手伝いをするチャド。
彼ら三人は中学の頃から付き合いがあり、特に一護と愛輝は俗にいう幼馴染の関係に当たる。
そのためか三人とも中学、高校共につるむことが多く、こうして登校の最中によく一緒にいることも多いのだ。
愛輝が一護を執拗にいじるか、先ほどのように貧乳への愛を爆発させれば、一護がそれにキレて愛輝を殴ろうとし、それをチャドが止める。
そんな感じでバランス(?)のとれた関係の腐れ縁の友人関係。
一護もチャドも愛輝も、なんだかんだ言いつつもこんな関係を楽しんでいた。
そして、その後も一護をいじりまくった愛輝を一護が殴り飛ばそうとしてチャドに羽交い絞めにされているさなか、突然後ろから声が聞こえてきた。
「アンタらねぇ…こんな朝っぱらから何やってんのよ…」
「おはよ~、茶渡君に宗無君に…えと、黒崎君…」
「む、この声は…!」
呆れたような声色と、後半少ししぼんでしまった挨拶の声を聴いて真っ先に反応した愛輝は勢いよく後ろを振り返った
「たつきに織姫さんか、おはよう二人とも。」
「うぃーっす愛輝、んでこれ一体どういう状況?」
「な、なんだか黒崎君、すごい怒ってるみたいだけど…」
「はなせチャド!あの野郎、今日という今日はぜってぇぶっ飛ばしてやる!」
「落ち着け一護!あいつは何も悪気があって言ったわけじゃ…」
「100%悪意しかねぇだろ!どこをどう解釈したらそんなこと言えるんだ!」
ものすごい剣幕で愛輝をにらみつけて暴れている一護に若干おびえている織姫と呼ばれたどこかおっとりしてそうなその美少女は、何よりも特徴的なその大きな胸をたつきと呼ばれたショートヘアーの少女の背中に押し付け、その背中に隠れている。
それを見たたつきという少女はジト目で愛輝の方へと視線を向けた。
「まぁ、十中八九原因はこいつだろうけど…で、アンタ今度は何したわけ?」
「別に何もしちゃいねぇよ。いつも通り俺の貧乳に対する愛を一護に聞かせてやっただけだ。」
「…一護に同情するわ、ほんとに」
「俺はむしろお前に同情するけどな。中学のころまではAカップだったというのに、高校に入る直前あたりから急にその胸が大きくなり始めて今や大きさはCカップ…もはや中学の美しさは欠片もなくなってしまっている…。中学のころ、俺は空手の試合で勇猛で、それでいて可憐で、飛び散る汗と鍛え抜かれた肉体とそれに調和する形で妖艶さを醸し出す貧乳なお前の姿に一種の劣情と好感を持っていたのに、今やそれも過去の栄光だもんな…。今のお前の空手に貧乳だったころのお前の魅力は何一つないよ…。いくら強かろうが、Cカップになってしまったお前の胸は、もう単なる肉袋だ…。お前の今のCカップの空手は、あの頃のAカップのような魅力がなくなってしまっている。それもこれも全てお前がAカップからCカップに…」
「人の胸のサイズをこんなところで暴露すんなぁぁー!!」
「ゴブファぁ!?」
呆れたような表情から一転、怒りで表情をゆがませながら愛輝の右頬へと鍛え抜かれたその拳を打ち付けるたつき。
その顔は、怒りからかそれとも胸のサイズをばらされた羞恥心からか、真っ赤に染まっている。
思わぬ攻撃にその体を地面へと倒れこませた愛輝は右頬をしきりにさすりながら、困惑したような表情をたつきの方へとむけた。
「いきなり何すんだよたつき。急に怒り出すとか、お前はたから見たら危ない人だぞ?」
「なんで殴られたか、一度自分の胸に聞いてみなッ…!」
「Cカップの胸に成り下がってしまったお前の胸などに聞く言葉などないわ!」
「自分の胸に聞いてみろって言ってんだ!アタシの胸に聞けなんて言ってないんだよ!」
「ならなおのこと訳が分からんわ!ただお前のCカップの胸に魅力はないことを同情しただけなのに!」
「それが一番の原因に決まってんだろこのクソ下種男!なに人の胸の大きさをこんなところで言い始めるんだよ!?つーかなんでアタシの胸のサイズ知ってんだよ!?」
顔を真っ赤に染めながら、必死に自身の胸を両手で隠し、それでも目だけは愛輝をにらみつけたままのたつき。
そんな彼女に対して愛輝は
「…ハッ!いくら恥じらって胸を隠そうが、所詮お前はCカップ。貧乳のような美しさと妖艶さを出すことなど到底かなわんわ!だが、だが!今のお前はいつもよりほんの少しだけだが魅力がある!よくやったたつき!褒めてやるぜ!」
「人の質問に答えろやこの貧乳バカがぁぁぁ!!」
「うおおおお!あぶねぇぇ!!」
拳を勢いよく振りかぶるたつきをみて慌てた様にその場から逃げる愛輝。
彼が必死に横へと転がったその瞬間
ドゴォンという大きな音と共に、愛輝が背にしていたコンクリートの壁に、拳の形がしたくぼみが形成された。
「さ、さすが妖怪怪力メスゴリラ…コンクリートに自身の拳でマーキングするとは…末恐ろしい女だ…」
「てめぇ本気でぶっ飛ばしてやろうかこの野郎!!」
「お、落ち着いてたつきちゃん!そんな攻撃まともに受けたら宗無君死んじゃうよぉ!?」
「そうだ、落ち着け有沢!その攻撃はいくら愛輝でも…!」
「どきな井上に茶渡!あいつは全世界の女の敵だ!今ここでつぶさないと!」
「うるせぇこのCカップの並乳女め!自分は胸が小さくないからって俺に八つ当たりするんじゃねぇ!悔しかったら自分の胸をもう一回り小さくしてから出直して来い!いいか!小さくするんだぞ!?まかり間違えても大きくなんてするんじゃないぞ!?そしてできれば織姫さんもたつきと一緒に胸を小さくしてくれるとありがたい!あなたがAカップになればそれだけで俺は後1131081年は戦える!小さいおっぱい最高!」
「え、あ…えぇ!?」
「むッ…!?井上!手を離しては…!?」
「ぬぐああああああああ!!」
「ホゲバブゥゥ!?」
「愛輝!?」
突然の愛輝の頼みに顔を真っ赤にして手を頬にあててしまう織姫。
それにより拘束が緩んでしまい、たつきはチャドを払いのけて愛輝に渾身の正拳を愛輝の鳩尾に叩き込む。
コンクリートにすらその形を残すたつきのその拳をまともに食らった愛輝は盛大に吹っ飛び、轟音とともに地面へと倒れこんだ。
慌ててチャドが愛輝に駆け寄ると、彼はあおむけになって倒れんでおり、血の付いた指で
『Cカップ』
とまるで犯人の胸の大きさを指し示すかのようなダイイングメッセージを残して意識を遠くへと手放した。
チャドと、我に返って愛輝の元へと駆け寄ってきた井上が必死に彼の名前を呼んでいる中
彼の幼馴染である一護とたつきの二人は顔を見合わせ
「お互い、あんな幼馴染持つと苦労するよな…」
「ハァ…ハァ…ほんと、13年前に戻って今すぐ家を引っ越したい気分だよ。」
同時にため息を吐いていたとかいないとか
「それはそうと…たつき」
「何だよ一護…」
「お前…Cカップだったんだな」
「殺すよ?」
「あ、いや、別に変な意味じゃねぇけど、これでやっと合点がいったと思ってさ。」
「合点?」
「お前、だからこの前俺に『胸を小さくするにはどうしたら』」
「一護」
「ん?」
「コロスヨ?」
「え、あ…は、ハイ…。」
※主人公は貧乳好きですがロリコンではありません。←ここ重要