俺が楽しい青春を送るのはまちがっているのだろうか 【投稿終了、続きが気になる方はpixivへ。題名は同じです】 作:上海豆腐
修学旅行まで後3日だ。3日目の自由行動は正直恥ずかしいが嬉しいという感情のほうが勝っている。そして周りに何か言われないかも不安である。
真弓「八幡君、お昼ご飯食べないの?食べないならお弁当貰っちゃうよ?」
明音「お、なら私も貰おうかな。この前貰った時美味しかったし」
八幡「バカお前、食べるつっーの。少し考え事してただけだ」
明音「ふーん、んで何考えてたの?」
八幡「修学旅行でなんかあったらどうしようかなとかな」
本当に修学旅行の事考えていたから嘘は言っていない。まだ行ってない事もあるがな。
真弓「八幡君心配性だね」
八幡「うっせ、しょうがねぇだろ今まで自分と家族以外信じられなかったんだから」
明音「んじゃあ今は誰が信じられるのかねぇ」ニヤニヤ
真弓「そうだよ八幡君、今は誰が信じられるのかなー?」ニヤニヤ
なんでこいつらニヤニヤしてるんだよ。容姿いいからかニヤニヤしてても可愛いなこのやろう」
真弓「!」明音「……」
アレ?なんでこいつらビックリしたり顔赤くしてんだ?もしかして声に出てた?
八幡「なんでお前ら顔赤いの?」
明音「……比企谷君、可愛いって言ったよね?」
はい、声に出てました。何これ気づいた瞬間に羞恥心がめっちゃきたんだけど。これが世に言う穴があったら入りたいってやつか。マジでどっかに隠れてぇ…
真弓「そ、そ、そんな事よりさ、お弁当食べちゃおうよ。後10分したら戻らないといけないんだし」
八幡「そうだな…」
そして俺たちは全員が食べ終わるまで一言も喋らなかった。
戻る1分前、真弓がさっきの事を聞いてきた。てか聞くのかよ。
真弓「それでさ八幡君、今信じられるのって誰?」
八幡「言わなきゃダメか?」
明音「もちろん」
八幡「…自分と家族と雪ノ下と由比ヶ浜とお前ら二人だよ」
明音「言ってくれるねぇー」
真弓「嬉しいなー、けどちょっと恥ずかしいね」
八幡「恥ずかしいなら言わせんなよ………それじゃ教室戻るか」
真弓「そうだね」
明音「そうだね、ちょうどいい時間になったし」
俺たちはいつものように喋りながら校舎に戻った。河野と別れ俺と真弓は教室に入る。
………戸部うるせぇ、あいつの口ガムテープでくっつけるか病院に連れてって口を縫ってもらおうかな…………
【明音視点】
今の時間は放課後、私達3人は今奉仕部に向かっている。え?なんでって?比企谷君の部活が終わったら一緒に帰るためだよ。……私誰に言ってるんだろう。そんな一人コント?をしているうちに奉仕部に着いていた。
八幡「うっす」
真弓「こんにちわー」
明音「こんにちわー」
結衣「まゆゆん、あかねん今日も来たんだねー」
雪乃「あら誘拐谷君、今日も2人誘拐してきたのかしら?」
この会話はほぼ毎日している。飽きないのかな。というか雪ノ下さん、バリュエーション増やせばいいのに。
八幡「おい、いつもいつも違うって言ってるだろうが。それとそれ使いすぎだから、他の言い方しろよ」
真弓「そうだね、いつも同じだね」
真弓と比企谷君も同じことを思っていたのか、なんか私達3人って以外と気があうんだよねー。
雪乃「あらそう?それじゃあ改めて違うので言わせてもらうわ。あら脅し谷君、そんな美人2人を脅して何をしているのかしら?一回警察にお世話になった方がいいんじゃないのかしら?」
八幡「俺は誘拐もしてねぇし脅してもねぇよ!ったく、お前は普通に俺の名前を呼べないのか?」
雪乃「あなたの名前は確かヒキタニハマン君だったわよね?」
八幡「ちげぇよ、誰だよヒキタニハマン君って」
結衣「ヒッキーとゆきのん楽しく会話するのはいいけど私達のこと忘れてない?」
八幡「バカお前楽しくなんかねぇよ。これは一種のいじめだ!つーかどこ見て楽しいなんて思うんだよ」
雪乃「あら、楽しいじゃない」
真弓「私はちょっとね」
真弓奇遇だね!私もそう思ってたよ。
明音「ほら、もういいから、こんなことやってる時に依頼する人が扉の前で入るかどうか悩んでたらどうするの?」
八幡「依頼なんて全くこねぇから平気だ「コンコン」……前言撤回するわ」
比企谷君が依頼が全くこないだとか言ってる時に依頼は来た。
葉山「失礼するよ」
戸部「うっす」
雪乃「あら葉山君、どうぞなんて一言も言っていないのだけれども」
葉山「すまない、それと依頼の内容なんだが………」
簡単に言ってしまえば同じクラスであり同じグループの海老名さんに修学旅行の日に告白したいらしい。正直そんな事は依頼しないで自分で解決した方がいいと思う。
比企谷君はこの依頼を受けるのを躊躇っていたが由比ヶ浜さんが雪ノ下さんに頼み雪ノ下さんは折れてしまったので結果的に受けることになった。……比企谷君、ドンマイ。
葉山君と戸部君が部室から出て行って大体5分後、さっき話していた海老名さんが来た。
最初は何言っているのかわからなかったが私はこれは依頼という事に気づいた。どうやら真弓と比企谷君は気がついたらしい。そして比企谷君は部室を出て行った。由比ヶ浜さんと雪ノ下さんは気がついていないっぽい。
雪乃「なんだったのかしら?」
結衣「私もわからないや」
やはり私の予想は当たっていたようだ。そんなことを考えているといきなり真弓が雪ノ下さん達に問いかけた。
真弓「雪ノ下さんと由比ヶ浜さん、今のが依頼だったって気がつかなかったの?」
雪乃「依頼?そんなことあるはずがないわ」
結衣「依頼?どんな?」
真弓「海老名さんは戸部君の好意に気がついている。そして修学旅行に告白されることも。彼女はその告白を止めて欲しいって依頼をしてた」
結衣「本当?」
八幡「あぁ、本当だ。今確認してきたからな」
いつの間にか比企谷君は帰ってきていた。
雪乃「それじゃあどうするのかしら?」
八幡「……2つの案がある。一つは両方の依頼を受ける。もう一つは両方の依頼を受けずに放置。俺としては後者だな」
比企谷君は私と同じことを考えていたようだ。
結衣「ヒッキーそれじゃダメだよ!」
八幡「なんでだ?奉仕部は何でも屋じゃない。一種のボランティアだ。手助けをするだけだろ。だけど今回の依頼は手助けする事はない。むしろどちらか上手くいってもどちらかが失敗する。デメリットがありすぎるだろ」
結衣「だから失敗しないように手伝えばいいじゃん!なんでそんな俺には関係ないみたいに言うの?」
八幡「事実だからだ。それにもし失敗したら俺らが悪く言われるだけだ」
雪乃「そうね、確かにそうかもしれないわね……彼らには悪いけれどこの依頼を受けるのは中止にしましょう」
結衣「ゆきのん…」
八幡「雪ノ下が珍しくやめるとはな、受けると思ってた」
雪乃「私も状況判断くらい出来るわ。それと由比ヶ浜さんごめんなさいね。けど結果は分かるの、受けても絶対に失敗するって」
結衣「うん……絶対に失敗するなら仕方がないよね…」
真弓「由比ヶ浜さん、しょうがないんだからさ、もう依頼の事は忘れようよ。明日断れば良いんだからさ」
雪乃「そうね、明日にでも断りましょう」
結衣「ヒッキーさっきは大きい声出してごめんね、ちょっとカッときちゃって」
八幡「気にするな。それと俺も言い方が悪かった、悪いな」
結衣「ううん、けどさ、修学旅行は楽しもうね?」
八幡「おう、楽しもうな」ニコッ
雪乃「あら、ヒキガエルが笑っているわ。気持ち悪い」
八幡「おい、なんで急に罵倒に変わるんだよ」
雪乃「あら、もうこんな時間なのね」
八幡「話をそらすな!」
真弓「八幡君、別に良いじゃん、雰囲気戻ったんだしさ」
明音「そうだぞ比企谷君、君はさっきの空気のままで解散したかったのかい?」
八幡「そんな事はないけどさ……」
結衣「そこ!最初みたいに3人の世界に入るなし!」
雪乃「本当にもう時間なのだし、今日はもう解散ね。それじゃあまた明日」
結衣「うん!また明日ね!」
八幡「おう」
真弓「うん!また明日も来るね!」
明音「ばいばい、雪ノ下さん、由比ヶ浜さん」
一時はどうなるかと思ったけど結果オーライだね。よかったよかった。
最後まで読んでくださりありがとうございました。