葉山隼人のようじょな日常 作:ペン豪ジェネラル☆★ZAIMOKU★☆
短めです。
でも葉山はしっかりと変態です。
日曜日の午後、俺はサッカー部の備品購入の為に戸部と千葉にいた。
備品といっても選手が練習や試合の時に飲むスポーツドリンクの容器などの小物なので大した荷物にはならないけれど、念のため戸部に付き合ってもらっている。
「隼人くーん、ちょ、重いしでかいよー、これ」
「文句を言うなよ。秋季大会に向けて気分を変えたいって言ったのは戸部、お前だぞ」
空の容器といえども、部員全員分となるとかなりの量になる。うん、戸部に来てもらって正解だったな。
「そーですよ戸部先輩。これは戸部先輩の意見を台無しにしないための葉山先輩の優しさなんですからねっ。あっ、葉山先輩の分はあたしがちゃんと用意しますからね〜」
何故か呼んでいないのに着いて来たサッカー部のマネージャーの一年生、一色いろはは、可愛らしい笑顔を作ってウインクを投げてくる。
うん、あと五、六歳くらい若ければ今の俺なら悩殺されていたかもしれないな。だが残念。幼女に非ずは恋愛対象に非ずなのだッ。
「ははは、君はサッカー部のマネージャーなんだからみんな平等に頼むよ、いろは」
あくまで爽やかなスマイルを崩さずに後輩を
あの角度なら……見えるッ。何が見えるって、もちろん幼女のスカートの……だッ。母親のなんか見たくもないからね。
「よし、じゃあちょっと休憩しよう。あの歩道橋を渡ったところにドーナツショップがあるから、そこで休憩だ」
「わぁ、さすが葉山先輩、気が利きますね〜、戸部先輩も見習ってくださいよぉ」
とばっちりでいろはにディスられて肩を落とす戸部に同情混じりの苦笑を向けつつ、俺は幼女の後を追う。
幼女は既に歩道橋を登り切る辺りだった。
うんしょ、うんしょ。
小学校の三年生くらいか。母に手を引かれて階段を登る度に、短いワンピースの裾からクマさんがちらりと顔を覗かせる。
──あのクマになりたい。あのクマになれば、幼女のおしりを堪能し放題だ。たまには裏返しに穿いてもらいたい。そしたら俺は……。
くんくんくんくん。
すんすんすんすん。
ぺろぺろぺろぺろ。
レロレロレロレロ。
視覚、嗅覚、味覚、そして触覚。全てを駆使して幼女のおしりを存分に味わえるではないかッ。
しかしそれは叶わぬ夢。俺はこうして五メートルほど後ろから視姦……じゃなくて愛でるしか出来ないのだから。
てか、幼女のチラリズム、いいねッ。
心の中でサムズアップを決めていると、あと少しで登り切るところで幼女がバランスを崩した。
母親と結ばれた手が解け、幼女の肢体が後ろに傾く。
「危ないっ」
「お、お嬢様っ!」
母親が叫んだ言葉の違和感をスルーして、俺は全力で階段を駆け上がる。その間にも幼女は重力に逆らえずに階下へと落ち始める。
くそっ、間に合えっ。
サッカー部で鍛えた脚力を存分に活かして幼女の背後までひとっ飛び。何とかコンクリートの階段と幼女の間に身体を滑り込ませる。
「ぐぅっ!」
「ミネバお嬢様あああっ」
階段の角に背中をぶつけながらも、幼女の柔らかい肢体だけはがっちりと抱き締める。
俺と幼女は二、三段滑り落ちたところで止まった。
「……ふう」
「葉山先輩っ!」
お嬢様と叫んだ母親が駆け下りてくる。いろはが駆け上がってくる。戸部は両手に抱えた荷物の為に出遅れた。
だが今はいろはの相手をしている場合じゃない。
なんたって今俺の腕の中には、夢にまで見た幼女の感触があるのだ。打ちつけた背中はちょっと痛いけれど、幼女を抱き締める為の代償と思えば激安だ。
腕の中、ふるふると震える幼女の顔を覗き込む。
「大丈夫、かな?」
こくん、と怯えた目で頷く幼女。
もう何も怖くない。なんなら君が幼女でなくなるまで俺が抱き締めてあげよう。
ふと左手の位置を確認する。手の指の間からクマさんが見える。
ということは、今左手が包み込んでいるのは──!
「ミネバお嬢様っ、大丈夫ですか!?」
「──うん、平気」
「お怪我は、お怪我はございませんか!?」
どうやら女性は母親では無いらしい。が、そんなことはどうでもいい。
問題は、俺の腕の中の幼女を女性が抱きかかえようとしていることだ。
もう少し、あと少しだけ。
幼女に触されろおおおお!
何の為にスライディングまでして助けたと思っているんだ。幼女に触りたいからに決まってるだろう。空気読めよ年増っ。
俺のささやかな願いも虚しく、女性の腕に引き取られる。が、未だ俺の左手はクマさんのおしりを触診中だ。
「……おしり」
幼女が呟いた。
くっ、幸せな時間もここまでか。不本意ながら幼女の柔らかなおしりから手を離す。
「すみません、ありがとうございま……す!?」
何度も何度も繰り返し頭を下げていた女性の視線が低い位置で固まった。
しまった。おしりを触り続けていたのがバレてしまったか。
よしっ、ここからが葉山隼人の本領発揮だ。瞬時に爽やかスマイルを顔に貼り付けて年増、もとい女性を見上げる。
「お気になさらずに。ケガが無くて良かったです」
お礼を言いたいのは俺の方だ。幼女を触りまくる機会を与えてくれて、本当にありがとうございます。
これでしばらくいけそうです。
「……ひっ!」
あれ、何だこの反応は。
「ミネバちゃん、だったかな。気をつけるんだよ」
そうだよ。世の中は俺みたいに紳士な幼女好きだけじゃないからね。
「ミ、ミネバお嬢様っ、見てはいけません。早く行きましょう」
随分と失礼じゃないか。俺は仮にも幼女を助けたヒーローだぞ。
ん?
どうしたというのだ。いろはの視線も固まっている。戸部なんかアホみたいに口を開けて俺を見ている。
恐る恐るその視線を辿ると俺の股間へと辿り着き、そこにはちんまりとしたテントが張られていた。
「葉山先輩……なんでズボンが膨らんでるんですか」
「……隼人クン、溜まってたん?」
ふ、不覚ッ。
思わず欲情していたとはッ。
「あー、あのお兄ちゃんまたボッキしてるー」
「ほんとだ、ボッキーだ!」
「イェーイ、ボッキー、ボッキー!」
歩道橋の上、何処かで聞いたガキの声が虚しくリフレインした。
× × ×
背中が破けたジャケットを羽織った俺は、夕暮れの街を独り歩く。
いろはは戸部と既に帰った。去り際のいろはの侮蔑めいた視線はトラウマになりそうなくらいに冷たかった。
対照的に戸部はニカっと笑って「今度DVD貸すよ」とか言って肩を抱いてくる。
なめるな。俺が成人で反応する訳がなかろう。
……ちくしょう。
俺の股間さえ大人しくしていたら、こんな辱めを受けずに済んだのに。
幼女のふわふわおしりの感触をその胸に、笑顔で意気揚々と帰宅できたのに。
西の空を見上げると夕陽が俺の顔を赤く照らす。
まあいいか。所詮いろはは恋愛対象外だ。それよりも今日の収穫は、ミネバちゃん(推定九歳)と出逢えたことだ。
まあ会えたら、いいな。
そうだ。その日の為に勝負パンツでも買って帰るか。
俺はクマさんのバックプリントのブリーフを求めて、街へと引き返した。
ショッピングモールの子供服の店の前、ワゴンに積まれた中から一枚のパンツをピックアップ。
ああ、これだ。これこそがミネバちゃんのおしりを守る守護神、クマさんのバックプリントのパンツだ。
いや守護神というよりもゲートキーパーという方が的確かな。保護する部位が部位だけに。
待ってろよミネバちゃん。今度会う時は、おそろいのパンツだぞォ。
「ちょっと、君」
なんだよ、せっかく人が良い気分で妄想に浸っているというのに。
振り向いた先にいたのは二人の警備員だった。
「君、高校生だよね。学校と名前を教えてもらおうか」
あゝ、俺はただ静かに幼女との甘い時を妄想したいだけなのに。
「あっ、君! 待ちなさいっ」
警備員の拘束をすり抜けた俺は、がむしゃらに走り出していた。
ははは、これが俺の青春だッ。
今回も葉山は変態でした。
次はどんな場所で葉山をイジってやろうかなぁ(笑)