女の子だらけの職場で俺が働くのはまちがっている   作:通りすがりの魔術師

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(注意、1ヶ月ぶりくらいで暴走してます)


エレキシュガル引いたやつ首を出せい……
まぁ、正直エレシュキガルよりアキレウスとケイローン先生の方が欲しい。カメムシ女はええわ。実装はよ。
正月に村正の影……お年玉が消えていく……


きららファンタジア、やっとですか。って!不具合オオスギィ!
ごちうさはまだですが……?はやくココア(cv:森川智之)を……!!


アズレンの夕立ちゃん可愛すぎて僕のも夕立しそうっていう下ネタ思いついたわ。まぁ、艦これの方が好き。ぽい?


ラノベとマンガ買いすぎて本棚も買いました。おかけでガンプラ飾るスペースも増えて万々歳!衛生兵を呼べー!バンザーイ!!



ほんへ


2日かけたわりには文字数少なっ!
まぁ、いっか。これは息抜きみたいなもんだし。


今回は本編かつ分岐ルート的なの。
とりあえず読んでから後書き見てどうぞ。

12月27日本編一部とタイトルを修正


比企谷八幡は悶絶苦闘する。

あの日から、悶々と過ごす日々が続いた。

仕事はあまり手が付かず、家にいてもただ天井を見つめるだけの日々だ。

 

 

最近、生まれて初めて異性と口付けをしたのだ。それも相手からである。会社の先輩で、ゲームデザイナー界の天才。しかもギャップ萌え持ち。

彼女いない歴=年齢の男子は一撃ノックアウトするに決まっている。

 

 

「けほっ」

 

 

まぁ、今俺が身体的にノックアウトしているのは完全に風邪が原因なのだが。まだ六月なのに風邪をひいてしまうとは情けない。おかげで取りたくもない有給を取ることになってしまった。

 

 

会社からはPECOも終わったし、丁度いいんじゃないかと言われたのだが、それでも体調不良で休むというのは気が引ける。昔はそんなことなかったのだが、やっぱり俺も社畜に染まってきたということか。

 

 

 

神は言っているのだろう。この休みに社畜の精神を抹消せよ。

 

 

人間、初心忘るべからず。俺の最初の夢、専業主夫。社畜などでは断じてない。幼き頃から父親に英才教育という名の現実を教えこまれた俺は社畜にならないことを心に誓ったのだ。

 

 

 

社畜やめる社畜やめる社畜やめる働きたくないでござる働きたくないでござる専業主夫専業主夫専業主夫専業主夫専業主夫専業主夫専業主夫……

 

 

まるで、呪詛のように頭の中に若かりし頃の願いを口にする。どうして、高校出て就職したんだ。これも全部材木座のせいだ。そういえば、あいつは無事小説家になれたのだろうか。それよりも、ちゃんと書いた作品は編集社に送ってるのか?

 

 

うん、材木座のことだし、そこんところはどうでもいいか。それに小説家になれなくても、私立理系の中でもそこそこの大学いけたんだし、なんとかするだろ。理系で小説家の人とか多いし、ガリレオとか書いた人とか。

 

 

それに考えるべきことは他にある。他、ほか、他ねぇ……。

 

 

 

『私の初めてなんだから、大切にしろよな!』

 

 

考えるべきことを考えた結果、現れたのは一週間も前の強い強い頭を打っても消えないであろう記憶。

 

あまりに突然で、何か口にするでなく、する暇も与えられず、その時の俺は何も出来ずにただ呆然とすることしか出来なかった。

 

 

そして、今はーーーー。

 

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!恥ずかしい!恥ずかしいよぉぉぉぉ!!なんで!なんでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??」

 

 

 

こうやって、一人暮らしの狭いアパートの一室のベッドの上で悶えることができるようになった。いや、これならただ静かに呆然としてる方がマシな気がするが、こうでもしないと俺は平生の自分を保てないのだから仕方ない。でも、自分を保つ代償に隣とかには奇人だと思われてそうだ。

 

 

 

 

 

キス……つまり、接吻とは好きな相手に心を許した証だという。八神コウは旅立ちの際に彼女の唇に俺の唇を重ねていった。それも初めてだと言う。

 

 

いつものいたずらにしてはスケールが違いすぎる。急須の中身をトマトジュースに変えるとか、人のパソコンにいつ撮ったのかわからないが俺と涼風の寝顔を送り付けたりしてきたりとか。所詮は中学生レベルのものだったのだ。

 

 

それがいきなりアレだ。モンハンでいうとアオアシラのクエストのあとにラオシャンロンクエストを出されるようなものだ。なんだ、その鬼畜ゲー。

それでその鬼畜ないたずらを俺はされてしまったわけだ。

 

 

そっと唇を指先でスっとなぞる。もう一週間前のことなのに、あの暖かく柔らかい感触はまだ残っている。未だに残る感覚に何度発狂しそうになったことか。

 

 

「はぁ」

 

 

アレがどのような意味があったのかは本人に聞くしかないのだが、そんなことする度胸も覚悟もないので、気分転換にテレビを付ける。ちょうどお昼のバラエティ番組がやっていたのでそれを見ることにした。いかにテーマに沿ったコーディネートが出来るかというコーナーらしく、俺にはあまり無縁な内容だ。

 

 

 

薬を飲むために水を取りに行こうと立ち上がると、玄関からコンコンと扉を叩く音が聞こえる。台所でコップに水を入れて、風邪を治す用の錠剤と共に飲み下してから玄関の方に向かう。

 

 

このアパートは造りは新しい部類らしいのだが、インターホンという物が存在しない。欲しければ自分で付ければいいのだが、友達がいない俺には不要なのである。小町には合鍵を渡しているし、他に家に来るやつは勧誘とかくらいだし、あったら面倒になりそうだから付けなくていいかとなり、今に至る。

 

 

居留守を使うと勧誘共は断らない限り何度でも来るのでここは直接ビシッと必要ないと言わなければならない。

 

 

念の為、チェーンを繋いだまま、鍵を開けて扉を開くと、俺はそこで一瞬だけ後悔する。ドアに来客者の顔を確認するための覗き穴があるのに、なぜそこで勧誘の人間か知り合いかを確かめなかったのかと。

 

 

「遠山さん…仕事は…?」

 

 

家に来たのは宗教勧誘や新聞の押し売りではなく、遠山さんでした。アイエーなんでー?

 

 

「早めに切り上げて、みんなを代表してお見舞いに来たわ。……中に入れて貰っていいかしら?」

 

 

別にその紙袋だけ渡してもらえればいいんですが。まぁ、社交辞令とはいえ、人の善意を無下にするのは良くないよな。

チェーンを外す前に目線を後ろに移すと、広がるは一人暮らしの男の部屋に相応しい散らかり具合。そんなところに遠山さんを……?ゴミと一緒に捨てられる未来しか見えない。

 

 

「ちょっと、待っててください」

 

 

一度閉めてからある程度片付けたら入ってもらおう。下着とかは大丈夫なはずだが、机の上にカップ麺とか洗ってない皿とか放置したままだし。そう思って閉めようとしたら、遠山さんはそれを阻むように扉をつかんで微笑む。

 

 

「……入れてもらえるかしら?」

 

 

「は、はい」

 

 

怖くて部屋に上げてしまった。小町以外の女の人を連れてしまった。……何故だろう、小町が喜んでる気がする。気のせいだろうか。

 

 

 

「酷い散らかりようね。いつもこうなの?」

 

 

「え、あ、まぁ」

 

 

「そう…」

 

 

ため息をつきながらも何故か嬉しそうな遠山さんにゾッとする。こういうゴミ屋敷が好みなのだろうか。遠山さんは僅かに空いたスペースに紙袋を置くと、腕まくりをして机の上のゴミは袋に、使った皿は流し台へと運んでいく。

 

 

「あ、あの」

 

 

別にそんなことしなくても、と声をかけようとしたが。

 

 

「いいから。比企谷くんはゆっくり横になってて」

 

 

と、言われてしまったので病人は病人らしくベッドで横になることにした。目を離した隙にバラエティ番組は次のコーナーに移行しており、百均のおすすめ商品の紹介をしていた。あまり行く機会がないのでやはり俺には無縁だな。このバラエティ番組次から見るのやめよう。チャンネルを替えて他にいい番組がないか探している間に、台所から食器を洗う水音、リビングからは袋にゴミが入る音、掃除機の活動音が聞こえる。

 

 

 

どうやら家事をやってくれているらしい。それが終わるまで起きていようと思ったのだが、さっき薬を飲んだせいか、それとも日頃の疲れからかはわからないが、いつの間にか瞼が落ちていった。

 

 

###

 

 

目を覚ますと、顔はいつの間にかテレビのある方ではなく、壁に向いていた。まだ残る眠気を振り払うために大きく伸びをして、身体を起こす。すると、美味しそうな匂いが鼻腔をくすぐる。

 

 

「比企谷くん、梅干しは食べられる?」

 

 

「……あ、えぇ、大丈夫です」

 

 

遠山さんが見舞いに来てくれていたのをすっかり忘れていた。

客人が来ているのに寝てしまうとは、よっぽど体調が優れなかったのだろうか。とりあえず、遠山さんのエプロン姿を見て一気に目が覚醒する。

 

 

「それ……」

 

 

「あ、ごめんね、可愛かったから借りちゃった」

 

 

エプロンを指すと可愛く一回転して見せる遠山さん。いつからそんなあざといキャラになったんですかね。

 

 

「似合ってるかしら?」

 

 

「え?あ、まぁ」

 

 

俺の反応が気に食わなかったのか、ジト目を向けられてしまう。似合ってるかという質問にはちゃんと答えたし別にいいんじゃないですかね。誤魔化すように咳をすると、遠山さんは諦めたかのようにため息をつく。

 

 

「……はい、これ。お昼食べてないんでしょ?」

 

 

「あ、ありがとうございます」

 

 

梅干しの乗ったお粥を受け取って、はふはふと熱を冷ましてから口に入れる。

 

 

「……うまいっすね」

 

 

「それはよかったわ」

 

 

そのまましばらくお粥を食べ続け、完食して匙を置いて手を合わせる。

 

 

「ごちそうさまでした」

 

 

「はい、お粗末さまでした」

 

 

寝込んでからうどんのカップ麺とかしか食べてなかったが、やはり誰かに作ってもらったお粥はいいものだ。

 

 

「すみません、部屋の片付けからご飯まで作ってもらって」

 

 

ほんと、家族でもないのにここまでしてもらうというのはありがたいのだが、少しばかり気負いというものもある。

 

 

「いいのよ、もう、慣れたから」

 

 

どこか寂しそうに窓の外を眺めながら、そう言った。慣れたから、とは。その言葉の意味を尋ねようとしたが、振り向いた遠山さんに遮られる。

 

 

「比企谷くんは、好きな人とかいるの?」

 

 

なんの脈絡もない質問に俺は絶句する。

 

 

「なんでですか?」

 

 

そんなことを聞いて何になるのか。もし、見舞いの礼に聞かせてくれ、というのであれば答えるが別段そういうわけでもなく、とても興味があるという様子には見えない。

 

 

「あんな女の子ばかりの会社にいたら一人くらい好きな人ができるかなーって。思ったんだけど、いないのかしら?」

 

 

「今は特にそういう人は」

 

 

この人と付き合えたらいいなと思う人はいても、『好き』という感情は湧いてこない。そもそも、何を持って『好き』というのかが俺には分からなかった。そこで俺は改めてあいつの言葉の意味を知る。

 

 

比企谷八幡は本当の意味で、本気で、人を好きになったことがないのだと。

 

 

「ふーん、じゃ、比企谷くんはこっちなの?」

 

 

そう言って、いやらしい顔で同性愛者を示唆するかのような遠山さんに俺は否定しようとするが、ふと考える。

 

 

戸塚!戸塚は好きだな。うん、一緒に風呂入ったり寝たいとかいう男の子の欲求があったし。あれ、もしかしてこれが恋……?マサチューセッツ州に行けば結婚出来るんじゃね……?いや、でも、戸塚は女の子の方が好きなんじゃ……ん?そもそも、戸塚の性別ってなんだっけ……あ、戸塚は戸塚か。そうだよな、うん。

 

 

「満更でもないのね…」

 

 

思考の湖に溺れていると遠山さんは呆れるかのように頭を抑えていた。聞いてきたのそっちなんですけどね。まぁ、俺は可愛ければどっちでもいいですよ!戸塚オンリーだけど!

 

 

そこからは語る程でもないくだらない話が続いた。会社のこと、休日の趣味のこと、好きな食べ物や、ブランドの話だとか。

いつでも出来る話だが、久しぶりに人と会話したからか気は楽になった。

 

 

「……それでね、あそこのお蕎麦屋さんがね」

 

 

だが、楽しげに話をする遠山さんに一つ違和感を感じた。それは会社の話をしている時から感じていたものだ。話をしていて楽しいのだろう。しかし、それがあの人がいた時の雰囲気と全く異なるのである。お茶を啜りながら、相槌を打ちながら話を聞いていると何か思い出したかのように呟いた。

 

 

「そういえば、コウちゃんにキスされたのよね?」

 

 

お茶を全部飲んでおいてよかった。もし、飲んでいる時にその話題を振られたなら汚いことになっていたに違いない。どうしてそれを?という目を向けると遠山さんはクスクス笑う。

 

 

「比企谷くん一人だけでコウちゃんの見送りに行ってその日はそれっきりだったし、次の日から上の空になってたから何かあったのかなーと思ってコウちゃんに電話してみたのよ」

 

 

マジかよ。気を掻き乱された俺も俺だが、聞かれたからって話すあの人もどうかと思う。

 

 

「コウちゃんに比企谷くんの話題を振ったら、そしたらなんか急に黙っちゃって。喧嘩でもしたのかと思ったら、自分からキスして恥ずかしいだなんて、コウちゃんも乙女よね」

 

 

何やってんだあの人…。

 

 

「それで、キスされた感想は?」

 

 

「……はい?」

 

 

感想もなにも、突然すぎてなにもないのだが。ただ温かかったとか柔らかかったみたいな?……それくらいだな。そう伝えるとまた遠山さんは笑う。

 

 

「コウちゃんと同じこと言ってるわね」

 

 

まぁ、初めて同士だし、感想も似てくるでしょ。もし、気持ち悪かったとか思ったのと違ったとか言われたら死んじゃうよ俺。

 

 

「比企谷くんはコウちゃんのこと、好き?」

 

 

それは「LOVE」なのか、それとも「LIKE」だろうか。もし、前者ならNOだ。八神コウという人物に尊敬の念はあれど、愛してるとかそういう言葉は出てこない。仮に後者だとしても、一人の先輩としては好きだが女性として接すると……案外悪くないのかもしれないが、俺はまだあの人のことをよく知らないのだ。多分、目の前の人物の方がよく知っているであろう。

 

 

「私はね、好きよ」

 

 

知ってた。前に一部にバレてることも言ってあげたし知ってると思うんだが。

 

 

「それで同じくらい君のことも好きかもしれない」

 

 

「はい?」

 

 

これまた突拍子もなくて、驚きの声が出る。驚きよりも疑問の方が勝っているのだが。冗談はよし子ちゃんですよ、軽口を叩こうとしたが、頬に感じる温かさで出てこなくなる。

 

 

「……今日はこれくらいにしておくわ」

 

 

「え、あ、あ、うへぇ?」

 

 

口と頬とではそんなに違いはないと思っていたが、やっぱり今までそんなことされたことがないせいか、あまりに情けない声が出てしまう。

 

 

「ふふ、今日はいいものが見れたから帰るわね。じゃ、またね」

 

 

見送りはいいから早く治してね。

そう言ってピンクの鞄を持って部屋から出て玄関ドアが閉まる音がしてから数秒。

 

 

「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?はぁぁぁぁぁぁぁぁいいい??なんでぇぇぇぇぇ???」

 

 

ここ一週間最大にして、俺史上最大最高の悶絶苦闘の声が出た。




もともと八幡に誰かを選ばせるために考えてもらう(一人一人の魅力やら印象について語るみたいな)回の予定がいつの間にか遠山さんが。
まさか、ゴルゴム……ゆ゛る゛さ゛ん゛!



書いてて俺が1番「はぁ?」ってなった。何書いてんだミカァ!!




なんで急に遠山さん?と思った方はいるでしょう。

「はよひふみん」「ほたるちやぁぁあんん」「やらないか」
とか思ってる方いるでしょう。おい最後の誰だ。

宝石の国、という現在アニメがやっている作品で遠山さんを演じる『茅野愛衣』さんがダイヤモンド(ドララララ!ではない)というボクっ娘をやってるのですが、それが可愛すぎて……というのと、単に遠山さんの魅力に気づいたからです。


ヤンデレ、S、家事万能、仕事スキル完備。あれ?これで可愛いとか化けもんかよ。(ちなみに作者はうみこさん派です)


ひふみ先輩との回は多いけど遠山さん回は少ないし、八神さんいなくなった後だし絡ませやすい!!となったので。
八幡もファーストキスされて気が休まらないだろうと思い、体調不良になりました。(多分結果的に精神的には悪化した)


とりま今年までには何人かのルート入る分岐は書けたらなと思います。それまでヒロアカ書けませんわ。最悪、誰かに書いてもらおう。うん、そうしよっ。




おま〇け
(本編とは全く関係ありません)

八幡「二人の女性にキスされた。どうすんだこれ…」

??「それはあんたが決めることだよ。あんたのこれから全部を決めるような決断なんだ」


??「お前が止まらない限りその先に俺はいるぞ!!」


八幡「誰だあんたら……いや、どこかで……?」



おまんけ(その2)


暇だったので八幡とヒロインがアレした時の反応的なの考えてメモってたから、それ書こうと思ったけど辞めます。では。
(要望があれば活動報告とかでひっそりやります)
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