女の子だらけの職場で俺が働くのはまちがっている   作:通りすがりの魔術師

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桜スキップもNow Loading!!!!も良曲過ぎませんかねぇ……

お気に入り、感想、評価ありがとうございます!

えっと原作5巻まで買いましたが……どいつもこいつも可愛すぎかよ!
なんで彼氏いねぇんだよ!全員俺が貰っちまうぞ!
って感じの感想です。

では、2話、原作1巻の「変わった先輩」どうぞ!


人間個性があるので変人がいても不思議ではない

 

 

十人十色

 

考えや性質が人によって違うことを表す四字熟語である。

漢字どおりに言えば、10人の人がいたら10色の色がある。

そんな感じの意味だ。

 

人間誰しも同じではないという不条理、理不尽を表し、「みんな違ってみんないい」を表した四字熟語とも言える。

 

人間全て同じなら顔や性格で揉めることは無い。なぜならみんな同じなのだから。

 

しかし、人それぞれの個性があり、全員が違う意見を持つ人という生き物は時に反発しあい、それぞれの意見の違いから離別するケースもある。また、それが原因で権力を持つ者たちの利害の不一致により、戦争に発展することもある。

 

つまり、人間違いがあるから争いが起こるのだ。

だが、それでも分かり合えるのが人間である。

 

何が言いたいのかと言うと……

 

このオフィス、俺以外全員女性だけどみんな違ってみんないいよね!

 

ってことである。

 

 

 

 

俺と涼風は早々に挨拶を済ませ、各々のデスクにつく。

今年の新入社員は俺と涼風だけらしく、別に寂しくもなく、どうせいても喋れないし、どうでもいいか状態である。

あの、涼風でさえあれから喋りかけてこないし…いや、別に喋りかけて欲しくないよ。ホントだよ?

 

で、俺はキャラ班かモーション班のはずなのだが特に何も言われてない。

あれかな?仕事しなくても給料がもらえるっていう素晴らしいシステムかな?

 

そんなことないんですけどね。

 

俺の上司も八神さんらしいのだが、八神さんは主人公やゲームの中核を担うキャラなどの担当らしく、俺はモンスター担当らしい。

それでそのモンスターのキャラデザが担当が……

 

見つめるのはパソコンの上がかなりホラーというか中二病チックというか、とりあえず俺の直感が言っている。

 

この人はやばいと。

 

 

「うちは飯島ゆん キャラデザ班で主にモンスターとか動物の担当や。まぁ、よろしくな」

 

 

「…よ、よろしくです」

 

 

「そんな緊張せんでもええで?」

 

緊張はしてないっす。ただ、やっぱり机の上がなかなかホラーじゃないかなぁ……って。すみません、嘘です。緊張してます。

だって、関西人の女の人って初めてだから。…まぁ、多分女の人じゃなくても緊張してるな。

 

 

だが、この18年間培われてきた対人スキルのおかげで俺も進化してるのだ!

 

「いや、大丈夫です……で、俺は何をすればいいんでしょうか?」

 

「そうやなぁ…」

 

そういいながらデスクを一旦離れ、本棚から何か本を取ってきて、俺に「ほい」と渡してきたのは八神さんが涼風に渡してやつと同じだった。

 

「それがキャラデザやる登竜門みたいもんやから頑張ってな」

 

「は、はぁ…」

 

パラパラと捲ってみて、大丈夫だろうと思いパソコンに目を向けたのだが……うん、楽勝かと思ったが早速詰んだな。

 

 

飯島さんに聞こうにもお花でも摘みにいったのかいねぇ。

横は俺と同じく初心者の涼風だし。

後ろをチラリと見ると西洋の剣らしきものをブンブン振っている少し肌の焼けたショートへアの巨乳の人がいる。机の上は見たことのある戦隊モノやヒーローのフィギュアでいっぱいでラックには剣やビームサーベルらしきものがある。

 

多分、モーション班とか言われてた人だな。なんでここにいるのかわからんけど、おそらくあの人に聞いてもわからないかもしれない。

いや、モーション担当ならモデリングくらいわかるだろうけど、何故か聞く気にはならない。なんか聞いたらあの剣で刺されそうだ。

 

そういや、そんなに特徴のない机がもう1個あったな。

あの席誰もいなかったけど今日は休みなのか?

一応、左後ろを見る。

 

 

茶色っぽい髪をポニーテールにまとめあげた落ち着いた感じの人がいた。

 

……挨拶しとくか。

 

 

「あの〜」

 

「……!!?」

 

「!!!?」

 

え、何。俺なんか間違った挨拶した?

あ、そうかいつも女子しかいないオフィスに男がいるから驚いてるだけだよな。じゃなきゃ死ぬ。

 

『え、何このキモ男!なんでこのオフィスにいるの!?キモ!』

 

とか思われてたら死んじゃう!

 

「えっと、今日から入社した比企谷八幡って言います。同じキャラ班なのでよろしくです」

 

「……滝本ひふみ。よろしく……ね……」

 

……わかったぞ、この人。

コミュ障だ!!(経験者だからわかること)

 

 

###

 

 

社内メッセージでわかったことだが、滝本先輩はキャラ班の中では八神さんの次に歳上……と言ってもまだ20代だが。

わからないことがあったら聞いていいと言われたから聞いているのだが、迷惑じゃないだろうか。

 

【あの、さっきから質問ばっかりしてすみません】

 

【全然大丈夫だよ。わからないことはわからないままにするのが一番ダメだからね】

 

コミュ障かと思ったらなんだただの女神か。

まぁ、コミュ障なんだろうけど。しかし、涼風の画面をたまたま偶然運悪くチラ見した時にみた文面とはだいぶ違うような…。

具体的にいうと俺に対して顔文字を1度も使ってこない。

別にいいんだが…気になるな。

 

【そう言ってもらえると助かります】

 

【いえいえ〜また何かあったら聞いてね】

 

 

 

【じゃ、なんで俺には顔文字とか使わないんですか?】

 

ガタッと椅子から誰かが立ち上がる音がした。

振り向けば滝本さんがわなわなと申し訳なさそうに顔を赤くして何か言いたそうにしてるが…ってみんながこっち見てる!

 

「比企谷君…ひふみ先輩に何したの」

 

おい、まて涼風。最後疑問形じゃない当たり俺が何かした前提で話すのやめろよ。なぁ、落ち着けよ、そのまずはそのペン置けよ?な?

 

「え、ちょ比企谷君、セクハラでもしたん?」

 

「してませんよ! ただ、俺には顔文字とか使わないんですか?って聞いただけですよ」

 

事実だけを述べるとなんか俺が自分だけ疎外されて反発してるやつみたいだな。別に使わなくてもいいんだが、なんか気になるじゃん?

自分だけスタンプとかじゃなくて丁寧語でメールとかされたら嫌じゃん?

 

「……えっと、比企谷君、男の子だから…顔文字とか嫌かな……って」

 

なんだやはりただの女神か(ただしコミュ障)

 

 

 

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滝本先輩とのいざこざも解決し、俺も顔文字を使ってもらえるようになった。しかし、なんだかただのスパムメールに近いものに見えたきたのは気のせいだろうか。いや、文面まじめだし大丈夫だけど。

 

その後、滝本先輩にメッセージで色々聞きながらテキストの課題的なのをこなしていると八神さんに社員証の写真を撮ると言われたのでそっちの方に…

 

「ねぇ、一応服装は自由なんだけどさ、なんで学生服なの?」

 

「やだなぁ、学生服じゃなくてスーツですよこれ。社会人の基本じゃないですか」

 

涼風のあれって本当にスーツだったのか。やっぱりどう見ても学生服ですごめんなさい。てか、服装自由なのか。

じゃ、明日から私服で来よう。

 

「せめて、スーツの正しい着方くらい覚えようぜ」

 

そう言いながら、八神さんは涼風のリボンを取り、シャツのボタンを二つほど開ける。

 

しかし、それでも涼風は童顔のせいでスーツが似合わないというか、中学生にしか見えなかった。

 

 

ちなみに俺は目が怖いだの腐ってるだの言われたがすぐ終わった。

 

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写真を撮り終わり、八神さんが「完成を待つべし」と言って去っていった後、さっき剣を振り回してた人が喋りかけてくる。

 

「涼風さんと比企谷君だっけ?」

 

「は、はい」

 

「挨拶が遅れたけど私は篠田はじめ よろしく……お願いします」

 

うん、お願いしますが小さかったの何故だ。

 

答え

 

「あああ!だめだ!後輩って初めてなんだよ!それに初対面だし!」

 

なんだこの人、ヒーローオタクで恥ずかしがり屋……というかなんなんだ?その大きな胸に書かれた「必殺」って。

 

そんな俺の疑問も誰かが答えてくれるはずもなく、涼風は篠田先輩のフォローに入る。

 

「きにしなくていいですよ。先輩なんですから篠田先輩!」

 

「うわ!先輩!? なんか背中が痒くなるから《はじめ》でいいよ!」

 

「じゃあはじめさんで。私も青葉でいいですよ」

 

「ああ よろしく 青葉…さん いや、おかしいか ははは」

 

なるほど、天然なのか。それとも部活とかに今まで入ってなくて先輩後輩とかの感覚があんまり掴めてないのかな?

 

「あ、比企……八幡もはじめって呼んでくれたらいいから」

 

ちょっと言いかけて下の名前で呼ぶのは反則でしょ……

てか、初対面で男子の名前呼ぶって結構サバサバした性格なのか。

 

「じゃ、私の名前も青葉って呼んでよ」

 

「あー気が向いたらな」

 

「なんで!?」

 

いや、なんか照れくさいというか背中が痒いというか、そうかはじめさんの感じてたのはこういうことか。

 

「なんや楽しそうやなぁ、丁度ええからおやつにしとく?」

 

###

 

 

飯島先輩の提案でおやつタイムに。

まぁ、こんな可愛い女子に混ざっていいのかと思いすこし離れていたがはじめ先輩に「八幡も来なよ!」と言われたので厚意に甘えていさせてもらっている。

 

滝本先輩が高そうなクッキーを持ってきたため、それを食べながら談笑中である。

 

「青葉ちゃんも比企谷君も今は3Dの勉強中やんな?」

 

「はい 早く覚えて働きたいと思ってます!」

 

飯島先輩の問いかけに涼風が答えてくれたので俺は安心してクッキーを摘める。うん、ただで食うクッキーおいちぃ。

 

「すぐだよ。私だって覚えられたんだから!」

 

「でも、はじめったら字読むと眠ってまうから先輩がつきっきりやったんやで」

 

「ちょ! ゆんなんてパソコンの使い方からだったじゃん!」

 

「そないな昔のこと忘れたわ」

 

さすが同期……俺も涼風とこれくらい言い合えるくらい仲良く…うん、ないな。

 

 

###

 

 

「今作ってるゲームっていつ発売なんすか?」

 

俺も何か話題を出さねばと思い、聞いてみた。

 

「いつやったっけ?」

 

「半年後だよ。噂ではそろそろ恐ろしく忙しい時期が来るんだって〜…」

 

そんな嫌な笑顔で言わなくても。しかし、忙しい時期というのはどこの会社でもあるものだろう。だから、決して帰れなくなるとか労働基準法無視とかはないだろう。

 

「……なるよ?」

 

「「「「え?」」」」

 

滝本先輩の薄暗い声に生唾を飲む。そして、滝本先輩はくらい表情のまま「……家に……帰れなく……なるよ……」とシャレにならない喋り方だった。まさかのブラック説。

 

 

「でも、八神さんはもう泊まってましたよね? やっぱりリーダーだから?」

 

「あの人は会社に住んでるって言った方が正しいんじゃないかな。すごいよ数人分の仕事してるし」

 

まさに仕事優先、一騎当千って感じの人なんだな。あとこれで綺麗好きのスキルつけたらどこの調査兵団の兵長だよ。

 

「ま、性格はあれだけど。わはははは」

 

その後、八神さんからはじめ先輩に雷撃か落ちたのは言うまでもない。




八幡は自分から可能性を閉ざしてるから童貞な気がした

【追記】
引き続き感想、評価、お気に入りよろしくです
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