この作品は複数サイトに投稿しています。

別当光智(べっとうみつとも)には二つの顔があった。
学生専用の安アパートに住む貧乏学生としての顔と、巨額資金を動かし、企業買収を謀る投資家としての顔である。
実は、彼は香港の大実業家・周英傑(シュウ・インチエ)の息子であり、四年前、故有って島根の名家・別当家に養子に入っていたのだが、これには彼の知らない深い思惑が働いていた。
ある日光智は、親友である結城真司の誘いでサンジェルマンという喫茶店に赴き、そこで知り合った上杉母娘の宿願である、新店舗用の土地入手の手助けをしたのだが、その直後、彼の周囲で二つの殺人事件が相次いで起こる。
一つは投資仲間だった堀尾が浴槽で変死し、もう一つは上杉に土地を売却した加賀見が刺殺されたのである。加賀見殺人事件は、光智が第一発見者となる因縁も含んでいた。
光智は、この因縁浅からぬ二つの殺人事件の解決のため、その類まれな推理力を以って警察の捜査に協力して行くこととなった。
二つの殺人事件には、奇妙な一致点があった。殺害された二人は、共に『BM』の文字を残していたのである。
BMとはいったい何を示しているのか。
別当光智のイニシャルがBMということで、第一発見者から容疑者扱いに移行されたように、真犯人のイニシャルを書き残していたのだろうか。
光智は警察の捜査に協力し、推理を深めて行くが、しだいに思いも寄らぬ方向に進展して行くのだった。
  第一章  宿命を背負う男()
  第二章  蠢く闇の勢力2016年08月31日(水) 14:02()
  第三章  連続殺人事件2016年08月31日(水) 17:38()
  第四章  難航する捜査2016年08月31日(水) 17:40()
  第五章  忍び寄る魔手2016年08月31日(水) 17:42()
  第六章  ブックメーカー2016年08月31日(水) 18:09()
  第七章  老刑事の執念2016年08月31日(水) 18:26()
  第八章  灰色世界の住人2016年09月01日(木) 11:34()
  第九章  意外な容疑者2016年09月03日(土) 16:03()
  第十章  明かされる過去2016年09月08日(木) 14:32()
  第十一章 予期せぬ展開2016年09月10日(土) 15:12()
  第十二章 浮上した真犯人2016年09月11日(日) 09:26()
  第十三章 時効迫る殺人事件2016年09月12日(月) 16:10()
  第十四章 闇に巣食う巨悪2016年09月15日(木) 15:25()
  第十五章 新たなる暗闘の幕開け()
X(Twitter)  ▲ページの一番上に飛ぶ