インフィニット・オーケストラ   作:剣とサターンホワイト

8 / 32
前回、中途半端なところで話を切ったために、今回の話を書くのに手こずって、今投稿するまでに1ヶ月以上かけた愚か者は、どこのどいつだ~い?…私だよ!!(古ッ←

………

はい、またまたお待たせしました。序章:α社編の最終話です。

いよいよ始まります、気分を害されても自己責任でお願いします。その前にブラウザバックを。

大丈夫だという方。毎度ありがとうございます。

ようこそ、我が物語へ。


序-5:まさに追い打ち 転機に次ぐ転機

男性IS適性テストが行われているα社の大広間。ちょうど今、被験者最終組である竹内優斗(たけうちゆうと)岩崎(いわさき)仲俊(なかとし)両名のテストの真っ最中。のはずだが、彼らがIS・打鉄に触れその身に纏った後、訪れたのは沈黙だった。男がISを起動させると言う、この世界ではあまりに現実離れしたその光景に、この場にいるすべての人間が言葉を失ったようだ。その沈黙が場を支配して数秒後、今度は堰を切ったように慌ただしくなった。

 

「…ハッ!? い、板内(いたうち)社長! この2人がISに触れたことは!?」

 

「い、いえ…少なくとも私の前では…教育係の平班!この2人にISを触らせたことは!?」

 

「いえ、この2人には工具や部品の管理を主にやってもらっていたのでISそのものに触れる機会はなかったはずです。みんな、この2人にISを触るように唆したことはある?」

 

「ねぇな」

 

「ないね」

 

「ありません」

 

「フフフフフ、以下同文ですゥゥゥ」

 

…何やら責任の擦り付け合いのような構図になってるが気にしてはいけない。

 

「! そうだ、あの人に連絡しなくては…!」

 

1人の試験官が端末を取り出し、どこかと連絡を取っている。一方渦中の2人、竹内と岩崎は纏ったISの解除方法がわからず、どうしたものかと頭を悩ませていた。

 

「…はい…それで…えーと…はい…わかりました、少々お待ちください」

 

試験官は一度話を切って通信機を置き、竹内たちの方に振り返った。

 

「適性者2名、あなた方の今後に関することです。こちらへ」

 

竹内と岩崎は試験官の指示に従い、指定された場所に座った。そこにはモニターやらインカムが用意されており、2人はインカムを装着するようにと指示を受けた。ついでにそこでISの解除方法を教えてもらい、やっと2人は身軽になった。

 

「モニター入れます」

 

試験官がモニターの電源を入れる。竹内と岩崎はインカムを装着し、モニターに何かが映るのを待っている。やがてモニターに1人の女性が映し出された。

 

『なるほど、君たちが新たな男性IS操縦者か』

 

その女性は2人を見据えてこう言った。…どうやら今女性が映し出されているこのモニターは言わばテレビ電話の映像出力装置のようだ。

 

「はぁ…まぁそうですけれど、あなたは?」

 

竹内が受け答え、モニターに映る女性に尋ね返す。

 

『……私は織斑千冬(おりむらちふゆ)、IS学園で教師をしている』

 

「IS学園?…それに織斑千冬って…(しかもこの声…)」

 

竹内と岩崎はα社の雑用という仕事をするにあたり、仕事の合間を縫ってIS世界の歴史や世界情勢の勉強もしていた。歴史とはいっても第二次世界大戦途中まではほぼ同じ内容であったため、現代史に近いようなものだ。

 

もちろん、ISの勉強を進めていけば"織斑千冬"という名前は必ず出てくる。もっとも、写真などは載っていなかったので竹内たちは千冬の顔を知らなかった。そんな有名人が今、目の前のモニターに映っているため竹内は戸惑っているのだ。

 

さらに竹内を長考に誘ったのは千冬の声である。竹内が千冬のことについて知っているのは、その名前と彼女の打ち立てた偉業"第1回IS世界大会の優勝者"ということだけである。逆に言えば、それだけしか知らない。すなわち、竹内は千冬の声を知っているはずがない。そういうことになる。しかし、竹内はこの声に何故か聞き覚えがあった。※1:後書き参照

 

「(どこで聞いた?いや、少なくともこの人の声は初めて聞いた。ならこの違和感は?)」

 

竹内が思考の渦に呑まれかけたその時、

 

「うんうん、電話中だから考え事ならあとにした方がいいよ竹内くん。…失礼しました、僕は岩崎仲俊と申します」

 

岩崎が竹内の肩を叩き、現実に引き戻した。

 

「じ、自分は竹内優斗です。それで、僕たちの今後に関わる話とお聞きしたのですが、それはどういうことですか?」

 

岩崎に倣って竹内も自己紹介をして、千冬に話の続きを促した。

 

「その前に1つ聞きたいことがある。君たちの年齢は?」

 

「15歳ですけど…?」

 

「僕は16歳です」

 

「ふむ、ならばちょうど良い…単刀直入に言おう、君たち2人にはIS学園に入ってもらう」

 

「IS学園に…ですか?」

 

「フム…ちなみに、もし断った場合はどうなるのでしょうか?」

 

岩崎が尋ねた。

 

「君たちもIS会社に所属している身なら知っていると思うが、ISは本来女性にしか動かせない代物だ。世界最強の兵器の唯一にして致命的な欠陥部分と言われている。それを男である君たちが動かしてしまったのだ。欠陥解消のための実験ネズミにされるのがオチ…最悪の場合、生きたまま解剖されるかもわからんな…」

 

「「…!?」」

 

「しかしIS学園に入れば、そういう輩から君たちを守ることが出来る。…もう一度言う、IS学園に入学するならば君たちの身の安全は保証しよう」

 

竹内と岩崎はほぼ同時に頭を抱えた。まさかこんなことになるとは…と。特に竹内は数日前このテストに臨むにあたりワクワクしていた自分の考えの甘さを呪っていた。しかし、事の重大さを理解しても、やっぱり自分の夢に嘘をつけない自分もいることも事実。彼は悩みに悩んで答えを出した。

 

「わかりました、自分をIS学園に入れてください」

 

「…強迫するような形になってしまって申し訳ない…それで岩崎くんはどうする?」

 

一方岩崎はもう一度この世界について考えていた。

 

――この世界は平和とは言いがたい。ISの出現と白騎士事件を発端に、世界中でISの開発がされるようになった。しかし、その多くが開発者の意図に反する兵器的運用で、最強の兵器と祭り上げられている。今でこそスポーツの1つとされているが、結局人を簡単に殺せる代物であることに変わりない。

 

さらに話をややこしくしているのがISにおける唯一の欠陥部分、女性しか動かせないこと。これにより女性の立場が圧倒的に優位となり、政治でも企業でも女性の進出が目立ち、その煽りを喰らった男性陣は次第に中心から末席に追いやられ、今となっては「男と女が戦争したら1ヶ月かからず女が勝つ」というのが世の認識となっている。

 

そんな中、自分が男性IS操縦者として生ける実験動物となったとき、この礎の上に本当の平和は訪れるのか?否、来ないだろう。末席に追いやられた男たちがこれを皮切りに逆襲を始めるか、そうはさせないと女たちが先んじて自分を殺すか、そのどちらかになるかもしれない。そもそもこの貴重な実験台を逃す手などあるはずもなく、この争奪戦で最悪戦争に発展しかねない。

 

そんなことでせっかく助かったこの身を犠牲にするのは流石にもったいない――

 

「…言われるまでもありません、僕だってまだ命が惜しい…その話、乗らせてください」

 

「わかった…あぁそれと言い忘れてたが、君の場合は16歳だが2年生に"編入"ではなく、竹内くんと同様に1年生として"入学"という形になるが、それで構わないか?」

 

「はい、お願いします」

 

その後は入学試験として行われる模擬戦闘などの説明が続いた。岩崎は相槌を打ちながら、竹内は常備しているメモ帳に肝心な部分を書き留めながら真剣に聞いていた。

 

「こちらからの説明は以上だ。2日後の14時、テスト開始に遅れないように」

 

「「はっ、承知しました」」

 

2人は千冬の放つオーラに、軍に所属していた頃を思い出したのか、無意識の内にしっかり敬礼をしていた。

 

「…敬礼はいらん、ではまた2日後に会おう」

 

千冬にツッコまれて自分たちが敬礼していたことに気づいた2人は、不思議に思いつつもインカムを外し、その場を後にした。

 

――時は流れて2日後…

 

α社でIS基礎の手ほどきを受けた2人は今、IS学園の第3アリーナのピットにいた。

 

「んじゃ、行ってくるよ」

 

先に戦うのは岩崎だ。その身にはラファール・リヴァイヴが纏われている。曰く「うんうん、僕の場合は近接戦闘よりは距離を取っての戦いの方がやりやすいと思うからね」とのこと。

 

「はい、ご武運を」

 

竹内はまだISを展開せず、岩崎の準備を手伝っていた

 

「岩崎、カタパルトに乗れ。そこからフィールドへ飛び出せ」

 

「了解です、織斑先生」

 

千冬の誘導に従い、岩崎はカタパルトに乗る。

 

「…どうなることやらッ!」

 

リヴァイヴがカタパルトが打ち出され、アリーナを駆る。反対側にはリヴァイヴを纏った山田真耶がすでに待ち構えていた。

 

「い、岩崎くんですね、担当しけ…試験官の山田真耶です」

 

真耶は生来のあがり症からか、緊張して声が震えてしまっている。

 

「あ、はい、よろしくお願いします……あの、声震えてますけど大丈夫ですか…?」

 

「ハ、ハイ!大丈夫です!私は試験官ですから!」

 

これじゃあどっちが試験官だかわかったものではない。これは真耶が緊張しすぎているのか、それとも岩崎が落ち着きすぎているのか…恐らくその両方だろう。

 

「これより、岩崎仲俊の入学模擬戦闘を開始する」

 

2機のISが武器を取り出し、今、戦いが始まる!

 

――数十分後…

 

第3アリーナにあったのは、目を回して倒れている真耶と、それを見据える岩崎だった。結論から言えば、岩崎仲俊は模擬戦に勝利した。山田真耶の自滅という何とも締まらない結末で。

 

始めこそは、銃でお互いを牽制しつつ好機を窺う好勝負を予感させた。しかし近接戦闘を仕掛けようとした真耶がブレードを手に取り岩崎に突撃するも、岩崎がこれを回避。すると勢い余って真耶はそのまま壁に激突。

 

「それまで!勝者、岩崎仲俊」

 

このアナウンスにより、岩崎の勝利が決定。目を回して気絶している真耶を前にして、どうしたものかと岩崎は考えているところだった。

 

一方その頃、管制室

 

「ハァ…(真耶はまたやらかしたのか…)」

 

千冬は試合の感想を言う代わりにため息をついた。先日にも模擬戦闘をした際、真耶は緊張のあまり今回と全く同じ凡ミスをやらかしていた。その相手は言わずもがな、織斑一夏である。

 

「岩崎、悪いが山田先生をつれてピットに戻ってくれ」

 

ひとまず真耶に目を覚ましてもらわなくては話が先に進まないので、岩崎に彼女を連れてくるように指示を出す。また共に試合を見ていた竹内にも声を掛けた。

 

「竹内、山田先生が回復されるまで時間が掛かる…その間しっかりと準備を整えておけ」

 

「は、はい…!」

 

竹内は竹内で呆気にとられていたのか、決着がついた数十秒は口をあんぐりと開けて固まっていた。

 

やがて岩崎が真耶を抱えて戻ってきた。待っていた千冬に真耶を引き渡し、自分は竹内の準備の手伝いにかかった。

 

「あー…どうでした? 実戦は…」

 

竹内が聞き辛そうに尋ねた。

 

「うんうん、やっぱり怖いね。今回は山田先生の自滅に助けられたけど、自滅してくれなかったらあと3分と持たずにこちらがやられていただろうね…いやはや」

 

「!」

 

予想外の答えに驚く竹内。

 

「やっぱり世界唯一のIS教育機関と言うだけあって、先生方も相当強い…竹内くん、『人は見かけによらない』ってよく言うよね。山田先生のおっとりとした見た目に騙されてはいけない…」

 

「…わかりました…」

 

岩崎の忠告に竹内の表情は真剣なものに変わっていった。

 

――しばらくして…

 

「竹内、山田先生が回復された。準備が整い次第、カタパルトに乗れ。岩崎がやったようにしてフィールドに出ろ、いいな」

 

千冬から真耶が復活したことを伝えられ、竹内の準備もちょうどよく終わった。

 

「じゃあ竹内くん、頑張って…Good luck!」

 

岩崎が敬礼しながらエールを送る。

 

「…LOGです、行ってきます」※2:後書き参照

 

竹内もそれに応えるように敬礼を返した。そしてフィールドへ飛び出していった。

 

岩崎の時と同じように、すでに真耶は対戦者が来るのを待っていた。竹内が出てきたのを見て、ゆっくりと彼の正面に行き相対する。

 

「竹内くんですね。先程はお恥ずかしい姿をお見せしてすみません…改めまして、担当試験官の山田真耶です」

 

そこにはもう先程のような「あがり症に苛まれてガッチガチになった山田真耶」はおらず、堂々とした「試験官山田真耶」がいた。

 

「は、はい!竹内優斗です。よろしくお願いします!」

 

一方、形は違えど久々に戦場に出た竹内はやや緊張しているようだ。

 

「フフッ、そう硬くならないでください。余計な力を抜いて楽にした方がいいですよ?」

 

表情の硬い竹内に真耶がアドバイスを送る。ある意味これが本来あるべき試験官と被験者の関係なのかもしれない。

 

「これより、竹内優斗の入学模擬戦闘を開始する」

 

千冬のアナウンスが入り、いよいよ試合開始だ。

 

竹内は真耶のアドバイスを受け、無駄に入ってる力を抜くために深呼吸をした。真耶も一呼吸おいて武器を取り出す。

 

次の瞬間、真耶が仕掛けた。岩崎の時と同じように最初は銃で距離を取りつつ攻撃するようだ。しかし竹内は武器を持たず、素早い動きで銃撃をかわしていく。

 

「…ッ! 速い!」

 

真耶は竹内のスピードに一瞬怯んだがすぐに冷静さを取り戻し、竹内の回避先を予測して射撃する。ゆっくりとしかし確実に竹内を追い詰める。そしてついに、真耶の放つ銃弾が竹内を捉え始めた。1発、2発、弾が当たる度に竹内のリヴァイヴのシールドエネルギーは削られていく。

 

「くッ…(このままじゃ何も出来ずに撃墜されるのを待ってるようなものだ…そうだ!)」

 

その時、竹内はある策を思い付いた。あまり有効とは思えない策だったが試す価値はある、そう思い行動に移した。

 

竹内は両手にグレネードをコール、それを真耶の前後、左右に放り投げる。あくまで投げるところは彼女の周囲で、本人には当てない。真耶がグレネードから離れようとするも、竹内が進行方向を先読みしてまた新たなグレネードを投げる。やっぱり、真耶に当たらないように。しばらくして放ったグレネードが爆発する。真耶から離れた位置に投げられてはいるが、爆発で起こる爆煙や巻き上げられた土煙で真耶の周囲の視界は悪くなった。そう、竹内の策はグレネードの爆発により起きる煙を利用して煙幕を作ることだった。

 

「煙で何も見えない!?」

 

いかにISがハイパーセンサーを搭載していようと、これだけ視界が悪ければ相手の位置を特定するのに時間を要する。そこで真耶は煙幕から脱出を図るが、脱出出来そうなところで新たなグレネードが放られてまたまた煙が立ち上る。その時不意に銃弾が真耶のリヴァイヴの装甲を掠めた。当然竹内が撃ったものである。煙幕に混じって、銃弾まで混ざってきて、それはさながら砂嵐のようだった。真耶は一旦煙幕からの脱出を諦め、竹内の位置情報を捉えることを優先した。

 

一方、グレネード攻勢で優位に立った竹内。煙幕が濃すぎて真耶が見えないのは彼も同じはずだが、さっきから投げているグレネードは的確に真耶の進行方向を塞いでいる。それは真耶が動くと出来る気流の筋を見つけていたからである。それを見つければその気流の先頭に真耶がいるということになり、真耶の進行方向の予測が可能になる。お陰で竹内は的確に真耶の煙幕からの脱出を阻むことができたのだ。今では両手にグレネードだったのが右手にグレネード、左手にライフル銃と、射撃と爆撃の両方を行えるくらい余裕が出てきたようだ。

 

だが所詮一時凌ぎでしかない策。真耶のリヴァイヴがようやく竹内の位置を捉え、煙幕の中から狙撃した。当然それに当たるまいと竹内は回避行動を取る。しかし逃げた先がまずかった。

 

「しまった!?」

 

竹内が狙撃を回避した先には真耶が放ったと思われるグレネードが飛んできていた。突然のことにパニックに陥った竹内は思わず左手に持ったライフル銃でグレネードを打ち返そうとした。何とか当てることは出来たがさほど距離のないところで爆発。

 

「うわあ!」

 

為す術無く爆撃を貰った竹内は体勢を立て直そうとするが、すぐさま真耶が接近してきた。その手にはブレードが握られている。

 

「これなら避けられません!」

 

そう言いながら真耶はブレードを思いっきり振り下ろした。彼女の言う通り体勢を崩しかけていた竹内にはブレードを躱す術もなく、竹内は大地に沈んだ。同時に彼のリヴァイヴのシールドエネルギーが底をついた。

 

「それまで!勝者、山田真耶」

 

千冬のアナウンスが入り、竹内は地面で大の字になったまま、自分が負けたことを悟った。「絶対に勝てる」とも、「勝つ自信がある」とも思ってはいなかった。むしろ「負けるだろう」とばかり思っていた。それでも、心のどこかでは「勝ちたい」とは思っていた。しかし、それなりに善戦したとはいえ、結果はこの有り様。勝利を逃してしまい、悔しくないはずがない。

 

「あ~あ、勝ちたかったなぁ…」

 

彼は呟いた。しかし、その表情は穏やかなものだった。しばらくすると、真耶が駆け寄ってきた。

 

「竹内くん…?…あの…大丈夫ですか?」

 

彼女はおずおずと尋ねた。もしかして、自分はやり過ぎてしまったのではないかと。そんな心配を払拭するように竹内がようやく上体を起こした。

 

「はい、大丈夫です。模擬戦、ありがとうございました」

 

「なかなか良い動きをしていましたよ、竹内くん。それから…」

 

真耶は竹内に右手を差し伸べ、満面の笑みを浮かべてこう言った。

 

「IS学園へようこそ、竹内くん!」




IS学園入学を控えたのある日、休暇を貰った竹内たち平班の面々。彼らは街へ繰り出し、竹内と岩崎に生活必需品などを買い与える。

そして、ついに始まったIS学園での学生生活。そこで竹内はいよいよ織斑一夏と対面する。

※1:竹内が千冬の声に聞き覚えがあったのは青森邪麻田のクラスメートでガンオケ白の章の主人公石田(いしだ)咲良(さら)と声優が同じ人だから(所謂中の人ネタ…もっとも声の高さが全然違うが…)

※2:"LOG"とは、竹内が八戸を離れる士官から教わったという「了解」を意味する言葉で、「かっこいいから」という理由で竹内がよく使っている。しかし、同じく「了解」を意味する「ラジャー」は"roger"と綴られるため、同じように略すならば"ROG"が正しいと言えよう。
おそらく竹内の言う"LOG"は、
 ①竹内の勘違い
 ②教えたGIのミス
 ③本家ガンオケの単なる誤植
のいずれかということになる。

こんにちは、剣とサタホワ(略称適当)でございますよどーも

…はい、またまた遅くなりました。そして長くなりました…最高記録更新の6869字です。千冬の説明と入試だけでどうしてここまで長くなったし。うへぇ…。

長くなってしまったことで、私の文章力の無さがもろに出てしまっていると思います。戦闘描写のところなんかもうグデグデかと…。うわぁ…。

ちなみに当初の予定ではここで竹内と一夏が対面し、岩崎は翌日以降に入試を受けるという算段でしたが、何かが違うと感じ、一夏を先に受けさせ、後日2人がうけるということに…。

また、竹内vs真耶は一夏と共に受けさせても岩崎と共に受けさせても真耶が勝利するように考えていました。一足先に真耶に花を持たせたかったので。

それにしても主人公ズのキャラが死んでる気がしてならない…今の予定では学園に入れば何とか生きてくるはずだけど…こういうときに己の無力さを呪うぜ全く嗚呼嫌になる…。

いよいよ次回はIS学園に入学!の前に登場人物紹介。いかに今まで竹内たち2人の個性が死んでいたかが見えてくると思います。

ではまた次回に…

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。