汚れきった聖なる島に~ Fate/ outlaw プロローグ 作:グレン×グレン
これ単体で妄想の扉を開くのもよし、これをベースに新しい作品を書くのもよし。
四聖国
☆概要
魔術師が聖杯を使って形成することに成功した四国を母体とする独立国家。場所が四国なのは発案者が四国出身だったというただそれだけのこと。
科学の急激な発展に伴う神秘の秘匿の難度の上昇、およびそれに伴う人間という実験動物の確保の困難に対照するため魔術師が好きにできそもそもそんなことを気にする者もいない失敗国家を作り上げようという発想の元誕生した、世界で特に治安の悪い国家。
四聖とはすなわち四つの聖杯。幾つもの亜種聖杯によって四つの奇跡を起こし、それを柱とすることで四国という島を魔術師にとっての楽園にしている。
魔術教会には事後承諾でことを勧めたが、その存在は魔術師にとって楽園であるため納得されている。時計塔はブリテン島を第二の四聖国にするべく動いているが、派閥争いによる共倒れを避けるために派閥のどれかがごっそり移住する計画を立てている。
一つ。地下資源の生成。石油・石炭・ダイヤモンドを大量に保有しており、そのすべてが世界でも片手で数えられるほどの有数の量を誇る。これにより四聖国はアジアでも有数の資源大国となっており、発言力も相応に高い。
二つ。世界全土の意識に対する影響。こんな資源の塊を持ち主である日本、およびアメリカなどが黙って独立させるわけがない。それを止めるために世界全土に対して四聖国を認め、その運営に対して口を出したくないと思わせる暗示がかけられている。
三つ。軍備の形成。二つ目を完璧に御しきれない時の保険、および聖堂教会に対抗するため軍備を強化。世界中から士気と練度の高い兵士たちが集まり、軍備に関しても高い技術力を発揮する。科学の脅威を正しく理解している魔術師だからこそできるイレギュラー。
四つ。魔術師にとっての楽園への変貌。地脈の強化、魔術基盤の強化はもちろんのこと、大気中のマナ濃度そのものが大きく上昇しており、この島にいるだけで魔術師の全能力がサーヴァントでいうならばワンランク上昇する魔術師のための国土。
これら四つの奇跡を四つの領土が支配する四国で行うがゆえに四聖国。世界列強すら強く意見を通すことができない特異点である。
そして、それらのデータをもとにして研究することにより大量の亜種聖杯を作成。年に一度は聖杯戦争が起きる聖杯戦争の本場でもある。
☆軍備
非常に強力。この国で成功する一つの方法が軍人であることもあり、人口に比べて軍人の割合が多く、練度も士気も非常に高い。
陸軍は山が多いこともあってヘリが中心。攻撃ヘリコプターの数だけならばアメリカにも匹敵するといわれており、国土防衛の要となっている。また自走対空砲も多く保有しており、防空網の強固さは右に出るものがいない。
海軍は駆逐艦と潜水艦が中心。ステルス性の高さを重視しており、防衛網を高くすることで日本及び在日米軍に対する対策を多く立てている。
空軍は制空権確保を第一としている。同時に襲撃に対する報復手段として弾道ミサイルを多数確保。国土の狭さを逆手に取り、この二つに割り振ることで先進国すら上回る。
質だけならアメリカ軍に匹敵するレベルであり、過剰反応による暴発を警戒して核こそ保有していないが列強国に匹敵する軍事大国。加えてこの利益を守るために魔術師たちが積極的に魔術の軍事利用研究を行っているため、本当に迂闊なまねをすることができない。
さらに、その目的のために一般国民の生活水準そのものはあれている必要があるため軍人があまり年に行かないように基地に娯楽施設がいくつも存在する。生活そのものが基地で完結できるようにできており、軍人は町に脅威がないようにできている。
☆治安
四聖国というものは、魔術師にとって都合のいい国として作られている。
ゆえに、実験動物としての人間をたやすく確保できるような状態であり、神秘が漏えいしにくい国でなければならない。
結果として意図的に問題のある組織として結成されている。
彼らの主な仕事は犯罪組織の制御。海外から入ってきたマフィアなどには専属の担当官がおり、一定額の賄賂を受けおる代わりにある程度お目こぼしをする。しかしその事態は混乱状態を維持するためにパワーバランスを整えるため、銃の保有数や麻薬の流通などに口出しする監視役。
加えて密輸などの監視も行っており、この国の密輸グループはその大半が警察がまず検閲を行ってから商品を渡している。
新たな刺激を加えるための新規顧客開発にも余念がなく、その捜査網で発見した危険分子に武器を渡してテロや犯罪行為を助長させるのも彼らの仕事。
上級市民に対してはかなり真面目に仕事をしているが、それでもある程度の腐敗を作る必要があるため、意図的に下級居住区から犯罪を持ち込めるように隙を作ってある。
密入国も多い。様々な種類の実験動物を集めることができることから、指名手配犯や貧民などを積極的に国内に取り込んでいる。彼らの多くは何もしなくても飢えない生活に満足するか、それ以上気持ちよくなるために麻薬の金を稼ぐために生きている。
治安悪化を活性化させるため、放火は頻繁に行われる。しかし同時に悪化を避けるために消防設備などはかなり高性能のものを集められている。
☆政治
政治体制は聖性のために動いた魔術師の一族からそれぞれ代表を出して合議制で行う国家だが、彼らは政治そのものには深く興味を抱いていないため雇った政治担当が担当する。また一種の階級制を敷いており、戸籍のある上級国民と存在しない下級国民、そして農業に重視する生産国民の三種に大別される。
ある種の独裁政治であるため実は相応に安定しており、対外政策は聖杯の影響もあるが相応にうまくいっている。各種資源によって高い発言力を持つが無理強いはせず、あくまで自国の不干渉を求めるだけなのも要因の一つ。
★上級国民
上級市民は年の一角にある特別居住区で生活している。基本的に会社なども子のすぐ近くにあり、学校などの設備は内側に存在する。大きく外に出ることはなく、出るときも護衛付きのバスで移動するため安全に生活可能。ただし、時折麻薬中毒患者や誘拐犯が出ており完璧な安全ではない。これは適度な腐敗を起こしておくことにより、承久国民にいい素材が見つかった時にスムーズに確保できるようにするため。
★生産国民
生産国民は真面目にやっていれば生活は保障されている勝ち組。農場を含めて柵で囲まれた生産区で生活しており、基地と同じように娯楽から勉学まで大抵のことはこれで完結する生活を送れる。仕事そのものにはノルマがあるが、監視の元まじめに仕事をしていると評価されれば最低限の保証は出るため、不作の時でも生活には困らない。あるいい一番安定しているため羨望の的だが、それゆえに新規参入は非常に厳しく狭き門である。
★下級国民
財政的に豊かであることからサービス自体は充実。街中にはかなりの密度で食べられる野草がたくさん生え雨宿りできる屋根を備えた公園が多数。無償で食べられる栄養食品の配給器も数多く、医大生の実習用施設は簡単な治療や診察だけとはいえ保険証なしでも破格の安さを誇る。公衆トイレもそこかしこにあり、水道水はそのまま飲めるレベルなため、働かなくても生きていくだけなら簡単にできる。
反面、そこからがかなり地獄。その目的のために治安は失敗国家一歩手前クラスにまで到達している必要がある。監視カメラなんて存在してはならないし、警察がまともに仕事をして魔術の存在に勘付いては決してならない。加えて実験材料としての人間を、魔術師が自由に確保できるようにならなければならない。
そのため、下級市民の生活は最低ではないが劣悪であるように作られている。具体的には清掃活動や事件で破壊された地区の修復といった日雇労働は非常に多いが、長期雇用はアルバイトすら少なく安定した収入を確保しずらい。そしてしなくても生きていけるため堕落しているニートも相当数存在する。
なぜか食品関係の関税が非常に高く、無償配給の健康食品以外は日本の倍以上の金がかかる。
警察も基本的には事件が起きたときの後始末担当と割り切るべき始末であり、民間人をターゲットにした乱射事件でも起きない限りは頼れない。そのため自衛意識が強く、法律に違反しない範囲内での武器を販売している業者はかなり有力。しかし銃は非常に高価。警察もこのために存在しているといわんばかりに本気を出して捜査するため保有できるものは非常にまれ
下級市民で最も成功するといえるのは上級市民を顧客とした高級娼婦。武家社会における花魁のように、美貌と手管と叡智をもつものは重宝され、整形をしていない天然物は仲介したものも含めて一人で巨万の富を生み出すこともある。
国内においては用心棒として活動する傭兵が数多い。犯罪者は真っ先にターゲットにするため命の危険も大きいが、同時に見入りも大きいため目指すものは数多い。また、経営者クラスの上級市民は個人戦力としてPMCを雇っていることも多い。
☆魔術
あらゆる意味で高水準。そもそもそのための国家であることもあり、まさに最前線。
聖杯によりあらゆる魔術基盤が強化されていることからどんな魔術師でも研究ができる。そもそも大気のマナ濃度が現代ではありえないレベルに濃いため魔術師はその影響で能力が上昇する。加えてその経済力と治安の悪さから実験材料も楽に調達可能。
この土地を維持するための調整に関与することで、一定水準の生活も保障されており、魔術師にとってはまさに楽園。
魔術教会はさすがに小規模になるがこれと同様の施設をいくつも作ろうと計画されており、それに機嫌を悪くした聖堂教会と戦争勃発寸前の緊張状態となっている。