型式:紫電
世代:第三世代
国家:日本
分類:多用途戦闘型
装備:・十式小銃(銃剣付き)
・十式五五口径一二〇mm狙撃銃又は150mm速射砲
・十式多連装小型誘導弾発射機(浮遊式発射器×4)又は十式中距離空対空誘導弾発射器
・十式チャフ&フレア発射機
・十式発煙弾発射装置
・十式射撃管制装置
装甲: 複合装甲
仕様: 大容量バススロット、野戦整備可能、様々な電子機器(試験中)
概要
日本国防軍が開発した第三世代の最新鋭IS。さまざまな戦闘に対応することが可能な軍用ISであり、スラスターや各部位はステルス形状が施され、優れた電子機器で戦闘を優位に進めることが出来る。また整備を簡易化させ長期間の敵地潜入中が可能になった。
※現段階で考えている紫電の詳細。型式には航空自衛隊の機体番号を参考にしました。
ストーリー上新たな装備が増えると思います(特に電子機器)
「入るぞ。」
織斑と篠ノ之は五十嵐にメールで呼び出されて、医療局にある病室に来ていた。
ドアを叩くとスライドドアを開くと、白い病室の中で一人、重傷を負った五十嵐が病床に伏していた。
「大丈夫なのか?起きていて。」
「ああ活性化再生治療という治療である程度早く治るらしい。決闘までには出れるようにする。」
白騎士事件以後の科学技術の発展は目覚しく、医療技術も飛躍的に伸びて医療先進国となった。
海外から安く・早く・安全に手術を行える日本で手術を行い、移植手術でもドナーを待つ人々が臓器が“余っている”日本での手術を希望している。
ここ最近では再生医療の技術も確立されたが、余裕のある日本人ではなく外国人の為に使われるのだろう。
「銃弾を二発受けて戦えるのか?」
「大丈夫だ。ただの拳銃の弾で死なない、なぜか知らないが治りだけは早いからな。」
「それで俺達を呼んだのは?」
五十嵐は起き上がると茶封筒を取り出した。
中から取り出して机に置いた書類の一枚には決闘を申し込んだセシリア・オルコットの顔写真があった。
「これは?」
「国防省から取り寄せたイギリス代表候補生セシリア・オルコットの情報だ。」
書類の一枚を引き抜いて織斑に渡す。
「なんか相手の情報を見るのは卑怯な感じがするんだが...」
「何を言っているんだ?戦いに卑怯も糞も無い、勝つ為には“敵”の情報を仕入れるのは普通だ。」
書類を見るとカラーで印刷された一機のISと各性能表示が書かれていた。
「ブルー・ティアーズ...」
名前の通りに青い塗装が全体的に塗られ、両腕で抱える巨大な銃器に織斑は圧倒されるような感覚を覚えた。
その書類を篠ノ之は横目見て狙撃仕様の機体だと直感的に分かった。
「見た限りでは狙撃銃を主装備とする高速で機動力のある機体だな。」
織斑は幼馴染が案外詳しいのに目をパチクリさせる。
五十嵐は頷くと細かい説明を淡々と説明した。
「中距離射撃型の第三世代IS。BT兵器の実働データをサンプリングすることを目的とした試験機であり、イギリス空軍次期主力機として開発中。主武装は六七口径特殊レーザーライフル“スターライトmkⅢ”、また操縦者が意識を集中させることにより操作する独立機動兵器“ブルー・ティアーズ”だ。やっかいなのは射撃型特殊レーザービット四基と弾道型ミサイル二基あり、一対一の戦闘では様々の方向から攻撃を受けるる事になる。」
ヨーロッパ諸国は独自のIS開発を進めている。
それは白騎士事件以降の経済・移民問題などによる
「じゃあ俺も銃火器で対抗するのか?」
織斑がそう言うとライフルを構えるような仕草をしたが五十嵐に否定される。
「あと数日では不可能だ。銃火器の基本的な知識が無いのに狙撃銃を運用するオルコットにどう対抗する?お前が銃を持ったところで手に余ってただ撃ち落とされるだけだ。」
「ではどうすればいいのだ、五十嵐。」
篠ノ之が質問するとさらにもう一枚の書類を差し出した。
そこには英語で各項目が表記された表にはアルファベットが各項目に書かれていた。
「
SやAが並ぶ項目を見ているうちに優秀だと確信していた中で突然Cという文字を見て二度見した。
「ここで暇をしている間入手した訓練映像から推測するにオルコットは近接戦闘は不得意、いや苦手にしている。織斑、お前は剣道を小学校まではやっていたな。」
「そ、そうだが...」
五十嵐の口から次々と一般人が知りえない情報や自分の情報が出てくるのに織斑は目を丸くする。
篠ノ之に視線を移すと訓練の内容を伝えた。
「織斑が勝つにはオルコットの狙撃を凌いで近接戦闘に持ち込んで戦うしかない。そこで篠ノ之、君が織斑の剣道を取り戻せせてくれ。」
「それはいいがISの操縦はどうする?」
「現実的に考えて基礎を教えるだけでも一ヶ月必要だ。あと五日で教えるのは不可能だ。」
「ならば訓練機を使ってコツを少しでも掴めば有利になるのでは?」
「訓練機は“なぜか”全機体出払っているし、第一誰が教えるんだ。」
「それは...」
篠ノ之と五十嵐が訓練について話し合っていると織斑は机にある書類を手に取った。
それはオルコット家の家族関係や関係がある会社、イギリス代表候補生としての活動が書かれていた。
母親は名家の娘でありいくつもの会社を経営する経営者、父親はその名家に婿入りした立場で母親には相当弱かった。
その両親は数年前に列車事故で死亡、残った遺産を周囲の金の亡者から彼女は守る必要に迫られた。
守るために様々な行動を起こした際に受けたIS適性試験を通して代表候補生になったと書かれていた。
「父親や取り巻き達影響からあの高圧的な態度になったのか?」
オルコットの様々な経験を想い、彼女に同情的になっていると手から書類が奪われた。
「あ!」
奪った五十嵐はクシャクシャに丸めると屑入れに投げ込んだ。
織斑を咎めるような視線で五十嵐は睨みつけて言った。
「“敵”について考えるな、手を抜く原因になる。お前はただ“敵”をどう叩き潰すかだけ考えろ。」
「...お前は読んだのか?」
織斑は“同級生”であるオルコットを全否定したような言動に怒りがこみ上げた。
「読んだがそれがどうした?」
「五十嵐...お前には心はあるのか?」
必死に怒りを抑えて口を震わせながら質問する。
何時見ても喜びも悲しみも凍り付いてしまったような表情しかせず、何を考えているのか分からない五十嵐に苛立っていた。
「心は朝鮮半島の戦場に捨ててきた...戦うには邪魔だからだ。」
五十嵐は一瞬“親子”を殺し損ね上官に蹴り続けられたあの日を思い出した。
朝鮮半島で何が起きたか知らない織斑は五十嵐がただの“異常者”に見えた。
「そうか、やはりお前は壊れているな。」
「おい!」
篠ノ之が織斑を咎める。
「ああ、壊れているさ。人を数十、数百殺すためには心は邪魔だ。」
「おかしい!人を殺して平気でいられる奴はおかしいぞ!」
そう叫ぶと織斑は病室を飛び出して行った。
「五十嵐、すまない!」
篠ノ之は謝ると彼を追って病室を出て行く。
それを見送ると五十嵐は机にある書類を手に取った。
「どうやって倒すか...」
第二十五話目です。
久しぶりにWOTをやろうとしてみたらパスワード忘れたOrz
タイガーⅠまで行ったのに...一からやり直しでやっと四号戦車...キツイ
ではまた今度。