主人公はエースの双子の妹アインです。能力者ですがそれを隠して海軍大将をしています。場面は頂上戦争終盤。ルフィが赤イヌに殺されそうになるところからです。
妄想たっぷり。あとがきにある設定に目を通していただけると納得していただけるかも?
※注※
この話はエースが死ぬことに納得できないにゃおの妄想で作られています。
ニャオーネには文才がなく、継続力もないため連載ではなく短編になっています。ニャオーネの気力があれば後日談等も書いていこうと思います。………今は気力を使い果たしたので無理ですが(#゚ω゚ )
ニャオーネは文才ないです(大事なことなので二回言います)
誤字脱字を発見しても扱き下ろさないで欲しいです(`;ω;´)ブワッ
温かい目で見守ってください。
それではどうぞ!!!
sideアイン
ワアアァアァ!!ワアアァァァー!!
………あぁ……とうとう始まってしまった…
ポートガス・D・エース。誰よりも、何よりも大切な私の兄。私はエースが無事なら無事なら後はどうなってもいいの。
だから―――――――――――――――――
sideエース
赤イヌの攻撃によって殺されそうなルフィを見て、自然に体が動いた。
ルフィを―――――俺の家族を殺させねぇ!
……ルフィの前に立ち赤イヌの攻撃を受ける筈だった。
ジュワッッ! ドサッ!
――――――――――――それなのに………なぜ痛みがない?
誰かが背中に倒れ掛かってきた。
恐る恐る振り返ると、10歳の時に黙って自分の前から消えた、たった一人の妹が倒れていた。
「…………………アイ…ン……?」
震える手でアインに手を伸ばす。
目の前の光景が。現実が。信じられなかった。受け入れられなかった。
血だまりに倒れ伏す妹。今もなお流れ続ける血がアインの命終わりを表していた。
「ッッ…………お前…俺のこと嫌いなんだろ…?っなんで俺をかばうんだよっ!!」
エースが幼いころから海賊になりたいと言っていたのに関わらず海軍に入隊したアイン。
自分のことを嫌っているのは明らかだ。
海軍に捕まり、牢に入れられている時もけして目が合うことはなかった。
自分にはもう関係ないと思おうにもたった一人の血を分けた妹。切り捨てる事など出来なかった。
「……私がエースのこと……嫌う筈無い……。……けがは………無い…?」
エースの声に反応し、目を開けたアインはそう言ってエースの頬に手を当てた。
自分のことを嫌っていると思っていた妹は嫌うはずがないと言う。
エースはその言葉に戸惑いを隠せなかった。
「……お前が俺を嫌ってない?……じゃあなんで俺に黙って海軍に入ったんだよ!!俺が海賊になるって言っていたのに……海軍は海賊の敵だ。」
「…………エースは……いつだって死ぬために生きていた……。」
「ッッ」
アインは焦点の合わなくなってきた眼でぼんやりと虚空を見つめながらつぶやくように言った。
それはエースの求める答えではなかった。
しかしアインの力のこもった言葉に息をのんだ。
「……私は…エースが生きているなら………エースさえいれば他には何も要らなかった。……誰になんと言われても…誰の子供でも私には関係なかった……………誰かに認めてもらう必要なんて私にはなかったから……。」
ゲホッゲホッ!ピチャ
「…………でもエースは…ずっと気にしてた。鬼の血をひく自分が…生きていていいのかって………」
「アイン!?もうしゃべるな!!」
血を吐きながらもアインは話すことをやめなかった。
ポツリポツリと自分の思いエースに聞かせ続けた。エースの死にたがりを治したかったのだ。
自分がここで死ねば海軍はエースを殺すことにそこまで執着しないだろう。鬼の血を引きながらも海軍大将として多くの人間をだました最悪の女が死ぬのだ。鬼の血をひくだけのエースより良い宣伝材料なる。
何も知らない人間は海軍は海賊王の血を引き多くの人間を騙した女を殺したと称え、エースが生きていることを問題にしないだろう。
ここでエースの代わりに死ぬつもりなのだ。
伝えるべきことは、エースがこれからを生きるために必要のことはすべて話しておきたい。
自分のことを少しでも思っていてくれるのならエースは自分の願いを聞き入れてくれるだろう。
「………エースは……守る者のためなら自分を犠牲にするから…………いつか…………誰かをかばって死んでしまうんじゃないかって…………不安だった…。…………私がそばにいると………エースは必ず私を守ろうとして傷つく……だから…エースから離れることにした。」
たった一人の妹が自分の事を痛いほどに思ってくれていることにエースは涙をこらえられなかった。
オヤジや仲間達に愛されていることを知った。それでも唯一血のつながった妹に愛されているという事実は何よりも嬉しく、特別なものだった。
アインは誰よりも何よりもエースを想っているのだ。離れてからの10年間、エースの事だけをずっと想ってきたのだ。そうエースがアインのことを想っていたように…………
「………………………私たちには……鬼の血が流れてる。…………世界政府は………私たちの存在を許さない…………海軍によって処刑されるだろう事はわかっていた。…………エースは……私たちの父親にそっくりだから……すぐに見つかってしまう。…………海賊になるのなら尚更。…………私が海軍に入ったのはいつか必ず来るこの日のため。……エースのこと…………お兄ちゃんのこと……嫌いになんてなれないよ……。」
そういってアインは幼いころの、エースの隣でいつも笑っていた時のようにふわっと笑った。
時折新聞に載っていたアインの顔は人形のようで、エースは新聞を見るたび自分の知るアインはもういないのだと痛感していた。それは間違いだったのだ。アインは何一つ変わってはいない。自分の横でふわっと微笑んでいたあの頃のままだ。
アインはエースを見ながら自分が今、エースの腕の中にいることを実感していた。
エースの代わりに死ぬ事に躊躇いなど無かった。しかしエースに会えず死ぬのは嫌だったのだ。一人で死ぬのではなく、エースの腕の中で死ねることが心の底から嬉しかった。
アインは自分の死がエースに大きな影響を与えるなど考えてもいないのだ。
「…………エース………………答えは見つかった?………エースは愛されてる。生きていても………いいんだよ。…………悔いのないように生きて?……………………………私、幸せよ。悔いなく死ねる。……………エース生まれてきてくれて………ありがとう。大好きよ。」
そう言ってアインは満足げに微笑んだままゆっくりと目を閉じた。
頬に当てられていたアインの手から力が抜ける。エースはアインの体が徐々に冷たくなっていくのを感じてた。
「………アイン?……あ゛ぁ゛――――――――――――――――――――――――――――――アイン!!!!!!!!」
荒れ果てた戦場に数十万人の嘆きと悲しみが詰まったようなエースの悲痛な叫びが響く。
自分を嫌っていると思っていた妹は自分の事だけを考えて生きていた。
そして自分のために死んだのだ。エースの精神は限界だった。身体からふっと力が抜けアインの亡骸を守るようにその場で意識を失った。
アインが死ぬと同時に白ひげ海賊団の者たちに異変が起きた。
怪我が治り、死んだものが蘇ったのだ。時間が巻き戻っているかのようだった。
白ひげの変化は特に顕著だった。身体中にあった怪我が治るどころか、怪我も病気もない最盛期まで若返っていたのだ。
さらには湾内には破壊され沈んだはずのモビー・ディック号の姿まであった。
対して海軍は体が石になったかのように動かなくなっていた。
海賊たちの怪我が治り、死んだはずの者が生き返るのをただ見ていることしか出来なかったのだ。
神の所業にも等しい光景に海軍も海賊も皆呆然としていた。
そんな中、白ひげの耳にアインの声が聞こえた気がした。
『エースをよろしくね。』
海軍大将の時のアインからは想像もできない、柔らかで優しい声だった。
こうして動くことのできない海軍を背に白ひげ海賊団は静かに海軍本部を後にしたのだった。
どうでしたか?楽しんでいただけたのなら嬉しいです。
視点の書き方が分からなくてぐだぐだですが、許してください。
とりあえず本文の中には書けなかったアインの設定について説明しますね。
アインはチクタクの実の時間操作人間です。
物心つく前に食べていて、アイン自身も能力者であることを知ったのは海軍に入ってからでした。
死者を蘇らせるようなの時間操作にはやはり制約があり、自分の寿命を削るというものです。チクタクの実を食べた人々は皆短命なので海軍もチクタクの実の存在をしりませんでした。アインが死んだのは自分の意志なので寿命ではありません。平均寿命は90前後なので20歳のアインには約70年ほどの寿命が残っていました。それを一気に使ったことになります。
白ひげ海賊団の面々の時間を巻き戻し、海軍の時間を止めています。
時間を止める分には寿命は消費しない設定です。
なので白ひげが70代なので最盛期は30代くらいだと思うので寿命は50年ほど消費します。戦争での負傷者はほんの数分前ほどの出来事なので寿命はほとんど消費しませんでした。
いろいろと設定はあるのですが出し切れなかったのでこちらに書かせていただきました。その他ご不明な点があれはニャオーネまで感想をお寄せください~ヘ(´ー`*)