この話は多少のキャラ崩壊と多少のネタが含まれております。
アドバイスや修正した方がいいところ、著者のオリキャラorこのストーリーについての質問は歓迎です。
竹林のはずれにある妹紅の家で輝夜が一人、
左右非対称の笑っているとも悲しんでいるとも言えない顔で草むしりをしていた――。
「嗚呼、妹紅に負けちゃった・・・」
こんな事になったわけは数十分前までさかのぼる。
数十分前・・・
永遠亭で私が鈴仙とういろうを食べていると
妹紅に決闘を挑まれた事が発端だ。
「輝夜。今度こそお前に勝つ」
「あら? 余裕そうじゃない?」
いつもより妹紅は余裕そうだった。
「今日の私はいつもとは違う・・・」
そして私はこう提案した
「負けた方は勝った方の草むしり、はどう?」
なんとなく頭にうかんだ罰ゲームである。
「姫様・・・?」
鈴仙は心配そうに私を見ている。
「望むところだ!」
妹紅はやはり余裕の表情だった。
そして数分後・・・
劣勢になった。
「輝夜、そんな程度か?」
「くぅ・・・」
妹紅が非常に強い。
こんなに強かったのだろうか。
いや、実力は伯仲だったはず。
「な、なめるなぁ!!」
「かすりもしないなぁ・・・」
なぜか、私の放つ弾幕が当たらない。
むしろ弾が避けて言っているとも過言ではない。
この私が妹紅より弱いのだろうか。
「私はもてあそぶのは好きじゃない方だ。決着をつけてやる!」
「え?ちょっまってぇぇぇ!?!?」
ピチューン
悲痛な音とともに私は負けた。
復活する暇もなく、徹底的にたたきのめされた。
「発案者はお前だ。私の家の前の草むしり、頼んだ。」
と言って妹紅は家の前に私を置いて行った。
そして今・・・
「発案しなきゃよかった」
と、愚痴りつつ素直に草をむしる私。
しかし心で自分をほめていた。
―自分で決めた事を最後までやろうとしている!私偉い!―
と。むなしかった。
こんなに静かな妹紅の家の前、
草を抜く音だけで、風の音もしなかった。
つまり無風である。こんな時こそ轟音くらい無いとつまらないものである。
「風ひとつ吹かないなんて不吉ねぇ・・・」
そんな独り言をつぶやいていたらどこからか何かが飛来してきた。
黒い服を着た赤い髪をしていた。
特徴的な物は・・・背中と耳から悪魔の羽根(?)な物が生えていた。
するとその悪魔的な羽根を生やした奴は口を開いた。
「ちょうどいいところに人が居ました。弾幕好きですか?」
「は?」
私は衝動的にそう聞き返していた。
―何を知らない人にいきなり何を聞いているんだ?―
と、心で思っていた。
「輝夜さんですよね?」
「ええ、そ、そうだけども・・・」
「あの弾幕勝負、妹紅さんに負けてましたねー。一緒に弾幕の勉強しませんか?私は中ボス程度の力しかないですが。」
「・・・?」
いい返す言葉が無かった。
こいつは誰なんだ?
なぜ負けた事を知っている?
と、自分の中で様々な疑問が生まれては消えていくのが分かった。
「ああ、私の名前は小悪魔と言います!気軽にコアって読んで下さいね!」
「は、はぁ・・・」
話のペースは最初から小悪魔というやつに奪われていた。
そして小悪魔はこう言った、
「ちょうどいい、草むしり終わってるみたいですから、紅魔館の大図書館に行きません?」
「紅魔館って「レミリア・スカーレット」の館?そもそも大図書館って入って良いの?」
こいつはこの白昼に堂々と入り込もうというのだろうか。
そして半ば強制に私も同行することになった。
数分後・・・
まさかすんなりと入れるとは思わず、
「へぇ・・・広いわ、ね」
と、話を切り出したのは私だった。
この移動中こいつは一切話しかけてこず、
非常に気まずかった。
「はい、広いですよ?この館は咲夜様が空間をいじって広くしてるんです」
「あのメイドはこの館の全てを広くしているのね・・・」
「現在、美鈴さんは居眠り、咲夜さんは食材の買い出しに行って霊夢さんに絡まれてる、パチュリー様は魔理沙さんと別室で話し・・・いや、弾幕勝負中ですしお嬢様は睡眠中・・・」
「よくこの館を知っているのね・・・」
「はい、これでもこのウヴァル大魔法図書館の所有主の部下ですからね」
「ふーん・・・。だからこんなに物知りなのねぇ」
意外だった。
そして思った。
―こんな貧弱な小悪魔でもこの大図書館の主の部下になれるのかぁ―
―そしてスキマ妖怪の式みたいな能力の高い部下を雇ったらどうか―
と、
そして少し小悪魔を何かしないか警戒しながら恐る恐る本を読んだ。
しかし、小悪魔は何もしてこなかった。
数時間後・・・
本を読みふけっていると、いつの間にか日が傾いて来ていた。
私は立ち上がり、小悪魔にこう言った。
「そろそろ帰るわね、永琳も心配しているだろうし」
「そうですか、久々の休日はあなたのおかげで楽しめました。『ありがとう』」
私は半ば強引に連れてこられたのにお礼を言われるとは思いもしていなかった。
しかし、私はこう思った。
あんなこんなで私も貴重な経験を出来たのかもしれないと。
私は、小悪魔に別れを告げて永遠亭に帰った。
おしまい。
~後日談~
私が永遠亭に戻った後、皆が私のことを心配していた。
まず永琳から駆け寄ってきた。
「姫様!どこに行っておられたのですか?姫様がお昼から消えてずっと探してたんですよ?」
「永琳、な、泣かないで?ホラ、私も帰って来たんだから・・・」
次に鈴仙が口を開いた。
「姫様、良かったです、急に妹紅さんと決闘した後居なくなられるんですから・・・。みんな心配してたんです。特に師匠が・・・」
「みたい、ね・・・」
永琳号泣。
私と鈴仙は苦笑い。
てゐはため息をついている。
「てゐ、あんたまた変な事を姫様に吹き込んだんじゃ・・・」
「鈴仙、わ、私が吹き込んだんじゃないよ」
「じゃあ、誰がやったのよ」
鈴仙がてゐを問い詰めている。
すると奥の方から意外な奴が出てきた。
「私だ。私がやった」
「妹紅・・・!」
私は唾を呑んだ。
鈴仙は目を見開いて驚いている。
永琳はまだ泣いている。
てゐは安堵のため息をついている。
そして、永琳は涙をこらえながら言った。
「妹紅さん、輝夜が居なくなったって聞いて一緒に探してくれたの・・・」
以外だった。
まさかあの私に恨みを持っている妹紅が探してくれていたなんて・・・。
「べ、別に輝夜が居ないと同等にやり合える奴が居なくなるなんて思ったわけじゃないからな」
私は、少し照れくさくなった。
やはり私は好かれていたんだな、
と、そしてわたしはこう言った。
「みんな、いろいろありがとう」
本当におしまい。
輝夜「いい感じに決まった!」
こんな感じで終了です。
輝夜さんが言っているようになんかいい感じに収まりました。
感想とかくれるとうれしいです。
適当な東方SSあらすじジェネレーターで作ったあらすじ
「無風の 妹紅の家 で、 輝夜 が、 左右非対称の笑っているとも悲しんでいるとも言えない顔で 草むしり をしていると、小悪魔が やってきて、「 弾幕は好きかい?」という。そこで二人は恐る恐る 読書会をした 。」
つじつま合わせるために少し改変しました。
適当な東方SSあらすじジェネレーター
ttp://taiyoukeinotomato.web.fc2.com/txt/zyene.htm
なんかあらすじだけで笑えました。