人の形をした船が戦い続ける世界に、誰も知らない子供がやってきた

その子は縞々のシャツを着ていて
ただの子供にしか見えなかった

ケンカが強いわけでもないし
頭が特別いいわけでもない

しかし、誰よりも大きなものを一つだけ持っていた

これは、ちいさな少年がだれよりも大きな”決意”を胸に抱いて
ともだちを作っていったお話



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 あなたは胸に、”決意”を抱いた

                     Undertale



Do you know kanmusu?

いまよりもずっとずっとむかしのじだいのこと

モンスターたちとにんげんたちによるおおきなあらそいがありました

 

にんげんたちはもんすたーにしょうりし、

ちかにかれらをふうじて、ちじょうをしはいしました

 

しかし、おはなしはそれでおわりではありません

 

そのちかにふうじられているモンスターたちのらくえんに

つながる場所に、ある男の子がまよいこんでしまいました

エボットやまという入るのをきんじられている場所です

 

そこでしょうねんは足をすべらせて、おおきなおおきなあなのなかへと

おっこちてしまいました

 

そこでかれはもんすたーたちとであい

ときにきずつき、くじけそうになることもありましたが、

かれらみんなとともだちになることができました

 

ちかをぬけだしてちじょうにかえり、かれはせかいを回りました、

そして、海を船で渡り、霧を抜けた先にあったのは

 

かれがいた世界ではありませんでした

 

 

これは、ちいさな少年がだれよりも大きな決意を胸に抱いて

ともだちを作っていったお話

 

 

・・・・・・・・・・・

 

「・・・・・・とく」

だれかが僕の名前を呼んでいる

 

「・・・・・・・いとく!!」

肩を揺さぶられ、だんだんと意識がはっきりとしている

 

「ていとく!!」

頭にチョップをくらい完璧に目を覚ます

 

目を開けると、ピンクのショートテールのスカートに

スパッツをはいている鋭い眼光の女の子がこちらの顔を

覗き込んでいた

 

ため息をついて、あきれたような視線を向けてくる

 

「また、椅子でねて・・・、ちゃんとベッドで寝てください。それになぜ視力が悪いのでもないのに眼鏡をかけておられるのですか」

これで何度目ですか、とお小言を言われる

 

ああ、僕、またこの椅子で座っちゃったのか

昔、お母さんがこれに似た椅子に座って眼鏡をかけて本を読んでいたから同じようによく真似をするようになった

 

ここにお茶目なスケルトンでもいたら、「まあそうカリカリせずにカルシウムでもとれよ。俺はカルシウム取らなくても大丈夫だが。なんていったって骨そのものだからな。」

 

「SANS!!!」

 

と、ニェーヘッヘッヘと笑いそうな、おとぼけなスケルトンと漫才を始めるに違いない

 

彼らは今もケチャップをごくごくとない喉を鳴らしておいしそうに世界のどこかで

飲んでいるのかなぁ、と思いを馳せつつ目の前の少女と向き合う

 

「おそようございます」

おそよう、でもごきげんのようではなさそうだね

 

「食堂で昼食をとられた後、眠くなったから30分間寝る。起こして、と言われたのは誰ですか?」

不知火の落ち度でも?と言われた

 

ああ、そうだった

ごめんごめん

 

頭を撫でてあげる

昔、頭を撫でれば撫でるほど首を伸ばした犬にさんざん使ったテクニックで目の前の

難敵に対処していく

 

ぶすっとしていた顔をみるみるうちにとろけさせ、しっぽがあればぱたぱたとふって

喜びそうなぐらいに堪能していた

 

初めて出会ったときはあれだけこちらを警戒していたというのに、

今じゃこんなにも僕に懐いている

 

しかし、数分間そうして彼女の頭を撫でているとドアがバーンっと開けられる

「しれいかー・・・・」

 

そういって入ってきたのは短パンにポニーテールの髪型の少女

名を青葉という

 

部屋に大声を出しながら入ってきたが、頭を撫でられている彼女を発見すると

静かに懐からスッ・・とカメラを取り出して激写し始める

 

それに気が付いた不知火が、先ほどとはおそらく違う理由で顔を真っ赤にして

青葉に詰めよる

 

「青葉、見ちゃいました!!」

そういってカメラを手に部屋を出ていく彼女

 

それを鬼の形相を浮かべて追跡を始める不知火

 

ドタドタとそのまま走り去っていってしまった

 

入れ替わりでおとなしそうな黒髪の女の子が入ってくる

「司令官、先ほど不知火さんが怒りの笑みを浮かべながら青葉さんを追いかけていましたが何かあったのですか?」

怪訝そうに聴いてくる。

彼女の名は吹雪

 

僕が働いているこの場所で、よく秘書官を務めていてくれる

とても良い娘だ

 

ちょい、ちょい、と手招きをする

はてなマークを浮かべながら近づいてくる彼女

 

ぽんぽんと自分の膝を叩く

「・・・・・・・・おしごとちゅうですよ?」

きゅうけいしよう

 

そういうと、しょうがない人ですね、と笑みを浮かべて乗っかってきた

昔は彼女の方が大きかったが、いまでは僕のほうが随分と背が高くなってしまった

 

彼女を迎え入れ、そっと抱きしめる

ぎいいい・・っと座っている高級そうな雰囲気のある黒塗りの椅子が音を立てて鳴る

 

 

やっぱりこうして触れ合っていたかったようだ

 

自分の何度も死んで、生き返って身に着けた観察眼がこんなところで役に立つとは

苦笑いをしつつ、軍服にいつも入れている一枚の写真を取り出す

 

吹雪がそれを見て聴いてくる

「いつも大切に持っているその写真、一体何の写真なんですか?」

 

内緒、というと司令官は意地悪です、と言って顔を背けてしまう

ごめん、ごめんと謝りつつ、写真を眺める

 

それは、今から数年前に確かにあった、冒険の証であった

 

これは、かつて地上に封じられていたモンスターたちと

友達になった男の子のその後のお話

 

 

To be continued

 





こんにちはんこそば
KEY(仕事で執筆中なのでそちら優先)と申します

いつも感想ありがとうございます
あなたの一言がうれしいです
感想全部は返せませんが全部見ておりますので安心して書き込んでください

あの子がもし敵も味方も人間ではない世界に、地下世界に行ったときみたいに
迷い込んで武器も何も持たずに友達を作り続けたらどうなるかな、という一発ネタ

やると長くなっちゃうから、とりあえず昔書いたものだけを投稿
続くかどうかは気分次第

KEY(仕事で執筆中なのでそちら優先)

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