「前世なんかなくたって、私は私なんです。そのことにやっと気が付いたの。」
この物語は、紀伊という一人の「艦娘」とその仲間たちの物語です。



この作品は「暁」にも重複投稿しているものです。また、以前シルフェニアにもアップしていたものを転載しているものでもあります。また、オリ主のうちの一人が原作の登場人物にアンチ発言をする箇所がありますので、ご了承ください。

突如全世界に出現し、海上を制圧した謎の勢力、深海棲艦。その圧倒的な力の前に各国は次々と制海権を失っていき、互いの連絡すらもままならぬ状況となった。太平洋西端に浮かぶ海洋国家ヤマトもその例外ではなく、防衛のかなめであった南西諸島を陥落させられ、今や本土防衛すら危うい状況であった。
 これを受けたヤマトは最新の技術を駆使し、各鎮守府に艦娘と呼ばれる前世の記憶を持つ女性たちを戦闘兵器として配属させ、深海棲艦の掃討に当たらせることとした。だが、深海棲艦の勢いは止まらず、今やヤマトの敗北は時間の問題となっていた。
 窮地に立たされたヤマト海軍軍令部は全戦力を上げてある一人の艦娘を就役させ、彼女にヤマトの運命を託すこととし、切り札として登用することとした。
横須賀鎮守府で就役し、呉鎮守府にひそかに回航されることとなった特務艦娘紀伊である。

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