酷く寒い大晦日でした。
雪も降って空も暗い中、1人の少女が道を歩いていました。 粗末なマフラーとぶかぶかの靴を身に付けた少女は古いエプロンの中にたくさんのマッチを入れ、 手に一束持っていました。 日がな一日、誰も少女から何も買いませんでした。 マッチなぞどこの家も有り余っていたからです。このまま帰ったら、きっとお父さんにぶたれてしまいます。
寒さと空腹で震えながら、 少女は歩き回りました。
ひらひらと舞い降りる雪がその長くて金色の髪を覆いました。 その髪は首のまわりに美しくカールして下がっています。 でも、もちろん、少女はそんなことなんか考えていません。 どの窓からも蝋燭の輝きが広がり、 鵞鳥を焼いているおいしそうな香りがしました。 ご存知のように、今日は大晦日です。
「ぅぅ……」
少女は悴む足をとうとう止めてしまいました。近くの柱に身を預けて蹲り、そっと昔の事を思い浮かべました。大好きだったお婆ちゃんの顔が浮かび上がると彼女は自然と目から涙を零してしまいました……。
「……お婆ちゃん…」
その時でした。1人の紳士のような容姿をしたおじさんが少女を見下ろしました。その瞳を少女は初めて見ました。少女は立ち上がる事が出来ません。寒くて…立ち上がる気力も無かったからです。
「あの……マッチは…いかが…です…か……?」
寒さに震える唇で必死に言葉を紡いだ時、おじさんは突然飛び上がりました。
「うっひぉおおおおおおおおおおおおい!!!幼女の下から目線戴きましたぁあああああああ!!!」
なんとおじさんは変態さんだったのです。紳士な容姿とは真逆の気持ち悪い行動に少女は寒さからではない悪寒が走りました。
「あの……」
「次、『マッチはいかがですか?お兄ちゃん♡キュンキュン♪』って言ってよ!お金ならあげるからさぁ♡」
「え…あの……」
そこには10ドル紙幣が握られていました。少女は寒さでもうそんな事は出来ません…ですが、それに気付いたおじさんは片手に持っていたホットチョコレートのカップを渡してくれました。ポカポカして温かいそれを見た少女は、おじさんの表情を窺いながらそれを飲みました。体の芯まで温めてくれるホットチョコレートを飲んだ少女はおじさんがニヤニヤしている事に気付きました。
「んっふぅうううううううううううん!!!幼女の間接キッスしゅごいいいいいいいいいいいいいいのおおおおおおおおおおおお!!!」
もう何を言っているのか少女には分かりません。ですが、お金の為なら…おまけにホットチョコレート代を払わなければと覚悟を決めると手を合わせました。
「えーっと…『マッチはいかがですか?お兄ちゃん♡キュンキュン♪』」
そう真心を込めて言うとおじさんは鼻血を流してサムズアップしました。
「…エクセレントォ(恍惚)」
気がつくと似たような格好のおじさんが増えていました。それぞれに紙幣を握り、あの瞳で少女を見つめています。逃げたい!…そう思いましたが、弱った少女の体ではおじさん達から逃げられる気がしませんでした。
「幼女ちゃん!おじさんにおみ足ぺろぺろさせてよ!10ドル払うからさ!」
「いいや!私が幼女ちゃんとお風呂に入るのだ!50ドルだ!」
「何を言うか!私が幼女ちゃんと添い寝するのだ!30ドルで!」
「幼女ちゃんprpr!!」
「幼女ちゃん、おじさんとイイコトしましょうねぇ〜100ドルあるよぉ(ネットリ)」
「ククク、甘いのぉ。幼女ちゃん、ここに300ドルあるじゃろう?おじさんの家でずっと働いてくれないかな?」
「いいや!この幼女ちゃんは俺が引き取る!!!」
下心丸出しの言葉が飛び交う中、少女は我慢出来ずに叫びました。
「あの!!!」
「「「?」」」
「マッチを!買ってからにしてください!!!」
その日、マッチが飛ぶように売れ…サービスタイムと称したあれやこれやで大儲けした少女は味を占めたのか、夜な夜なサービス行為で金を稼ぎこっそり貯め続けた結果お金持ちになり、その後幼女で無くなった後は自立してパン屋を始めたのでした。めでたし、めでたし?
以上、駄文失礼しました。ロリコンって何なんでしょうね?ロリコンの真似して文章作りましたが、あの迫力はモノホンでなければ再現出来ませんよ…(しばらく短編を連続投下しておりますが、リハビリを兼ねて行っております)