~セシリア Side~
簪
「セシリア、今夜私と本音の部屋に来てくれない?」
セシリア
「はい?」
放課後になると簪さんが突然そんな事を言ってきました
簪
「それとも何か予定がある?」
セシリア
「いえ、ありませんけど…」
簪
「じゃあ来て!どうしても話したい事があるの!」
セシリア
「分かりました…話と言うのはわたくしだけですか?」
簪
「本音も一緒、もう話してある。」
本音さんもですか…と言う事は…十中八九永遠さん絡みですわね…多分…
セシリア
「では夕食を終えたら伺いますわね。」
簪
「うん!待ってる!」
さて…簪さんは一体何を話す気なのでしょうね…
~セシリア Side out~
~簪 Side~
簪
「………」
セシリア
「………」
本音
「………」
夕食が終わるとセシリアが訪ねて来た
そして今、私は本音も交えて3人で向かい合っていた
私達が暫く無言でいると…
セシリア
「…それで簪さん?わたくしに何の話でしょうか?」
セシリアが行き成り本題を聞いて来た
私は1回深呼吸をすると…
簪
「永遠の事…」
内容が永遠の事だと言った
でも…
本音
「やっぱり~。」
セシリア
「だと思いました。」
2人とも私の用件に気付いていた
それならこっちも遠慮せずに言わせて貰う
簪
「2人に聞くけど…永遠をどう想ってる?」
私の直球の質問に対して2人は…
セシリア
「一人の男性としてお慕いしております!!!」
本音
「大好きだよ~♪」
迷いなく答えた
セシリア
「簪さんは?」
すると同じ事をセシリアが聞き返してきた
私の答えも決まってる!
簪
「私も永遠が好き!!この気持ちは2人に負けてないつもり!!」
そうはっきり答えた
セシリア
「………」
簪
「………」
本音
「………」
そして私達は再び無言になったけど…
セシリア&簪&本音
「…プッ!」
セシリア
「フフフフフ♪」
簪
「アハハハハ♪」
本音
「ニャハハハ♪」
揃って笑いだした
セシリア
「やはり…同じですわね♪」
簪&本音
「うん♪」
私達は同じ人を好きになった…
でも、だからって相手が憎い訳じゃ無い!
それはセシリアと本音も同じだった
良かった…2人も同じ気持ちでいてくれて…
本音
「でもかんちゃん?本当にどうしたの~?行き成りこんな事聞くなんてさ~?」
本音の疑問も尤もだね…よし!!
簪
「うん…じ、実はね?…その…前から考えてたんだけど…永遠に…その…こ、『告白』…しようかなって…」///
セシリア&本音
「え?」
簪
「2人の気持ちも勿論知ってた!そんな2人に抜け駆けするのは気が引けて…」
セシリア
「それでわたくしを呼んだんですね?」
簪
「…うん…」
何て…思うかな?
馬鹿正直すぎるって…笑うかな…
セシリア
「それでこそわたくしの恋のライバルですわ!!」
簪
「え?」
セシリア?
本音
「かんちゃ~ん?もしかして私達が『馬鹿正直すぎる』って笑うと思った~?」
ギクッ!?
バレてる!?
セシリア
「簪さん?わたくし達を舐めないで下さい!そんな事で笑うような心の狭い人間ではありませんわ!!」
本音
「そうだよ~!!」
うっ…2人とも少し怒ってる…
簪
「ゴメン…」
私が馬鹿だった…本音は勿論、セシリアがそんなに心の小さい人間じゃ無いって事はとっくに知ってたのに…
セシリア
「まぁわたくしもしようかと考えていましたからね…」
簪
「え?」
本音
「実は私も~♪」
簪
「ええっ!?」
2人も同じ事を!?
セシリア
「………あのような事が…ありましたからね…」
簪&本音
「………」
そう、私が告白しようとした理由もそれが原因…
永遠が…死にかけたから…
ううん、ツルさんが助けなかったら本当に死んでた…
永遠が復帰した後、何で戦えたのかを聞いたらツルさんが【ドットブラスライザー】と【ラインバレル】の力で動けるようにしていたらしい…
そして、永遠が死なないように押さえていたとも聞かされた…
それは逆に言えばツルさんが動かなかったら永遠は死んでいたという事に他ならない…
自分の気持ちも伝えられずに永遠を失ったらと思うだけで今でも震えがくる…
だから永遠が無事に戻って来てからこの想いを伝えようって言う気持ちが強くなっていた…
どうやらそれは2人も同じだったらしい…
本音
「それでどうしよっか?」
簪
「え?」
本音
「私達って~、同じ人を好きなんだよ~?告白するとしてどうやってするの~?」
セシリア&簪
「あ!?」
本音の言う通りだ…抜け駆けしないならどうすればいいんだろ…
本音
「いっその事3人同時にする?」
セシリア&簪
「えっ!?」
3人…同時!?
セシリア
「本気ですか!」
本音
「うん!私は本気だよ~!それなら抜け駆けにならないし~、永遠が誰を選んでも恨みっこ無しって事ならアリだと思うけどな~?」
セシリア&簪
「うっ!」
確かに…それなら一気に解決出来る…
セシリア
「悪くは…無いですね…」
簪
「う、うん…」
私もセシリアも本音の提案に乗り始めた
でも…
簪
「もし…永遠が『選べない』って言ったらどうする?」
セシリア&本音
「あ…」
他に好きな人がいるなら悔しいけど諦める…
私達の中で選んだなら…選ばれなかった時は素直に祝福する…
でも、永遠が選べないって言う可能性もある…
ううん、多分それが一番可能性が高い…
永遠は織斑一夏と違って朴念仁じゃ無いから私達の気持ちに気付いてるかもしれない…
だから選べないって言う答えが来るかもしれない…
セシリア
「ふむ…それでしたら………」
するとセシリアが私達にある提案を出した
それを聞いて…
簪
「…悪くないね?」
本音
「うん!それならみんな幸せになれるよ~♪」
私と本音も乗り気になった
世間体に反するかもしれないけど…私達はこれがいいと思った!
セシリア
「ではそれで行きましょう!」
簪&本音
「うん!」
そして永遠が選べなかった時の対応を決めた
簪
「じゃあ…何時告白しようか?」
次に私達が何時、何処で告白するか話し始めた
本音
「う~ん…学園の中でする?」
簪
「それだと誰かに見られそうで少し嫌だな…」
特にお姉ちゃん辺りに見つかると絶対面倒が起きる…
本音
「そだね~…」
セシリア
「それでしたら今度の休みに臨海学校で着る水着を買いに行こうと思ってましたの。それに永遠さんも誘って4人で行きませんか?その時にでも…」
どうするか悩んでるとセシリアがそんな提案をしてきた
確かに私も水着を買いに行こうと思ってたし、街中なら人の少ない場所もある筈…
簪
「それいいかも!」
本音
「うん!4人でデートしよ~♪」
セシリア
「ではそれで行きましょう♪それに、永遠さんに水着を選んで貰いたいですし♪」
簪&本音
「うん!!」
後は…永遠がどう答えるかだけだね…
~簪 Side out~