~永遠 Side~
セシリア
「永遠さん♪」
永遠
「ん?」
金曜の放課後、ワシは帰ろうとしたらセシリアに呼び止められた
永遠
「何じゃ~?」
セシリア
「明日は予定がありますか?」
永遠
「明日か?ん~…コレと言って無いのぉ?」
やる事と言ったら畑仕事をして軽く体を動かすくらいじゃからな…
まだ完治しとらんから剣の鍛錬は出来んしな~…
セシリア
「でしたら明日付き合って下さいませんか?簪さんと本音さんと一緒に買い物に行くのですがよければ永遠さんもご一緒しませんか?」
永遠
「買い物か…」
とは言うてもワシは基本は自給自足何じゃよな~…
まぁたまにはいいか…
永遠
「構わんぞ。」
セシリア
「ありがとうございます♪」
本音
「わ~い♪」
ぬお!?本音、居ったのか…相手が本音とは言え気付かんとはだいぶ鈍っとるな…
クロエが言うには夏休みが始まる頃に完治すると言うとるし、休みを利用して厳しめに鍛え直すとするかの…
まぁ今はそれは置いといて…
永遠
「では待ち合わせはどうする?」
セシリア
「そうですわね…町中にISで来るのもマズいですので学園にしましょう。朝の…9時頃に校門前に来て下さい。」
永遠
「うむ、分かった。」
折角のお誘いじゃ…ワシも楽しむとするかのぉ…
~永遠 Side out~
~本音 Side~
えへへ~♪やっとこの日が来たよ~♪
一晩しか経ってないけど時間が長く感じたな~…
それだけ楽しみって事なんだけどね~♪
一緒にいるかんちゃんとセッシーも同じみたいだもんな~♪
んで、今私達は校門の前で永遠が来るのを待ってるんだ~♪
かんちゃんもセッシーも気合を入れておめかししてるんだよね~♪私もしてるんだけどね~♪
そんな訳で暫く待ってると…
ブンッ!
セシリア&簪&本音
「!?」
私達の前に【ラインバレル】が現れた
セシリア&簪&本音
「永遠(さん)♪」
永遠
「待たせてスマン。」
私達に謝ると永遠はISを解除した
永遠
「今日は誘ってくれてありがとな。」
セシリア
「いえ、永遠さんもわたくし達のお誘いを受けて下さりありがとうございます♪」
簪
「うんうん♪」
本音
「ね~ね~早く行こうよ~♪」
永遠
「そうじゃな、では行くかの?」
セシリア&簪&本音
「はい♪」
私達は学園から繋がってるモノレールに乗って町へと向かった
~本音 Side out~
~簪 Side~
町に到着した私達は折角だから永遠と街を少し散策した
その後、ショッピングモールの【レゾナンス】に向かったんだけど…
永遠
「…何しとるんじゃアイツ?」
セシリア&簪&本音
「さぁ?」
水着売り場にやって来ると、そこには織斑一夏とシャルロットが先に来ていたんだけど何か揉めてるみたいだった
少し離れた場所から様子を窺っていたけど、どうやら織斑一夏は揉めてる女性の物まで一緒に買わされそうになっているみたいだった
永遠
「白昼堂々恐喝紛いな事を平然とやるとは世も末じゃの~…」
セシリア
「同じ女性として恥ずかしい限りですわ…」
簪
「右に同じ…」
本音
「以下同文…」
あんなのと同じだなんて思われたくない!
セシリア
「それでどうします?」
永遠
「ワシ等の目的もあそこじゃからな…流石に顔見知りが絡まれとるのを無視して買い物なんぞ出来んからのぉ…」
本音
「じゃあオリムー達を助けるんだね~…でもどうやって?」
永遠
「そうさの~…」
永遠は少し考えた後…
永遠
「よし、本音、その辺に警備員がいる筈じゃから呼んでくるんじゃ。」
本音
「ほえ?」
永遠
「あの様子ではあの女、今みたいな事を何度もやっとるじゃろうし、デパート側も気づいておろう。恐らく事情を話せばすぐに捕まえに動いてくれるじゃろう。ワシ等はそれまで奴が逃げんように足止めしとくわい。」
本音
「分かった~!」
本音は頷くと警備員を探しに走って行った
残った私達は…
永遠
「では行くかの?」
セシリア&簪
「はい(うん)!!」
自然を装ってあの騒動に関わりに向かった
~簪 Side out~
~一夏 Side~
女
「早く買えって言ってんのよ!!」
一夏
「くっ…」
何なんだよこの女!行き成りやって来て自分の分も俺が払うって何だよ!!
しかもこの女、俺が断ったら大声で騒ぐって言いやがるし、完全に恐喝じゃねえか!!
その上、店員の人が連絡しないように睨んでやがる…これじゃ警備の人を呼べもしねえ…
俺がどうするか悩んでいると…
永遠
「何を騒いどるんじゃ?」
一夏
「え?…ひ、火ノ兄!?」
シャルロット
「火ノ兄君!?」
火ノ兄が現れた…オルコットと更識さんも一緒にいるけど…アレ?のほほんさんがいない?何でだ?
ってそんな場合じゃねえ…今はコイツをどうにかしねえと
永遠
「他の客に迷惑じゃろ。何をレジの前で騒いどるんじゃ。揉め事なら他所でやらんかい。」
一夏
「い、いや、それは分かってるんだけど…」
…コイツに目を付けられて動けねえんだよ…
女
「何よアンタ!」
永遠
「そいつのクラスメイトじゃがお主こそ誰じゃ?織斑の知り合いか?」
一夏
「ち、ちが…!?」
コイツ、息を吸い込んだ…俺が否定したら騒ぐつもりかよ!
クソッ!何とか火ノ兄達にコイツは赤の他人だって分かって貰わねえと…こんな女と知り合いだなんて思われたら今度はどんな説教されるか…
永遠
「…で?そやつは誰なんじゃ?」
一夏
「それは…」
ココで俺が理由を言えばこの女は本当に騒ぎを起こして俺と、火ノ兄まで巻き込んで無実の罪を着せちまう
女
「フッ♪」
くっ…この女、俺が何も言えないの分かってやがる
ムカつく顔しやがって…
一夏
「ぐぐっ…」
俺が何も言えずにいると…
永遠
「ハァ~…」
火ノ兄が行き成り溜息を吐いた
永遠
「…織斑…もう少しシャキッとしたらどうなんじゃ…」
一夏
「え?」
女
「ん?」
永遠
「普段からもっとしっかりしとれば『こんな奴』に目を付けられんわい。」
女
「こんな奴ですって!?」
シャルロット
「火ノ兄君…もしかして君…」
初めから分かってたのか…いや、火ノ兄ならそのくらい分かるかも…
女
「アンタ!男の癖にこの私をこんな奴呼ばわりするなんていい度胸じゃない!私が誰だか分かってるの!」
永遠
「知らんのぉ?簪、『日本の代表候補生』のお主はこやつを見知っておるか?」
女
「!?…に、日本の代表候補生ですって!?」
簪
「ううん、競い合った人達の顔は全員覚えてるけどこんな人見た事が無い。」
永遠
「と、言うとるが…お主は何処の誰じゃ?偉そうに命令できるような立場の人間なんか?まさかとは思うが自分が『女』だから偉いとか言う気かのぉ?何時から『性別の違い』が『身分の違い』になったのかのぉ?」
女
「ぐっ…ぐぅっ…」
あ、言い返さないって事は図星だな
永遠
「まあこげな所で集りなんぞやっとる奴に身分や立場なんて高尚な物がある筈も無いからのぉ?」
女
「た、集り!?お、男の分際で…」
!?…コイツまさか!?
女
「誰かあああああぁぁぁぁぁっ!!!」
この野郎!?火ノ兄に口じゃ勝てないからって騒ぎを起こして有耶無耶にする気かよ!?
…アレ?何で騒がれてるのに火ノ兄達は落ち着いてんだ?
永遠
「…うるさい女じゃの~…騒がんでももう来とるわい。」
一夏&女
「…え?」
来てるって…何が…
本音
「永遠~♪連れて来たよ~♪」
え!のほほんさん!?
何で警備員といるんだよ!?
永遠
「ご苦労さん。」
本音
「えへへ~♪」
そうか、のほほんさんだけ居なかったのは警備員を呼びに行ってたからなのか…
警備員
「それで、これは何の騒ぎですか?」
女
「コ、コイツ等が私にセクハラしてきたのよ!!」
言うに事欠いてセクハラだと!?
警備員
「セクハラ?…どうなの君達?本当にそんな事をしたんですか?」
女
「ちょっと!何でそいつ等にも聞くのよ!私の証言だけでいいじゃない!!」
何だコイツ?急に慌てだしたぞ?
永遠
「する訳無かろう?誰が好き好んでこんな『年増』にセクハラなんぞするか!そこまで『悪趣味』では無いわい!」
女
「と、年増!?悪趣味ですって!?」
うわ~、いつもの事だけどハッキリ言うな~…
永遠
「大体ワシもこやつも女連れじゃぞ?何でこやつ等の前でこんな厚化粧の年増に態々セクハラなんぞせにゃならんのじゃ?セクハラして捕まるならこやつらにするわい!」
セシリア&簪&本音
「………」///
何であの3人顔を赤くしてるんだ?
女
「コ、コイツ!!」
更に厚化粧まで追加されて散々年増呼ばわりされた女が火ノ兄に襲い掛かろうとした…
でも…
警備員
「ハイそこまで!」
その前に警備員が女を捕まえた
女
「何のつもりよ!!」
警備員
「何のつもり?お前こそ『今まで』ココで何をしてきた?」
女
「!?…な、何の事よ!?」
警備員
「今回の彼の様な事をお前はこのデパート内で何度も繰り返していたな?」
女
「!?」
この女、俺以外にも同じ事を何度もしていたのか!?
警備員
「今迄は我々が駆けつける前にお前の脅しに屈したり、逃げられていたが、お前はこのデパートの『ブラックリスト』に登録された要注意危険人物になってるんだよ!」
女
「な、何ですって!?」
ブラックリストに載るってこの女どれだけココで悪さしてきたんだよ…
警備員
「フンッ!あれだけの事をしておいて目を付けられない訳無いだろ?そう言う訳で現行犯でお前はこのまま警察に突き出す。向こうからもお前を捕まえたらすぐにしょっ引いて来いと言われてるんでね。」
女
「そ、そんな…い、嫌よ!何で私が!?」
女は抵抗するけど後からやって来た他の警備員に連行されて行った…あの様子じゃ本当に警察行きだな…
警備員
「ありがとうございます。お陰で奴を捕まえる事が出来ました。あんなのが出没しているとこのデパートの信用にも関わりますから困っていたんですよ。」
本音
「いえいえ~。」
警備員
「では私はこれで。」
のほほんさんにお礼を言うと警備員は行ってしまった
一夏
「…はぁ~…」
どっと疲れたな~…
~一夏 Side out~