~束 Side~
とーくんと一悶着起きたけど無事に落ち着いて良かった
そういえば束さん達食事中だったね!残りを食べちゃおう
………
……
…
永遠&束&クロエ
「ごちそう様。」
束
「あ~美味しかった!」
永遠
「それはありがたいのぉ…時に二人とも、着替えを持っとるか?」
束
「え?…うん、あるけど?」
とーくん、束さん達に何を?…もしかして食後のデザートに束さん達を…///
永遠
「何か変な妄想しとらんか?温泉に案内しようと思ったんじゃが…」
束
「エッ!ア、アハハハハッ!ナ、何ノ事カナ?」
やばい、バレてる………ん、今何て言ったの?
束
「…とーくん、今温泉って…」
クロエ
「あるんですか?」
永遠
「あるぞ。この島の中心にの。」
束
「ホントに!温泉何て久しぶりだよ!」
クロエ
「本当ですね。」
永遠
「で、入るのか?入らんのか?」
束&クロエ
「入ります!」
うわ~楽しみ~
永遠
「んじゃ、着替えを持ってついてき。」
束&クロエ
「は~い!」
………
……
…
とーくんに案内されて森の中を抜けると、その先には大きな温泉が湧いてたんだよ
束
「うわ~温泉だ!温泉!」
クロエ
「束様!落ち着いて下さい!」
束
「あ!ごめん、ついハシャいじゃって。」
永遠
「ワシは戻っとるから二人はゆっくり浸かっときんさい。…ただし一つ注意しとくぞ。」
束
「ん?な~に?」
この温泉何か曰くがあるのかな?
永遠
「この温泉は島の動物達も入りに来るから間違っても動物達に攻撃なんぞせんでくれよ!」
クロエ
「動物も来るんですか!?」
永遠
「来るぞ。猿や狐、狸に狼や熊がな。」
え?猿や狐はともかく熊や狼!
束
「ちょ、ちょっととーくん!、幾らなんでも熊や狼って!」
永遠
「心配せんでもこの島の動物達はみんな大人しゅうてな。特にこの温泉ではみんな借りてきた猫のように大人しくなるんじゃ。…ほれ、そこ見てみ。」
束&クロエ
「え?」
とーくんの言った方を見るとそこには大きな熊と狸が仲良く温泉に浸かっている所だったんだよ
クロエ
「…本当に大人しいですね。」
永遠
「まぁ、見ての通りじゃ。あやつらも此処では間違っても暴れんから安心して入りんさい。」
束
「う、うん。」
とーくんはそう言って家に戻っていった
私とクーちゃんは怖いけどとりあえず温泉に入ることにした
………
……
…
束
「あ~~~、極楽♪極楽♪」
クロエ
「束様、親父臭いですよ?」
温泉に入って数分、最初の恐怖心はアッと言う間に消えうせて温泉を堪能していたんだ!
クロエ
「………束様…これからどうするんですか?」
温泉を満喫しているとクーちゃんが今後の事を聞いてきた
束
「…さっきも言ったけどロケットのプログラムは今壊れてる。だから、新しく作り直さないと使えないんだよ。」
クロエ
「それは分かってます。私が聞きたいのはその後です。」
その後か~、どうしよっかな~?
束
「分かってるよ。束さんもね、最初はロケット直したらさっさとこの島から出ようって考えてたんだ…でも、とーくんやあのISと出会ったせいで今、凄く迷ってるんだよ…」
とーくんのISは凄く気になるしもっと詳しく調べたい!
束
「でもあれは束さんでも作り出せないオーバーテクノロジーの塊。出来る事なら、あんなISを作ってみたいけどね。」
クロエ
「もっと細かい調査は出来ないんですか?」
束
「無理だね!これ以上となるとそれこそ細かくバラさないといけない。バラしたけど元に戻せないなんて事になったらさすがにシャレにならないからね。」
クロエ
「そうですね…」
束
「せめて、あの3機の設計図かなにかがあればいいんだけどね…そんな物さっき調べた時には見つからなかったからな~。」
クロエ
「………そういえば束様、永遠さんにはそのこと聞いたんですか?」
束
「ううん。聞いてないよ。」
とーくん、ISを使えるみたいだけどあんまり興味がなさそうだもんね~
クロエ
「一応、聞いてみたらどうですか?もしかしたら何か知ってるかもしれませんし。」
う~ん、何も知らないと思うけど…一応ね
束
「そうだね!この後聞いてみよっか!」
クロエ
「はい!」
それからしばらく私達は温泉でゆっくりした後、着替えてとーくんの家に帰ったんだ
~束 Side out~
次回『第008話:兎のお願い』