~千冬 Side~
千冬&真耶
「………」
私と真耶はオルコットと布仏の戦いを見て言葉を失っていた
束
「いや~流石は束さんの最新型♪あの程度のIS何て目じゃなかったね♪それにセーちゃんも【ハルファス・ベーゼ】を完全では無いけど使えていたし、今の所は及第点だね♪」
一方で束は大喜びしていた
それもそうか…自分の造った機体の活躍を見ればそう言いたくもなるか…
だがな~…
それにしても幾ら2対1とは言えまさかここまで一方的に勝つとは…乗り手の技量も合わせるとこの結果は当然と言えるのだろうが…私達の作戦会議って一体何だったんだって言いたくなるんだが…まあいいか…
しかし、【ワイバーン・ガイア】も【ハルファス・ベーゼ】もその能力の半分も出していないな…あの2人…消化不良を起こさなければいいんだが…
まあ、そうなったら仕方無い…悪いが火ノ兄を『生贄』にしよう!!うん!!
千冬
「さて、これで【福音】の件も片付いたな…後はナターシャの事だが…真耶?」
真耶
「ハイ!すでに医療班には連絡済みです。2人が戻り次第治療に当たります。」
千冬
「ならば良し!ではナターシャの事は任せるぞ。」
真耶
「任せて下さい!…それで先輩は?」
千冬
「ああ、私は…」
私はさっき空き部屋に放り込んだ馬鹿の顔を浮かべた…
千冬
「理事長とあの馬鹿の処分内容を話し合う!!!」
束&真耶
「………」
千冬
「束、悪いがアイツは学園の生徒としてこちらでキッチリ処罰を下す!!口出しするなよ!!」
束
「…分かったよ…確かに今回の事は束さんも見過ごせないからね…何も言うつもりは無いよ…」
ホゥ…流石の束も文句は言わんか…
束も成長したな…幼馴染としては嬉しい限りだ…以前のままならどんな状況でもあの馬鹿の肩を持っていただろうからな…
それに引き換え、アイツは何も成長していないな…
さて、前回が懲罰房で反省文500枚だったが…今度はどんな処分を下す事になるのかな…あ~面倒臭い…後で頭痛薬を買っておこう…確実にこれから頭が痛くなるだろうからな…
千冬
「ハァ~…」
…一度、一夏の様子を見てから行くか…
~千冬 Side out~
~永遠 Side~
ワシは簪や鈴達と海岸に来とる
何でワシ等がこげな所におるかと言うとセシリアと本音の出迎えじゃ
そんで暫く待っとると…
ズシィィィィィィィンッ!!!
ワシ等の前に【ワイバーン・ガイア】が降りて来た
その背には【福音】を抱えたセシリアが立っておった
セシリアはワシ等と一緒に待機しておった教師に【福音】の操縦者を渡すと本音と一緒にISを解除した
セシリア
「ただいま戻りました♪」
本音
「たっだいま~♪」
全員
「お帰り♪」
笑顔で挨拶して来たからワシ等も同じように笑って返した
鈴
「それでどうだったセシリア?【ハルファス・ベーゼ】の使い心地は?」
セシリア
「ハイ♪今迄の違和感が嘘のように無くなって動きやすかったですわ♪ですが…」
シャルロット
「ですが、何?」
セシリア
「いえ、手持ちのライフルが無いと少し落ち着かなくって…その内慣れると思うのですが…」
全員
「あ~…」
そう言えば【ハルファス・ベーゼ】には大型砲は付いとるがアレは固定武器じゃからな…【ブルー・ティアーズ】の頃の癖と言う奴があるんじゃな…
後で束さんに相談しとくか…
簪
「本音の方は?」
本音
「初めての実戦で緊張したけど何とか上手くいったよ~♪」
永遠
「それは良かった♪2人共よう頑張ったのぉ♪」
ワシは2人を褒めながら頭を撫でてやった
すると…
セシリア&本音
「エへへ~♪」///
2人は嬉しそうに笑っておった
じゃが…
簪
「ム~…」
簪が不機嫌になってしもうた…
マズいのぉ…え~、この場合はどうすればいいんじゃ?
ワシは鈴達に助言を貰おうと思ったが…
永遠
「………アレ?」
既にワシら4人以外誰もおらんかった…
あいつら逃げおったなあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!
セシリア&本音
「エヘヘ~♪」///
簪
「ム~…」
永遠
「………」
その後、ワシは簪の機嫌を直すのに四苦八苦するのじゃった…
~永遠 Side out~
~箒 Side~
教師1
『お疲れ様、交代よ。』
教師2
『分かったわ。…所で今どんな状況?』
教師1
『それならもう大丈夫よ。作戦は無事終了したわ。』
箒
「!?」
終わった、だと!?では…【福音】は…
私は部屋の外から聞こえてきた会話に耳を傾けていた
教師2
『随分早いわね?』
教師1
『それはそうよ、だって篠ノ之博士の造った2機の第5世代が行ったんだから当然でしょ?』
2機の第5世代!?
オルコットと布仏か!?
教師2
『それもそうね…それで…彼女はどうなるの?』
話題が私の事に変わったか…
教師1
『織斑先生が理事長と話し合ってるわ。彼女の処遇に関しては後で織斑先生が直接言いに来るそうだからそれまではこのままだそうよ。』
教師2
『そう、じゃあ後はよろしく。』
教師1
『ええ。』
箒
「………」
………
……
…
私は今の状況に歯噛みしていた!!
あの時、密漁船なんか来なければ【福音】を倒して私の力を姉さんや千冬さんに知らしめる事が出来たと言うのに!!!
クソッ!!やはりあんな奴等放っておけばよかったんだ!!!
それなのに何故私がこんな事になるんだ!!
箒
「………いや…違う!!!」
私は千冬さんによって機能を止められた【紅椿】を見た
そうだ…コイツのせいだ!!
第4世代如きのISに私の力を引き出せる筈がない!!
やはり私の力を発揮する為には第5世代が必要だ!!
こんなポンコツ…私に相応しくない!!
そうと分かればこんなポンコツは姉さんに突き返して私に相応しいISを用意させよう!!
私はそう結論付けると千冬さんが来るのを待つ事にした
~箒 Side out~