~一夏 Side~
クロエさんがラウラに新型を届けに行ってから10日が経った
ドイツから戻ったクロエさんから師匠の用意していたサプライズプレゼントの事を聞いた時は本当に驚いた…まさかラウラのと合わせて【
でも師匠とクロエさんのお陰でラウラは無事に持ち直したらしいから本当に良かった
千冬姉もそれを聞いて安心してIS学園に戻って行ったんだけど…
千冬
『…あの馬鹿…人が目を放した隙にサボりおって…説教フルコースの刑だ…』
なんか物騒な事を呟いてたんだよな…箒の奴…大丈夫かな…
で、俺はと言うと修行を中断してある場所に来ていた
そこである人物と待ち合わせをしているんだ
その相手は…
シャルロット
「一夏~♪」
鈴
「あ!いたいた!」
鈴とシャルの二人だ
シャルロット
「待たせたかな?」
一夏
「そんなに待ってねえよ。」
鈴
「それならいいわ。じゃあ早速行きましょ。」
一夏
「そうだな…でもその前に…シャル…本当にいいんだな?」
俺がそう聞くと…
シャルロット
「うん!!お父さんとは…お別れをしてきたよ!!頑張れって…言ってくれた!!」
ハッキリとそう言った
一夏
「そうか…なら何も言う事は無いよ…行こうぜ。」
そして俺達は集合場所にしていたビルへと入って行った
そう、ココは以前シャルの亡命の手続きをしてくれたイリスさんのいる事務所のビルだった
親父さんとの最期の会話をしたシャルが日本に戻って来ると連絡を受けた俺は師匠に事情を話して修行をいったん中断させて貰った
これまで付き合ったから最後まで付き合いたいと頼んだら師匠の方もそれならいいと言ってくれたから俺はココに来ていた
それから何故鈴もいるのかと言うと偶然シャルと空港で会って一緒に来たらしい
まあ、鈴もシャルの事情はある程度知ってるみたいだからいいだろう
~一夏 Side out~
~鈴 Side~
イリス
「お久しぶりですお嬢様。」
シャルロット
「あ、ハイ!!」
事務所に入った私達を出迎えてくれたこの人がシャルロットの亡命の手続きをしてくれていたイリスさんか…
イリス
「それと…織斑一夏さんに…貴方は?」
鈴
「凰鈴音と言います。中国の代表候補生ですが今回はシャルロットの友人として付き添いで来ました。」
イリス
「そうですか…織斑さんと同じくお嬢様を心配して下さりありがとうございます!」
鈴
「ハイ♪」
この人…普通に良い人みたいね…
………
……
…
それからイリスさんはシャルロットの亡命の為の書類を持って来てくれた
渡された書類をシャルロットは全部確認し始めた
夏休みの前に一度目を通したそうだけどこう言うのは時間を開けたらもう一度見ておく方がいいのよね
シャルロット
「ハイ…全て大丈夫です。」
イリス
「ではサインをお願いします。」
シャルロット
「…ハイ…」
確認を終えたシャルロットは書類にサインをした
これで…
イリス
「ありがとうございます。コレで全ての手続きが終了しました。」
シャルロットの亡命は成立した
もうデュノア社も手が出せなくなった訳だけど…
シャルロット
「………」
やっぱり複雑な気持ちみたいね…
イリス
「…では、こちらが用意したお嬢様の新しい戸籍になります。ココに書かれた住所が今後のお住まいになります。奥様のお墓もこの町に移してあります。」
シャルロット
「…分かりました…」
新しい住所か…一体何処だろ?
って…
鈴
「コ、ココは!?」
シャルロット&イリス
「?」
よりにもよってこの町だなんて…
一夏
「どうしたんだよ鈴?」
鈴
「見れば分かるわ!アンタだってよく知る場所よ!!」
一夏
「え?…ゲッ!?」
住所を見た瞬間、一夏も私と同じ反応をした
シャルロット
「どうしたの2人とも?ココって知ってる町なの?」
一夏
「知ってるも何も…」
鈴
「ココは永遠の住んでる町よ!!!」
シャルロット
「え?…えええええええぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」
そう、シャルロットの新しい住まいは火紋島がある町なのよ!?
イリス
「あの…永遠と言うのはもしかしてもう1人の男性操縦者の…」
鈴
「そうです…火ノ兄永遠の事です!!」
イリス
「彼はこの町に住んでたんですか!?」
この反応…どうやら知らなかったみたいね…
考えても見れば亡命の手続きなんてすぐには出来ない…それこそ何か月も前から準備をしないといけない…
永遠が世間に出て来たのはあのタッグ戦の時…それより前の情報は束さんが規制していたからこの人が知る筈無い…
という事は…
鈴
「ただの偶然?」
一夏
「そうなんですか!?」
イリス
「ハ、ハイ!!勿論です!!彼の居場所を私達が知る筈ありません!!この町を選んだのは本当に偶然なんです!!」
イリスさんは必死に弁明していた…本当に偶然が重なった結果みたいね…
でも…
鈴
「イリスさん…永遠の居場所を本社に伝えるんですか?」
一夏&シャルロット
「!?」
私の言葉に一夏とシャルロットが目を見開いた
そう、コレで永遠の住んでる場所がデュノア社に知られた事になるからだ
そう思ったんだけど…
イリス
「ご安心下さい。本社にこの事を報告するつもりはありません。」
一夏&鈴&シャルロット
「え?」
断言した…何で?
イリス
「お嬢様の手続きが終了すると同時にこの支部を活動を停止します。私達もデュノア社を退職する手筈となっています。」
一夏&鈴&シャルロット
「なっ!?」
とんでもない事を言って来た!?
~鈴 Side out~