~シャルロット Side~
一夏
「師匠!!ただいま戻りました!!!」
永遠
「いい加減その呼び方は止めいと言うとろうが!!ったく…鈴、デュノア、久しいのぉ。」
鈴
「ええ、久しぶり♪」
シャルロット
「う、うん…」
僕は今、一夏と鈴の案内で火ノ兄君の暮らしている島に来ている
僕の新しい住まいとお母さんのお墓に行った後、一夏がどうせならって事で僕をこの島に連れて来てくれた
一夏は夏休みの間は火ノ兄君の家に住み込みで弟子入りしているらしく、折角だからと連れて来てくれたんだ
この島は織斑先生が言うには火ノ兄君の所有地だから本人の許可が無いと入れないんだけどそこは一夏と鈴が事情を説明してくれたお陰で火ノ兄君もアッサリ許可してくれた
でも…
本音
「シャルルン元気してた~♪」
シャルロット
「う、うん…元気だよ…」
まさか簪と本音もいたなんて…
しかも…
束
「リーちゃん久しぶりだね~♪」
鈴
「お久しぶりです♪」
まさか篠ノ之博士もいるだなんて…
確かに博士が火ノ兄君の家にいた事は聞いていたけど【ワイバーン・ガイア】の一件で出て行ったって織斑先生は言ってたのに…本当は残ってたんだ…
束
「それと…君がシャルロット・デュノアだね?」
シャルロット
「ハ、ハイ!!こ、この度、この町で暮らす事になりました!!よろしくお願いします!!!」
束
「その挨拶は束さんじゃなくてとーくんに言うべきでしょ?」
シャルロット
「そ、そうでした!?」
博士の言う通りだった…
では改めて…
シャルロット
「火ノ兄君、ご近所…て距離じゃないけどこの町で暮らす事になったんだ。よろしくお願いします。」
永遠
「ウム、よろしゅうな。」
よかった…火ノ兄君も受け入れてくれた…
………
……
…
簪
「…でも驚いた…まさかシャルロットの引っ越し先がこの町だったなんて…」
シャルロット
「驚いたのは僕も同じだよ。ココが火ノ兄君の住んでる場所だったなんて思ってもみなかったよ。」
鈴
「そうよね~…偶然ってホント怖いわよね~…」
それから僕達は他愛無い話を始めた
とは言っても大半が僕の引っ越し先に関する事だけど…
ちなみにココにいるのは女性陣だけで火ノ兄君は畑仕事、一夏は修行に向かった
後で一夏がどんな修行をしているのか見せて貰おう
火ノ兄君考案らしいからどんなものか気になるんだよね
僕がそんな事を考えながら話していると…
束
「そう言えばリーちゃんは何時までココにいるの?」
鈴
「私ですか?ん~…」
博士が鈴の今後を聞いて来た
確かにこの中で鈴だけが予定が決まって無いんだよね
鈴
「国にはもう報告に戻ったし…(ヤバ!戻って来るのが早すぎたわ!考えて見るとこっちに戻っても行く場所ってココか学園、後は弾達の店くらいしか無かったわね…でも学園にはまだ箒がいるだろうし…正直アイツとはあんまり関わりたくないのよね…かと言って弾の店に入り浸る訳にもいかないし…となると…)」
なんか凄い悩んでる
鈴が悩んでいると…
束
「それなら夏休みの残りはココにいない?」
全員
「え?」
博士がそんな事を提案して来た
でも…
束
「リーちゃんはココに泊った事もあるし、いっくんやかんちゃん達もいるから退屈しないでしょ?」
鈴
「それはそうですけど…」
家主の火ノ兄君の許可も取らずに決めちゃっていいのかな?
束
「それにさ~…」
鈴
「ハイ?」
束
「リーちゃんも箒ちゃんとは会うの嫌でしょ?」
鈴
「いいっ!?」
博士の一言に鈴は目を見開いた
もしかして図星なの?
束
「別に隠さなくてもいいよ。今の箒ちゃんは束さんも会うのが抵抗があるくらいだからね。何であんなに歪んじゃったのかな~…」
後半は愚痴になってる…
鈴
「実のお姉さんの束さんがそこまで言う程ですか…」
束
「うん…少し前までちーちゃんがいたんだけど…そのちーちゃんもあれは矯正させるのは無理だって言ってたからね…」
鈴
「千冬さんまで…」
篠ノ之さん…実のお姉さんや織斑先生からもサジを投げられたんだ…
でも、確かに【戦国龍皇】を盗んだ件とか臨海学校の時とか誰がどう見ても酷いとしか言いようがなかったもんな…
束
「それでどうする?学園に行くって言うなら無理に引き留めないけど?」
鈴
「いえ、ココでお世話になります。」
鈴はアッサリとココで過ごす事を決めてしまった
確かに今学園に戻ってもストレスが溜まるだけだろうからな~…
束
「じゃあ後でとーくんに言っとくね。」
鈴
「ハイ!!!」
鈴も夏休みの間はココにいるのか…
束
「いや~…丁度良かったよ♪」
鈴
「へ?」
束
「コレで
鈴&シャルロット
「…ハイ?」
…テスターって…何?
~シャルロット Side out~