IS世界を舞う剣刃   作:イナビカリ

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第144話:兎に睨まれた龍

 

 ~鈴 Side~

 

「テスター?何のですか?」

 

 私が夏休みの残りをココで過ごす事に決めると束さんは大喜びしながらそんな事を言って来た

 

「実はね?今かんちゃんのISを第5世代に改造してる真っ最中なんだよ。」

 

鈴&シャルロット

「へ?」

 

 すると束さんは更にとんでもない事を口にした

 1カ月前にセシリアの【ブルー・ティアーズ】を【ハルファス・ベーゼ】に改造したばかりなのに今度は簪の【打鉄弐式】に取り掛かってるの!?

 いくらなんでも開発スピードが早すぎるでしょ!?

 

シャルロット

「いいんですかそんな事して!?」

 

「だ~いじょ~V!!日本政府にも連絡済みだよ♪イギリスと同じ条件でいいってさ♪」

 

 そりゃいいでしょうよ…だって国にはメリットしかない条件なんだから

 …あれ?

 

「あの…さっき言ってた『テスター』って…」

 

 嫌な予感がしてきた

 

「いや~…実はね?これまでのデータから第5世代って誰でも扱える機体じゃ無いって分かったんだよ。」

 

鈴&シャルロット

「………」

 

「最低でも()()()()()()()()()()()()()()()()()が必要なんだ~…それも()()()()()()()()()くらいのさ~…」

 

鈴&シャルロット

「………」

 

「1号機の【ワイバーン・ガイア】を使ってるのんちゃんは候補生じゃないけど候補生並みの実力が元からあったから問題無いんだよね~…」

 

 本音は例外として…専用機が与えられた代表候補生…

 それってつまり…

 

「それでさ~…丁度束さんの()()()に条件を全部満たしてる子がいるんだよね~♪」

 

 私かあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!

 

「リーちゃん!君の【甲龍(シェンロン)】を束さんに預けてくれない?」

 

「ちょ、ちょっと待って下さい!!いきなりそんな事言われても!?」

 

シャルロット

「アレ?セシリアのISが改造されてるって知った時『羨ましい』って言ってなかった?」

 

「あ!?」

 

 そう言えば…確かにそんな事言ってたわ!?

 

「そっか~…ならいいよね?」

 

「うぐっ!?」

 

 これは…もう断れない…

 

「…ハイ…ですが先に政府に確認を取らせて下さい…」

 

 大人しく観念するしかない…

 

「それは当然だよ!まぁ今までと同じで二つ返事でOKするだろうけどね♪」

 

「ですよね…」

 

 その時の返事が手に取る様に分かる…

 

「んじゃ!早速連絡しよっか!!」

 

「…ハイ…」

 

 観念した私は中国政府に連絡を入れた

 向こうは案の定大喜びしながら二つ返事で了承してくれた

 こうして私の【甲龍(シェンロン)】も第5世代に改造…いや、魔改造される事になった

 ちなみに亡命したとはいえ元は私と同じ専用機を与えられた代表候補生のシャルロットも束さんのテスターになってしまった

 一体…私のISはどんな姿になるんだろうか…

 

 ~鈴 Side out~

 

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