皆さんありがとうございます♪
これからも頑張ります!!
~一夏 Side~
HRが終わって休憩に入ると俺に向けられる視線は更に増えていた
このクラス以外の生徒もやってきて俺を見ているからだ
これじゃあ動物園のパンダと同じじゃないか…
?
「ちょっといいか?」
見覚えのある黒髪ポニーテールの子だな…って!
一夏
「お前…箒か!」
箒
「ああ…一夏、少し話がある…ついて来い…」
一夏
「ああ、分かった。」
俺は箒について行ったけど、教室を出る時…
セシリア
「ルン♪ルン♪ルン♪…」
さっき先生に呼ばれた子が上機嫌で戻ってきた
一夏
「………」
箒
「おい!早く来い!」
一夏
「あ、ああ、すぐ行く!」
で、俺達は学園の屋上にやってきたんだ
一夏
「久しぶりだな箒!」
箒
「ああ、久しぶりだな…」
…何で不機嫌なんだ?
一夏
「…どうかしたのか?機嫌が悪そうだが?」
箒
「悪くなど無い!!…ところで一夏!さっきの女は何だ!!」
一夏
「さっきの?」
箒
「お前とすれ違った金髪の女だ!ずっとあいつを見ていただろ!!」
…ああ、さっきの子か
一夏
「いや、さっきHRが終わる時、あの子だけ先生に呼び出されただろ。戻ってきたら機嫌が良くなってたからどうしたのかなって思っただけだぞ。それに、俺の自己紹介の時、あの子だけコケてなかったからな。それで少し気になっただけだ。」
箒
「…本当か?」
一夏
「本当だって。」
箒
「………まあ信じてやろう…」
絶対信じてないな…
箒
「何だ!?」
一夏
「い、いや、何でもない!?」
箒
「そうか…」
ハア…相変わらず短気だな…
一夏
「じゃあ、改めて、久しぶりだな箒。」
箒
「…ああ。」
一夏
「そう言えば、去年の剣道の全国大会で優勝したんだよな。おめでとう。」
箒
「な、何で知ってるんだ!?」
一夏
「いや新聞で見たんだけど…そう言えば、引っ越してから会って無かったけど、親父さんや束さんは元気か?」
箒
「!?………あの人は…姉さんは…私とは関係ない!」
一夏
「え?…それってどういう…」
それからチャイムが鳴って教室に戻った俺達は千冬姉の出席簿を喰らう羽目になった…
~一夏 Side out~
~セシリア Side~
わたくしは今、心が張り裂けそうなほど昂ぶってますわ!
もうすぐ永遠さんに会える♪待ち遠しいですわ~♪
千冬
「授業を始める前に先程言った遅れている生徒の事だが、まだ学園に到着していない。」
セシリア
「…え?」
織斑先生は今何と?
千冬
「どうも思ったより遅れているようで、とりあえず着いたらすぐこの教室に来るように伝えておいた。だから、授業中に来るかも知れんのでそのつもりでいるように。」
ガンッ!
真耶
「オルコットさん!?」
ザワザワ…
真耶
「オルコットさん!しっかりして下さい!」
セシリア
「…何で…何で永遠さん来てないんですか~…先程来るっておっしゃったじゃないですか~…」
真耶
「そ、それは~…」
千冬
「…すまん…」
ガンッ!!
千冬
「オルコット!?」
セシリア
「シクシクシクシク………」
千冬
「文句は遅れているアイツに言ってくれ…」
セシリア
「シクシクシクシク………」
永遠さ~~~ん………
~セシリア Side out~
~一夏 Side~
生徒達
「………」
今、この教室の中は何とも言えない空気になっていた…
セシリア
「シクシクシクシク………」
その理由は他でもないこの子、セシリア・オルコットだ…前の授業が終わる時に呼び出されて、上機嫌になって戻って来たんだけど…遅れて来る生徒がまだ来てないと知った瞬間…
セシリア
「シクシクシクシク………」
…こうなってしまった…
彼女、そんなに会うのが楽しみだったのか…
とはいえ、それでも授業は進んで行ってる訳なんだけど…俺にとってはそっちのほうが大問題だった!
…なぜなら!
真耶
「織斑君…今までで分からない所はありますか?」
一夏
「…すみません…全部分かりません…」
授業の内容が全く分からないからだ!
真耶
「…ぜ、全部ですか?」
一夏
「全部です…」
真耶
「ホントに全部分からないんですか?」
一夏
「全く分かりません…」
真耶
「え、ええ!?」
千冬
「…織斑、入学前の参考書は読んだか?」
参考書?…えーと、確か…あ!
一夏
「古い電話帳と間違えて捨てました。」
ドゴンッ!
一夏
「グボッ!」
千冬
「必読と書いてあっただろうが馬鹿者!!」
そ、そう言えば…確かに…
コンコン
千冬
「ん?…山田先生、少し頼みます。」
真耶
「あ、はい!」
千冬姉が廊下に出て行った…た、助かった!
千冬
「遅いぞ!一体今まで何をしていた!」
なんだ!千冬姉の怒鳴り声が聞こえてきた…って事は…遅れた子が来たのか?
千冬
「(まあ、言い訳は後で聞くがその前に一つ頼まれてくれ。)」
よく聞こえないけど千冬姉が何か頼んでるみたいだな…
教室に戻ってきた千冬姉は一人の生徒を連れてきた
けど、その生徒は!
一夏
「…えっ?…お、男!?」
俺と同じ男だったからだ!俺以外に男の操縦者がいたのか!
ザワザワ…
クラスの生徒全員が驚いていた
千冬
「(すまんが頼む…)」
千冬姉が小声で何かを言うとその男は小さく頷いて、いまだに泣いてるオルコットの所に向かった
セシリア
「シクシクシクシク………」
?
「ハァ~…いい加減正気に戻らんかああぁぁーーっ!!!」
ドゴーンッ!
セシリア
「アガッ!」
生徒達
「えええええぇぇぇぇぇーーーーーっ!!!」
な、何だ!コイツ!いきなり殴った!
セシリア
「うう~…痛いです~…ハッ、この拳骨は!」
?
「ようやっと正気に戻ったか!…久しぶりじゃな…セシリア…」
セシリア
「………と、永遠さん…永遠さ~んっ!」
生徒達
「えええええぇぇぇぇぇーーーーーっ!!!」
殴った相手にいきなり抱きついた!?
セシリア
「永遠さ~ん…会いたかったです~…遅れるなんて酷いですわ~…」
トワ?それがこの男の名前か?
~一夏 Side out~
次回『第028話:再会後』