IS世界を舞う剣刃   作:イナビカリ

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これも皆さんのお陰です♪

これからも頑張っていきます!!


第034話:帰宅

 ~永遠 Side~

 

 昼飯を食った後、午後の授業も終わったんで今は放課後じゃ!

 初日だけに色々あったがさっさと帰るとするかの

 早う畑を見にいかんとな!

 …そう思っとったんじゃが…

 

真耶

「織斑君、火ノ兄君、まだ教室にいてくれましたか。」

 

永遠

「ん?どうかしたんかの?」

 

真耶

「はい。実は寮の鍵を渡し忘れてしまいまして。」

 

一夏

「あれ?確か一週間ぐらいは家から通う事になってたと思うけど?」

 

永遠

「山田先生、ワシは家から通えるように許可は貰っとるが?」

 

真耶

「ええ、火ノ兄君はそうです。ただ、織斑君なんですが…事情が事情なので今日から入寮して貰う事になりました。急に決まった事なので今は空き部屋が無いんです。ですから、すみませんが相部屋になります。」

 

一夏

「え?そうなんですか…まあいいですよ。相部屋って火ノ兄なんでしょ?なら一人部屋と変わらないじゃ「馬鹿者!」…え?」

 

千冬

「火ノ兄は元から自宅通学だ!初めから寮に部屋は無い!」

 

一夏

「えっ!?」

 

真耶

「そういう事なので、織斑君は女子との相部屋になります。」

 

一夏

「ええぇぇーーっ!!」

 

真耶

「本当にごめんなさい!」

 

一夏

「いやそんなに謝らなくても…」

 

真耶

「………」ウルウル

 

一夏

「そんな顔しないでください!怒ってないですから!」

 

真耶

「本当ですか~…」

 

一夏

「本当ですから落ち着いて下さい!」

 

真耶

「ありがとうございます~…ではこれが鍵です。1025号室が織斑君の部屋です。」

 

一夏

「どうも…あ、俺の荷物!」

 

千冬

「私が手配しておいてやった。ありがたく思え。着替えと携帯の充電器があれば十分だろ。残りは休みの日にでも取りに行け。」

 

一夏

「…はい、ありがとうございます…」

 

真耶

「後、夕食は6時から7時に寮の一年生用食堂で取って下さい。ちなみに各部屋にはシャワーがありますけど、大浴場もあります。学年ごとに使える時間が違いますけど…織斑君は今のところ使えません。」

 

一夏

「何でですか?」

 

千冬

「馬鹿かお前は!同年代の女子と一緒に風呂に入りたいのか?」

 

一夏

「え!」

 

真耶

「お、織斑君!女子とお風呂に入りたいんですか!?」

 

一夏

「い、いや、入りたくないです!」

 

真耶

「えっ?女の子に興味が無いんですか!?」

 

千冬

「やはりお前…」

 

 さっきは冗談のつもりじゃったが、まさかコイツ、本物じゃったとは…

 

一夏

「え?…な、何?」

 

永遠

「…織斑…ワシの半径1m以内に入ってくるでないぞ!」

 

一夏

「おい!それどういう意味だ!」

 

千冬

「やはり家族会議を開くしかないか…」

 

一夏

「そういう事かよ!だから俺はホモじゃねええぇぇーーっ!!」

 

永遠

「ワシ等は誰もお主がホモとは言っとらんぞ。」

 

一夏

「えっ!」

 

千冬

「…自分で認めたか…」

 

一夏

「違うっつってんだろうがーーっ!!俺は普通に女の子が好きだーーー!!」

 

千冬

「言い訳は後でじっくり聞かせて貰うとして、火ノ兄、寮にお前の部屋は無いが、食堂で食事をする事は出来る。食事の時間は覚えておけ。」

 

永遠

「承知した。わざわざ申し訳ない。」

 

真耶

「いいえ、では私達は会議があるのでこれで失礼しますね。織斑君、道草しないで寮に帰るんですよ。火ノ兄君は気をつけて帰って下さいね。」

 

永遠

「ワシは大丈夫じゃよ!」

 

千冬

「そうか…ではまた明日な!…織斑…夕食が終わったら私の部屋に来い!家族会議だ!!」

 

一夏

「ちょ!ホントにやるのかよ!?」

 

千冬

「当たり前だ!」

 

真耶

「あははは……」

 

 山田先生…笑い声が渇いとるぞ…

 

永遠

「ではワシはこれで…また明日!」

 

真耶

「あ、はい、さようなら!」

 

一夏

「千冬姉ええぇぇーーっ!!」

 

 馬鹿の声が木霊しとるが無視じゃな

 

 ………

 ……

 …

 

 さて、ようやく帰れるが、セシリアに一言挨拶しとくかの…

 

永遠

「え~~~っと…おお!いたいた。お~い、セシリア!」

 

セシリア

「永遠さん♪今からお帰りですか?」

 

永遠

「うむ!じゃが帰る前にお主に挨拶しとこうと思うての。」

 

セシリア

「まあ♪わざわざ、ありがとうございます♪」///

 

永遠

「気にせんでいい。」

 

セシリア

「はい♪ですが、永遠さんともっとお話ししたかったですわ…」

 

永遠

「すまんの…今日はもう戻らんといかんから勘弁してくれ。明日の放課後でいいなら少し話さんかの?」

 

セシリア

「よろしいんですの?」

 

永遠

「1時間程度でいいなら構わんよ。」

 

セシリア

「十分ですわ♪」///

 

永遠

「それは良かった!では、また明日な!」

 

セシリア

「はい♪また明日お会いしましょう♪」

 

 ワシはセシリアと別れた後、校門前で【ドットブラスライザー】を展開して、家に帰ったんじゃが、この時、ワシのISを見ていた者がおる事に気づかんかったんじゃ…

 

 ~永遠 Side out~

 

 

 

 ~? Side~

 

「な、何アレ!アレもISなの!?」

 

 私は偶然、学園から飛び立ったISを見てしまった…

 その姿に私は驚いたままISが飛び去った方角をずっと見続けていた…

 一瞬だけ見えた白い機体を思い出して私は…

 

「…カッコいい………」

 

 そう呟いていた…

 

 ~? Side out~

 

 

 

 ~千冬 Side~

 

 今私の前には夕食を終えた一夏が正座している

 

千冬

「さて、家族会議を始めようか…」

 

一夏

「………」

 

千冬

「一夏………」

 

一夏

「………はい…」

 

千冬

「何時から男に走ったあああぁぁぁーーーっ!!!」

 

一夏

「誤解だああああぁぁぁぁーーーーっ!」

 

 私達の家族会議は朝まで続いた…

 

 ~千冬 Side out~

 

 




 次回『第035話:代表決定戦』


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