イナビカリです。
初めての投稿ですが読んでくれると幸いです。
第000話:プロローグ
~? Side~
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「………ここは、どこじゃ?」
ワシは気づいたら辺り一面真っ白な場所にいた。確か家で寝ていた筈なんじゃが?
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「ようやく気付いたのね!」
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「へっ?」
声のした方を向くとそこには長い黒髪の女性がこっちを見ていた。
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「お主、何もんじゃ!」
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「初対面の相手に失礼な言い方ね!」
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「ム!それは確かにすまぬ!申し訳ない!」
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「アラ、思ったより素直じゃないの。変わったしゃべり方だけどそのままでいいわよ。」
それはありがたい、敬語で話すのはちと面倒じゃからな。
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「ありがとうございます!え~と、それでここはどこか教えて貰えんかの?それと、お主は誰かの?」
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「ここ?ここはあの世とこの世の狭間よ。私は【
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「これは失礼を、ワシの名は【
これがワシの名前なんじゃが女っぽい随分変わった名前だと自分でも思っとる。
永遠
「して【天照】じゃと?日本神話の最高神と言われる、あの【天照】かの?」
天照大神
「そうよ。私の事知ってるのね。」
永遠
「そんなに詳しくは知らんがの…ここが、あの世とこの世の狭間?…という事はワシは死んだという事ですかの?」
天照大神
「ぶっちゃけて言えばそうよ♪」
そっか~~~、ワシ死んだのか~~~…
天照大神
「死んだと知った割には能天気な奴ね?」
永遠
「そりゃ、死んだのは残念じゃが何時かは死ぬわけじゃしな、それが今と言うだけじゃろ?」
天照大神
「まぁ確かにそうだけど…」
永遠
「それで、ワシはこれからどこに行くのかの?天国か?地獄か?」
天照大神
「残念だけどどちらでもないわ。」
永遠
「………はっ?」
どっちでも無いとはどういう事じゃ?まさか生き返らせてくれるとでもいうんかのお?
天照大神
「半分正解よ。」
永遠
「半分?…ていうか、もしやワシの考えを読んどるのか?」
天照大神
「大正解♪」
永遠
「大正解ではないわ!神様でもプライバシーの侵害じゃぞ!で、半分とはどういう事じゃ?」
天照大神
「あ~~~それはね、貴方本当はここで死ぬ人間じゃなかったのよ。」
永遠
「へ?」
どういう事じゃ?
天照大神
「実はね、私の弟の【
テヘッ♪て…
永遠
「へ~~~そ~か~…ワシの人生がティッシュにか………神様、お願いがあるんじゃが?」
天照大神
「ナ、ナニカナ~…」
永遠
「その【
ワシの残りの人生を雑巾の代わりにしおって、幾ら何でも許せん!
天照大神
「ま、待って!貴方の気持ちも分かるけど、あの子は私と姉の【
むぅ、本当かのお?
天照大神
「本当よ!ならこれ見なさい!」
む!何じゃこのモザイクだらけの肉塊は?これが【
永遠
「確かに言う通りの様じゃの…ちと、やりすぎな気もするが…自業自得じゃな。」
天照大神
「そういう事よ…で、話を戻すけど。悪いけど貴方は元の世界には戻せないのよ。」
永遠
「では、どうなるんじゃ?」
天照大神
「貴方には別の世界に転生してもらうわ!」
永遠
「………それはよく二次小説に出てくる漫画やアニメの世界に飛ばすというあれか?」
天照大神
「正解♪それで、貴方には【インフィニット・ストラトス】の世界に転生して貰おうと思うんだけど?この話って知ってる?」
永遠
「まあ、多少は…」
天照大神
「それじゃ今から貴方には特典をあげるわ。今回は特別に3つあげるわよ♪何がいい?」
永遠
「そうじゃのぉ~、まず一つ目は【健康な体】じゃ。病気とかにならん体が欲しい。二つ目は【普通より少し良い頭】にしてくれ。大体、中の上か上の下辺りがいいのお。三つ目は【ある程度自給自足のできる土地】が欲しい。島でも山でもどっちでもいいが近くに小さくてもいいから町があるとありがたいのお。この三つで頼む。」
天照大神
「え?そ、そんなのでいいの?ISの世界だから世界一の力や頭脳が欲しいとか言うと思ったのに。」
永遠
「そんなもんいらん!ワシはひっそりのんびり暮らせればそれでいい。原作になんぞ関わると面倒ごとに巻き込まれっぱなしでないか!」
天照大神
「え~そんな事言わないでさ~…もしかしたら貴方ハーレムを作れるかもしれないのよ!関わってみようよ~!」
永遠
「お主それでも神様か!嫌じゃと言っとる!」
天照大神
「そう言わず、今ならIS関連の特典を2つ追加してもいいから!何なら特典1つでISを2つ、いや、今なら3つあげるわよ!今がお買い得よお客さん!もってけドロボー!」
永遠
「何故、通販みたいになっとるんじゃ?…しつこいのお…言わんと転生させてくれんのか?」
天照大神
「ぶっちゃけその通り♪」
永遠
「仕方ない、ではさっき言った通りISは3機貰うぞ!」
天照大神
「うん!いいよ♪それでどんなのが欲しいの?」
永遠
「まずは【バトルスピリッツ】の【戦国龍ソウル・ドラゴン】で頼む。」
天照大神
「【バトルスピリッツ】!またマニアックなのを!カードゲームなら【遊戯王】とかかと思ったのに!」
永遠
「やかましい!全世界のバトスピファンの皆さんに謝れ!【遊戯王】も好きじゃがこっちも好きなんじゃから別にいいじゃろ!…2体目はそうじゃな…【ダンボール戦機】の【ドットブラスライザー】にしてくれ。」
天照大神
「これまた面白いチョイス♪」
永遠
「しつこいぞ!3体目は【鉄のラインバレル】の【ラインバレル】じゃ。」
天照大神
「あら?最後はてっきり王道の【ガンダム】かと思ったんだけど…意外だわ~。」
永遠
「喧嘩売っとんのか己は!」
天照大神
「そんなつもりはないわよ♪」
永遠
「確かに【ガンダム】は好きじゃが別にいいじゃろうが!」
天照大神
「ごめんごめん♪それで細かい設定とかある?あるなら今の内にしておくけど?」
永遠
「【ドットブラスライザー】は原作のままでいい。
天照大神
「フムフム、OK♪で【ソウル・ドラゴン】は?」
永遠
「
天照大神
「最後のは随分細かいわね。まあ大丈夫よ。………はい、全部終わったわよ。」
永遠
「で、特典はあと一つか?」
天照大神
「ええそうよ。でもISに何かしら関わる物だけどね。何がいい?」
永遠
「では【るろうに剣心】の【飛天御剣流】を覚えられる様にしてくれ。それは制限に引っかかるかのお?」
天照大神
「いいえ、戦う為に使えるから大丈夫よ。だけど覚えられるって?」
永遠
「初めから使える様にしないで欲しいという意味じゃ。秘伝書か何かを残すみたいにして欲しいんじゃよ。」
天照大神
「君ってホント変わってるわね!そういうのは大概努力も何もしないで使える様にして欲しいって頼むのに。」
永遠
「別に努力が好きという訳ではないがの。ただ、何もしないでそういった物は欲しくないというだけじゃよ。」
天照大神
「フ~ン、ま、分かったわ。…さて、これで準備は全部終わったわ。それとISは【白騎士事件】が起こったらあなたに届くようにしておくわね。」
永遠
「ああ、それで構わん。どうせ、使わんじゃろうしな。」
天照大神
「いやいや、せっかく用意したんだから使ってよ!」
永遠
「まあ置物ぐらいにはなるじゃろ。」
天照大神
「だ~か~ら~…」
永遠
「ほれ、準備が出来たんじゃろ。はよ、送ってくれ。」
天照大神
「あーーーもーーー分かったわよ!じゃいくわよ!ポチッとな。」
随分古いネタじゃの~…ん?…ワシの足元の床が消えて大きな穴になりおった!…という事は…
永遠
「…ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁーーーーー……………!!」
こうしてワシは【インフィニット・ストラトス】の世界に飛ばされてしまったんじゃ。
………
……
…
天照大神
「…ハァ~ホント変な子。でも、面白い子ではあったわね。関わりたくないと言ったけどそうはいかないからね♪…それと、おまけを一つ追加しておくからね♪………さて彼がどんな物語を紡いでいくのか楽しみだわ!」
~永遠 Side out~
次回『第001話:壊れ始める日常』