注意事項はあらかじめあらすじに書いた通りです。アンチ・ヘイトはなるべく避けるつもりではいたのですが、場合によってはあるかもしれません。
それではプロローグ、どうぞ!
俺は夢を見る。
いつも、見知らぬ誰かと話す、そんな夢を。
顔を覚えていない、名前も教えてくれない。でも、聞こえて来るとどこかホッとするんだ。
でも、最近あの声は起きていても聞こえるようになっていた。
「・・・はあ」
「最近ため息が多いですね、焰」
「まあいろいろあるんだよ、エステル」
「大丈夫です?何か言ったらちゃんと言ってくださいねっ!」
俺、深星焰は天野高校の2年生だ。10年前以前の記憶がなく、倒れていたところを俺は孤児院に拾われ、今は1人暮らしだ。
幼馴染であるエステルは孤児院の時からの友人で、今は隣で同じく1人暮らしをしている。
俺達には普通の奴らにはないものがあった。
それは・・・・。
「あっ!猫です!こんにちはっ」
「ニャァーっ」
「今日もいい天気ですね」
「にゃにゃー!」
「ええ、今日も見回り、がんばってくださいっ!」
「ニャッ!」
「おーいエステル、動物と話してるのはいいけどさ、急いで学校いかねえと遅刻しちまうぞ。お前んとこの担任がカーティス先生なんだからよ」
「あ、そうでした!!い、いいい急いでいきましょう!」
「あとあんま走ると・・・」
コテンっ
「きゃあっ!!!」
「こけるっての」
「それもう少し早く言ってください〜!!」
エステルには動物と話す・・・能力って言うのか?力があった。だから、昔からここら辺の野良猫や犬、はたまた裏山にいる鳥でさえも仲良くなれる。だからか、みんな変わり者と呼んでいて、昔はエステルには俺や双子のあいつら以外に友達がいなかったぐらいだ。
かく言う俺も、まあ能力という訳じゃないんだが、不思議な力はある。
キィン
「・・・・っ」
『珍しいな、貴様が早起きなど』
こっちは早めに起きたんだけどなぁ・・・。
『俺は2時間前に起床だ』
ってそれってほぼ5時じゃねえか!!早すぎだろ!!?
エステル「あ、もしかしてまた不思議さんと話してるです?」
「あー、また聞こえてくるんだ」
『誰が不思議さんだ!!?』
「不思議さんって呼ばれていることに怒り心頭みたいだけどな」
エステル「えー、かわいらしいじゃないですかっ」
『どこがだ!!?』
うん、それにはすごく同意する・・・;エステルのネーミングセンスは時々変な方向にいくよな。
俺はエステルが『不思議さん』と呼ぶ声の持ち主と対話することが出来た。どうも俺は昔から何かしらの声が聞こえるらしい。・・・幽霊ではないことだけは確かだが。
そいつはどこか別次元に住んでいるような感じで、『公爵』という貴族の人間らしい。あと今は『レプリカ問題』とかってのに取り組んでるんだとか。
なんというか嘘には聞こえないし、けれど現代にはない用語とかばかり話すから本当にファンタジーな世界にいるような奴だ。
でも、そんなものは昔からあったから、今となっては日常茶判事になってしまった。
ただ、本来ならこの声は夢の中でしか聞こえないはずなのに、最近は何故か起きていても声が聞こえるようになって来ている。何でだ?
エステル「あ、そういえば焰、聞きましたか?」
「聞いたって何がだ?」
エステル「はいっ、裏山に幽霊が出ると言う噂なんですよ。何でも赤い魂のようなものがぼや〜っと現れるらしくって」
「それさ、ただの光じゃねーの?」
『あるな。ランプの光という可能性もある』
エステル「そうですかね?でもでもっ、それを目撃した人はたくさんいるんですよっ!?」
「幽霊なんて迷信だろ?迷信!」
エステル「迷信じゃないんです!!いると思えば近くにいるんですよ!?」
そんな他愛の無い話をしながら、俺達は登校していった。
その噂話がまさか、俺達の運命を変えることになるとは知らずに______。
はい、相変わらずの駄文でスタートのオレンです。
今度の主人公は近代社会の世界に住む朱髪の青年、焰。
舞台となる近代社会の世界は、平たく言えば『テイルズオブシリーズ』の学パロのようなものです。一応キャラクターそれぞれの年齢や性格、趣味などに合わせた職業などにしていますが、話の都合上一部捏造している場合もありますのでご注意を。
エステルが焰と幼馴染なのは、あることの関係上で仕方ないんです。また、あの魂の双子も焰の幼馴染になります。ただ、話の都合上エステルが出張ってくるんですよね・・・;
今作では『パラレルパニック!』のように第三者視点は交えず、常に焰視点で貫いていこうと思います。その方がはっきり言って書きやすいで((ゲフンゲフン
次回はプロローグの続きから。噂話を聞いた焰だが、それが本当かどうか確かめようとクラスで話題になり____。
次回もお楽しみに!