一人の少年はヒーロになることを憧れていた。しかし、生まれ持った個性は皆が最初に口にすることは『
実際に―――。
「てめぇっ!アニキにぶつかっておいてその謝り方は何だああっ!?」
「ひぃっ、ご、ごめんなさいっ!」
「ちっくしょう、いてぇ、いてぇよ。これ、絶対に骨折してやがるっ」
「おい、俺達のアニキが腕の骨が折れたって言っているがどうしてくれるんだぁ?これはアレだよな?治療費と慰謝料を貰わなくちゃ話しが収まらねぇよなぁ!」
街中でイザコザが起きた。人相の悪い三人組と男とサラリーマンの男を中心に騒ぎが生じる。
少年は歩道橋の上で高みの見物として見下ろすことにした。どうせ、ヒーローが駆け付けて場を抑えるだろうと高を括って。その思いは他の街中の人々も同じだった。巻き添えはごめんとあからさまに避けたり、どんなヒーローが来るのか逆に騒動の中心を楽しみにして見守っている者もいる。
「オッサン。治療費と慰謝料込みで五百万用意してもらおうじゃねーの」
「そ、そんなっ。軽くぶつかっただけで骨折するはずが・・・・・!」
「アニキはこうみてもひ弱なんだよっ!体も貧弱で骨なんて軽くぶつかると折れちまうほど脆いんだってーのっ!」
ハッキリ言ってそれは嘘としか思えない。サラリーマンとぶつかった男はそれなりに鍛えられているし、纏う雰囲気が貧弱ではなく相手を威嚇する威圧感。寧ろ、サラリーマンの方がくたびれて幸薄そうな印象を窺わせる。
「さあ、銀行は直ぐそこだからよォ、早く五百万振り下ろしてこいや。無ければ借金してでも払ってもらうぞ」
明らかな恐喝、そして恫喝。ヒーロー愚か警察すら一向に現れない。このまま理不尽に金を用意させられるサラリーマンの運命を悟った野次馬。三人組の男に引きずられ、銀行へと向かう。そして、銀行に辿り着き自動ドアがまるでサラリーマンの最悪な運命を導く扉のようだと少年はせせら笑う。その扉が開き中に入ろうとした直後、銀行から出てきた一人の少年と一人の不良の腕とぶつかった。
「あ、ごめんなさい」
軽く頭も下げて謝罪の言葉を発した少年は最低限の礼儀をして去ろうした。だが、三人組の不良達にとって格下の相手、新たな獲物を捉えたといやらしい笑みを浮かべだす。
「おいおい、待てよ。ただ謝るだけですむ話じゃねぇぜ?」
「・・・・・?」
二人の不良が一誠を囲み、上から目線で脅し掛けた。
「俺の腕とぶつかってくれたんだ。きっちり慰謝料と治療費を払って貰ないと困るってもんだ」
「・・・・・はぁ?」
怪訝な目で不良を見つめる少年。少年はふと、銀行にいる少年の事をどこかで見覚えがあると思いだす。
「あんちゃんよぉ、こいつに逆らわない方が良いぜ?なんてたってこいつの個性は『カマイタチ』だ。切られたらいてぇーぞぉ?痛いのは嫌だろう?」
「・・・・・」
「へへっ。だんまりか。俺の怖さを分かった―――」
ドンッ!
その鈍い音がした時は既に不良の一人がガードレールにぶつかるほど吹っ飛ばされた後だった。
「
吹っ飛ばされた不良はそれ以降、動く気配はなかった。残りの二人の不良は何が起きたのか一瞬分からなかったが、理解した瞬間。少年に敵意を向けた。
「てめぇ!良くも弟を!」
「誰が
「金で解決?―――
少年の全身が神々しい光に包まれ、背中から十二枚の金色の翼、金色の長髪の頭上に金色の輪っか、左目が翠と成り変わる光景に少年は―――思いだした。
「天罰を食らえ」
刹那。青空から稲光と共に雷が落ちて二人の不良に直撃する。数十秒後、全身黒コゲと化した不良が鎖に縛られ、『私達は恐喝をした不良です』と書かれた看板を兄貴の首に下げられガードレールの傍で気を失っていた。
「あ、ありがとうございます!ありがとうございます!」
「どういたしまして。次は気を付けてくださいね。警察もヒーローも直ぐに来てくれるわけではないので」
「は、はい!このご恩は忘れません!」
難を逃れたサラリーマンは何度も少年に感謝の念が籠った頭を垂らす動作をしていなくなった。
それから天使化を解いた少年は何事もなかったかのように歩き始める。
「・・・・・オールマイトの養子、兵藤一誠か」
こんなところで大物と出会えた自分の運は凄いと口角を上げて、あることを思いつき一誠の後を追うことにした。
「なあ、そこの赤髪の人」
「・・・・・?」
少年は直ぐに追いつき一誠を呼び止めた。振り返る一誠の意識は完全に呼んだ自分に向いていることをある達成感を過ぎった。
「お前、オールマイトの養子なんだろう?俺、オールマイトのファンなんだ。こんなところでお前と出会うなんてラッキーだからさ、サインくれない?」
「・・・・・サイン?―――――」
少年に言い返した刹那。一誠が停止したように突然固まった。少年は一誠の状態を見慣れつつ、嬉しそうに楽しそうに隠しきれない笑みを浮かべ、
「ああ、そうだ。ここじゃあなんだから路地の方へ行こうぜ」
「・・・・・」
返事はしない一誠は生きた屍のようだった。先行く少年の後を追い、人気のない路地裏へと二人は移動する。
「・・・・・ははっ、オールマイトの養子だからどんな奴かと思ったけどやっぱり俺の個性は誰でも通用するんだな」
一人、独り言を述べだす少年は心底一誠を何らかの個性と方法で思うがままに出来た達成感を噛み締める。
「この分じゃ、あのオールマイトも俺の個性で洗脳できるかもなぁ。皆が
敵も味方も関係なく『洗脳』という個性で操る。それが少年の個性。
「さてと、このままこいつで遊んでもいいけど、どうしようか―――」
「奇遇だな。俺もお前をどうしてやろうか考えていたところだ」
少年の声を遮る声が少年の背後から聞こえた。隈がある目は大きく見張り、反射的に背後へ振り返った瞬間・・・・・。
「なるほど洗脳な。意識はあったけど俺の頭の中がモヤが掛かったようにして意思と反して体が勝手に動くから驚いたが・・・・・この手の能力は経験済みだ。解除方法も心得ている」
怒りを表現しているかのように真紅のオーラが迸り一誠の髪を逆立てさせている。
「な、なんで通じない・・・・・っ!?体の自由は利かないハズだ、何をしたんだ!」
「今それを知る暇はあるのか?ご丁寧に自分から人気のない場所へ行ってくれたんだ。―――少し叫んでも誰もここには来ないな?」
「っ!?」
「さあ、どこかの誰かさん。ドラゴンの逆鱗を触れたから神に対して懺悔をしたか?祈りはしたか?これから味わう苦痛を覚悟はできたかな?」
次の瞬間。路地裏から少年の絶叫が響くものの、誰一人通り過ぎても気付いた者はいなかった。
―――俺が来た(by心操)―――
「心操人使・・・・・個性は『洗脳』。ヒーロー科を目指して雄英の進学を目指している中学三年生か」
「・・・・・はい」
「俺は操られるのが一番嫌いでね。相手が女だろうと容赦しないんでよろしくな」
「・・・・・はい、申し訳ございません」
両手を後ろで縛られ石畳の上に正座、更に膝の上に石の重りを乗せて拷問めいたことをされてお仕置きを受けている心操。その眼前に腕を組んで佇む一誠がいた。
「で、俺を洗脳して遊んでやろうと魂胆で近づいたんだな」
「・・・・・その通りです。・・・・・もういいですか」
「駄目だ」
未だに怒りが収まらない一誠に、こんなことになるなら止めれば良かったと後の祭りと後悔している心操。もう膝の感覚が麻痺して、シビれてしまってしょうがないでいる。
「ったく、俺にじゃなくてさっきの不良共に洗脳すればいいものを」
「・・・・・すみません」
「お前、返事をして貰えば洗脳できる凄い個性を持ってるのに個性を使う相手を間違えてどうする。それ、物理的で周囲の建物を壊しながら解決するヒーローよりも
「・・・・・」
何故か自分の個性を称賛する一誠に見上げる心操。
「・・・・・何でそう思う。俺の個性は
「お前が
「・・・・・」
「故にお前の個性の印象と有能性をプロヒーロー達に知らしめれば、実用性のある個性だと分かってくれる。いいか?個性に無駄で無意味な個性は何一つも無いんだ。個性を持つというのは生まれながら力を持ったという意味と道理。お前も力があるんだからヒーローになれる可能性はあるんだ。物理的な個性じゃないが、それでもその個性は役立つ。雄英の教師とプロヒーローに洗脳の強さと恐ろしさを教えてやれ。きっとヒーローになれる道へとつながる筈だから」
ここまで力説、熱弁してくれる人間がいただろうか?洗脳の実用性と有能性を知りつくしているような口ぶりで心操に語り続ける。
「・・・・・はっ」
「ん?」
「笑っちまうぜ・・・・・俺の個性がヒーロー向きだなんて初めて言われたからな。お前、本当は
失礼極まりない発言をした為、もう一段乗せようかーと思いながら心操の膝の上に乗せようとする一誠に手の平を返す感じで謝罪した心操だった。
「失礼な奴だな。言っとくが俺はヒーローの真似事をしているに過ぎないからな」
「・・・・・雄英に進学する為に経験を積む為か」
「いや、全国を旅して見聞する目的だ。雄英に通うかどうかは二の次だし」
「二の次・・・・・それだけの個性を持っているのに腐らすのか?」
「腐らすかどうかは俺次第―――」
『きゃー!
その時、女性の悲鳴が上がる。二人が反応するがふと一誠は心操を見つめあることを考えた。
「よし、行くか」
「はっ?」
あっという間に銀行の周囲は騒然と化し、野次馬も増え警察や後に遅れてプロヒーローが数名やって来た。
「周囲はもう我々警察とヒーローが囲んだ!逃げ場はないぞ、抵抗せず速やかに―――!」
銀行から数多の銃弾が放たれ、偶然にも警察が持っていた拡声器(メガホン)に当たり壊れて使用不可能となった。
「うるせぇっ!ごちゃごちゃ言わず、逃走用の車を用意しろ!発信機も当然付けるなよ!どっちもしなかったら人質を殺してやる!」
銀行から強盗犯の怒声が飛ぶ。警察もプロヒーローも人質を取られては身動きができない。
「くそ、強盗犯め。卑怯な手段を・・・・・っ!」
「どうする、このまま
「残念ながらいない!我々の個性ではこの状況を打破できない!」
警察もヒーローもお手上げ。この最悪な状況をどうにかできる者は一人もいない。銀行に立て籠る強盗犯の数は五人。全員、物理的な破壊ができる個性で、その気になれば人質などあっという間に殺すことができる指名手配されている強盗犯でもあった。
「この場に有利な個性のヒーローが来るまで待つことしかできないのか・・・・・!」
「ん?呼んだか?」
「・・・・・なに?」
一人の警察が振り返ると、一誠と心操が立っていた。
「君達、ここにいたら危ない!ほら、下がって下がって!」
「あれ、俺はオールマイトの養子だけど」
「オ、オールマイトの養子!?」
「うん、そう。立て籠っている犯人をどうにかしてやろうと来たんだけど、ヒーローが既にいるみたいだから事件解決に手伝う必要ないみたいだな」
朗らかに皮肉気な言葉を語りかける一誠。警察官やヒーロー達はオールマイトの養子の登場に意識を向けざるを得ない。
「ど、どうして君がここに・・・・・まさか、オールマイトがここに!?」
「いや、お義父さんはいないよ。俺一人だ」
「そ、そうなのか・・・・・」
どこか残念そうに顔を曇らす警察官。だが、オールマイトの養子の存在だけでも何かしらの効果があると踏んで、責任を負う覚悟で助力を求める。
「どうか、名前だけでも力を貸してくれないか?」
「うん?ヒーローがいるのに?」
「この場でこの状況を有利にできる個性のヒーローはいないんだ」
「ああ、だから棒立ちしているのか。ヒーローと言えども、この最悪な状況を覆すことができないんならもう一度ヒーロー学校に通い直せば?」
なっ・・・・・!とヒーローに対して反惑を買う言葉を発する一誠はポンと心操の肩に手を置いた。
「俺達が解決してやる。三分以内にな」
「な、子供に危ないことをさせるわけには―――!」
「この事件を解決できるヒーローと警察は居るのか?」
睨みを利かせ、警察官を黙らす一誠は極道みたいだったと心操は後に語る。
「心操、見えない相手でも応じれば効果は出るのか?」
「・・・・・視認しないと駄目だ」
「ん、そうか。だったらこうするしかないな」
忽然と姿を消した一誠に続き心操も消えたことで警察官は驚いた。目では二人を見つけられず、どこにいるのか分からないまま時間が経過した。
透明人間のようになった二人は銀行の出入り口から静かに侵入を果たした。人質は王道的に一ヶ所に集められて表情は皆、顔を青褪めていたり恐怖で体を震わせていた。他に犯人は三人いて、残りの二人は裏口を見張っているのかいなかった。
(取り敢えず、こいつらだけでもいいか)
(本気でやるのかよ・・・・・)
(お前のヒーローへの第一歩だ。最初は俺が大きく話すけど後はお前が話をしながら洗脳しろ。不自然なくな)
虚空からユラリと一誠と心操が姿を現す。強盗犯達は人質はいきなり現れた二人に信じられないものを見る目で凝視した。
「な、なんだっ!?誰だお前ら!」
「―――おっと、そう騒ぐなよ。話をしに来たんだ。お前らにとって好都合的な話を」
「お前、ヒーローかっ!」
「失礼な、俺はまだ中学生だぞ。個性だって今見たように姿を隠すしょぼい個性だし」
「・・・・・何を企んでやがる」
警戒する強盗犯を他所に心操の肩から手を放し両手を挙げる。心操もそれを真似して両手を挙げる。
「なあ、オッサン達はどうしてこんなことをしているんだ!」
「はぁ?どうしてって―――」
まず一人、心操の洗脳に掛かった。自分の個性に掛かったと心操は違和感を感じさせないよう話を続ける。
「こんなことしなくてもオッサン達は強い個性を持ってるのにそれを活かそうとしないなんて変だろう」
「・・・・・俺達は好きなように生きることが生き甲斐なんだ」
「へぇ、そうなんだ。そっちのおっさんもか?」
「うるせ!良いからお前達も一緒に―――」
二人目も洗脳に掛かる。心操は三人目の強盗犯にも話し掛けた。
「分かったよ。俺達も人質のところに固まるから撃たないでくれよ」
「だったら早く行け―――」
あっけなく間抜けなほどに心操の話術と洗脳に引っ掛かり完全停止した。これで強盗犯三人は心操の順応な操り人形と化したことで一誠に質問する。
「・・・・・どうする?」
「残りの強盗犯と思しき気配はまだこっちに来る気配はないな。誘き寄せよう。仲間と一緒なら怪しまれないで済むはずだ」
「じゃあ、一人だけな」
二人の強盗犯を鎖で縛りあげた後。心操の命令で敢えて残りの仲間を呼ぶ為に縛らなかった強盗犯で釣ることにした。
「おっと、忘れるところだった」
金色の杖を虚空から発現して一ヶ所に固まっている人質に近づき、床に刺すと金色の光の膜が覆い始める。
「この中にまだいてくれ。これは銃弾を防ぐ聖なる守りだから」
「ほ、本当に・・・・・?」
「神に誓って嘘は言わない」
それだけ言い残し、洗脳された強盗の一人と心操と共に銀行の奥へと向かう。
「こいつに俺達がお前らと話したいと命令してくれ」
「話しをスムーズにする為か」
「理解が早くて助かる・・・・・っと早速来た」
一誠の誘導で残りの強盗犯がいる場所、トイレに近づくと強盗犯の一人がトイレから出てきた。
「なんだお前、そのガキは」
怪訝な目で二人を見据える。心操はまだ命じていない為、同じ仲間に話しかけても返答はしない。なので、心操が話すしかなかった。
「えっと、トイレに行きたいとしつこくお願いして・・・・・」
「・・・・・ちっ、まあいい。他にも―――」
「・・・・・洗脳って、すげーなやっぱり・・・・・」
四人目が洗脳に掛かった様子に洗脳の力の凄さを改めて感じた一誠はピクリと何かに反応した。
「心操、後残り一人だが・・・・・」
「どうした?」
「俺が最後にやらないとダメみたいだ」
バッ!と一誠が条件反射で背後に振り返ったと同時に振り返り、手を前に突き出した瞬間だった。発砲音と放たれた銃弾が一誠達に迫るが、かざした一誠の手から放つ魔力で全ての銃弾がゆっくりと停まる。その光景を目の当たりにし心操は目を丸くし驚く。そして銃弾を発砲した最後の強盗犯は一誠が振り返った直後に左目が妖しく煌めき、その光を見た強盗犯は時が停まったかのように完全に停止した。
「よし、こいつで終わりだな」
気を緩め、パラパラと床に落ちる銃弾。最後の五人目の強盗犯に近づき武器を奪い鎖で縛りあげたことで事件を解決にした。
「お疲れ、良く頑張ったな」
「・・・・・お前のやり方は強引だろう」
「強引な時もあるさ。そのぐらいする度胸もなくちゃヒーローなんてなれないぞ」
手を挙げる一誠に、その意図を察した心操は始めてヒーローみたいなことをしてやり遂げた達成感に口元を小さく緩め、手を挙げて一誠の手とハイタッチしたところで警察官やヒーロー達が駆けつけた。三人の強盗犯が無抵抗で大人しくしている様子は先に外へ出た二人の強盗犯と同じ状態と察し、悟って一誠と心操に話しかけた警察官。
「き、君達がやったのか・・・・・」
「ああ、だけど犯人を無効化にしたのはこの中学生の個性だ。相手を意のままに操る個性を以って人質に怪我を負わさず無事に解決させたんだ」
「な、なんと・・・・・そんな個性を持っていたのか君はっ!」
警察官だけじゃ無くヒーローも心操の個性に注目し始めた。
「君、もしプロになったら是非
何時しか、称賛の言葉が掛けられるようになり心操は少々照れくさそうにな表情を浮かべ、一誠の方へと視線を向けたが・・・・・何時の間にか神隠しに遭ったかのように姿を消していた。
「・・・・・ありがとうな」
―――後に一人の中学生が五人の銀行強盗を捕まえたというニュースは全国に知れ渡ることとなった。勿論、そのニュースには一誠も含まれているが、人質の証言では心操が強盗犯と話した直後におかしな様子になったと心操の活躍が信憑性を増した。
『ヘイヘイヘイ!中学生に危ないことをさせちゃ駄目じゃないか一誠!』
「今回だけだよ。それより、心操人使って中学生の個性、
『うーん、今の私では難しいな。雄英の入試は自分自身でどうにかしなくちゃいけないからね。推薦があれば何とかなると思うけど』
「じゃあ、俺の推薦の選択を譲るってのは?」
『おいおい一誠。随分と心操少年のことを気に掛けているね。気に入ったのかい?』
「・・・・・別に、役立つ個性を地に埋めたままだなんてもったいないだけだよ。もっと雄英に進学を希望する中学生達の個性を把握の努力をすれば磨けば宝石になれる人材と個性がいるか持って感じでな」
『一誠・・・・・優しいじゃない!お父さん、優しい息子に熱い抱擁を交わして頭を撫でたくなっちゃう!』
「それはまた来年でな。それで、今度は――――」