忍たま乱太郎〜食満留三郎の弟〜   作:誰かの影

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ろ組からの誘いの段

忍術学園

 

今日は朝から大雨な為、小三郎は朝練はやめて部屋でゆっくりと身支度をしていた。

 

小三郎「えっと、部屋干しよし、筆記用具に半紙に忍たまの友、良し!…あとは…。」

 

本日授業に必要な物を確認してから部屋の雨戸を少し開けて外の様子を伺う。

 

 

 

ザァァァァァァァァア!!!

 

 

 

外は相変わらず大雨。

 

小三郎「今日の山田先生の授業は無しかな?」

 

そう思っていると、部屋の戸がノックされた。

 

小三郎「はい。起きてますよ。」

 

返事をすると庄左ヱ門と無茶苦茶ブルーな伊助が入ってきた。

 

庄左ヱ門「おはよう!小三郎。」

伊助「おはよう……小三郎…もうだめ。」

小三郎「おはよう、庄左ヱ…ってどうしたの⁉︎伊助⁉︎」

 

いきなり倒れかかってきた伊助を抱きとめる。庄左ヱ門が苦笑いを浮かべる。

 

庄左ヱ門「実はね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

庄左ヱ門によると雨の日はどうしても洗濯物がたまるらしく、綺麗好きな伊助にとっては拷問も同じらしい。

 

伊助「洗えないし…洗ったら乾かないし…部屋干ししたら臭うし……。」

小三郎「そこは我慢しようよ。ねっ?」

 

伊助の背中を二、三度叩くとようやく落ち着いた。庄左ヱ門はそんな二人を笑顔で見たのち、小三郎の部屋を見て回る。

 

庄左ヱ門「やっぱり一人部屋なだけに広く感じるね?それに、ちょっと荷物多いけど整理整頓も出来てる。」

伊助「流石僕の親友〜!ん?な、何このゴミ!!!」

 

伊助は小三郎の部屋の隅に転がる丸まった半紙のゴミを見つけた。

 

伊助「小三郎!君は綺麗好きな奴だと思ってたのに!!!」

庄左ヱ門「い、伊助!抑えて!」

 

鬼の様な形相で掴みかかってきた伊助を庄左ヱ門が止める。しかし小三郎は笑いながら答える。

 

小三郎「ごめんね伊助。でもあれ今はゴミじゃないんだ。」

伊助「は?」

庄左ヱ門「今はゴミじゃない?」

 

訳がわからないっと言う表情をする伊助と庄左ヱ門に小三郎は説明を始めた。

 

 

 

 

 

 

『これは、半紙の中に竹炭が入った、いわゆる湿気取りみたいな物です。竹炭には除湿、消臭効果もあり、使った後はこのまま竃などに放り込んでしまえば無駄がありません。現代は半紙ではなく、主に新聞紙が使われていたりします。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小三郎「ってな訳。分かった?」

庄左ヱ門「へ〜!物知りだね!」

伊助「すごい!竹炭にそんな効果があったなんて!ちょっとやってくる!」

 

小三郎の説明に拍手を送ると途端に伊助の掃除スイッチが入り、部屋から出て行った。

 

小三郎「元気になったね?ところで庄左ヱ門。何か用だったんじゃ?」

庄左ヱ門「あぁ!そうだった!勘がいいから分かっているかも知れないけど、今日の山田先生の授業は無しってこと。」

小三郎「了解。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして授業が始まったが、雨はますます酷くなり、終いには雷まで鳴り始めた。

 

土井先生「で、あるからし…(ピッシャァァァァァン!!!)うおっ⁉︎」

全員「「「ヒェェェェエ!!!」」」

 

巨大な雷鳴に一年は組のみならず、一年全員が悲鳴をあげた。土井先生がそっと雨戸を開け、外の様子を見る。風も吹き出し、もはや嵐だ。

 

土井先生「これは酷いなぁ。もはや台風じゃないか。」

乱太郎「先生〜。忍術学園が吹き飛ばされませんか〜?」

土井先生「大丈夫だ。……多分な。よし、授業を再開するぞ!」

 

 

 

 

 

 

授業は昼で終わったが、外で遊ぶことも出来ず、室内も明かりをつけなくては薄暗い有様。みんなは自然と教室に集まり各々時間を潰した。その時、教室の戸がギィ〜〜ッと何とも不気味な音を立てて開いた。みんなが何だ?っと見るとそこには…。

 

小三郎以外全員「ギャァァァ!お化け〜〜!!!」

????「違う違う。」

子供の幽霊…では無く、ろ組の伏木蔵達がいた。

 

乱太郎「び、びっくりした〜。伏木蔵達か〜…。」

きり丸「なんか用か?」

伏木蔵「実はね?」

 

 

 

 

伏木蔵曰く、薄暗い昼間を利用して怪談話を行うらしく、は組との親睦も兼ねてやらないかと言う誘いだった。少し身震いしたが皆怖いもの見たさ聞きたさにより参加する事にした。すると小三郎は立ち上がり徐に平太の手を取った。

 

小三郎「平太、トイレ行っておこ?こんな雨降りにちびったら大変だから。」

平太「へ…?う、うん。ありがとう…。」

 

全員「だぁぁぁぁ!」

 

小三郎のお兄ちゃんっぷりに、その場にいた全員がひっくり返った。

 

乱太郎「サブちゃんったら〜。」

きり丸「お兄ちゃんキャラだなぁ〜。」

しんべえ「待って〜!僕も行く〜。」

喜三太「僕も行く〜!小三郎お兄ちゃん!」

 

小三郎「ちょっ……お兄ちゃんって…まぁ、いいかぁ?」

 

 

最終的にみんなが小三郎の後に続いてトイレへ向かった。

 

 

続く。

 

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