モブだった俺がちょっくら革命起こす話   作:橘 翔

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どうも橘です。

ごめんなさい気分で書いてるので

ヘタクソです……はい。

こんなグダグダな主人公もいてもいいんじゃね?

とかいいつつグダグダでもないけど……

変更︰聞かせて を 聴かせて にしました


頼まれたので、とりあえず村を出ようか。

ただのモブキャラで終わるはずだった。

 

辺境の村に生まれ、

 

父の天職を継ぎ、

 

幼馴染みと結婚し、

 

平凡な家庭を作る。

 

そう思ってた。

 

「ぐへへ、白イウムがいやがるぜ!」

「高く売れるな!」

「いや男だ!奪う!」

「殺す!殺す!」

 

まさかのここで人生endとか……あり?

 

――◇◆◇――

 

俺はリオン。ここら辺では(ここら辺しか知らないけどな)珍しい容姿なせいか村では有名だ。一般的な黒色の目や髪ではない、目を引くこの銀髪や、赤い目は我ながら異色だと思う。歳は16。天職は衛士をやってる、とはいってもせいぜい村人同士のケンカの仲裁や見回りだけだが……

俺達の村、レザリアはサクシード南帝国の領土にある小規模な村だ。交易商人のおっちゃん曰く、この村は人界の最南端にあるらしい。サクシード南帝国の領土にはこのような村の他にアルガディアという中規模の街がある……らしい。そしてその先には央都セントリアがある…………らしい。あくまで‘らしい’なのは、聞いたことがあるだけだからだ。基本的に村人は村から出ない。そもそも、不朽の壁によって人界は分けられているし、天職はあるし、特殊な天職でもなければ(それこそ交易商人とか)遠出なんて出来ない。

いつかこの村を出てアルガディアの街の衛兵隊に行く。そして腕を磨いて、央都にいく。これが俺の夢だ。

 

俺は今、村の外の見回りをしている。なんでも最近不審な動物の死体を見かけるんだとか。まるで剣で裂かれたかのような傷は、人でなければ出来ないだろう。そのため不審者を警戒している。家畜以外の動物の無闇な殺傷は禁忌目録で禁じられているはずなのだが……サクシード南帝国は砂漠が主な地形なため、動物も危険度の高いものが多い、にも関わらずのこの事件だ。なんにせよ、油断は出来ない。

 

そして警戒し始めて2日目。噂の死体を発見した。うさぎや羊、果てには火炎熊まで。しかも、一定間隔をあけてポツポツとある。かなりのやり手だな。原因解明の手掛かりになるかもと思い、辿ってみることにする。

 

辿っていくこと3時間。果ての山脈に着いてしまった……まさかこんなに近くにあるとは。レザリアが最南端というのは本当のことらしい。死体の血の跡が洞窟内に続いているので、更に入ってみる。ダークテリトリーに入らなければ禁忌目録には触れないので大丈夫だろう。

 

――◇◆◇――

 

はい、回想終わり。

洞窟に入って少し進んだらゴブリン集団と出会った。うん、これ俺の人生詰んだな。

 

「やれるだけ足掻こう……」

 

正直、戦いなんてしたことないので勝てないとは思う、が……ここでただやられるのは衛士としての天職が泣く。

 

「なんだなんだぁ?こいつ俺らとやりあう気だぜ!」

「うひゃひゃひゃ」

「ばっかじゃねーの!?」

 

てか、こんなやつらに殺されたくない。

ピタリと構えた銅剣にも全く怯まず、一匹が飛びかかってくる。とはいえ、ゴブリンの方が体格が小さいため、

 

首を落とすのは簡単だった。

 

容易く一撃で屠られたことに動揺したのか、残りの仲間がザワザワしだす。いや、衛士舐めんな。師匠が鬼畜すぎてこれくらい朝飯前になってるわ。

 

さて、どれくらいやれるか……

 

――◇◆◇――

 

――ピキッ

 

あーあ、いっちゃったか。

使い物にならなくなった銅剣を最後に投げる。あ、当たった、ラッキー。

これで6匹屠ったことになる。逆に言えばまだ十数匹残ってる。武装は無し。

流石にここまでか……

ゴブリンが俺の武装が無くなったことに気づいたのか、一匹飛び出してきた。この一撃で俺の天命は……無くなる。

結構いい人生だったなと思いつつ、最後への覚悟を決めた。

 

「死ねーーー!!!」

 

しかし、その凶刃が

 

まるで見えない壁に当たったかのように跳ね返った。

 

何度繰り返しても同じだ。

え、なにこれ、どうなってるの?

そこで意識が途切れた。

 

――◇◆◇――

 

目の前にいるのは……男?

ここはどこだ?

 

「私は茅場晶彦。ここは君の精神の中だ」

 

は?誰?てか俺死んだ?

 

「いや、まだ死んでいない。私の意識が続く限りだがね……」

 

ほう、守ってくれてるのか。

で?対価は?

 

「君のその頭の回転の速さ、さっぱりした性分は実に気持ちがいいな。私からの要望は……この世界を正して欲しい」

 

頭に情報が流れ込んでくる。

これは……

 

「この世界は歪んでいる。なんとかコンソロールからリアルと接触を図り、元の姿に戻してくれないか?」

 

なんとまぁ大層なお役目で。

ま、命と交換ならしょうがないか……

 

「そんなに簡単に諦めれるものなのかい?」

 

この命はあってないようなものだからな。

どうすればいい?

 

「アドミニストレータを倒し、リアルとコンタクトしてくれれば文句はない」

 

この情報は?現実世界(リアルワールド)のことやらアンダーワールドのこと、

 

ソードスキル(・ ・ ・ ・ ・ ・)のこととかさ。

 

「困難なミッションを頼むからね。少しでも役に立つと嬉しい。他には……」

 

目の前に浮かぶ選択肢。

この10個のスキルは?

 

「ユニークスキルと呼んでいる。いわゆる、個人専用スキルだ。どれか1つを使えるようにしておく」

 

選ぶのか……

じゃあこの片手長剣スキルで。

 

「わかった。情報は入ってるね?」

 

おーけー。問題ない。

 

「それでは、よろしく頼む。それとついででいいのだが……キリトという名の少年も助けてやってくれ」

 

意識が途切れた。

 

――◇◆◇――

 

目を覚ますと透明な防壁が砕ける音がした。どうやら何度も錆び付いた剣を叩きつけて壊したらしい。カヤバの意識が弱くなったからかもしれないが。

 

「さっさと死ねーーー!!」

 

おっと、

 

体術スキル【エンブレイサー】

 

カウンターの手刀が黄色の光をひきながら胴を寸断する。おおう。素手で殺れるのかい。

 

このときリオンは知らなかったが、リオンのイメージで手刀が本物の刃のように切れるようになっている。そもそも、自分の方が技術が上という自負があったため、イメージがより強固になっているのだ。

 

「えい、や、そい!」

 

3匹〜♪首がいい位置にあるね♪

 

「ウラァァ!!この岩砕きのウガルム様が相手だ白イウム!」

 

――……じ……

 

――ご……じん……

 

――御主人!

 

名乗りをあげるゴブリンは無視し、傍らに落ちている銅剣に目が行く。あいつか?喋れるの?

 

――まだ私は行けます!

 

ん、わかった。今までありがとな。最後まで一緒だ。

 

来いッッ!!

 

銅剣が浮いてこちらに向かって飛んでくる。いや、手に収まりに来る。

 

――ピタッ

 

あぁ、5年は使い込んでるからな。よく馴染む。

 

お帰り。

 

「なんだテメェ……」

 

敵の大将でさえ驚くのも無理はないか?物体を触らず移動させれるなんてな。俺もびっくりだ。

 

だが、遠慮はしないぞ。

 

驚いて隙が出来てるよっと。

 

「せらぁぁ!」

 

不意打ち気味に放つ

 

片手剣ソードスキル【バーチカルアーク】

 

一撃目、右手を武器ごと切り落とす。

 

ニ撃目、心臓ごと胴をぶった切った。

 

断末魔の叫びさえ、あげさせない。

 

「「「…………」」」

 

リーダー的存在を倒され呆然とするゴブリン集団に切っ先を向ける。

 

「死にたがりは出てこいよ。でなければ早く去れ」

 

限りなく低い声で言ったのが効いたのか、ひとり残らず逃げて行った。

 

「あはは……」

 

周りのゴブリンの死体を見て、流石に顔が引き攣ったりした。やりすぎたかな☆

 

ふと、銅剣を見ると端から消えかかっている。

 

「君の声を聴かせて……」

 

そっと耳元に銅剣を当てる。

 

――御主人!最後に活躍出来て満足だ!

 

――今まで、共に戦ってくれて

 

――使ってくれてあり……と……

 

「こちらこそ、ありがとう」

 

言い終わると同時に消えた。なるほど、オブジェクトと話す能力か……

神聖語、いや英語を使いこなせることについて眩暈を感じながら帰路についた。

 

――◇◆◇――

 

レザリアに帰るととりあえず村長に報告した。最初は信じられないといった顔をしていたが、ゴブリンの生首を見ると流石に言葉を失った。

 

その日は緊急会議が開かれたらしい。俺は許しが出たため休んでいた。

 

「流石に疲れた……」

 

色々あり過ぎた……俺の人生も、見えない何かに巻き込まれた様な気がする。

 

――コンコン

 

「どうぞ」

 

来訪者は幼馴染みのステラ・レザリアだった。苗字から分かるように、村長の一人娘だ。

 

「ステラ……どうした?」

「リオン!」

「ふぐっ……!?」

 

まさかの抱きつかれた。彼女の髪からサスリアの葉のいい匂いがする。

 

いや、そうじゃなくて。

 

「どうした?」

「……バカ……心配したんだから……」

 

お?おう?

とりあえず感謝の意を込めて頭を撫でておく。

 

「心配させてごめんな。もう大丈夫だから」

「…………」

 

めっちゃ頭を擦り付けてくる。可愛い。

 

だから、そうじゃ、なくって!

 

「今日はどうした?」

「用が無いと来たらダメなの?心配するのも?」

「あー、悪かったよ……」

 

心配されると、悪い気はしないな。

両親にも多大に心配されたが、こいつもそれに劣らずだろう。

 

「もう無茶しないで……」

「あー、そのことなんだけどさ」

 

この流れで言うのはキツいな……

 

「俺、央都行くわ」

「…………は?」

 

そりゃ、そうなりますよね……は、反省はしてるよ?……たぶん……

 

――◇◆◇――

 

その後、どうしても行かないといけないことを必死に説得し、親にも説得し、今は村長宅前だ。

 

バカヤロー疲れるじゃねえか……

 

「村長、失礼します」

「入れ」

 

ガイノウス・レザリア。この村の最高権力者。いや12時間前くらいはこんな言葉知らなかったっす。

 

「央都だと?」

「はい」

 

理由は今回の事件で危機感を感じた……とかにしておく。

 

「ふむ……」

「だめですか?」

 

流石に突拍子すぎたか?

 

「ジェイクと決闘しろ……それで勝てたなら」

「ああ、確かにごちゃごちゃ言いそうだ」

 

苦い顔をして、村長が頷く。

ジェイク・バルバード。ここの村の有力農民であるドルトン・バルバードの息子で確か18。あいつも衛士をやっているため、央都に行くとなると何か言われるかもしれない。なまじ親が権力を持っているため、扱いに困っているのだろう。

 

「明日の正午だ」

「わかりました」

 

そのまま村長宅を後にする。

 

めんどくせえええええ……

 

――◇◆◇――

 

周りに人が集まっている。そりゃそうか、決闘なんてそうそう見れたもんでもない。今年一番の行事かもな。

 

「今より、衛士リオンと衛士ジェイク・バルバードによる決闘を行う!寸止めを厳守、また降参や反則をした時点ですぐ剣を引くこと。この決闘の勝者にはアルガディアの衛兵隊への推薦状を贈る。それでは、始め!」

 

お互いに礼をしたあと剣を構える。

 

「央都に行くのはオレだ!」

「はぁ……」

 

ジェイクは明らかに力が入りすぎている。

 

「うおおっ!」

 

素直な上段からの切り払い。それを掬い上げるように弾く。

 

「なっ!?」

「これは……」

 

明らかに銅剣の手応えが軽い。まるで木の棒みたいだ。

 

「せい、はぁ!」

「……」

 

弾くことに集中する。右、左、ときに地面に叩きつけ、跳ねあげ。10分もすると明らかにジェイクの息が上がっている。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……」

「そろそろ終わりだ」

 

片手剣ソードスキル【スラント】

 

咄嗟に防御した相手の剣の腹に当たり、砕く。

 

「なっ……奥義……だと!?」

終わりだ(チェックメイト)

 

何故か観衆が沸き立っているが、気にせずに礼をして剣を収める。

未だ呆然としているジェイクを横目に、推薦状を受け取る。なんかごめんね(笑)

 

そのまま家に帰って荷造りをする。これからどうしようか……衛士の時の貯金は大切にして……服はこれだけあれば……

 

――ガチャ

 

ん?侵入者?

振り向きざまに手を掴んで捻ろうとして

 

「リオン」

 

ステラだった。あっぶね!?投げるとこだった!

 

「行っちゃうんだ……」

「まぁな。ステラと仲良く出来て楽しかったよ。ありがとう」

 

本心から感謝を述べる。そう、こいつが色々な事を教えてくれた。まだ右も左もわからない頃から。

 

「そう……」

「?ステラ?」

 

あれ?なんで泣いてるの?

なんとなく茶化す雰囲気でもないし……

 

「帰って……くるよね?」

「ん、いつか必ずな」

「じゃあ、待ってるね」

 

抱きついてきたので抱きしめ返す。

温もりが惜しくて、しばらくそうしていた。

 

――◇◆◇――

 

こうして、俺はレザリアを離れた。

それが、俺の冒険の始まり。

 

実はみんなにはひとつだけ隠しごとをした。

 

「よろしくな」

 

今俺が帯びている、新しい相棒。

 

天裂剣

 

長い刀身を持った、白き剣。

 

ゴブリンが去った後に突き刺さっていた、おそらくカヤバからの贈り物。

 

どうやらゴブリンを撃退したことによってobject control authorityことオブジェクト・コントロール権限レベルとsystem control authorityことシステム・コントロール権限レベルが異常なほど上がって60となっていたのだ。天裂剣はclass55objectなので片手で使うには結構ぎりぎりだった。

 

刀身が俺に答えるようにリィィィンと鳴る。

 

あらゆる物には、意志があるのかもしれない。

改めて、この世界の美しさに気づいた。

 

「行こうか、相棒」

 

こうして、俺の長い闘いが始まる。




ごめんねノリで書いちゃった(^p^)キラッ☆

こんな最初から最強主人公も悪くないのではないかな?え?緊張感皆無?そ、そこは見逃してよ……

えーと、宣伝ぽくなって嫌なんですが
僕は他の作品をメインにしています。
この作品は息抜きです。
更新は不定期だと思います。
結構見直しはしたのでこれで面白くなかったら僕の実力不足ですね。
それでもって方だけお付き合いくださったら嬉しいです。

リオンは感情をあまり持たないタイプです。
そのくせ正義感だけはあったり、腹黒かったり、絶望に敏感なところもある変なヤツです。それでも、結構この子を僕は気に入っているので、アドミニストレータ倒して、キリト、ユージオと友好関係を築き、出来たら最終負荷フェーズまで走りきりたいなーと。
実力はキリトと同格かそれ以上です。ただ、意思の力がキリトより弱いので、そこがまだまだ強くなれる伸び白かも?(これ以上はいらない気が)

明日の9:00,21:00に1話ずつ、今回含め合計3話あります。読んで批評感想などありましたらぜひ教えてください。参考にさせていただきます。


長々とありがとうございました!
それではこの辺で!
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