モブだった俺がちょっくら革命起こす話   作:橘 翔

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初めまして、橘です。

待っていてくれた方ありがとうございます!
(自分で言っといて不安↑)

ソード・アート・オンラインは名作。


街に着いたけどさっそく困る件

アルガディアに着いた!

まさか2日も野宿するとは思わなかったけど……意外とこの世界って広いのな……

まずは宿探し……かな?

 

――◇◆◇――

 

「うへぇ……」

 

見つからないなぁ……サクシード南部剣術大会が近いこともあってか、宿がない……参加するために来たはいいものの、寝泊り出来ないのは痛いぞ……

 

「ねぇ、あなた」

「ふぇ?」

 

広場のベンチで項垂れていたら、凄く綺麗なお姉さんが目の前にいた。ここら辺では珍しい茶色の長い髪を靡かせ、俺を見つめている。

……は?

 

「宿が無いの?」

「あ、はい……」

 

やめて、現実逃避してたのに……冷やかしならどっかいけよおい。

 

「私の部屋に来る?1人には広すぎて……」

「え?いいんですか!?」

「ええ、困った時はお互い様でしょ?」

 

ごめん、お姉さん!さっきの撤回!あんたいい人だ!

え、いや、でも、だめでしょ。男だよ?

 

「こっちよ」

 

勝手に自己完結しやがった……

しょうがないのでついていった。

 

しょうがなくだからな!?

 

――◇◆◇――

 

「狭いかもだけど、ベットは2つあるわ。そっちを使って」

「ありがとうございます」

 

ふへー。ベットだぁ……

久々のふかふか具合に溺れる。

 

「あなた、名前は?どこから来たの?」

「リオン。レザリア」

 

最小限の返事で済ます。失礼かなんて気にしてられないぐらい眠い。

 

「そう。私はのことはメルトって呼んでね」

「ふぁ~い……すぅ……」

 

眠気には勝てないよね。

心地よい眠気に意識を手放した。

 

――◇◆◇――

 

「ん……」

 

ここは……?

あ!

 

隣を見てみるとメルトさんの規則正しい寝息聞こえる。どうやら熟睡しているようだ。

 

「リアルの時計が欲しいな……」

 

情報でしか知らないが、あったら便利だろう。一体今は何時だろう……

外は意外と暗かった。

 

「とりあえず、稽古するか」

 

メルトさんを起こさないようにしながら身支度を整え、外に出た。

 

――◇◆◇――

 

……999、1000ッ!

 

「っ!はぁ〜」

 

木剣での素振りは師匠に教えて貰った時から欠かさずやっている。これをしないと落ち着かないぐらいには。

 

と、後ろからまばらな拍手が贈られた。

「中々やるじゃない」

「メルトさん、おはようございます」

「おはよう」

 

あれ?あの紋章……

 

「メルトさんは衛兵隊だったんですね」

「あぁ、リオンも入るつもりなんでしょう?」

「はい。一応、大会に出るつもりです」

「そう、頑張ってね」

「はい!」

 

メルトさんが急に耳元に顔を近づけてくる。

いい匂いがした。まる。

 

「正直、女性差別が激しいけど……お互い頑張りましょ」

「…………は?」

 

ちょっとまて。

 

「あの……」

「ん?どうかしたの?」

「僕、男なんですけど……」

「………………?」

「いや、だから男ですって」

「……は?」

「だからおと」

「冗談はよしてよ」

「ガチです」

「?」

「あ、本気ってことです」

 

ああ、メルトさんが目を回し始めた……

 

「この顔で、この声で!?」

「え、なんかすいません……」

 

確かに中性的な顔立ちだし、声も高めのテノールだし、髪も男にしては長めだ……だけど男ですから。男ですからぁ!!

 

「私は……男と同じ部屋で……?」

 

まって腰の鉄剣に手を伸ばすのはやめて、目が据わってるから!ね!ね!?

 

「かくなる上は……覚悟!」

「ええええ!?」

 

追いかけっこは1時間続いた。

 

――◇◆◇――

 

「なんかすいません……」

「いや、私も勘違いしていたわ……はぁ……」

 

現在は部屋でお互いに謝罪しいる。

 

「それで……宿なんですけど……」

「ああ……このまま使ってくれていいわよ。こっちも連れ込んだ責任ぐらいあるでしょ?」

「すいません。お言葉に甘えて」

 

ついでに甘えて……教えて貰うことにする。

 

「あの……剣術大会のこの《型》って何ですか?」

「……え?」

 

ん?なんか変なこと言った?昨日手に入れた参加要項に書いてあって気になったんだけど……

 

「その状態で大会に出るつもりだったのかしら?」

「ま、まぁ」

「はぁー……」

 

確かに……よくよく考えると不味いか?

 

「いいわ、ついてきて。教えてあげる」

「メルトさん……あ、その、衛兵隊は?」

「今日は警護の任は無いから大丈夫よ」

「す、すいません」

 

それから大会には型の演武なるものがあることを知り、そしてアルガディア流の型を教えて貰うことになった。

 

迷惑しかかけてない……

 

――◇◆◇――

 

「驚いた……」

 

今、私の目の前で見事なアルガディア流の型を行っている……いや舞っているリオンは、数時間前から教え始めたばかりだ。1度私が手本を見せると彼は「あぁ、あと一回だけお願いします」とだけ言った。とりあえず、言われた通りにもう一度行うと彼は

 

ほぼ再現してみせたのだ。

 

もちろん、詰めは甘い。だが2回見ただけ(・ ・ ・ ・)だ。そこから細かい注意を教えて、現在に至る。

 

「ふぅ……」

 

考え込んでいたらしく、いつの間にかリオンは舞いきっていた。周りから拍手が湧く。それに律儀に会釈すると

 

「どうでした?」

 

と聞いてきた。もちろん

 

「100点をあげるわ。驚いた、上達するのが早すぎないかしら?」

 

としか言えない。もしかしたら……私よりも……

 

「ありがとうございました。知らずに大会、なんてことにならなくて良かったです」

 

彼の底知れない強さを、もっと知りたい。

 

そんな、羨望とも、尊敬ともつかぬ感情を持て余しつつ、私達は宿に戻った。

 

――◇◆◇――

 

結局……寝泊りはさせてもらっている。

あの後、大会の注意事項などを教えて貰い、メルトさんの仕事の手伝いなんかをしながら数日。

 

ついにサクシード南部剣術大会当日だ。

 

相棒に今回は使えないと謝罪する。最近振ってないな……また素振りしてみようか。

 

型はおそらく完璧だ。それに、本戦も権限レベルの差から勝てるだろう。それでも、

 

「手は抜かない……」

 

それは相手への、そしてなにより剣への侮辱だ。

 

密かな闘志を燃やしつつ、少年の戦いは始まる。




どうも橘です。

リオンは長めの銀髪や幼い顔立ちから男の娘に見えたりします。身長は165くらいかな?
天才肌なのでやれば出来ます。やれる状況があればどこまでも強くなれる(最強)
書いてる時も結構楽しいです。流れ思いついたらとりあえず構想無視して書いて、そっから修正してるカンジなので笑
ソード・アート・オンラインは全巻持ってます。そこからの情報が頼りです。

ネーミングセンスには目をつぶってね☆

あとは今日の21:00からの第3話で書き溜めは終わりです。是非お付き合いください笑

それではこの辺で!
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