モブだった俺がちょっくら革命起こす話   作:橘 翔

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えっと、あの……

戦闘描写……かな?



正々堂々?なにそれ?おいしいの?

整合騎士は百戦錬磨の猛者だ。学院を卒業さえしていない(言ってて悲しくなる)俺が敵う相手ではない。ならどうするか?

 

ずる賢い戦い方で、がむしゃらに、意地も何も捨てて、勝ちに行くんだよ。

 

――◇◆◇――

 

50階の扉を開くと同時に走る。どうやら整合騎士は5人のようだ。

 

「なっ……!?」

 

どこか困惑している整合騎士を見て不思議に思うが、なるほど、咎人キリトとユージオの情報しか無いわけだ。急に白髪の別人が走ってきたら困るよなぁ……

 

「……くっ、構えろ!」

 

流石、真ん中のちょっと偉そうな整合騎士は殺気を感じたらしく警戒を促す。

 

それじゃ、作戦其ノ壱……成功させるぞ!

 

「貴様は何者だ!!!」

 

ちょっと偉そ(ryが堂々と名を聞いてくるが、知ったことではない。それより、油断している今がチャンスだ。あいつとの距離はおよそ20メルほどまでになった。これならいける……か?

 

「よかろう!ここまで来たならそれなりの覚悟があるはず、この整合騎士ファナティオ・シンセシス・ツーが相手しよう!」

 

すいません、バックドアでひとっ飛びでした……

 

ファナティオはそのまま詠唱を開始した。恐らく武装完全支配術だろう。

 

だが、遅い。

 

周りの騎士たちもファナティオを守るように立ちはだかる、が、

 

助走をつけたジャンプで4人の上を飛び越える。

 

そのままファナティオに肉薄した。

 

「……ッ!」

 

流石に驚いているようだ。けど、剣は抜かない。俺が狙うのは……

 

お前の剣だ(・ ・ ・ ・ ・)

 

ファナティオが握っていない柄の下部分を持ち

 

体術スキル【飛撃】

 

スピードの乗った飛び膝蹴りが相手の右手首を打つ。

どうやら左手を身体を防御するように動かしていたため、俺の一撃に完全に不意を突かれ、

 

剣から手が離れた。

 

 

 

…………キタキタキターーー!!!

 

 

 

そのまま剣を持って下がる。たぶん、手首が折れてるだろう。曲がりなりにも体術スキルが直撃したのだ。そうでもなければ離さなかっただろうし。

 

「貴様ッッ!!そのような行いが許されるとでも思っているのか!」

 

……はい、若干狡いですよね。剣を奪う戦い方なんて(笑)

 

でも……

 

 

もっと狡いこと、するよ?

 

 

ファナティオの剣に意識を集中し、記憶に潜る。

 

………………天穿剣、鏡、か、

 

君の声を聴かせて(エンハンス・アーマメント)!」

 

一筋の光が先端から伸び、こちらに追撃しようとした1人の取り巻き騎士の足を貫いた。

 

見るとファナティオが驚愕している。ふふん♪

 

「なぜ、なぜ貴様がそれを……」

「さぁね?」

 

取り巻きの足をを全員分貫き、ファナティオにも放つ。予備動作が無いから使いやすいなぁ。呆然とした敵は随分呆気なかった。この世界の住人は予想外の出来事に弱いらしい。

 

――◇◆◇――

 

「よっこいしょっと」

 

5人をとりあえずひとかたまりにさせた。重いよ……鎧が重すぎるよ……

 

「ちょっと借りるね」

「な、なにを!?」

 

ファナティオの鷹を模した兜を取る、と、

 

「え、女?」

「ッ!見るな!」

 

えええ……知らなかった。

兜を丈夫な鎖に変えて(英語が分かるようになったので術式を覚えるのは難しいことではなかった)5人まとめて拘束する。あ、もちろん太ももと二の腕を穿って抵抗出来ないようにしたよ☆

 

周りを見ると取り巻きにも動揺があるようだ。女だと知らなかったのだろうか?何故自分の部下にも隠していたんだ?

フィナティオは意気消沈して項垂れていた。

 

…………???

 

「貴様もそのような顔をするのか?」

「……は?」

「私が女だと知ると、どんな剣士も、暗黒騎士さえも!そのように軽蔑した視線を向けるのだ!」

「……」

「何故だ!女の何が悪い!私とは、女の私とは命のやり取りなどやる価値もないと言うのか!」

「黙れよ」

 

――パシンッ

 

ファナティオを平手打ちしていた。そのあと、呆然としている彼女の赤くなった頬を優しく撫でる。俺は俺なりに思ったことを話してみることにするかな。

 

「一番女だって気にしてるのは……あんたじゃないのか?」

「なんだと……?」

「男らしい口調をして、兜を被って、必死に自分の性別を隠して」

「……やめろ」

「女だとバレたら途端に項垂れて、俺に愚痴を喚いて」

「やめろぉ!!」

「もっと堂々としていいと思うよ」

「……どの口が言うのだ。あんな顔をしたお前が」

「ならあなたはどうして化粧をするんですか?」

 

彼女の唇は薄く紅がかかっている。

 

「女であることを忌みながら……なぜ?」

「……私にも、恋焦がれている男ぐらいいるのだよ。あの人が私に剣の腕以外を求めてくれるかと待ち続けてはや100年。新米の女騎士に後塵を拝すれば、せめて化粧の一つもしたくなろうというものだ」

「なら、その気持ちに素直になれば……」

「貴様は知らんのだ。もし教会の権威が失われてみろ。瞬く間にダークテリトリーからの軍隊に人界は蹂躙され、地獄と化すだろう。人界を守るという任務の前には、私の恋心など麦葛に等しい」

「…………ふざけるな」

「なに?」

「今の整合騎士だけでこの人界を守れるとでも?」

「……それは……」

「この世界の人々がそこまで腐っているとでも思っているのか!!」

「……どういう意味だ」

「貴様ら整合騎士は腐敗した貴族と盲目的な平民しか見てこなかったらしいな。もし義勇兵を募れば軽く数千は兵が集まるだろう。もしその軍隊の育成に専念したら?なぜそれを最高司祭はやらない!!」

「…………」

「結局、あんたらは最高司祭様のかわいい駒だったんだよ。だけど俺は、こんな教会ぶっ壊して、この人界の人々に賭けたいんだ。僅かでも希望を託したいんだ!」

「……貴様は……一体何者だ?」

 

それは……

 

「ただの平民だ。多少物事は知っているけど、平民だ。騎士とか、司祭とか……あんま平民舐めんなよ?ただ守られているだけのヤワな奴じゃないさ」

 

それきり、ファナティオは沈黙した。

 

――◇◆◇――

 

この戦いに勝っても……アドミニストレータを倒しても、それが終わりじゃない。始まりだ。俺は……この世界を守りたい。

 

色々な人に出会った。人と人との繋がりは、想像以上に温かくて、美しかった。

 

この世界の人々を、俺は信じる。

 

だって、

 

たくさんの人が俺を信じてくれたから。




どうも橘です。

えっと、はい

リオンのチート性能には目をつぶってね☆

自分でもちょっと引いてます(^ω^;);););)
い、一応、記憶開放術は使えないから!それで許して( 涙目 )

キリトとこいつが組んだらどうなるのか寒気を覚えつつ彼らは白き塔を登ります。登るったら登ります。

それではこの辺で!
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