ブレイヴ×スクランブルあとがたり

まず最初に謝らせてください。
最終話の投稿時間を誤って登録していたために、そこだけ投稿時間がずれてしましました。くっそキレそうです。
逆に、章ごとの最終話だけは投稿時間ややずらすっていうジンクスにするのもいいかなって思ったけど、これで完結なので関係なかった。

とまぁそんなことは置いといて。
『ブレイヴ×スクランブル』をお読みくださって有り難うございました。下らないお話でしたが、手にとっていただけてとても幸いです。
今回はあとがたりということで、語りたいことを並べていきたいと思います。よろしければ、お付き合いくださいませm(_ _)m


☆ブレイヴスタイルについて

まずこのお話は、ブレイヴスタイルをどう解釈すればいいのかなーって思ったのがそもそもの始まりでした。
エリアルスタイルならモンスターを踏み付けて跳び上がる、つまり身軽で上をとりたがるハンター。ブシドースタイルならモンスターの動きを見切り、的確な反撃ができる熟練のハンター。なんていう解釈がしやすいと思います。
けれど、ブレイヴスタイルはどうだろう?非ブレイヴ状態というクソザコ状態、そしてブレイヴ状態というスーパーヤサイ人モードが切り替わるって、なんだ??

色々考えましたけど、ふと思い出したのは中学生だった頃の自分。
運動系の部活だったのもあって、そこそこイキっていた自分。
なんかこう、女の子の前だといいかっこ見せたいとか、格好つけたいとか、そんなことよく考えるじゃないですか。マネージャーさんの前とかさ。あれだ!ってなったんですよね。

……というわけで、ブレイヴスタイルっていうのは、女の子の前か否でのテンションの浮き沈みと捉えるのはどうだろう?となりました。
それを思いついたのがXX発売当初。それから一年半ほど経って、唐突に今回の話を思いついて。そんなこんなで執筆開始。一番書き始めるのが遅く、そして一番完結の早いお話となってしまいました。


☆この作品について

まず、タイトルから。
構想当初のタイトル案は
『俺がブレイヴ状態になれないのはお前らが男だからだ』
『ブレイヴな状態になるための条件』
だったんですよね。

長い。長いしなんか鬱陶しい。
というわけで、もっとこうシンプルなのを考えました。
どうせなので、『ブレイヴ○○』みたいなのにしよう。ブレイヴスタイルに合わせて、『ブレイヴス○○ル』にしようってなって。
そこに入りそうな英単語を探すと、まぁスクランブルが一番に出てきたんですよ。
まぜこぜな様子とか、スクランブル発進って言葉とか。その辺を考えてたら、『ブレイヴスクランブル』ええやんってなって。クルルヤック書きたかったのでスクランブルエッグに繋げられるしええやん!って。
あとはXXらしく真ん中に『×』をいれて、完成。
そんなこんなで、『ブレイヴ×スクランブル』に決定したんです。過程が長い!


本作のコンセプトは、女の子の前でなら本気で戦える(ブレイヴ状態になれる)こと。
ソロ、もしくは男の前では常に非ブレイヴ状態(しかもブレイヴゲージは上昇しない)となってしまうので、非常に弱いクソ地雷ハンター。
しかし女の子の前でならテンションが一転、常時ブレイヴ状態となり凄まじい戦闘力を誇る……みたいな。その極端さをおもしろおかしくえがきたいなぁってことで、このようなコンセプトにしたのです。

武器はやっぱり、大剣ですね。
個人的に、ブレイヴ大剣ってかなり極端だと思うんですよね。非ブレイヴ状態では納刀キャンセルをしなければ一切の溜め攻撃ができない、どう見ても劣化版スタイルです。
でもブレイヴ状態になれば、抜刀攻撃が強溜め斬りへと変貌し、しかもそれが高速になる。移動しながらの溜め斬りをも可能にし、さらにステップ回避には素で回避性能がついたんじゃないかってくらいの回避力を誇り、そこに機動力まで追加。抜刀攻撃戦法はもちろん、抜刀会心にこだわらない万能戦法すら可能にします。その表裏性がとても面白くて、主人公の武器は大剣に決定いたしました。
もちろん、ブレイヴ状態にならなければ強化状態になれないという点では、双剣やチャージアックス、そして太刀も候補に挙がったんですけどね。
でも双剣は他の作品で主人公に使わせてしまっているし、チャージアックスはどうも機能的な面でもあるっていうのが少し違和感がありまして。
溜めすらできないクソザコ状態と、凄まじい機動力で協力な溜めを連発するハイパーモードの使い分けという面では、やっぱり大剣が適任かなぁと思った手前です。
見切り、という面ではっきりする太刀も最終有力候補だったのですが、このあと別の設定も加えて除外されました。残念ながら打ち切りなので、お蔵入りですけども。合掌。

話がずれましたね。
上記の要素に、「女の子の前なら」という条件をつければギャグコメディらしくて面白いかな、ということで。
そこからモンハンワールドという現段階での舞台で話を進めようと考えて。
龍歴院、でもいいんですけど。でもどうせならワールド舞台が書きたかったです。筆頭ルーキーも新大陸に来てるしいいでしょってなって、あとはトントントンと。
むしろ、ワールド舞台の方が書きやすいまでもありました。ちょこちょこ風刺ネタっぽいのが入ったのも、ワールド舞台だからこそだと思います。個人的にお気に入りなのは、第二話の錬金クソババアのとこですね。共感してくれる人……多いんじゃないかなぁ?
その他、救難信号もいい要素でした。あれ、ハンターごとに取り扱う色が違うという設定を付け加えたら、それでレイヴンが救援に向かうのを取捨選択できると気付いて。だからそれも、本作での重要なポイントとなりましたね。終盤は探索手帳という痕跡から、という形になってしまい、少しおざなりな感じがしますけども。

シナリオ後半のシリアス部分も、構想当初からありました。
やっぱりこう、ギャグだけで終わらせたくはないんですよね。ハラハラドキドキを読んでくれる人に抱いてもらいたい。あとレイヴンとフレイが歩み寄るにも、こういう要素はいるかなって。そう考えてこのようなシナリオになったんです。
え?雪こん節?それな。




☆登場人物


●レイヴン
本作の主人公。
おちゃらけた男性ハンター。
ブレイヴ大剣の使い手。
構想当初はレナードという名前にしてました。けど、これじゃない感が強くて、とても悩んだんですよね。他の作品のキャラネームをもじろうかなとも考えたりしてましたけど、どうせなら「ブレイヴ」をもじろうと。
その結果、ブをとって、おしりにンをつけた「レイヴン」になりました。こいつにはもったいない、格好いい名前になってしまいましたね。

この人については、極端さを目指しました。女の子の前か否かで露骨に変化するタイプ。若気の至りを具現化させたいなってことで、彼の視点で進められる地の文も、結構それっぽい感じを意識しました。なんかこう、甘酸っぱいあの日々を思い出しますね。まぁ私はどっちかというと灰色まっしぐらでしたけどね!
性質としては基本無害です。女の子の前でかっこつけてチヤホヤされたいだけで、それ以上はあまり求めない。ある意味チキンなのかもしれません。チェリーなのかもしれません。
キャラコンセプトを際立たせるために、なるたけ他の要素は削られた人でもありますね。数少ない残った部分に、彼の過去のお話があるんですけどね。私の他の作品を読んでらっしゃる方は、「あっ……」ってなるかも。


○フレイ
この子は、凄くビジュアルで悩みました。
ポニテにさせたかったんですけど、マイと被るんですよね。サイドにするにも、なんだかなぁって感じで。
私はあんまり詳しくないんですけど、艦これの時雨ちゃん可愛いなって思ってたので、いつの間にかあの髪型になりました。
色は薄い茶髪。誰が何と言おうと、あれは薄い茶色なんだ…!
ツンデレ幼馴染み属性と、母性あるお姉さん属性を融合させたいなってのがコンセプト……なのかな?上手いこと混ざってない感が凄いですけど。結構気難しい子なので、レイヴンは苦労したなぁ。本作の出来事、大体この子が引き起こしてるからね……。
でも、最後にデレさせたかった。悔いはないです(断言)
ちなみに名前は、構想当初はドルチェでした。に、似合わねー!!
この子もブレイヴにちなんだ名前にしようってことで、フレイになりました。可愛らしい名前だこと。
レイヴンと合わせて、レイレイコンビです。
ちなみに現状、互いに好き合ってはいますが付き合ってはない状態なんですよね。うぁー、もんもんとする!
もしこの作品の続きを描くなら、二人の関係の進展がメインの一つとなるのですが、まぁそこはもう皆様のご想像でお願いします(笑)


○マイ
アステラにいるマイペースな五期団。マイペースなハンターから、マイです。クソ安直。
この子やたらオシャレですよね。ビジュアルかなり優遇されてる。でも彼氏いるネタがあったので、そこも引っ張ってきました。
武器は弓。弓似合いそうだったから。クソ適当。
この子の魅力は、ゲーム本編で確認してくださぁい!!


●レナード
う"に"ゃ"あ"あ"あ"あ"ん。
レイヴンさんの没ネームもらったに"ゃ"あ"あ"ん。
物語が続くと、彼にまつわるお話にも繋がっていきました。実はこの人、かなり闇が深いんです。語らないけど。我ながらクソ設定だし。没だ没!


●カナリア
私が好きなモンハンの短編からお名前借りてきました。略称のカナって可愛いよね。
当初の予定では普通にヒロインの一人だったのに、いつの間にか腰にガムートがいた。性格顔ともに全てがいい男の子。女の子より可愛い。
もうちょっとフォーカス当てたい子だったなぁ。無念。



●メェリオ
みんな大好きお姉様。あとがきでも語りましたが、元々はオリジナルで考えてた人。バーの店主兼武器商人でした。それが今や、こんな風に……。初期ビジュアルは髭面のおっさんだったのに、より悍ましい方へ進化した気がする。
発言はあれだったけど、中身は良い人。レイヴンに発破をかけるためにあえてあんな言動をしてましたとさ。元々戦える書士隊だったけど、色々あって新大陸へと送られた。フレイとは、現大陸からの仲だったりする。あっちではイビルランスを担げるくらいの実力者でもあったそうな。
大団長とはどうなったか。それは彼らだけの秘密。



語りたいことはもっとあるけど文字数制限が辛すぎる!割烹五千字はいやーきついっす。
……とまぁ、この作品のあとがたりはこんなもんで終わります。概要とキャラ説明だけで満タンになってしまった。
改めまして、『ブレイヴ×スクランブル』及びこのあとがたりを閲覧してくださって有り難うございました。
書いてる身としては結構楽しかったです。この作品は藍なんとかとかいうあれともども実験的な側面を含んでて、それの方も色々と参考になりました。またその辺については、いつか割烹でまとめるかもしれませんです。分かんないけど。
長くなりましたが、これにてブレイヴ×スクランブル、完ッ!です。
まだ評価とか感想入れてないよーって人、この機会にぜひ。

もうこれで完結ですよ、更新されることはないんですよ。

じゃあいつ感想評価を入れるか?

今でしょ(迫真)

……言ってみたかっただけです。

二週間強、お世話になりました。有り難うございました~。


日時:2018年11月03日(土) 18:04

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